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第25話 選択枝
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「……ずず~」
縁側に座り、茶をすする。
すぐそばには洗濯物を干している長峰姉妹。神事の後ということで、神主さんの勉強会は休みらしい。
ぱん、という音が周囲に響く。
快晴&そよ風。
これ以上ないくらい絶好の洗濯日和だった。
「やっぱり、手伝おうか?」
「2人で充分よ」
「ふふ」
「どうしたの、彩」
「桜居さんはね、お姉ちゃんと一緒に洗濯物を干したいんだよ」
「え、そうなの?」
「暇なだけだ」
「そんなに暇なら、ゴーちゃんの散歩に行ってきて欲しいな」
「それは別にいいけど……」
ずっと沙夜と話をする機会をうかがってたのだが。
俺が神社から帰ってきてから2人は片時も離れずに一緒に居る。
「どうしたの?」
「沙夜も連れて行っていいか」
「私だけ?」
「ああ。二人っきりで話がしたいんだ」
「昼間から大胆だね、桜居さんは」
にこやかにそんなことを言う彩。
「変な誤解をするな」
「……嫌よ」
「んー」
ちょっと考える彩。
「いいよ」
「彩、」
「あたしは一人で大丈夫だよ、お姉ちゃん」
沙夜に微笑を返す。
「でも、」
「2人でゆっくりデートしてきて」
「……行かない」
「違う」
「あはは。そんなに遠くまで行かないよね、桜居さん」
「いつものように御神木までかな、多分」
「うん。あたしは、その間に掃除でもしてるよ」
「……すぐ帰ってくるから」
「帰ってきたら、いくらでも俺をこき使ってくれ」
「ありがとう桜居さん」
俺は犬小屋の前に打ちつけられている杭から鎖を外し、それに散歩用の紐をつける。500円は嬉しそうに吠えながら、円を描くように走りまわった。
「じゃあ、ちょっとだけ行ってくるから」
「いってらっしゃい」
**********
500円は珍しく周囲のものにそれほど気を取られることなく、まっすぐ道を歩いていた。
「……」
俺たちは無言のまま散歩道を歩く。
たまに沙夜が俺のほうを向いたけど、特に何かを言うことはなかった。
御神木の横を通り、河原へ。
大きな石──岩と言っても差し支えないような巨大な石の塊の上に腰かける。
沙夜が500円の首輪についている鎖を外す。
500円は草むらに向かって、全速力で駆けていった。
「で、何の話かしら」
風になびく髪を押さえながら、沙夜が言う。
「俺はどうしたらいいのか正直わからない」
「悩むことなんてないわ。あなたは、何もしなくていいの。あなたが帰って、それでおしまい。私たちは桜居さんが来る前と同じ生活に戻っていくの」
笑顔で言うが、俺は素直に納得できなかった。
「それでいいのか」
「それでいいのよ」
いいのか。
本当に。
「もし彩の病気が治って普通の生活ができるとしたら──それでも、お前は村に残ることを選ぶのか」
「治らないの。だからその質問には答えられないわ」
「お前たちの母親は、とても村を出て行くことができる身体じゃなかったって、神主さんから聞いた。それなのに何年も村を出て、そしてここに帰って来た」
「そうね」
「じゃあ、」
「私は……そんなことに希望を見出すことはできないのよ」
「……」
「何度も何度も、村人が死んでいくのを見てきたの、私は。今更なのよ。何もかも。もう私は待つだけなの。そう、決めたのよ」
「神主さんも同じようなことを言ってた」
「そうでしょうね」
「彩も諦めてるのか」
「……」
「彩も、そうやって諦めているのか?」
「自分はもう『死ぬだけ』だって、彩がそう言ったのかよ」
「……そんなことが……聞けると思うの?」
「聞かなきゃいけないことだろ」
「お前は、彩の気持ちを考えたことがあるのかよ」
「勝手なこと、言わないで」
「……俺には、彩が自分は助からない、死ぬのを待つだけだって、いつ死んでもいいって、そんな風に考えているとは思えない。他の村人のことはわかんねーけど、何日も居候させてもらってれば、それくらいわかる」
「もしそうだとして。だったら、どうしろって言うのよ。彩を連れて村を出るの? それこそ無駄に彩の死を早めるだけじゃない!!」
「そうかもしれないな……」
こんなこと、言いたくない。
誰も傷つけたくない。
何もせず、村から出て行ければどんなに楽だろうか。
でも。
俺は二度と後悔したくない。できるだけのことをしてやりたい、誰かの為に。
「彩は、選べたのか?」
── 神事を見て、考えて欲しい ──
これは、彩の、救いを求める言葉だったんだと思う。
彩の死は──
同時に、沙夜の死をも誘発してしまいそうで──
俺は不安だった。
彩はただひたすら姉のことを想っている。たしかに村を出てみたいという気持ちもあるだろう。だがその気持ちが一番ではないと思う。
この村で生まれ、
両親もこの村で眠っている。
彩はこの村でしか生活したことがない。だから、外の世界に対して憧れよりも不安の気持ちのほうが強いだろう。
だが、それでも彩は村を出ることを望むだろう。
なぜなら──
「沙夜はどんな理由があるにしろ、自分の意思で『今』を選んだ。でも彩は、この村でこのまま死んでいくことを自分の意思で選択したのか?」
「選択肢なんて、ないのよ」
「そりゃあ選択することなんてできねえよな、お前がそうやって選択肢を取り除いてるんだから」
言った瞬間──
俺は思いきり頬を引っ叩かれていた。
じんじんと左の頬が痛んだが、痛いそぶりを見せずに話を続ける。
「彩を大切にする気持ちはわかる。でも、彩の自由にさせてやらないか」
彩の望みは、俺に選択肢を作らせること。
そしてその目的は、大好きな姉──沙夜のため。
沙夜は両親の代わりに、何年ものあいだ彩の支えになってきた。村の人間じゃないことに対する風当たりも強かっただろう。神事に参加できないことだけじゃないはずだ、きっと。それでも、妹の自分と2人で過ごしていくことを選んでくれた。
やがて死んでしまう自分が姉にできることは何なのか。
それをずっと彩は考えてきたのだろう。
そして──
「本人が村にいることを望むならそれでいい。俺は別に彩を村から無理に連れ出したいわけじゃない。ただ、」
「……」
「悔いを残させたくないんだ」
俺も、悔いを残したくない。
「……よくそこまで勝手なことが言えるわね」
「俺は最初からこんな感じだったろう」
俺の言葉に、沙夜は微笑を返す。
「そうだったわね」
「彩に……聞いてもいいんだな?」
「……明日」
「……?」
「明日にしてくれないかしら。明日の朝、3人で行きたいところがあるの。その後にして欲しい」
「ああ、わかった」
彩と話をすることを躊躇っている訳ではないようだった。
俺たちはしばらく取り留めのない話をして、500円に鎖をつけて家に帰った。
長峰家に到着し
玄関の扉を開けると
彩が倒れていた
床には
絶望的と思えるほどの
赤い血が広がっていた
水の張ったバケツ
右手には雑巾が握られていて
それは
彩の血を吸いこんで
真っ赤に染まっていた
縁側に座り、茶をすする。
すぐそばには洗濯物を干している長峰姉妹。神事の後ということで、神主さんの勉強会は休みらしい。
ぱん、という音が周囲に響く。
快晴&そよ風。
これ以上ないくらい絶好の洗濯日和だった。
「やっぱり、手伝おうか?」
「2人で充分よ」
「ふふ」
「どうしたの、彩」
「桜居さんはね、お姉ちゃんと一緒に洗濯物を干したいんだよ」
「え、そうなの?」
「暇なだけだ」
「そんなに暇なら、ゴーちゃんの散歩に行ってきて欲しいな」
「それは別にいいけど……」
ずっと沙夜と話をする機会をうかがってたのだが。
俺が神社から帰ってきてから2人は片時も離れずに一緒に居る。
「どうしたの?」
「沙夜も連れて行っていいか」
「私だけ?」
「ああ。二人っきりで話がしたいんだ」
「昼間から大胆だね、桜居さんは」
にこやかにそんなことを言う彩。
「変な誤解をするな」
「……嫌よ」
「んー」
ちょっと考える彩。
「いいよ」
「彩、」
「あたしは一人で大丈夫だよ、お姉ちゃん」
沙夜に微笑を返す。
「でも、」
「2人でゆっくりデートしてきて」
「……行かない」
「違う」
「あはは。そんなに遠くまで行かないよね、桜居さん」
「いつものように御神木までかな、多分」
「うん。あたしは、その間に掃除でもしてるよ」
「……すぐ帰ってくるから」
「帰ってきたら、いくらでも俺をこき使ってくれ」
「ありがとう桜居さん」
俺は犬小屋の前に打ちつけられている杭から鎖を外し、それに散歩用の紐をつける。500円は嬉しそうに吠えながら、円を描くように走りまわった。
「じゃあ、ちょっとだけ行ってくるから」
「いってらっしゃい」
**********
500円は珍しく周囲のものにそれほど気を取られることなく、まっすぐ道を歩いていた。
「……」
俺たちは無言のまま散歩道を歩く。
たまに沙夜が俺のほうを向いたけど、特に何かを言うことはなかった。
御神木の横を通り、河原へ。
大きな石──岩と言っても差し支えないような巨大な石の塊の上に腰かける。
沙夜が500円の首輪についている鎖を外す。
500円は草むらに向かって、全速力で駆けていった。
「で、何の話かしら」
風になびく髪を押さえながら、沙夜が言う。
「俺はどうしたらいいのか正直わからない」
「悩むことなんてないわ。あなたは、何もしなくていいの。あなたが帰って、それでおしまい。私たちは桜居さんが来る前と同じ生活に戻っていくの」
笑顔で言うが、俺は素直に納得できなかった。
「それでいいのか」
「それでいいのよ」
いいのか。
本当に。
「もし彩の病気が治って普通の生活ができるとしたら──それでも、お前は村に残ることを選ぶのか」
「治らないの。だからその質問には答えられないわ」
「お前たちの母親は、とても村を出て行くことができる身体じゃなかったって、神主さんから聞いた。それなのに何年も村を出て、そしてここに帰って来た」
「そうね」
「じゃあ、」
「私は……そんなことに希望を見出すことはできないのよ」
「……」
「何度も何度も、村人が死んでいくのを見てきたの、私は。今更なのよ。何もかも。もう私は待つだけなの。そう、決めたのよ」
「神主さんも同じようなことを言ってた」
「そうでしょうね」
「彩も諦めてるのか」
「……」
「彩も、そうやって諦めているのか?」
「自分はもう『死ぬだけ』だって、彩がそう言ったのかよ」
「……そんなことが……聞けると思うの?」
「聞かなきゃいけないことだろ」
「お前は、彩の気持ちを考えたことがあるのかよ」
「勝手なこと、言わないで」
「……俺には、彩が自分は助からない、死ぬのを待つだけだって、いつ死んでもいいって、そんな風に考えているとは思えない。他の村人のことはわかんねーけど、何日も居候させてもらってれば、それくらいわかる」
「もしそうだとして。だったら、どうしろって言うのよ。彩を連れて村を出るの? それこそ無駄に彩の死を早めるだけじゃない!!」
「そうかもしれないな……」
こんなこと、言いたくない。
誰も傷つけたくない。
何もせず、村から出て行ければどんなに楽だろうか。
でも。
俺は二度と後悔したくない。できるだけのことをしてやりたい、誰かの為に。
「彩は、選べたのか?」
── 神事を見て、考えて欲しい ──
これは、彩の、救いを求める言葉だったんだと思う。
彩の死は──
同時に、沙夜の死をも誘発してしまいそうで──
俺は不安だった。
彩はただひたすら姉のことを想っている。たしかに村を出てみたいという気持ちもあるだろう。だがその気持ちが一番ではないと思う。
この村で生まれ、
両親もこの村で眠っている。
彩はこの村でしか生活したことがない。だから、外の世界に対して憧れよりも不安の気持ちのほうが強いだろう。
だが、それでも彩は村を出ることを望むだろう。
なぜなら──
「沙夜はどんな理由があるにしろ、自分の意思で『今』を選んだ。でも彩は、この村でこのまま死んでいくことを自分の意思で選択したのか?」
「選択肢なんて、ないのよ」
「そりゃあ選択することなんてできねえよな、お前がそうやって選択肢を取り除いてるんだから」
言った瞬間──
俺は思いきり頬を引っ叩かれていた。
じんじんと左の頬が痛んだが、痛いそぶりを見せずに話を続ける。
「彩を大切にする気持ちはわかる。でも、彩の自由にさせてやらないか」
彩の望みは、俺に選択肢を作らせること。
そしてその目的は、大好きな姉──沙夜のため。
沙夜は両親の代わりに、何年ものあいだ彩の支えになってきた。村の人間じゃないことに対する風当たりも強かっただろう。神事に参加できないことだけじゃないはずだ、きっと。それでも、妹の自分と2人で過ごしていくことを選んでくれた。
やがて死んでしまう自分が姉にできることは何なのか。
それをずっと彩は考えてきたのだろう。
そして──
「本人が村にいることを望むならそれでいい。俺は別に彩を村から無理に連れ出したいわけじゃない。ただ、」
「……」
「悔いを残させたくないんだ」
俺も、悔いを残したくない。
「……よくそこまで勝手なことが言えるわね」
「俺は最初からこんな感じだったろう」
俺の言葉に、沙夜は微笑を返す。
「そうだったわね」
「彩に……聞いてもいいんだな?」
「……明日」
「……?」
「明日にしてくれないかしら。明日の朝、3人で行きたいところがあるの。その後にして欲しい」
「ああ、わかった」
彩と話をすることを躊躇っている訳ではないようだった。
俺たちはしばらく取り留めのない話をして、500円に鎖をつけて家に帰った。
長峰家に到着し
玄関の扉を開けると
彩が倒れていた
床には
絶望的と思えるほどの
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水の張ったバケツ
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それは
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