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12月29日(土)
第92話
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「祐介、もう一回」
「……あ、暁斗……もう、無理……」
熱い液体の放出を体内で感じて、身体が震えた。
息も絶え絶えに、枕を握り締める。ビリビリと身体の至る所が痙攣して、力が入らない。
暁斗が、これまで手加減をしていたのだと思い知ったのは、ホテルに置いてあった二つのコンドームを使い切ってからだった。
それからは、俺の制止を聞かずにナマで挿入してきた。どちらが何度達したのか、最早、記憶は朧気で、あまり意味のない数字に思えた。
下に敷いているシーツはぐちょぐちょで、肌も汗や体液に濡れて、汚れきっていた。
バックから挿入されていたペニスをズルリと引きずり出されて、排泄感に似た悦楽に腰がビクリと揺れた。
足首を掴まれて、仰向き寝かされる。
「もう、無理だ」と再三に渡り訴えるも、一種の嬌声の類いと無視されて、散々身体を弄り倒され続ければ、体力も気力も削がれて、男の好きにされて続けるしかなかった。
暁斗の指がアナルを拡げるように差し込まれて、コポンと中から何かわからない粘液が溢れて、僅かに残った羞恥を煽られる。
「奥まで、ユルくなってますね」
「……ひ、……ちょ、だ、ゃ、め、ッーー」
最初は、じっくり解しても挿入に手こずっていたはずのに、ズンと一突きで違和感もなく暁斗のペニスが俺の腹の中に飲み込まれていく。
俺の上にのし掛かる男は、まるで湯気でも登っているように肌を上気させ、ダラダラと汗を垂れ流している。そうして、小さく呻くと、気だるげに前髪をかきあげて、荒い息を整えるように肩で息をしていた。
「ぁ、暁斗、……」
「……腰、動いてますね」
ガンガンに突かれるのも辛かったが、じっと腹の中を圧迫されているのもむず痒くて、快楽の要所を擦るように自然と腰が揺れてしまう。 それでも足りなくて、暁斗を見上げる。
「……ぁ、ん、……や、」
暁斗は愉しそうに笑うと、胸元に舌を這わせた。弄られすぎてヒリヒリする乳首を舌先で転がされて、逃げるように身を捩った。それでも、簡単に押さえつけられて口に含まれてしまう。もう、痛みか快楽かも判断できずに、生理的に涙が溢れる。
暁斗の唇が肌を這いながら、鎖骨の辺りに移動して、吸い付いた。
「ん、」
肌の表面に僅かな痛みを感じると、反射的に、きゅぅと腹の奥が締まり、暁斗の滾ったペニスの存在感が強くなる。
暁斗が上半身を起こして、熱っぽい視線で見下ろしてくる。
暁斗の背後が一瞬、鋭く光った気がした。
天井に貼られた鏡には、男に組敷かれて、だらしなく恍惚感を滲ませる自身の顔と肌の至るところにつけられた紅い痣が映り込む。
暁斗に見下ろされている自分の姿を突きつけられたような気がして、直視できずに顔を背けた。
「痕つけるなって、言ったのに」
「好きにしていいって、言ったのに」
暁斗は俺の口真似をして、小さく笑う。
意地の悪い男は、露になった首筋に舌を這わせて、耳朶を甘く噛んできた。
ぞわぞわと首筋が痺れて、身を捩る。
暁斗はうっとりとした息を吐きながら、小さく囁いた。
「祐介、好き、俺の、……祐介」
低い声で名前を呼ばれるとダメだった。
「……や、う、動けよ、」
「好きって言って、祐介……」
小さな声で、甘えるように囁かれる。
「あ、……、暁斗、好き、好きだから、暁斗ッ」
叫ぶように言葉を絞り出すと、暁斗のペニスが応えるように一際大きく滾り、抉るようにゆっくりと擦られる。身も世もなく喘がされて、自らも腰を揺らした。
「あ、あ、あ、い、……あ、あ、」
自分のペニスに手を伸ばすと、腕を掴まれてシーツに縫い付けられる。暁斗の腰の動きが速くなり、この先の甘く眩むような悦楽を予感させる。
「い、……ッーー」
目の前が一瞬、真っ白になって、腹の奥から全身に痺れるような、弛緩するような、甘く狂おしい快楽が広がり、息を忘れそうになる。
少し遅れて、腹の中で、また熱い液体の放出を感じて、もう一度、達しかけた。
ゼイゼイと息を吐きながら、暁斗は俺の隣に仰向けに寝転がった。
「あー、死ぬ……もう無理、」
暁斗は目元を両腕で覆いながら、息苦しそうに言葉を発した。
「…………嘘だろ、こっちの、台詞なんだけど、」
「死ぬ」と言う割に、どこかスッキリとした様子の暁斗に、呆れて釘を指した。
鏡の存在が気になって、身体を隠すようにうつ伏せで横になり、暁斗に顔だけ向けた。
俺の方が息が上がっていて、下半身がジンジンと痛み、震えるような痺れでマトモに身体を動かすこともできずに、まるでボロ雑巾のようだった。
暁斗は俺の方に顔を向けて、じっと見つめて、それから俺の乱れた髪に手を伸ばして、耳にかけた。
「……俺、営業部への異動願いを出してみますね」
「ああ……まあ、すぐにって訳にはいかないだろうけどな。最短でも一年はかかるだろうし、篠田さんも矢口くんのこと気に入ってるから、なかなか手放してくれないかもな」
「……そう、なんですか」
俺は与り知らないが、矢口暁斗が第二グループに配属された経緯には、それなりの理由があるはずだ。
それに、矢口には、これからYシステムプロジェクトのサブリーダーとして、俺が引き継ぐ予定の業務もある。矢口が異動するには、また違う誰かに同じように業務を引き継いでいかなければならない。
それを完遂させるのは、決して容易ことではないし、時間もそれなりに要するだろう。
それにもし、矢口の身体が綺麗になったとして、受け入れ先である営業部が、矢口を歓迎してくれる保証もなかった。
矢口は器用で要領がいい男である。生意気で、少し危なっかしいけれど、目上の人間にも物怖じしないし、欲しいものには貪欲で、粘り強さと活力のようなものがある。
営業の業務には明るくはないが、うちの会社の営業部の連中と肩を並べる矢口を想像しても、大きな違和感はなかった。
そんな空想に浸っていると、さすがに疲れが押し寄せてきて、瞼が重くなる。
「もし、交渉が難航したら、俺からも篠田さんや松島さんに、それとなく口添えしてやるよ」
「それは、心強いです」
「まあ、俺の意見なんて、聞き流されてしまうだろうから、あまり大きな期待はするなよ」
言葉を垂れ流しながら、俺は本当に矢口に対して甘いな、と苦笑いしてしまう。
いや、ひょっとすると、暁斗がとても甘え上手で、あれもこれも計算づくなのかもしれない。
「……ん、」
唇に温かい感触がした。
暁斗の唇の感触はすでに慣れしたんだものだった。
甘えるように舌が差し込まれてきて、拒否する気力もなく、唇を開いて好きにさせた。口蓋をなぞられて、舌を絡み合わせる。深いものになる気がしたけれど、思ったより、あっさりと暁斗の唇は離れていった。
「祐介、寝ちゃうんですか?」
小さく頷くと、瞼の向こう側で、暁斗がクスリと笑った気配がした。
「……あ、暁斗……もう、無理……」
熱い液体の放出を体内で感じて、身体が震えた。
息も絶え絶えに、枕を握り締める。ビリビリと身体の至る所が痙攣して、力が入らない。
暁斗が、これまで手加減をしていたのだと思い知ったのは、ホテルに置いてあった二つのコンドームを使い切ってからだった。
それからは、俺の制止を聞かずにナマで挿入してきた。どちらが何度達したのか、最早、記憶は朧気で、あまり意味のない数字に思えた。
下に敷いているシーツはぐちょぐちょで、肌も汗や体液に濡れて、汚れきっていた。
バックから挿入されていたペニスをズルリと引きずり出されて、排泄感に似た悦楽に腰がビクリと揺れた。
足首を掴まれて、仰向き寝かされる。
「もう、無理だ」と再三に渡り訴えるも、一種の嬌声の類いと無視されて、散々身体を弄り倒され続ければ、体力も気力も削がれて、男の好きにされて続けるしかなかった。
暁斗の指がアナルを拡げるように差し込まれて、コポンと中から何かわからない粘液が溢れて、僅かに残った羞恥を煽られる。
「奥まで、ユルくなってますね」
「……ひ、……ちょ、だ、ゃ、め、ッーー」
最初は、じっくり解しても挿入に手こずっていたはずのに、ズンと一突きで違和感もなく暁斗のペニスが俺の腹の中に飲み込まれていく。
俺の上にのし掛かる男は、まるで湯気でも登っているように肌を上気させ、ダラダラと汗を垂れ流している。そうして、小さく呻くと、気だるげに前髪をかきあげて、荒い息を整えるように肩で息をしていた。
「ぁ、暁斗、……」
「……腰、動いてますね」
ガンガンに突かれるのも辛かったが、じっと腹の中を圧迫されているのもむず痒くて、快楽の要所を擦るように自然と腰が揺れてしまう。 それでも足りなくて、暁斗を見上げる。
「……ぁ、ん、……や、」
暁斗は愉しそうに笑うと、胸元に舌を這わせた。弄られすぎてヒリヒリする乳首を舌先で転がされて、逃げるように身を捩った。それでも、簡単に押さえつけられて口に含まれてしまう。もう、痛みか快楽かも判断できずに、生理的に涙が溢れる。
暁斗の唇が肌を這いながら、鎖骨の辺りに移動して、吸い付いた。
「ん、」
肌の表面に僅かな痛みを感じると、反射的に、きゅぅと腹の奥が締まり、暁斗の滾ったペニスの存在感が強くなる。
暁斗が上半身を起こして、熱っぽい視線で見下ろしてくる。
暁斗の背後が一瞬、鋭く光った気がした。
天井に貼られた鏡には、男に組敷かれて、だらしなく恍惚感を滲ませる自身の顔と肌の至るところにつけられた紅い痣が映り込む。
暁斗に見下ろされている自分の姿を突きつけられたような気がして、直視できずに顔を背けた。
「痕つけるなって、言ったのに」
「好きにしていいって、言ったのに」
暁斗は俺の口真似をして、小さく笑う。
意地の悪い男は、露になった首筋に舌を這わせて、耳朶を甘く噛んできた。
ぞわぞわと首筋が痺れて、身を捩る。
暁斗はうっとりとした息を吐きながら、小さく囁いた。
「祐介、好き、俺の、……祐介」
低い声で名前を呼ばれるとダメだった。
「……や、う、動けよ、」
「好きって言って、祐介……」
小さな声で、甘えるように囁かれる。
「あ、……、暁斗、好き、好きだから、暁斗ッ」
叫ぶように言葉を絞り出すと、暁斗のペニスが応えるように一際大きく滾り、抉るようにゆっくりと擦られる。身も世もなく喘がされて、自らも腰を揺らした。
「あ、あ、あ、い、……あ、あ、」
自分のペニスに手を伸ばすと、腕を掴まれてシーツに縫い付けられる。暁斗の腰の動きが速くなり、この先の甘く眩むような悦楽を予感させる。
「い、……ッーー」
目の前が一瞬、真っ白になって、腹の奥から全身に痺れるような、弛緩するような、甘く狂おしい快楽が広がり、息を忘れそうになる。
少し遅れて、腹の中で、また熱い液体の放出を感じて、もう一度、達しかけた。
ゼイゼイと息を吐きながら、暁斗は俺の隣に仰向けに寝転がった。
「あー、死ぬ……もう無理、」
暁斗は目元を両腕で覆いながら、息苦しそうに言葉を発した。
「…………嘘だろ、こっちの、台詞なんだけど、」
「死ぬ」と言う割に、どこかスッキリとした様子の暁斗に、呆れて釘を指した。
鏡の存在が気になって、身体を隠すようにうつ伏せで横になり、暁斗に顔だけ向けた。
俺の方が息が上がっていて、下半身がジンジンと痛み、震えるような痺れでマトモに身体を動かすこともできずに、まるでボロ雑巾のようだった。
暁斗は俺の方に顔を向けて、じっと見つめて、それから俺の乱れた髪に手を伸ばして、耳にかけた。
「……俺、営業部への異動願いを出してみますね」
「ああ……まあ、すぐにって訳にはいかないだろうけどな。最短でも一年はかかるだろうし、篠田さんも矢口くんのこと気に入ってるから、なかなか手放してくれないかもな」
「……そう、なんですか」
俺は与り知らないが、矢口暁斗が第二グループに配属された経緯には、それなりの理由があるはずだ。
それに、矢口には、これからYシステムプロジェクトのサブリーダーとして、俺が引き継ぐ予定の業務もある。矢口が異動するには、また違う誰かに同じように業務を引き継いでいかなければならない。
それを完遂させるのは、決して容易ことではないし、時間もそれなりに要するだろう。
それにもし、矢口の身体が綺麗になったとして、受け入れ先である営業部が、矢口を歓迎してくれる保証もなかった。
矢口は器用で要領がいい男である。生意気で、少し危なっかしいけれど、目上の人間にも物怖じしないし、欲しいものには貪欲で、粘り強さと活力のようなものがある。
営業の業務には明るくはないが、うちの会社の営業部の連中と肩を並べる矢口を想像しても、大きな違和感はなかった。
そんな空想に浸っていると、さすがに疲れが押し寄せてきて、瞼が重くなる。
「もし、交渉が難航したら、俺からも篠田さんや松島さんに、それとなく口添えしてやるよ」
「それは、心強いです」
「まあ、俺の意見なんて、聞き流されてしまうだろうから、あまり大きな期待はするなよ」
言葉を垂れ流しながら、俺は本当に矢口に対して甘いな、と苦笑いしてしまう。
いや、ひょっとすると、暁斗がとても甘え上手で、あれもこれも計算づくなのかもしれない。
「……ん、」
唇に温かい感触がした。
暁斗の唇の感触はすでに慣れしたんだものだった。
甘えるように舌が差し込まれてきて、拒否する気力もなく、唇を開いて好きにさせた。口蓋をなぞられて、舌を絡み合わせる。深いものになる気がしたけれど、思ったより、あっさりと暁斗の唇は離れていった。
「祐介、寝ちゃうんですか?」
小さく頷くと、瞼の向こう側で、暁斗がクスリと笑った気配がした。
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