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現代もの
BLゲームのエッチシーンの真っ最中に転生した俺の末路よ
しおりを挟むなんとなしに彼女の部屋を見て回っていたらBLゲームを発見。
過激な描写がある十八禁の。
お茶を持ってきた彼女に「俺じゃあ物足りないのか!」と怒鳴りちらした。
劣らない声量で「それとこれとじゃ話がちがうのよ!そんなことも分からないの!」と彼女も激高し、それからお互いを責めて罵りあって埒がなく。
「みっくんも彼らに抱かれたら、私の思いが分かるわよ!」
その言葉には、さすがに呆れて「あー!話になんねえ!」と彼女の家から退散。
「くそお!飲まねえとやってられねえ!」とむかむかしていたから、異常な走行音に気づかず。
はっとしたところでトラックのライトを間近で浴びて、視界が真っ白に。
思わず目を瞑るも、なかなか衝撃はこず。
そのうち痛みではなく快感がこみあげて「あう、な、なにい?」と瞼を上げると、見知らぬ部屋の天井。
だんだん意識がはっきりとし、誰かにしゃぶられているのを自覚。
慌てて足のほうを見ようとし、自分がセーラー服を着ているのに吃驚。
スカートに隠れて相手は分からず。
「ば、ばかあ、なに、だれえ、くう・・・!あ、あ、あ、やあ、やめ、やだああ!」
目覚めて間もなく射精をし、しつこく吸うのに「やあ、も、もお、ないのお・・!」とびくびく。
やっと上体を起こして、お目見えしたのは、なんとBLゲームのメインキャラ。
パッケージに描かれていた一人で、金髪に青い瞳の美麗な青年。
外国人のようで「かわいい・・・」とネイティブな日本語。
頭を混乱させつつ「と、とにかく」と止めようとするも、深い口づけ。
さすがはエロゲーのキャラで、脳みそが溶けそうな快さで、おまけに乳首をいじられ、尻の奥を指で拡張されてはたまらず。
顔を放した彼に「ん、くう、や、やあ、ずっと、イってえ!」と助けを乞うように涙目で見つめるも、ほほ笑んで指を四本じゅぷじゅぷ。
乳首をつねられて「んひいい!」とメスイキ。
セーラー服すがたをじっくり眺める視線を覚え、屈辱を噛みしめつつ「あいつの思いなんて、分かってたまるか・・・!」とつい漏らしてしまい。
「あいつ?」と冷たい響きの声。
「きみは俺のものでしょ?
いや、俺だけのものにしないとね」
「既成事実をつくって」とにやりとして、スカートの中にぞっとするような巨根を差しいれそのまま突入。
腰を引いては勢いをつけて打ちこみ、奥を突かれるたびに「ああ、やだあ!やめ、ろおお!」快感と羞恥と恐怖が湧きあがる。
セーラー服を着ているせいで、本当に孕みそうな錯覚を。
だけでなく、ゲームの裏のパッケージのを思いだしたから。
たしか、膨らんだ腹を愛おしげに撫でている主人公が。
「子供を授かるまでエッチしようね!
ほら、いっぱい子種を飲んで!」
「や、やだああ!ご、ごめん、ごめんなしゃああ!俺が、わるかっ、んふおお!や、やらあ、中だし、らめええ!」
ホラーゲーム並に泣き叫びつつ、相手に抱きついて中を絞めつけ、注がれたなら潮吹き。
そりゃあ、そのあとも子づくりを強要され、失神しかけのところでやっと終了。
相手は甲斐甲斐しく後処理をしてくれたが、その隙をつき逃亡。
翌日からは相手を避けまくり。
さいわい、俺は俊足で相手は運動音痴だから捕まらず。
ただ、俺は失念を。
この世界が男だらけのハーレムだと。
つまり、俺を孕ませたいのは金髪野郎だけでなく、色々な髪色の野郎に狙われていると気づくまではそう時間はかからなかった
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