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ロザリーの血
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灼熱の火の海、
ロザリーの涙、
メトロノームのように正確なリズムを刻む、軽やかな蹄の音。
混濁する意識の中、様々なイメージが表れては消えていく。
どれが現実でどれが虚構なのか、それすらもわからない。
『もう少しだよ、しっかりして、モーリス!』
悲鳴にも似たロザリーの声を聞きながら、僕の意識は深い暗闇の底へと落ちていった。
それからどれぐらいの時間が過ぎただろう。
暗闇の中で、僕はずっと夢を見ていた。
口ひげをたくわえた、博識でスマートなお父様。
いつも綺麗で、お菓子を作るのが上手なお母様。
優しく温かい両親の愛に包まれて、私は……。
(私……そう、これは僕の両親じゃない)
次に見えたのは、その体に何発もの銃弾を受け、倒れ伏す両親の姿。そして、私に銃口を向けた黒い影。
影が囁く。
『ごめんなさい、ロザリー。貴女のことは大好きよ。でもね、貴女はこの世に生まれてきてはならない存在だったの。だから……』
イメージはそこでふっつりと消え、また別のイメージが浮かんできた。
窓のない殺風景な部屋。
私は(これも僕ではない)膝を抱えて座り込んでいる。
扉の向こうから、言い争う大人たちの声が微かに聞こえてくる。きっと私には聞こえていないと思っているのだろう。
『これだけ手を尽くしても、この程度の数値しか観測できないとは……やはり、実験室の環境では、あの時のような爆発的な力は発揮されないと断定していいだろう』
『博士……もうやめましょう。相手は子供ですよ? 結果が出る見通しも立たないのに、こんな非人道的な実験をこれ以上続けても……』
『何を言うか! 君にはこの研究の意義がわからないのか? この研究には、我が国だけではない、全世界の、そして全人類の未来がかかっていると言っても過言ではない』
『もう限界です! これ以上続けたら、あの子はきっと壊れてしまう。そうなってから悔やんでも手遅れなのですよ』
『まだ可能性はある。これはまだ仮説の域を出ないのだが……』
イメージはそこでまた途切れ、突如として生じた闇の裂け目から、目映く白い光が差し込んでくる。
短い夢の記憶は一瞬にして消え失せて、無意識の深い海の底へと沈んでいった。
「うっ……」
瞼を開けると、最初に目に飛び込んできたのは白い天井、そして蛍光灯の明かりだった。
僕の体は白いベッドに寝かされていて、右腕には点滴の針が留められている。そこから伸びた赤いチューブを目で追っていくと、トマトジュースのように赤いビニールパックが、点滴スタンドに吊り下げられているのが見えた。
そのまま何気なく右を向く。
するとそこには、隣のベッドで眠っているロザリーの姿があった。
「ロザリー……?」
「おや、目が覚めたようだね、モーリス・ディサイファ君」
どこからか穏やかな男性の声がして、コツコツと足音が近づいてくる。
足音は僕の横で止まり、柔和な笑みを浮かべた男の顔が視界に飛び込んできた。白衣を着た、柔和な顔立ちの男性。長い黒髪を後ろで束ね、小さな丸眼鏡をかけている。年齢は三十代半ばぐらいだろうか、胸に留められた名札には、
『国立マナ研究所所属 コウセイ・ネブラ』
と書かれていた。
「あなたは……? そして、ここは一体……」
「ここはね、国立マナ研究所の医務室。僕は研究所所属の医師だ」
「えっ、国立マナ研究所?」
「そう。我がシャダイ王国において――いや、おそらく、マナ研究に関しては世界でも最高レベルの研究機関、国立マナ研究所だよ」
「ど、どうして僕が国立マナ研究所に……?」
「医務室といっても、ここはそこいらの病院より遥かに医療設備が充実しているからね。任務の途中で負傷した君を、ロザリーと雪舞は全速力でここまで運んできた」
任務――そう、そうだった。僕とロザリーは、過激派の環境保護テロ組織グリーンフォレストに対する偵察任務のため、チトセシティの外れにある、奴らのアジトに潜入した。しかし、僕の不注意のせいで二人とも奴らに見つかってしまい、僕の足が銃で撃たれて……。
不意に左足に激痛が走る。あの廃倉庫での出来事を思い出したことによって、忘れていた痛みが改めて意識に上ってきたのかもしれない。
「いててて……」
「ああ、ようやく意識がはっきりしてきたようだね。でも、まだしばらく安静にしていなきゃだめだよ。ここに運び込まれた時、君は出血多量で瀕死の状態だったんだから」
「瀕死の……?」
「そう。おそらく普通の医療機関では君の命を救うことができなかっただろうね。だがここには、以前採取してそのまま保管されていたロザリーの血液がある。君をここまで運んできたロザリーは、その自分の血液をモーリスに輸血してくれって言ったんだ。まあ、それだけじゃちょっと足りなかったから、結局ロザリーからもまた少し血を抜くことになったんだけどね。だからロザリーもかなり体力を消耗したらしくて、ほんとに、ついさっき眠ったところさ」
「ロザリーの血が、僕の体の中に……」
僕は、点滴スタンドに吊るされた赤いパックと隣で眠っているロザリーとを交互に見た。ネブラ医師の顔は僕の視界から消え、革靴の音がベッドの周りを不規則に歩き回る。
「いやあ、しかし、びっくりしたよ。ロザリーが帰ってきた、至急輸血の準備を、って連絡が来て、何事かと思って研究所のエントランスまですっ飛んで行ったら、血まみれの雪舞に跨ったこれまた血まみれのロザリーが、気を失ってぐったりした君を抱えていたんだからね」
血まみれのロザリー。
その単語から、僕はようやく事の重大さを認識した。そうだ、ロザリーも奴らに見つかって……。
「ロザリーは……ロザリーには、怪我はないんですか? あのテロリストは……」
「ああ、うん。ロザリーは何ともないよ。テロリスト達は、きっともう炭すら残っていないだろうね」
「炭……?」
「うん、君たちが潜入した廃倉庫ね、あの辺一帯は、一瞬で火の海になったそうだよ。かつて、ロザリーの両親が殺された時のようにね」
ネブラ医師はロザリーの寝顔を眺めながら、しみじみと言った。
「恐ろしい力だよね、ホント……。もしも今ここで彼女の力が暴発したら、僕たちだって一瞬で塵にされてしまうんだから」
ロザリーを見つめるネブラ医師の目に、一瞬だけ冷たい光が宿ったような気がしたが、それははっきりとした像を結ぶことなく、すぐにまた穏やかな表情へと戻った。
「グリーンフォレストの連中が計画していた爆弾テロは、もう適切に処理されたよ。奴らが事務用品メーカーに潜入させていた工作員も逮捕された。廃倉庫群の爆発については、公式には奴らが秘密裏に製造していた爆弾が暴発したことによって起こったものと発表されるだろう。また一つ、ロザリーのお手柄が増えたね……そうそう、モーリス君のご両親には、あの爆発に巻き込まれて現在治療を受けている旨を伝えてあるんだけど、ここは一応国の最高機密を扱う研究機関だから、ご両親にお見舞いに来てもらうことはできないんだ。すまないね」
「い、いえ……そうか、ここが国立マナ研究所……」
僕は改めて周囲を見回した。ベッドの周りにはたくさんの精密機械が並び、モニターに意味不明の数字やグラフがびっしりと表示されている。我がシャダイ王国の国運をかけ、莫大な予算をかけて建造された国立マナ研究所。そんな国の重要施設に、僕は足を踏み入れてしまったのだ――なんだか、もう後には引けないところまで来てしまったような気がする。
ほんの少し憂鬱な気分になりつつも、僕はさっきから少し気になっていたことをネブラ医師に尋ねてみた。
「あ、あの、ネブラさん」
「ん?」
「さっき、『ロザリーが帰ってきた』って言ってましたけど、それって……」
「ああ、そうか。一般には知らされていないんだったか。ちょっと口が滑っちゃったな……。でも、君はもう純粋な一般人とは言えないだろうから、まあいいか。ロザリーはね、両親が殺されてから去年までずっと、このマナ研究所で暮らしていたんだ」
「えっ、ここで?」
ロザリーはこの国立マナ研究所に匿われているはず――あの二人組のテロリストがそう話していた。グリーンフォレストの推測は、少なくとも去年までは当たっていたのだ。
「そう。毎日毎日実験の日々でね、ロザリーも大変だったと思うよ。でもまあ、マナ・チャージの研究もようやく普及させられる段階まで進んできたし、エネルギー問題も解決にこぎつけられそうだからってことで、何年か前から、彼女にももう普通の人生を歩ませてあげたらどうかって話になってたんだ。で、市内にあのでかい屋敷を建てて、ダイヤモンド侯爵が近くにハンロ高校を作った。すべてはロザリーのためだったのさ」
「そうだったんですか……ロザリーが、ここで」
「うん。興味が湧いてきたかい? そうだよなあ、自分の彼女が育った場所だもの。でもね、ここ、一応最高機密を扱う研究機関だから、あんまりあちこち歩き回らないでくれよ。研究所にとって君は部外者だから、行動できる範囲は限られている。入っていいのは、この医務室と、廊下を出てすぐのところにあるトイレだけ。それ以上ウロウロされると、君の身の安全を保障できない――ま、その足じゃ、どうせ無理だろうけどね」
身の安全が保障できない……それはつまり、下手をすると消される可能性もあるってことか、ひええ……。
「何か欲しいものがあるなら、僕に言ってくれれば大概のものは用意できるよ。まあ退屈だろうけど、しばらくの間は大人しく、そこでロザリーの寝顔でも眺めていることだね」
ロザリーの涙、
メトロノームのように正確なリズムを刻む、軽やかな蹄の音。
混濁する意識の中、様々なイメージが表れては消えていく。
どれが現実でどれが虚構なのか、それすらもわからない。
『もう少しだよ、しっかりして、モーリス!』
悲鳴にも似たロザリーの声を聞きながら、僕の意識は深い暗闇の底へと落ちていった。
それからどれぐらいの時間が過ぎただろう。
暗闇の中で、僕はずっと夢を見ていた。
口ひげをたくわえた、博識でスマートなお父様。
いつも綺麗で、お菓子を作るのが上手なお母様。
優しく温かい両親の愛に包まれて、私は……。
(私……そう、これは僕の両親じゃない)
次に見えたのは、その体に何発もの銃弾を受け、倒れ伏す両親の姿。そして、私に銃口を向けた黒い影。
影が囁く。
『ごめんなさい、ロザリー。貴女のことは大好きよ。でもね、貴女はこの世に生まれてきてはならない存在だったの。だから……』
イメージはそこでふっつりと消え、また別のイメージが浮かんできた。
窓のない殺風景な部屋。
私は(これも僕ではない)膝を抱えて座り込んでいる。
扉の向こうから、言い争う大人たちの声が微かに聞こえてくる。きっと私には聞こえていないと思っているのだろう。
『これだけ手を尽くしても、この程度の数値しか観測できないとは……やはり、実験室の環境では、あの時のような爆発的な力は発揮されないと断定していいだろう』
『博士……もうやめましょう。相手は子供ですよ? 結果が出る見通しも立たないのに、こんな非人道的な実験をこれ以上続けても……』
『何を言うか! 君にはこの研究の意義がわからないのか? この研究には、我が国だけではない、全世界の、そして全人類の未来がかかっていると言っても過言ではない』
『もう限界です! これ以上続けたら、あの子はきっと壊れてしまう。そうなってから悔やんでも手遅れなのですよ』
『まだ可能性はある。これはまだ仮説の域を出ないのだが……』
イメージはそこでまた途切れ、突如として生じた闇の裂け目から、目映く白い光が差し込んでくる。
短い夢の記憶は一瞬にして消え失せて、無意識の深い海の底へと沈んでいった。
「うっ……」
瞼を開けると、最初に目に飛び込んできたのは白い天井、そして蛍光灯の明かりだった。
僕の体は白いベッドに寝かされていて、右腕には点滴の針が留められている。そこから伸びた赤いチューブを目で追っていくと、トマトジュースのように赤いビニールパックが、点滴スタンドに吊り下げられているのが見えた。
そのまま何気なく右を向く。
するとそこには、隣のベッドで眠っているロザリーの姿があった。
「ロザリー……?」
「おや、目が覚めたようだね、モーリス・ディサイファ君」
どこからか穏やかな男性の声がして、コツコツと足音が近づいてくる。
足音は僕の横で止まり、柔和な笑みを浮かべた男の顔が視界に飛び込んできた。白衣を着た、柔和な顔立ちの男性。長い黒髪を後ろで束ね、小さな丸眼鏡をかけている。年齢は三十代半ばぐらいだろうか、胸に留められた名札には、
『国立マナ研究所所属 コウセイ・ネブラ』
と書かれていた。
「あなたは……? そして、ここは一体……」
「ここはね、国立マナ研究所の医務室。僕は研究所所属の医師だ」
「えっ、国立マナ研究所?」
「そう。我がシャダイ王国において――いや、おそらく、マナ研究に関しては世界でも最高レベルの研究機関、国立マナ研究所だよ」
「ど、どうして僕が国立マナ研究所に……?」
「医務室といっても、ここはそこいらの病院より遥かに医療設備が充実しているからね。任務の途中で負傷した君を、ロザリーと雪舞は全速力でここまで運んできた」
任務――そう、そうだった。僕とロザリーは、過激派の環境保護テロ組織グリーンフォレストに対する偵察任務のため、チトセシティの外れにある、奴らのアジトに潜入した。しかし、僕の不注意のせいで二人とも奴らに見つかってしまい、僕の足が銃で撃たれて……。
不意に左足に激痛が走る。あの廃倉庫での出来事を思い出したことによって、忘れていた痛みが改めて意識に上ってきたのかもしれない。
「いててて……」
「ああ、ようやく意識がはっきりしてきたようだね。でも、まだしばらく安静にしていなきゃだめだよ。ここに運び込まれた時、君は出血多量で瀕死の状態だったんだから」
「瀕死の……?」
「そう。おそらく普通の医療機関では君の命を救うことができなかっただろうね。だがここには、以前採取してそのまま保管されていたロザリーの血液がある。君をここまで運んできたロザリーは、その自分の血液をモーリスに輸血してくれって言ったんだ。まあ、それだけじゃちょっと足りなかったから、結局ロザリーからもまた少し血を抜くことになったんだけどね。だからロザリーもかなり体力を消耗したらしくて、ほんとに、ついさっき眠ったところさ」
「ロザリーの血が、僕の体の中に……」
僕は、点滴スタンドに吊るされた赤いパックと隣で眠っているロザリーとを交互に見た。ネブラ医師の顔は僕の視界から消え、革靴の音がベッドの周りを不規則に歩き回る。
「いやあ、しかし、びっくりしたよ。ロザリーが帰ってきた、至急輸血の準備を、って連絡が来て、何事かと思って研究所のエントランスまですっ飛んで行ったら、血まみれの雪舞に跨ったこれまた血まみれのロザリーが、気を失ってぐったりした君を抱えていたんだからね」
血まみれのロザリー。
その単語から、僕はようやく事の重大さを認識した。そうだ、ロザリーも奴らに見つかって……。
「ロザリーは……ロザリーには、怪我はないんですか? あのテロリストは……」
「ああ、うん。ロザリーは何ともないよ。テロリスト達は、きっともう炭すら残っていないだろうね」
「炭……?」
「うん、君たちが潜入した廃倉庫ね、あの辺一帯は、一瞬で火の海になったそうだよ。かつて、ロザリーの両親が殺された時のようにね」
ネブラ医師はロザリーの寝顔を眺めながら、しみじみと言った。
「恐ろしい力だよね、ホント……。もしも今ここで彼女の力が暴発したら、僕たちだって一瞬で塵にされてしまうんだから」
ロザリーを見つめるネブラ医師の目に、一瞬だけ冷たい光が宿ったような気がしたが、それははっきりとした像を結ぶことなく、すぐにまた穏やかな表情へと戻った。
「グリーンフォレストの連中が計画していた爆弾テロは、もう適切に処理されたよ。奴らが事務用品メーカーに潜入させていた工作員も逮捕された。廃倉庫群の爆発については、公式には奴らが秘密裏に製造していた爆弾が暴発したことによって起こったものと発表されるだろう。また一つ、ロザリーのお手柄が増えたね……そうそう、モーリス君のご両親には、あの爆発に巻き込まれて現在治療を受けている旨を伝えてあるんだけど、ここは一応国の最高機密を扱う研究機関だから、ご両親にお見舞いに来てもらうことはできないんだ。すまないね」
「い、いえ……そうか、ここが国立マナ研究所……」
僕は改めて周囲を見回した。ベッドの周りにはたくさんの精密機械が並び、モニターに意味不明の数字やグラフがびっしりと表示されている。我がシャダイ王国の国運をかけ、莫大な予算をかけて建造された国立マナ研究所。そんな国の重要施設に、僕は足を踏み入れてしまったのだ――なんだか、もう後には引けないところまで来てしまったような気がする。
ほんの少し憂鬱な気分になりつつも、僕はさっきから少し気になっていたことをネブラ医師に尋ねてみた。
「あ、あの、ネブラさん」
「ん?」
「さっき、『ロザリーが帰ってきた』って言ってましたけど、それって……」
「ああ、そうか。一般には知らされていないんだったか。ちょっと口が滑っちゃったな……。でも、君はもう純粋な一般人とは言えないだろうから、まあいいか。ロザリーはね、両親が殺されてから去年までずっと、このマナ研究所で暮らしていたんだ」
「えっ、ここで?」
ロザリーはこの国立マナ研究所に匿われているはず――あの二人組のテロリストがそう話していた。グリーンフォレストの推測は、少なくとも去年までは当たっていたのだ。
「そう。毎日毎日実験の日々でね、ロザリーも大変だったと思うよ。でもまあ、マナ・チャージの研究もようやく普及させられる段階まで進んできたし、エネルギー問題も解決にこぎつけられそうだからってことで、何年か前から、彼女にももう普通の人生を歩ませてあげたらどうかって話になってたんだ。で、市内にあのでかい屋敷を建てて、ダイヤモンド侯爵が近くにハンロ高校を作った。すべてはロザリーのためだったのさ」
「そうだったんですか……ロザリーが、ここで」
「うん。興味が湧いてきたかい? そうだよなあ、自分の彼女が育った場所だもの。でもね、ここ、一応最高機密を扱う研究機関だから、あんまりあちこち歩き回らないでくれよ。研究所にとって君は部外者だから、行動できる範囲は限られている。入っていいのは、この医務室と、廊下を出てすぐのところにあるトイレだけ。それ以上ウロウロされると、君の身の安全を保障できない――ま、その足じゃ、どうせ無理だろうけどね」
身の安全が保障できない……それはつまり、下手をすると消される可能性もあるってことか、ひええ……。
「何か欲しいものがあるなら、僕に言ってくれれば大概のものは用意できるよ。まあ退屈だろうけど、しばらくの間は大人しく、そこでロザリーの寝顔でも眺めていることだね」
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