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消えた友人
◆探偵
しおりを挟むコーヒーは淹れる人間によって、たとえインスタント品であっても味を変えることをこの日、僕は知った。
「悪いな、今出せるのはそんなものしかねぇんだ。助手を出払ってるもんで」
「あ、いえ、おかまいなく……」
時刻探偵事務所・応接間にて。意外に優雅な仕草で男がコーヒーカップを机の中央へと置く。もう一つはマグカップだ。彼の私物だろうか。
香ばしく華やかなかおりが鼻腔を擽る。コーヒーだの紅茶だのといったお洒落文化には、それこそ外食時の食後サービスくらいでしかお目に掛かることのない僕だけれど、それでもこれはきっと上等に淹れられたコーヒーなのだろうと評論家ぶった感想を持つ。
「ミルクと砂糖は?」
「あっ、待ってください、飲んでみます──ミルクが欲しいです!」
「素直でよろしい」
評論家ぶってみたところで慣れてないものは慣れてない。ちびちびとミルクのおかげで舌が驚かない温度になったコーヒー……この場合はカフェ・オ・レか。を味わう。
「────で。」
「はい」
男が一見は細身な体躯をどっしりと対面ソファに落ち着かせる。もしゃもしゃの髪をもしゃりもしゃりと気だるげに掻いている。果たしてこれが客を前にした人間の態度なものか。もうこの時点で僕は不安でいっぱいだった。
「消えた友達の捜索、ねえ」
「お願い、できますか……?」
──探偵、なのだという。この男は。そしてここは探偵事務所だ。確かに看板を確認した。名刺を頼りに、ネット検索だって活用した。だというのに、どうにも僕は腑に落ちないのだ。
──ジャージで接客って、そんなのアリか!?
「この年代にはよくある話っちゃよくある話だろ」
「でも、佐竹はそんなことするやつじゃなくて!」
「つまり、倉橋クンの見解ではこれは家出ではなく、あくまでも佐竹少年は事件に巻き込まれた可能性が高いと?」
「そう、だと……思います……たぶん……」
子供の癇癪を相手にするみたいに探偵の彼がこんこんと尋ねるので、放課後一直線に事務所へと駆け込んだ当初の勢いはすっかり萎れていた。代わりに増すのは不安感と猜疑心だ。
──判断を早まった気がする。いくらなんでもこの人、怪しすぎるもの。やっぱり詐欺師なんじゃ……。けれど、ならば誰に──どこに相談すれば良かったのだろう。先生は様子見だなんて生半可なことを言う。だからといって僕が勝手に警察署を当たれば後々問題になるかもしれない。
「……やっぱり、警察にも相談してないのに探偵を頼っても、駄目ですよね」
どことなく卑屈にこぼした。投げやりだった。──すると、男は答えた。
「────逆だろ」
「え?」
「警察が動けねぇから、俺達が動くんだよ」
至極当然に自称探偵の男──土御門時政は彼専用らしいマグカップを傾けた。中身は同じでも、ミルクに濁されることのなかった湯気が彼の分厚い眼鏡レンズを曇らせる。そして、ひとくち男の喉を潤しただけのカップはそのまま同じ場所へと戻っていった。なので、僕も同じようにマグカップよりも洒落たデザインのコーヒーカップを元の位置へと置き直す。
「警察ってのは民間への影響が大きい分、確固たる証拠がないと動かないし、動けない。わかりやすいところで『ストーカー行為』なんかがそうだ。第三者の後をつける程度の問題行動ならば厳重注意で済ませることが殆ど。相談時点から逮捕状なんて取れやしない。警察がもしも過剰に働けば、今度は加害者側から人権侵害の部分でつつかれることになるからな。結果、被害者が実害を伴うまで大した抑止力になることはない────それじゃあ、本末転倒だろう? 事件を未然に防がねばならない組織が実のところ事件が起きなければ動けないだなんて」
「そう……ですね……」
「だから、俺達が証拠を取る。それを依頼人──この場合は被害者本人と想定する──に渡す。それが警察に伝わる。警察も漸く動ける。──と、警察と探偵ってのはそういうメカニズムでできている。ご理解いただけたかな、坊っちゃん」
「う、む、む──わかり、ました」
あからさまにバカにした態度の探偵へと悔しさいっぱいに食い下がりたいのをぐっと抑える。なるほど、この人は本物だ。たぶん、言ってることは全て正しい。だが、それはそれとしてかーなーり、ムカつく! TPOを弁えないもじゃもじゃ眼鏡ジャージのくせに!
「ご納得いただけたところで話を戻しましょうかね。まず、確認だが佐竹少年の昨夜の行動について学校側はまだ誰も把握してない。これは間違いないな?」
「はい。松原──佐竹と一昨日に話してたグループにも聞いたので。誰も佐竹と連絡を取ってはいなかったみたいです」
「と、なると、一番聞き込みに確実性があるのは──」
カタン。音の発生源は、探偵がマグカップを揺らしたからだ。パチパチと何度か瞬きする。音によって、突然、現実に戻ってきた心地だった。──僕はすっかり、彼とこの探偵事務所が醸し出す掴み所のない雰囲気に呑まれていた。
「取り合えずその依頼は受けてやるよ。できる限りの事はしてやる、て言ったしな」
探偵のその言葉にふと思い出す。ああ。初めて会った時のことか。──そうだ。この男は最初からなにもかもがおかしかった。何故────
「なんで、ここまで良くしてくれるんですか? 僕達、初対面ですよね?」
これほど気にかけてもらえるような間柄ではない筈なのに。自分の記憶が正しければ、知り合いにこのような良くも悪くも印象強い男はいない。営業目的と云われればそれまでだけれど、ならばもっと下手に出るだろう。……間違っても客に向かって得意気にふんぞり返るなんて真似はしない。
「……信用できねぇか?」
「えっ──あ、いや、そんなことは……」
ドキリと心臓が驚いて、咄嗟に俯く。見抜かれたのだと思った。前髪でチラとも見えない彼の瞳に。心の内を、見透かされたのだと。
「いや、それでいい。信頼ってのは交流を重ねて徐々に形作っていくもんだ。急く必要はない。ま、依頼人と請負人の関係を考えるならある程度までは信じてもらわねぇと仕事にならないんだが」
ゆるりとしたコーヒーの香りが僕の意識を捉える。美味しそうに飲むなあ、なんて俯瞰した僕がのんびり呟いている。
どうしてだろう。どうしてこんなにも、この人のことが気になってしまうのだろう。飽きもせず僕は彼を見つめているのだろう。
「ただなあ……本当に理由なんかねぇんだ、これが。所謂気紛れ。強いて言うなら第六感、てやつだな。どうもお前とはこの先も長く関わる気がするんだよ」
「…………」
これまで散々説得力を見せ付けてきた彼の言葉はその実、無責任だった。だって、理由が無いだなんて。確信の中身はただの〝勘〟だなんて────まるで僕みたいじゃないか。
なんだかそれだけで、とことんまでこの人を見てみようという気持ちになれた。
「正直、僕にはよくわからないことばかりだけれど──土御門さんのことは、これから判断していきたいと思います」
「お、言えるじゃねぇか、生意気。あと、時政でいい。名字は好きじゃない」
「それじゃあ……時政さん」
「ん、よし」
探偵の男──時政さんが立ち上がる。ぐるりと室内を見渡して最後に僕を見留める。
「話もまとまったところで、周辺調査、行くか。お前もついてくるんだろ?」
「ご迷惑じゃなければそうしたいです」
「迷惑どころか、こっちから案内を頼もうと思ってたところだ」
目元が隠れている為にどうあっても不審者感が拭えない時政さんがさらに不吉に笑う。──案内? 時刻探偵事務所にだってインターネット検索の末のマップ案内に従ってやってきた、ほんのちょっと方向音痴のきらいがある僕に一体何処に案内しろと仰せなのだろう、この探偵サマは。
尋ねる前に、時政さんは飄々と答えを告げた。
「佐竹少年ん家まで、よろしく」
◆◆◆
佐竹宅を訪問するのはこれで三度目である。うちの二度は至極ありふれた理由で、佐竹との多少理性が足りない青春に費やされた。対人ゲームがあんなにも面白いものだなんて知らなかった。
その際、室内へ快く僕を迎え入れてくれたのが佐竹のお母さんであり──つまりは、佐竹の母・紀美子さんとは知らない仲ではない筈だった。
「ああ……こんにちは、忠行くん」
「こん、にちは……」
ショックのあまり思わず声が詰まってしまった。美人だけれど迫力もたっぷりの肝っ玉母さんの印象が強かった紀美子さんは、見るからに憔悴していた。たった一日といえど息子の安否がわからないのだ。佐竹は向こう見ずの腕白小僧であるが、故にか家族への連絡は怠らなかったし本人も特に意識しているように見えた。
そう、改めて佐竹が無断で外泊など考えられないのである。きっとそれを誰よりも強く感じているのは、お母さんの紀美子さんで──紀美子さんの心痛を、想像して然るべきだったのに。
「わざわざ見に来てくれたの? ありがとうね」
「あ、はい、それもあるんですけど……会わせたい人がいて」
そこで、振り返る。紀美子さんの目が僕の視線の先を追う。同時に、僕達はジャージ姿の奇っ怪な男を目にする────ことはなく、僕の後ろでにこやかに控える彼は清潔なスーツに身を包んで絶妙に好青年を演じていた。
土御門時政である。増えるワカメの擬人化みたいなぐしゃぐしゃの黒髪に、時代を間違えている瓶底めいた眼鏡に、高校時代の物だろう着潰したジャージをだらしなく着崩して、土御門時政その人──つい先程までは確かにそうだったものが立っていた。スーツで。もうわけがわからない。ていうかまともな服もあるんじゃん!
コンタクトレンズに替えたのか顔面から厚いレンズは消え失せ、髪だってどうやら櫛を通したらしくお洒落パーマの範疇に収まっていた。相変わらず瞳は見えないものの不思議と浮浪者のような印象はすっかり払拭されていた。本当に不思議だ。どうなってるんだ。あと、ちゃんとできるなら僕相手の時もちゃんとしてほしかった。それなら、初対面であんなにも警戒したりしなかったのに! ……いや、初対面ではやっぱり警戒するかも。
「どちらさまでしょうか」
「申し遅れました。わたくし、土屋と申します。若輩ながら島先生のクラスの副担任を務めている者です」
とんだ大嘘である。爽やかな顔でこの男、躊躇いもなく紀美子さんに嘘をついた。もう、道すがらにこの作戦を聞いた時には正気を疑った。なお、担任・島の名前を彼に伝えたのは僕なのでこの時点で共犯確定だ。
「あらまあ、副担任の先生でいらしたのですか! これは失礼しました。あの子ったら、土屋先生のこと何にも言わないで……まったくもう」
「いえいえ、別のクラスも担当していますのでろくにご挨拶にも伺えませんで……こちらこそ申し訳ありません」
「そんなそんな」
すっかり時政さんこと土屋某を信じて、室内へ案内しつつ謝らないでください、先生──と慌てる紀美子さんを横目に、僕は呆けるやら呆れるやらだ。いけしゃあしゃあと、まったくとんだ詐欺探偵だ。
「うん、そうなんだ。土屋先生はいつもは三組を担当してるんだけど、どうしても佐竹が心配だって、ここまで」
「本来ならば校長、教頭、及び担任教諭である島が伺わねばならないところですが、島は現在対応に追われていまして。僭越ながらわたくしが代理をと。アポイントメントが間に合わず申し訳ないばかりです」
「まあ、そうですか……わざわざ家まで来ていただいてすみません。ああ、けれど島先生からは一番にお電話をいただきましたよ。朝、息子が帰ってこないと相談した際に、すぐに折り返してくださって……島先生はいつも息子を気にかけてくださいますから」
おや。好青年ぶった探偵が反応を見せたような気がして、大人二人の顔を自然と仰ぎ見る。
「それは勿論──佐竹君を担任として預かる身ですから、島が一番にこの件を対応したいと望むでしょう」
「ありがとうございます、心強いですわ」
口元に手を当てながら申し訳なさそうに笑う紀美子さんに罪悪感がシクリと胸を刺す。こんなに弱っている彼女を見るのは初めてだし、そんな彼女につけ込む時政さんと(一応!)僕がとてつもない極悪人のような気がしてくる。
堪えろ、僕。すべては佐竹の為──佐竹を無事に見付け出す為なんだから!
「この度は我々の注意が行き届かず……」
「いいえ、こちらこそうちのバカ息子がご迷惑をおかけして……」
三者面談じみた机上に三つの麦茶が並ぶ。なんだか本当に教師と親の会話を見るようで、スムーズすぎて違和感がないことに違和感を覚える。……慣れてるんだろうなあ、こういうの。だって彼は探偵だもの。
すっかり空気の僕を他所に、時政さんの何気なさを装った聞き込みが徐々に踏み込んだものへと移行していく。
「なにか変わった様子などはありませんでしたか? 佐竹くんは好奇心旺盛で行動力もありますから、何処かに行く予定があったとか……」
「そんな話は……。あの子がフラッと出掛けるのはよくあることですし──まさか夜分遅くに学校に忍び込むなんてバカをやらかすとは思いませんでしたけど」
「──夜の学校、ねえ」
邪魔をしてはいけない、と大人しく麦茶を飲みながら二人の会話に耳を傾けていると、ふと時政さんが何か呟いたのに気が付いた。そのまま彼は壁の上部に取り付けられた時計を見上げる。
「それでは、こう、噂などはありませんでしたか? 例えば──〝怪談話〟とか」
……怪談? 何故そんなことを訊くのだろう。
紀美子さんも怪訝に思ったのか、時政さんへと困惑の表情を浮かべている。対して時政さんはどこまでも余裕のある顔だ。
「怪談かどうかは知りませんが──最近、檜垣高校に不審者が出る、という噂があることは息子から聞きました」
そこまで語って、紀美子さんはふいに白かった顔をさらに蒼くして俯いた。声はか細く震えていた。
「……まさか、事実ではありませんよね? うちの息子が──なんてこと、ありませんよね? 私、馬鹿だわ。いつものことだからって楽観視して、どうしてちゃんと止めなかったのかしら。危険なことくらいわかっていたのに。いつもそう、私はいつもいつも……おそくて、」
身長が高い佐竹や時政さんと並べば、当然、女性の紀美子さんは華奢で小さい。だが、この時の紀美子さんはそれ以上にか弱く儚い存在だった。
「紀美子さん……」
「……佐竹さん。大丈夫ですよ。きっと大丈夫です。不安でしょうが、誰よりも貴女が信じてあげなければ。──お話、ありがとうございました。さあ、行こうか」
「えっ?」
椅子にかけていた背広を手に取って、時政さんが立ち上がる。
「それでは失礼しました。──あ、それと、大きなお世話かも知れませんが少しは寝た方が良いですよ。では。……ほら、行くよ、倉橋君」
「あ、お邪魔しました……!」
挨拶もそこそこに、ペコリとお辞儀を残して先行く時政さんについていく。時政さんはとっくに野外へと出ていて、その背中からは佐竹宅への未練は感じられなかった。
「どうしたんですか、急に!」
抗議の意図を込めて道路を歩く時政さんの腕を掴んだ。時政さんは僕の細やかな抵抗など意に介さない様子で振り返った。
「あ? なにがだ」
「なにが、て──あんな態度はないでしょう! 詳しい話だってちっとも……」
如何にも面倒臭げな時政さんに負けじと睨みつける。あれじゃあ紀美子さんが可哀想だ。
すると、そんな僕に時政さんは聞き分けのない子供を相手にするような態度でこれ見よがしに溜め息をついた。
「お前な、あんな真っ青な顔した女性にあれ以上話なんて聞けるか? 徒に不安を煽るだけだろうが」
「それは……そうかもですけど……」
「それにもうすぐ夕時だ。旦那が早く帰ってくるならもう飯の準備しなきゃなんねぇだろ。あの人、主婦だろうが。仕込みの途中に押し掛けた俺達なんだから、引き際くらいは弁えろ」
「それはおっしゃる通り……えっ?」
目をひん剥く。僕達が知る筈もない紀美子さんの予定を至極当たり前に言って退けた時政さんに、掴んでいた腕を放して呆ける。
気が付けば周囲には剥き出しの線路と踏切と寂れたホームがあって、その全てがこの場に薄ぼんやりとしたノスタルジーを作り上げていた。
「なんでそんなのわかったんですか? 佐竹のお父さんはいつも帰りが遅いって、あの、佐竹が……」
「……お前、もっと周りを見た方がいいぞ。奥さん、しきりに時計を気にしてただろうが。なにより固定電話の側にメモがあった。息子について今夜話し合うみたいだな」
「…………」
ああ、驚愕に声も上げられない。やっぱりこの人は────『探偵』だ。
「よく見てますね」
「どこにヒントが落ちてるかわかんねぇからな。ほら、もうすぐ電車が来る。ガキは帰ってさっさと寝ろ」
直後、計ったように僕達が乗る予定の電車が到着する。……もしかしてこれも計算の内だったのかな。なんて。うん、それは流石に買い被りすぎか。
「──あれ、時政さんは乗らないんですか?」
「ああ。まだ調べたい事がある。大方学校側から止められてるんだろうが、あの様子だと近いうちに佐竹さんが警察に届けを出すだろ。余計な手を入れられる前に調べておきたい」
「じゃあ僕も一緒に、」
「バーカ。子供はさっさと帰って寝ろ、つったろ。明日、なるべく校内で聞き込みして、また放課後うちに来い。いいな?」
道理だ。素人の僕がいても足手まといにしかならないことは明白で、僕自身それを理解している。なので、少々落ち込みながらも素直に頷いておく。
すると、従順な返事に気を良くしたのか、時政さんは満足気に僕の頭を一撫ですると柔らかに続けた。
「ん、イイコだ。校内の情報は部外者の俺では掴みにくいからな。……頼りにしてるぜ」
「……っはい!」
探偵・土御門時政についての本日最後の発見だ。──この人は飴と鞭の加減が非常に巧い。
***
凡庸ながらも小動物めいた愛嬌のある少年を見送って、土御門時政は思考に更ける。時政は見逃してはならない違和感というものを本能的に察する能力に長けている。そして──おそらくは〝倉橋忠行〟、あの子供もその類いだ。いっそ時政よりももしかすると────鋭い。
そんな子供に惹かれるように、時政はいつになく依頼人の彼の憂いに向き合っていた。友達想いのあの子が無事に友人と再会できるようにと。
さて、まずは、だ。
「島センセイと佐竹クンにはどんな関係があるんだか」
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