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二百八話デジャブ
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「色々と店を周ったけど、ポンチョとブーツを買っただけで終わったな」
「私は買っても良いのではと思う者は少しありましたが、どれも無理に買う必要は無い物でした。ただ、また店から追い返されそうになりましたね」
「・・・・・・だな。まぁ、主に俺が原因なんだろうけど。しっかしそればかりは変えようと思っても変える事が出来るものじゃないからな」
マジックアイテムを扱っている高級店に入ろうとし、ドアの前に立っている警備員に君が来るような店では無いと追い返されそうになった。
(俺の見た目だけでそう判断するなら個人的には嫌というかムカつくけど、解らなくはない。ただ、ミレアナが後ろから付いて来ているんだから俺の連れだって事ぐらいは分かるよな? ミレアナの容姿なら止められる事は無いと思うんだけどな)
店に入る事が出来ず、追い返されそうになったソウスケは即座に二人の警備に軽い殺気を放つ。
結果、二人の警備はソウスケの力量差を理解する事が出来、もめ事になる事は無かった。
「警備の方がソウスケさんの実力を理解出来る方で良かったですね」
「ああ、無駄にプライドが高い奴らじゃなくて良かった。店に入ってからも特に絡まれることは無かったしな」
「多分ソウスケさんが警備の二人に実力差を解らせるために放った殺気が完全に抑えきれてなかったからじゃないですか?」
「えっ? マジで!?」
「はい、マジで軽く殺気が漏れていました」
完全に仕舞いこんでいたと思っていたソウスケの殺気は消えておらず、店に入ってからもほんの少しだけだがもれていたため客や店員達がソウスケに絡む事は無かった。
「そ、そうか・・・・・・まぁ、迷惑をかけた訳では無いんだし。気にしなくても良い・・・・・・よな?」
「ソウスケさんの言う通り、お店に迷惑をかけた訳では無いのであまり気になさらなくても大丈夫だと思いますよ」
自身の行動にそこまで問題は無かったと分かり、ソウスケは胸を押さえて安堵する。
「似たような事が数時間前にあったから少しイラついていたのかもしれないな。でも俺がもう少し歳を取るまでは多分起き続ける展開だろうからな・・・・・・いっそ髪型でも変えてみるか? そうしたら少しは警備や店員に追い返されそうになったり、面倒な奴に絡まれることは無くなるかもしれないな」
「それは良い提案ですね。どういった髪型にしますか?」
「そうだなぁ・・・・・・って感じにしようと思うんだけど」
「良いと思います!! ガラッと印象が変わる筈です」
ソウスケが提案した髪型を聞いたミレアナは頭の中で髪型を変えたソウスケを想像し、個人的に印象が変わったソウスケが好ましく思え、つい親指を立てて賛同していた。
「そうか? なら今日風呂入った後に早速やってみるか。いや、その前に少し髪を切った方が良いかもしれないな。ミレアナ散髪は出来るか?」
「一応出来ますけど・・・・・・専門の人に切って貰った方が良いと思いますけど」
「別に少し全体的に短くするだけだからあんまり腕とか関係ない筈だ。だからパパッと頼む」
「わ、分りました。ミスしない様に頑張ります」
宣言通り散髪自体出来ない事は無いミレアナだが、主であるソウスケの髪を切るとなると少し緊張してしまう。
「それなら櫛とハサミ、あと簡単な布を買おう。後はサングラスでもあれば良いんだが・・・・・・この世界には無いみたいだしな。もしかしたらマジックアイテムとして存在するかもしれないし、そこら辺も期待して明日潜ろう」
就寝までにやる事が決まったソウスケは櫛を挟みと布を買い、宿に戻った後夕食を食べ、早速ミレアナに髪を切って貰う。
髪が二回りほど短くなったソウスケはそのまま風呂に入って散髪で細かくなった髪を洗い落とし、熱風で乾かした後に頭をタオルでま巻き、その日はそのまま眠りに落ちた。
第十二回ファンタジー大賞に応募します。
是非投票をお願いします!
後、新作の万分の一の確率でパートナーが見つかる、そんな事あるか? も是非読んでください!!
「私は買っても良いのではと思う者は少しありましたが、どれも無理に買う必要は無い物でした。ただ、また店から追い返されそうになりましたね」
「・・・・・・だな。まぁ、主に俺が原因なんだろうけど。しっかしそればかりは変えようと思っても変える事が出来るものじゃないからな」
マジックアイテムを扱っている高級店に入ろうとし、ドアの前に立っている警備員に君が来るような店では無いと追い返されそうになった。
(俺の見た目だけでそう判断するなら個人的には嫌というかムカつくけど、解らなくはない。ただ、ミレアナが後ろから付いて来ているんだから俺の連れだって事ぐらいは分かるよな? ミレアナの容姿なら止められる事は無いと思うんだけどな)
店に入る事が出来ず、追い返されそうになったソウスケは即座に二人の警備に軽い殺気を放つ。
結果、二人の警備はソウスケの力量差を理解する事が出来、もめ事になる事は無かった。
「警備の方がソウスケさんの実力を理解出来る方で良かったですね」
「ああ、無駄にプライドが高い奴らじゃなくて良かった。店に入ってからも特に絡まれることは無かったしな」
「多分ソウスケさんが警備の二人に実力差を解らせるために放った殺気が完全に抑えきれてなかったからじゃないですか?」
「えっ? マジで!?」
「はい、マジで軽く殺気が漏れていました」
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「ソウスケさんの言う通り、お店に迷惑をかけた訳では無いのであまり気になさらなくても大丈夫だと思いますよ」
自身の行動にそこまで問題は無かったと分かり、ソウスケは胸を押さえて安堵する。
「似たような事が数時間前にあったから少しイラついていたのかもしれないな。でも俺がもう少し歳を取るまでは多分起き続ける展開だろうからな・・・・・・いっそ髪型でも変えてみるか? そうしたら少しは警備や店員に追い返されそうになったり、面倒な奴に絡まれることは無くなるかもしれないな」
「それは良い提案ですね。どういった髪型にしますか?」
「そうだなぁ・・・・・・って感じにしようと思うんだけど」
「良いと思います!! ガラッと印象が変わる筈です」
ソウスケが提案した髪型を聞いたミレアナは頭の中で髪型を変えたソウスケを想像し、個人的に印象が変わったソウスケが好ましく思え、つい親指を立てて賛同していた。
「そうか? なら今日風呂入った後に早速やってみるか。いや、その前に少し髪を切った方が良いかもしれないな。ミレアナ散髪は出来るか?」
「一応出来ますけど・・・・・・専門の人に切って貰った方が良いと思いますけど」
「別に少し全体的に短くするだけだからあんまり腕とか関係ない筈だ。だからパパッと頼む」
「わ、分りました。ミスしない様に頑張ります」
宣言通り散髪自体出来ない事は無いミレアナだが、主であるソウスケの髪を切るとなると少し緊張してしまう。
「それなら櫛とハサミ、あと簡単な布を買おう。後はサングラスでもあれば良いんだが・・・・・・この世界には無いみたいだしな。もしかしたらマジックアイテムとして存在するかもしれないし、そこら辺も期待して明日潜ろう」
就寝までにやる事が決まったソウスケは櫛を挟みと布を買い、宿に戻った後夕食を食べ、早速ミレアナに髪を切って貰う。
髪が二回りほど短くなったソウスケはそのまま風呂に入って散髪で細かくなった髪を洗い落とし、熱風で乾かした後に頭をタオルでま巻き、その日はそのまま眠りに落ちた。
第十二回ファンタジー大賞に応募します。
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後、新作の万分の一の確率でパートナーが見つかる、そんな事あるか? も是非読んでください!!
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