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2月 ハピハピハッピー
ハピハピチャコちゃん
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「こんにちは」
あっ、チャコマロンちゃんの声だ!
あたしたちは全員、驚いて飛び上がった。
「ちょっと、ちょっと、今は、まずいんじゃない?」
きつねこちゃんが焦ると、クマパンちゃんもうなずく。
「うん、まずい」
あたしたちがヒソヒソ言っていると、またチャコマロンちゃんの声がした。
「こんにちは。だれか、いませんか」
「ほらほら、とりあえず、ミケちゃんが出てよ」
「なんで、あたしなのよ。あたし、まだ、途中なんだし。クマパンちゃんが、出ればいいでしょ!」
「ちょっと、ちょっと、チャコちゃん、帰っちゃったよ」
窓から、こっそり外を見ていたきつねこちゃんが、また焦る。
「どうしよう。チャコちゃん、しょんぼりしているし」
「もう、仕方ないな、あたし、行ってくるね」
あたしはクレヨンを置いて、チャコマロンちゃんの後を追いかけた。
チャコマロンちゃんたら、ひとりでトボトボ歩いている。
「チャコちゃん、チャコちゃん」
「あっ、ミケちゃん! わたし、今、ミケちゃんのところに行ってきたのよ。でも、だれもいなかったの」
「ごめんねー、ちょっと、パーティの支度……」
あたしは、慌てて、口をおさえた。
「パーティ?」
「あ、いや、そのね、アハハハ。それで、チャコちゃん、あたしに何の用だったの?」
「コンちゃん、知らない? 急に、どっかに行っちゃったの」
コンちゃんは、チャコマロンちゃんと大の仲良しのキツネのぬいぐるみ。あたしとテディベアのクマパンちゃんみたいに、いつもいっしょなの。
「それで、コンちゃんを探していたら、花束を持った、きつねこちゃんに会ったの」
うん。きつねこちゃん、お花屋さんから帰って来るとき、チャコマロンちゃんに会って焦ったって言ってた。
「そのあと、クマパンちゃんに会ったの」
それも、クマパンちゃんから聞いた。焦ったって。
「クマパンちゃんね。お菓子屋さんの大きなケーキの箱、持ってたの」
やだ、バレてる! クマパンちゃんたら、うまく隠したって言っていたのに、もう!
「きつねこちゃんも、クマパンちゃんも、そっぽ向いて行っちゃったの。わたし、なんか、みんなに嫌われるようなことしたのかしら」
「ちがう、ちがう! そんなことは、ゼッタイないから、チャコちゃん!」
「だったら、どうして、そっぽ向いたの? ミケちゃん、なにか、知ってるの?」
「ううんとね、ううんとね」
あたしが説明できずにいると、道の向こうから、コンちゃんがリボンのついた箱を持ってやってくるじゃないの。
まずっ!
とっさに、あたしは、空を指差した。
「チャコちゃん! 見て! あそこ!」
素直なチャコマロンちゃんは、空を見上げた。
あたしは、コンちゃんに早く行ってって目で合図を送った。
コンちゃんは、チャコマロンちゃんが空を見ている間に、箱を抱えて走って行った。
ホッ。
なんとか、見つからなかったかな。
「ミケちゃん、お空には、なんにも見えないんだけれど」
「そう? なんか、見えたような気がしたの。あたしの勘ちがいね~。アハハ」
「見えたって言うんなら、今、あたしの後ろ、コンちゃんが走って行った気がするんだけど」
うわっ、バレてた!
「それは、きっと、チャコちゃんの勘ちがいだよ~、アハハ」
あたしは、必死でごまかす。
チャコちゃんは大きな目で、じっと、あたしを見ている。
ドキドキ、ドキドキ。
バレるようなこと、あたし、なんにもしていないし、言っていないよね。
「ミケちゃん、そのカードなあに?」
わっ、いけない!
あたしったら、クレヨンだけ置いて、書きかけのカード、持ってきちゃったんだ!
「あの、これはね、そのね」
あたしは、思わずカードを後ろに隠した。
「みんな、あたしに隠しごとばっかり。きつねこちゃんも、クマパンちゃんも、ミケちゃんも。きっと、コンちゃんだって、あたしのこと、嫌いになっちゃったのかもしれない」
あわわ、チャコマロンちゃん、泣いちゃうぞ、泣いちゃうぞ!
どうしよう、どうしよう。
あたしがあたふたしていると、きつねこちゃんが向こうで大きな丸をかいてOKの合図を出している。
チャコマロンちゃんの目から涙がこぼれる寸前に、あたしはカードをチャコちゃんの顔の前に突き出した。
「チャコちゃん、これ見て!」
チャコマロンちゃんは、目をパチクリさせている。
「ミケちゃん、これ、なに?」
「チャコちゃんの似顔絵!」
「……ありがとう。それは、なんとなくわかるんだけど」
なんとなく?
「だって、下に『ちゃこまろんちゃん』って書いてあるし。それで、その上に書いてある『は』と『ぴ』って、なあに?」
あっ!
そうだ、色を変えて書こうとしていたから、「は」と「ぴ」と「ちゃこまろんちゃん」しか書いていなかったんだ。
「チャコちゃん、これから、確認しに行こう!」
「確認しに行く?」
キョトンとしているチャコマロンちゃんを引っ張って、あたしはみんなのところに戻った。
「ただいまぁ」
って言っても、もちろん、だれも出てこない。
後ろで、戸がひとりでにパタンと閉まる。
明かりが、ふっと消える。
カーテンが閉まっているから、お部屋は真っ暗。
「キャッ!」
チャコマロンちゃんが飛び上がって、驚いた。
暗いところでも猫の目は見えるっていっても、突然だとびっくりしちゃうよね。
あたしは隠れているみんなのところに行くと、急いでカードの続きを書いた。
「ミケちゃん? ミケちゃん、どこに行ったの? ミケちゃんたら!」
オロオロしているチャコマロンちゃん。
コンちゃんがチャコマロンちゃんを心配してあたしを急かすんだけど、あたしだって頑張って書いているんだから、急かされるとね、ほら! 間違えちゃった。
それでも、あたしがどうにか書き終わると、せーのの合図で、きつねこちゃんが明かりをパッとつけた。
そして、みんなで「チャコちゃん、お誕生日おめでとう」って言ったの!
そうなのよ。
2月27日は、チャコマロンちゃんのお誕生日。
みんなで、チャコマロンちゃんにはないしょで、びっくりパーティの準備をしていたわけ。
きつねこちゃんがお花を用意する係で、クマパンちゃんがケーキを用意する係。
コンちゃんが、とっておきのプレゼントを用意する係。
あたしは、バースディカードを書く係。「は」と「ぴ」は、「はっぴぃ ばーすでー」だったの。
準備しているときにチャコマロンちゃんに見つかっちゃったら、びっくりパーティじゃなくなるでしょ。だから、みんな、ヒヤヒヤだった。
チャコマロンちゃんは、あんなにびっくりしているから、ひとまず成功よね。よかった!
みんなで「ハッピーバースデー」を歌っていると、クマパンちゃんがロウソクの立ったケーキを持ってきた。
歌が終わると、チャコマロンちゃんはろうそくを吹き消した。
それから、コンちゃんがお誕生日のプレゼントを、チャコマロンちゃんに渡したの。
ハッピーバースディ!チャコマロンちゃん!!
この一年も、ハピハピハッピーでね!
三毛猫 ミケ
***
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ミケちゃん、きつねこちゃん、チャコマロンちゃんは、実在の猫さんたちがモデルになってくれています。
実際のチャコマロンちゃんも、2月27日がお誕生日。
14歳の高齢猫です。人間の年齢で言えば、72歳。
だけど、まだまだ美猫盛り♡
超おっとりな性格が、歳をとらない秘訣なのかもしれません。
人間だって毎日イライラしていたら、早く老けちゃいそうですものね。
長い毛並みのゴージャスなチャコマロンちゃんですが、里親募集のチラシを見た飼い主さんが、子猫の時に譲り受けたんだそうです。(飼い主のやすらぎさんは、ミケちゃんの里親さんでもあります。)
ちなみに、ミケちゃんもきつねこちゃんも元はおうちのない外猫さん。それが、今は保護されて優しい里親さんのところで安心して暮らしています。
春と秋は、子猫の季節。
たくさんの子猫たちが生まれてきます。中には、おうちのないこたちも。
これから猫を飼おうと思っている皆さん、ペットショップやブリーダーさんの他にも、猫の里親募集も気に留めてくださいね。きっと、そこにも、かけがえのない出会いが待っているはずですから。
ひとりでも多くの猫さんたちが、毎年お誕生日を祝ってもらえますように!
あっ、チャコマロンちゃんの声だ!
あたしたちは全員、驚いて飛び上がった。
「ちょっと、ちょっと、今は、まずいんじゃない?」
きつねこちゃんが焦ると、クマパンちゃんもうなずく。
「うん、まずい」
あたしたちがヒソヒソ言っていると、またチャコマロンちゃんの声がした。
「こんにちは。だれか、いませんか」
「ほらほら、とりあえず、ミケちゃんが出てよ」
「なんで、あたしなのよ。あたし、まだ、途中なんだし。クマパンちゃんが、出ればいいでしょ!」
「ちょっと、ちょっと、チャコちゃん、帰っちゃったよ」
窓から、こっそり外を見ていたきつねこちゃんが、また焦る。
「どうしよう。チャコちゃん、しょんぼりしているし」
「もう、仕方ないな、あたし、行ってくるね」
あたしはクレヨンを置いて、チャコマロンちゃんの後を追いかけた。
チャコマロンちゃんたら、ひとりでトボトボ歩いている。
「チャコちゃん、チャコちゃん」
「あっ、ミケちゃん! わたし、今、ミケちゃんのところに行ってきたのよ。でも、だれもいなかったの」
「ごめんねー、ちょっと、パーティの支度……」
あたしは、慌てて、口をおさえた。
「パーティ?」
「あ、いや、そのね、アハハハ。それで、チャコちゃん、あたしに何の用だったの?」
「コンちゃん、知らない? 急に、どっかに行っちゃったの」
コンちゃんは、チャコマロンちゃんと大の仲良しのキツネのぬいぐるみ。あたしとテディベアのクマパンちゃんみたいに、いつもいっしょなの。
「それで、コンちゃんを探していたら、花束を持った、きつねこちゃんに会ったの」
うん。きつねこちゃん、お花屋さんから帰って来るとき、チャコマロンちゃんに会って焦ったって言ってた。
「そのあと、クマパンちゃんに会ったの」
それも、クマパンちゃんから聞いた。焦ったって。
「クマパンちゃんね。お菓子屋さんの大きなケーキの箱、持ってたの」
やだ、バレてる! クマパンちゃんたら、うまく隠したって言っていたのに、もう!
「きつねこちゃんも、クマパンちゃんも、そっぽ向いて行っちゃったの。わたし、なんか、みんなに嫌われるようなことしたのかしら」
「ちがう、ちがう! そんなことは、ゼッタイないから、チャコちゃん!」
「だったら、どうして、そっぽ向いたの? ミケちゃん、なにか、知ってるの?」
「ううんとね、ううんとね」
あたしが説明できずにいると、道の向こうから、コンちゃんがリボンのついた箱を持ってやってくるじゃないの。
まずっ!
とっさに、あたしは、空を指差した。
「チャコちゃん! 見て! あそこ!」
素直なチャコマロンちゃんは、空を見上げた。
あたしは、コンちゃんに早く行ってって目で合図を送った。
コンちゃんは、チャコマロンちゃんが空を見ている間に、箱を抱えて走って行った。
ホッ。
なんとか、見つからなかったかな。
「ミケちゃん、お空には、なんにも見えないんだけれど」
「そう? なんか、見えたような気がしたの。あたしの勘ちがいね~。アハハ」
「見えたって言うんなら、今、あたしの後ろ、コンちゃんが走って行った気がするんだけど」
うわっ、バレてた!
「それは、きっと、チャコちゃんの勘ちがいだよ~、アハハ」
あたしは、必死でごまかす。
チャコちゃんは大きな目で、じっと、あたしを見ている。
ドキドキ、ドキドキ。
バレるようなこと、あたし、なんにもしていないし、言っていないよね。
「ミケちゃん、そのカードなあに?」
わっ、いけない!
あたしったら、クレヨンだけ置いて、書きかけのカード、持ってきちゃったんだ!
「あの、これはね、そのね」
あたしは、思わずカードを後ろに隠した。
「みんな、あたしに隠しごとばっかり。きつねこちゃんも、クマパンちゃんも、ミケちゃんも。きっと、コンちゃんだって、あたしのこと、嫌いになっちゃったのかもしれない」
あわわ、チャコマロンちゃん、泣いちゃうぞ、泣いちゃうぞ!
どうしよう、どうしよう。
あたしがあたふたしていると、きつねこちゃんが向こうで大きな丸をかいてOKの合図を出している。
チャコマロンちゃんの目から涙がこぼれる寸前に、あたしはカードをチャコちゃんの顔の前に突き出した。
「チャコちゃん、これ見て!」
チャコマロンちゃんは、目をパチクリさせている。
「ミケちゃん、これ、なに?」
「チャコちゃんの似顔絵!」
「……ありがとう。それは、なんとなくわかるんだけど」
なんとなく?
「だって、下に『ちゃこまろんちゃん』って書いてあるし。それで、その上に書いてある『は』と『ぴ』って、なあに?」
あっ!
そうだ、色を変えて書こうとしていたから、「は」と「ぴ」と「ちゃこまろんちゃん」しか書いていなかったんだ。
「チャコちゃん、これから、確認しに行こう!」
「確認しに行く?」
キョトンとしているチャコマロンちゃんを引っ張って、あたしはみんなのところに戻った。
「ただいまぁ」
って言っても、もちろん、だれも出てこない。
後ろで、戸がひとりでにパタンと閉まる。
明かりが、ふっと消える。
カーテンが閉まっているから、お部屋は真っ暗。
「キャッ!」
チャコマロンちゃんが飛び上がって、驚いた。
暗いところでも猫の目は見えるっていっても、突然だとびっくりしちゃうよね。
あたしは隠れているみんなのところに行くと、急いでカードの続きを書いた。
「ミケちゃん? ミケちゃん、どこに行ったの? ミケちゃんたら!」
オロオロしているチャコマロンちゃん。
コンちゃんがチャコマロンちゃんを心配してあたしを急かすんだけど、あたしだって頑張って書いているんだから、急かされるとね、ほら! 間違えちゃった。
それでも、あたしがどうにか書き終わると、せーのの合図で、きつねこちゃんが明かりをパッとつけた。
そして、みんなで「チャコちゃん、お誕生日おめでとう」って言ったの!
そうなのよ。
2月27日は、チャコマロンちゃんのお誕生日。
みんなで、チャコマロンちゃんにはないしょで、びっくりパーティの準備をしていたわけ。
きつねこちゃんがお花を用意する係で、クマパンちゃんがケーキを用意する係。
コンちゃんが、とっておきのプレゼントを用意する係。
あたしは、バースディカードを書く係。「は」と「ぴ」は、「はっぴぃ ばーすでー」だったの。
準備しているときにチャコマロンちゃんに見つかっちゃったら、びっくりパーティじゃなくなるでしょ。だから、みんな、ヒヤヒヤだった。
チャコマロンちゃんは、あんなにびっくりしているから、ひとまず成功よね。よかった!
みんなで「ハッピーバースデー」を歌っていると、クマパンちゃんがロウソクの立ったケーキを持ってきた。
歌が終わると、チャコマロンちゃんはろうそくを吹き消した。
それから、コンちゃんがお誕生日のプレゼントを、チャコマロンちゃんに渡したの。
ハッピーバースディ!チャコマロンちゃん!!
この一年も、ハピハピハッピーでね!
三毛猫 ミケ
***
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ミケちゃん、きつねこちゃん、チャコマロンちゃんは、実在の猫さんたちがモデルになってくれています。
実際のチャコマロンちゃんも、2月27日がお誕生日。
14歳の高齢猫です。人間の年齢で言えば、72歳。
だけど、まだまだ美猫盛り♡
超おっとりな性格が、歳をとらない秘訣なのかもしれません。
人間だって毎日イライラしていたら、早く老けちゃいそうですものね。
長い毛並みのゴージャスなチャコマロンちゃんですが、里親募集のチラシを見た飼い主さんが、子猫の時に譲り受けたんだそうです。(飼い主のやすらぎさんは、ミケちゃんの里親さんでもあります。)
ちなみに、ミケちゃんもきつねこちゃんも元はおうちのない外猫さん。それが、今は保護されて優しい里親さんのところで安心して暮らしています。
春と秋は、子猫の季節。
たくさんの子猫たちが生まれてきます。中には、おうちのないこたちも。
これから猫を飼おうと思っている皆さん、ペットショップやブリーダーさんの他にも、猫の里親募集も気に留めてくださいね。きっと、そこにも、かけがえのない出会いが待っているはずですから。
ひとりでも多くの猫さんたちが、毎年お誕生日を祝ってもらえますように!
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