13 / 19
第13話 どうやら俺は"迷惑系"だったようです(呆然)
しおりを挟む
でかいモグラが現れた。
突然である。
朝飯を食べていたら、拠点の中央付近で地面がボコボコ盛り上がって、そこからヌッと——でかいモグラが出てきたのだ。
朝から迷惑なだなぁ…
体長は3メートルくらいか。前足の爪がシャベルみたいにでかい。目は……あるのかないのか分からない。つぶらな瞳が申し訳程度についている。
そしてなにやら、プンスカしているようなのだ。
「ブモモモモモモモッ!!ブモッ!ブモモモッ!!」
モグラが吠えている。……威嚇?いや、抗議
とにかく気が荒い。理由は皆目見当もつかないのだが…
「おい、なんか怒ってないか?あれ」
「ブチギレてますね~」
「…なんて言ってるんだ?」
「分かりませんよ~」
リーシャは相変わらずにこにこしている。タフなヤツだ。
オルファは弓を構えて警戒。ダリオたちは俺の後ろで固まっている。
まあ、そりゃそうだ。
あんなでかいのが突然出てきたら誰だってビビる。
「ブモモモッ!ブモッ、ブヌモモモォ!」
モグラがさらに吠える。
……埒が明かない。
すると、ヴォルがモグラの方に向かって「グルル」と鳴いた。
「ヴォル、お前、分かるか?」
俺は肩に乗っているヴォルに聞いた。
ヴォルは誇らしげな顔をして
「グルル!グルグル…グググルルルッ!!」
「ブモッ?」
モグラが反応した。
ヴォルが「グルルル」と返す。
今度はモグラが「ブモ、ブモモモモッ」
意思疎通ができてるみたいだ。
ヴォルが俺の方を向いて、前足でジェスチャーを始めた。
まず、耳を押さえる仕草。
次に、頭を抱える。
最後に、地面を指差して「ドカーン」みたいな動き…
「……耳が痛い?頭が痛い?地面がドカーン?」
ヴォルが頷く。
「あ、あぁ~…もしかして——」
俺は心当たりがあった。
粉塵爆発実験だ。
——話は数日前に遡る。
ドラゴン戦で「粉塵爆発」の威力を実感した俺は、これをもっと効率よく使えないかと考えていた。
で、毎日のように実験をしていたのである。
領地内、拠点から少し離れた荒野や山。
俺はパチンコで分身を飛ばしては、狂ったように小麦粉をばら撒いて火をつけまくっていた。
ドッガァァァン!!
爆発。地面が抉れる。岩が砕ける。
「おお!今のいい感じだなァ!!」
「「「「いい感じ!」」」」
小麦粉や油のストックはリーシャのおかげで十分にある。
分身たちと一緒に、ひたすら爆撃を繰り返した。
小麦粉の量、火種の位置、風向き。色々試して、最適な配合を探っていたのだ。
これが日課になっていた。
毎日、朝昼夕に3回。興が乗った日には夜通しやっていたものだ。
ドガァァン!! ドッガァァァン!!
領地の発展、そして防衛には必要な実験。
そう思っていた。
…リーシャも嬉々として応援してくれてたし。
「………」
俺は頭を抱える。
「やっぱり、うるさかった…?」
ヴォルが頷く。
モグラが「ブモモモモッ!!」と吠える。
俺が見てもわかる。明らかに「そうだよ!!」という感じだ。
「眠れない、と?」
ヴォルが頷く。
「毎日毎日なにしてんだ!って?」
ヴォルが頷く。
なるほど。地下に住んでるモグラからしたら、毎日地面が揺れて爆音が響くのは、たまったもんじゃないわけだ。
「……悪かった」
モグラが「ブモッ?」と首を傾げる。謝られるとは思ってなかったらしい。
「でも、ちょっと見てくれ。これには理由があるんだ!」
俺は分身を出した。
ボンッ、ボンッ、ボンッ。
5人の俺が、小麦粉の袋を持って散開する。
「いいか、見てろよ」
「ブモ?」
モグラが身を乗り出す。
分身が小麦粉をばら撒く。空中に白い粉が舞う。
俺はリーシャに目配せした。
「頼む」
「はい~」
リーシャが指を鳴らす。
パチンッ——小さな火花が飛んだ。
次の瞬間。
ドッガァァァン!!
爆発。熱風。土煙。
モグラが「モブブブブブッ!?」と飛び退いた。
固まったまま動かない。完全にドン引きしている。
「こいつ頭おかしいのか?」という顔だ。分かる。俺も最初はリーシャに同じ反応をした。
そして——モグラの視線が、ヴォルに移った。
ヴォルは俺の肩の上で、得意げに胸を張っている。
そのモグラは丸い目をさらに丸くし、
「ブ、ブモモモ……?」
ヴォルが「グルル」と返す。
モグラが明らかに動揺している。
ヴォルが身振り手振りで俺に伝えてくれた。
——なるほど。こいつ、俺の迷惑行為を止めに襲撃しにきたのか!
なんとなくわかってきた。
今は気を落としたかのように大人しくなっているが。
うるさい奴らを黙らせようと思って出てきたら、ヴォルがいて、しかもとんでもない爆発を見せられた。
で、戦意を喪失したってワケだ?
「……ブモォ…」
モグラは何か言いた気な顔を残して地面に潜っていった。
ズズズ……と土が盛り上がり、あっという間に姿が消える。
「……なんだったんだ?」
俺は首を傾げた。
「さあ~?」
リーシャが怪訝そうな表情で笑う。
「とりあえず、"敵"ではなかったみたいね」
オルファが弓を下ろした。
まあ、そうだな。攻撃してこなかったし。
「なんかどっと疲れたし…風呂にでも入るかー!」
「賛成~!早くいきましょう!アルト様~」
「女子は別だー!」
こんな他愛もない茶番を繰り返す。
——3日後。
例のモグラがまた現れた。
今度は1匹ではない。
後ろに、小さなモグラがゾロゾロとついてきている。20匹……いや、30匹以上はいる。眷属的な何かだろうか。
「ブモモ……」
でかいモグラが、俺の前で頭を下げた。
というよりひれ伏した感じだろうか。
「……どうしたんだ?これ」
ヴォルが通訳を始める。
身振り手振りで——「お願いします」「やめてください」「なんでもします」みたいなことを伝えてくる。
「……う~ん?」
つまり、こういうことらしい。
あの爆発を毎日やられたら、マジで眠れない。
地下で暮らしてる身としては死活問題。
だから、どうか勘弁してほしい。
そのためなら、なんでもする。
——…
「なんでもする、ねえ……」
なんだか俺がひどく悪者みたいじゃあないか!
と、憤慨してみても何も変わらないので真面目に考えよう。
正直、実験は続けたい。でも、こいつらの生活を脅かすのは、さすがに申し訳ない。
「……じゃあ、こうしよう」
モグラに提案する。
「実験は1日1時間だけにする。その代わり、お前らはこの領地の開拓を手伝ってくれ」
モグラが「ブモッ?」と首を傾げる。
「お前ら、見た感じ、穴掘りは得意だろ?この領地の下水とか地下倉庫とか…そういう関連のものも色々と作りたいんだ。手伝ってくれないか?」
ヴォルが通訳する。
モグラが仲間たちと顔を見合わせて——頷いた。
「ブモモッ」
どうやら、OKらしい。
「よし、じゃあ決まりだ!」
俺はモグラに手を差し出した。
モグラが前足を伸ばしてきて——握手。
……ふかふかしている。意外と気持ちいいな、この手。
突然である。
朝飯を食べていたら、拠点の中央付近で地面がボコボコ盛り上がって、そこからヌッと——でかいモグラが出てきたのだ。
朝から迷惑なだなぁ…
体長は3メートルくらいか。前足の爪がシャベルみたいにでかい。目は……あるのかないのか分からない。つぶらな瞳が申し訳程度についている。
そしてなにやら、プンスカしているようなのだ。
「ブモモモモモモモッ!!ブモッ!ブモモモッ!!」
モグラが吠えている。……威嚇?いや、抗議
とにかく気が荒い。理由は皆目見当もつかないのだが…
「おい、なんか怒ってないか?あれ」
「ブチギレてますね~」
「…なんて言ってるんだ?」
「分かりませんよ~」
リーシャは相変わらずにこにこしている。タフなヤツだ。
オルファは弓を構えて警戒。ダリオたちは俺の後ろで固まっている。
まあ、そりゃそうだ。
あんなでかいのが突然出てきたら誰だってビビる。
「ブモモモッ!ブモッ、ブヌモモモォ!」
モグラがさらに吠える。
……埒が明かない。
すると、ヴォルがモグラの方に向かって「グルル」と鳴いた。
「ヴォル、お前、分かるか?」
俺は肩に乗っているヴォルに聞いた。
ヴォルは誇らしげな顔をして
「グルル!グルグル…グググルルルッ!!」
「ブモッ?」
モグラが反応した。
ヴォルが「グルルル」と返す。
今度はモグラが「ブモ、ブモモモモッ」
意思疎通ができてるみたいだ。
ヴォルが俺の方を向いて、前足でジェスチャーを始めた。
まず、耳を押さえる仕草。
次に、頭を抱える。
最後に、地面を指差して「ドカーン」みたいな動き…
「……耳が痛い?頭が痛い?地面がドカーン?」
ヴォルが頷く。
「あ、あぁ~…もしかして——」
俺は心当たりがあった。
粉塵爆発実験だ。
——話は数日前に遡る。
ドラゴン戦で「粉塵爆発」の威力を実感した俺は、これをもっと効率よく使えないかと考えていた。
で、毎日のように実験をしていたのである。
領地内、拠点から少し離れた荒野や山。
俺はパチンコで分身を飛ばしては、狂ったように小麦粉をばら撒いて火をつけまくっていた。
ドッガァァァン!!
爆発。地面が抉れる。岩が砕ける。
「おお!今のいい感じだなァ!!」
「「「「いい感じ!」」」」
小麦粉や油のストックはリーシャのおかげで十分にある。
分身たちと一緒に、ひたすら爆撃を繰り返した。
小麦粉の量、火種の位置、風向き。色々試して、最適な配合を探っていたのだ。
これが日課になっていた。
毎日、朝昼夕に3回。興が乗った日には夜通しやっていたものだ。
ドガァァン!! ドッガァァァン!!
領地の発展、そして防衛には必要な実験。
そう思っていた。
…リーシャも嬉々として応援してくれてたし。
「………」
俺は頭を抱える。
「やっぱり、うるさかった…?」
ヴォルが頷く。
モグラが「ブモモモモッ!!」と吠える。
俺が見てもわかる。明らかに「そうだよ!!」という感じだ。
「眠れない、と?」
ヴォルが頷く。
「毎日毎日なにしてんだ!って?」
ヴォルが頷く。
なるほど。地下に住んでるモグラからしたら、毎日地面が揺れて爆音が響くのは、たまったもんじゃないわけだ。
「……悪かった」
モグラが「ブモッ?」と首を傾げる。謝られるとは思ってなかったらしい。
「でも、ちょっと見てくれ。これには理由があるんだ!」
俺は分身を出した。
ボンッ、ボンッ、ボンッ。
5人の俺が、小麦粉の袋を持って散開する。
「いいか、見てろよ」
「ブモ?」
モグラが身を乗り出す。
分身が小麦粉をばら撒く。空中に白い粉が舞う。
俺はリーシャに目配せした。
「頼む」
「はい~」
リーシャが指を鳴らす。
パチンッ——小さな火花が飛んだ。
次の瞬間。
ドッガァァァン!!
爆発。熱風。土煙。
モグラが「モブブブブブッ!?」と飛び退いた。
固まったまま動かない。完全にドン引きしている。
「こいつ頭おかしいのか?」という顔だ。分かる。俺も最初はリーシャに同じ反応をした。
そして——モグラの視線が、ヴォルに移った。
ヴォルは俺の肩の上で、得意げに胸を張っている。
そのモグラは丸い目をさらに丸くし、
「ブ、ブモモモ……?」
ヴォルが「グルル」と返す。
モグラが明らかに動揺している。
ヴォルが身振り手振りで俺に伝えてくれた。
——なるほど。こいつ、俺の迷惑行為を止めに襲撃しにきたのか!
なんとなくわかってきた。
今は気を落としたかのように大人しくなっているが。
うるさい奴らを黙らせようと思って出てきたら、ヴォルがいて、しかもとんでもない爆発を見せられた。
で、戦意を喪失したってワケだ?
「……ブモォ…」
モグラは何か言いた気な顔を残して地面に潜っていった。
ズズズ……と土が盛り上がり、あっという間に姿が消える。
「……なんだったんだ?」
俺は首を傾げた。
「さあ~?」
リーシャが怪訝そうな表情で笑う。
「とりあえず、"敵"ではなかったみたいね」
オルファが弓を下ろした。
まあ、そうだな。攻撃してこなかったし。
「なんかどっと疲れたし…風呂にでも入るかー!」
「賛成~!早くいきましょう!アルト様~」
「女子は別だー!」
こんな他愛もない茶番を繰り返す。
——3日後。
例のモグラがまた現れた。
今度は1匹ではない。
後ろに、小さなモグラがゾロゾロとついてきている。20匹……いや、30匹以上はいる。眷属的な何かだろうか。
「ブモモ……」
でかいモグラが、俺の前で頭を下げた。
というよりひれ伏した感じだろうか。
「……どうしたんだ?これ」
ヴォルが通訳を始める。
身振り手振りで——「お願いします」「やめてください」「なんでもします」みたいなことを伝えてくる。
「……う~ん?」
つまり、こういうことらしい。
あの爆発を毎日やられたら、マジで眠れない。
地下で暮らしてる身としては死活問題。
だから、どうか勘弁してほしい。
そのためなら、なんでもする。
——…
「なんでもする、ねえ……」
なんだか俺がひどく悪者みたいじゃあないか!
と、憤慨してみても何も変わらないので真面目に考えよう。
正直、実験は続けたい。でも、こいつらの生活を脅かすのは、さすがに申し訳ない。
「……じゃあ、こうしよう」
モグラに提案する。
「実験は1日1時間だけにする。その代わり、お前らはこの領地の開拓を手伝ってくれ」
モグラが「ブモッ?」と首を傾げる。
「お前ら、見た感じ、穴掘りは得意だろ?この領地の下水とか地下倉庫とか…そういう関連のものも色々と作りたいんだ。手伝ってくれないか?」
ヴォルが通訳する。
モグラが仲間たちと顔を見合わせて——頷いた。
「ブモモッ」
どうやら、OKらしい。
「よし、じゃあ決まりだ!」
俺はモグラに手を差し出した。
モグラが前足を伸ばしてきて——握手。
……ふかふかしている。意外と気持ちいいな、この手。
29
あなたにおすすめの小説
【読切短編】転生したら辺境伯家の三男でした ~のんびり暮らしたいのに、なぜか領地が発展していく~
Lihito
ファンタジー
過労死したシステムエンジニアは、異世界の辺境伯家に転生した。
三男。継承権は遠い。期待もされない。
——最高じゃないか。
「今度こそ、のんびり生きよう」
兄たちの継承争いに巻き込まれないよう、誰も欲しがらない荒れ地を引き受けた。
静かに暮らすつもりだった。
だが、彼には「構造把握」という能力があった。
物事の問題点が、図解のように見える力。
井戸が枯れた。見て見ぬふりができなかった。
作物が育たない。見て見ぬふりができなかった。
気づけば——領地が勝手に発展していた。
「俺ののんびりライフ、どこ行った……」
これは、静かに暮らしたかった男が、なぜか成り上がっていく物語。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
スキルが農業と豊穣だったので追放されました~辺境伯令嬢はおひとり様を満喫しています~
白雪の雫
ファンタジー
「アールマティ、当主の名において穀潰しのお前を追放する!」
マッスル王国のストロング辺境伯家は【軍神】【武神】【戦神】【剣聖】【剣豪】といった戦闘に関するスキルを神より授かるからなのか、代々優れた軍人・武人を輩出してきた家柄だ。
そんな家に産まれたからなのか、ストロング家の者は【力こそ正義】と言わんばかりに見事なまでに脳筋思考の持ち主だった。
だが、この世には例外というものがある。
ストロング家の次女であるアールマティだ。
実はアールマティ、日本人として生きていた前世の記憶を持っているのだが、その事を話せば病院に送られてしまうという恐怖があるからなのか誰にも打ち明けていない。
そんなアールマティが授かったスキルは【農業】と【豊穣】
戦いに役に立たないスキルという事で、アールマティは父からストロング家追放を宣告されたのだ。
「仰せのままに」
父の言葉に頭を下げた後、屋敷を出て行こうとしているアールマティを母と兄弟姉妹、そして家令と使用人達までもが嘲笑いながら罵っている。
「食糧と食料って人間の生命活動に置いて一番大事なことなのに・・・」
脳筋に何を言っても無駄だと子供の頃から悟っていたアールマティは他国へと亡命する。
アールマティが森の奥でおひとり様を満喫している頃
ストロング領は大飢饉となっていた。
農業系のゲームをやっていた時に思い付いた話です。
主人公のスキルはゲームがベースになっているので、作物が実るのに時間を要しないし、追放された後は現代的な暮らしをしているという実にご都合主義です。
短い話という理由で色々深く考えた話ではないからツッコミどころ満載です。
{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜
Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。
だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。
赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。
前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、
今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。
記憶を失ったふりをしながら、
静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。
しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。
――これは復讐でも、救済でもない。
自由を求めただけの少年が、
やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。
最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。
重複投稿作品です
小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。
聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?
『農業スキルはいらない』と追放されたが、魔境の開拓ライフが勝手に世界配信されていた件。聖女や竜が集まり、元仲間は完全に詰みました
たまごころ
ファンタジー
「悪いがクビだ。魔王討伐に『農業』スキルなんて役に立たないからな」
幼馴染の勇者からそう告げられ、俺、アレンはパーティを追放された。
あてがわれたのは、人が住めないと言われるS級危険地帯『死の荒野』。
しかし、彼らは知らなかった。俺の農業スキルが、レベルアップによって神の領域(ギフト)に達していたことを。
俺が耕せば荒野は豊潤な大地に変わり、植えた野菜はステータスを爆上げする神話級の食材になり、手にしたクワは聖剣すら凌駕する最強武器になる!
「ここなら誰にも邪魔されず、最高の野菜が作れそうだ」
俺は荒野で拾ったフェンリル(美少女化)や、野菜の匂いにつられた聖女様、逃げてきたエルフの姫君たちと、にぎやかで楽しいスローライフを送ることにした。
その一方で、俺の生活が、荒野に落ちていた古代のアーティファクトによって、勝手に世界中に『生配信』されていることには全く気づいていなかった。
「え、この野菜食べただけで瀕死の重傷が治った!?」
「主様、強すぎます! ドラゴンを大根で叩き落とすなんて!」
『コメント:なんだこの配信……神か?』
『コメント:勇者パーティが苦戦してるダンジョン、この人の家の庭じゃね?』
これは、無自覚に最強の農園を作り上げた男が、世界中から崇拝され、一方で彼を追放した勇者パーティが没落していく様子を、リスナーと共にほのぼのと見守る物語。
デブだからといって婚約破棄された伯爵令嬢、前世の記憶を駆使してダイエットする~自立しようと思っているのに気がついたら溺愛されてました~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
デブだからといって婚約破棄された伯爵令嬢エヴァンジェリンは、その直後に前世の記憶を思い出す。
かつてダイエットオタクだった記憶を頼りに伯爵領でダイエット。
ついでに魔法を極めて自立しちゃいます!
師匠の変人魔導師とケンカしたりイチャイチャしたりしながらのスローライフの筈がいろんなゴタゴタに巻き込まれたり。
痩せたからってよりを戻そうとする元婚約者から逃げるために偽装婚約してみたり。
波乱万丈な転生ライフです。
エブリスタにも掲載しています。
異世界の底辺村で静かに暮らしたいだけなのに、気づけば世界最強の勇者だった件
fuwamofu
ファンタジー
「村の畑を守りたいだけなんだが…?」──勇者召喚に巻き込まれて異世界に来た青年レオン。しかし才能を測る水晶が“無能”を示したため、勇者パーティから追放される。失意のまま辺境の小村でのんびりスローライフを目指すが、土を耕せば豊穣の奇跡、狩りに出れば魔王級を一撃、助けた少女たちは次々と彼に恋をする。
本人はただ平穏に暮らしたいだけなのに、気づけば国を救い、人々に「救世の英雄」と讃えられていた──。
ざまぁ、逆転、ハーレム、爽快、全部乗せ! 無自覚最強スローライフ・ファンタジー開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる