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千八十八話 返り討ち?
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「はは!!! ははは!!! 本当に、強いわねッ!!!!!」
戦闘が始まってから約一分が経過。
直ぐにヴェラが強者であることを見抜き、ガルーレは本気で戦い始めた。
まだ状況的にペイル・サーベルスこそ発動していないものの、それでもガルーレは全力で動きながらヴェラが振るう炎剣を交わし、カウンターを叩き込み、自ら攻め込む。
「それは、こちらのセリフよッ!!!!」
上の者たちから事前に情報は伝えられていた。
アラッドという人物は一人でAランクモンスターを討伐出来る怪物であり、仲間のメンバーもBランクモンスターであればソロで討伐出来るだけの実力を有する強者たちだと。
だが、それはヴェラたちとて同じ。
リーダーであるケプトは……まだアラッドのようにソロでAランクモンスターを討伐してはいないが、それが出来るだけのポテンシャルは秘めている。
そして、ケプトハーレムズであるヴェラたちも、ソロでBランクモンスターを討伐出来る実力を有している。
余裕で討伐出来るわけではないが、それでも全員がその実績を有している。
そんなハーレムズの中でも騎士であるため、対人戦の実力はピカ一。
(もう、一分は経ってる筈……なのに、まだ一太刀も、当たらないなんて)
しかし、まだヴェラの炎剣は一度もガルーレに当たらない。
対人戦に置いて、基本的には得物を持つ者の方が素手で戦う者よりも有利である。
Bランクモンスターをソロで討伐出来るほどの実力者であれば、その不利を補うだけの実力を有していてもおかしくないが……だとしても、あまりにも当たらない。
その現実にヴェラは少なからず焦りを感じていた。
(いやぁ~~、熱いね~~。うん、本当に熱い)
だが、同じく現在の戦況に対して良くはないと思っているのはヴェラだけではなかった。
ガルーレの拳は……確かに、ヴェラの懐にまでは近付ける。
だが、そのどれも寸前のところで炎剣に防がれる。
当たり前だが、ガルーレは全身に魔力を纏っている。
それによってヴェラが振るう炎剣を殴って蹴っても体が燃えることはない。
ただ……暑さを感じる。
熱さ、寒さ、痺れ……敵対者との戦いでそれらを感じるのは、ガルーレにとってかなり久しぶりの事であった。
そして、ヴェラの炎剣がガルーレの体を斬り裂かないように、ガルーレの打撃もヴェラに防御という選択肢までは取らせるが、その衝撃によって体内にダメージを与えてはいなかった。
(やっぱり、国が違えば、強い人が、いっぱい、いるわねッ!!!!!!)
故郷を出て、冒険者として活動を初めて多くの者と出会った。
アラッドたちと出会うまでにも、それなりに多くの強者と出会え……アラッドたちと出会ってからは、同世代の強者とも出会えるようになった。
ただ、もう他には……同世代で強い者は、あまりいないのではと、勝手に考えていた。
しかし、それは勝手な思い違いだと、自分が自惚れていただけだと……ヴェラたちと出会った事で、良い喝が入った。
だからこそ……だからこそ、思い浮かぶ疑問があった。
「ねぇ!! あなたは、あの男に、惚れてるの!!!」
「っ、えぇ! そうですわ、よッ!!!」
別に答える必要はない。
ただ、答えてしまったヴェラ。
(嘘は、言ってない感じ、ね)
それが、よりガルーレの頭に浮かんだ疑問を大きくさせる。
「どこに、惚れたの!? ぶっちゃけ、あまり……カッコ良くは、見えないけど?」
まだ出会っても間もない相手に、初対面の相手に対して失礼な事を言っている自覚はある。
それでも、頭の中に浮かんだ疑問を解消するには、その質問が一番手っ取り早かった。
「あの人は、私が知らない、事を……たくさん、教えてくれたのよ!!」
「なる、ほど! 他には、ないの!!」
「だらしない、ところも……か、可愛いのよ!!!!」
「…………?????」
最初の理由は、解らなくもない。
ガルーレは基本的に相手の性格が終わっていなければ、誰とでも仲良くなれる。
そのため、冒険者になってから貴族令息や令嬢ではあるが、アラッドと同じく冒険者として活動している者とも出会い……恋バナをしたこともある。
貴族と平民の感覚は異なる。
もしくは同じ行動に対しても、捉え方が違う。
ただ……その捉え方の違いを教えてくれた相手に対し、これまでとは違う感情を抱く者は……確かにいる。
それは令嬢だけではなく、令息であっても同じである。
(だらしないところも、可愛い?????)
だが、二つ目の理由に関しては全くもって理解出来ない。
いる……そういった人物も、いることにはいる。
これまでガルーレが出会って来た同業者の中で、日常的に昼から酒を呑んでいても、戦闘の時には頼りになる人物はいるが……そういった実力者は、全員がおっさんである。
そのため、ガルーレからすれば友人にはなっても、それ以上の関係にはならない。
(ぎゃ、ギャップ…………そ、そういうとこが魅力……になるの?)
単純に、頭の中に浮かんだ疑問を解消する為に質問したはずが、何故か理解不能な返しをされ、精神アタック? を受けたガルーレだった。
戦闘が始まってから約一分が経過。
直ぐにヴェラが強者であることを見抜き、ガルーレは本気で戦い始めた。
まだ状況的にペイル・サーベルスこそ発動していないものの、それでもガルーレは全力で動きながらヴェラが振るう炎剣を交わし、カウンターを叩き込み、自ら攻め込む。
「それは、こちらのセリフよッ!!!!」
上の者たちから事前に情報は伝えられていた。
アラッドという人物は一人でAランクモンスターを討伐出来る怪物であり、仲間のメンバーもBランクモンスターであればソロで討伐出来るだけの実力を有する強者たちだと。
だが、それはヴェラたちとて同じ。
リーダーであるケプトは……まだアラッドのようにソロでAランクモンスターを討伐してはいないが、それが出来るだけのポテンシャルは秘めている。
そして、ケプトハーレムズであるヴェラたちも、ソロでBランクモンスターを討伐出来る実力を有している。
余裕で討伐出来るわけではないが、それでも全員がその実績を有している。
そんなハーレムズの中でも騎士であるため、対人戦の実力はピカ一。
(もう、一分は経ってる筈……なのに、まだ一太刀も、当たらないなんて)
しかし、まだヴェラの炎剣は一度もガルーレに当たらない。
対人戦に置いて、基本的には得物を持つ者の方が素手で戦う者よりも有利である。
Bランクモンスターをソロで討伐出来るほどの実力者であれば、その不利を補うだけの実力を有していてもおかしくないが……だとしても、あまりにも当たらない。
その現実にヴェラは少なからず焦りを感じていた。
(いやぁ~~、熱いね~~。うん、本当に熱い)
だが、同じく現在の戦況に対して良くはないと思っているのはヴェラだけではなかった。
ガルーレの拳は……確かに、ヴェラの懐にまでは近付ける。
だが、そのどれも寸前のところで炎剣に防がれる。
当たり前だが、ガルーレは全身に魔力を纏っている。
それによってヴェラが振るう炎剣を殴って蹴っても体が燃えることはない。
ただ……暑さを感じる。
熱さ、寒さ、痺れ……敵対者との戦いでそれらを感じるのは、ガルーレにとってかなり久しぶりの事であった。
そして、ヴェラの炎剣がガルーレの体を斬り裂かないように、ガルーレの打撃もヴェラに防御という選択肢までは取らせるが、その衝撃によって体内にダメージを与えてはいなかった。
(やっぱり、国が違えば、強い人が、いっぱい、いるわねッ!!!!!!)
故郷を出て、冒険者として活動を初めて多くの者と出会った。
アラッドたちと出会うまでにも、それなりに多くの強者と出会え……アラッドたちと出会ってからは、同世代の強者とも出会えるようになった。
ただ、もう他には……同世代で強い者は、あまりいないのではと、勝手に考えていた。
しかし、それは勝手な思い違いだと、自分が自惚れていただけだと……ヴェラたちと出会った事で、良い喝が入った。
だからこそ……だからこそ、思い浮かぶ疑問があった。
「ねぇ!! あなたは、あの男に、惚れてるの!!!」
「っ、えぇ! そうですわ、よッ!!!」
別に答える必要はない。
ただ、答えてしまったヴェラ。
(嘘は、言ってない感じ、ね)
それが、よりガルーレの頭に浮かんだ疑問を大きくさせる。
「どこに、惚れたの!? ぶっちゃけ、あまり……カッコ良くは、見えないけど?」
まだ出会っても間もない相手に、初対面の相手に対して失礼な事を言っている自覚はある。
それでも、頭の中に浮かんだ疑問を解消するには、その質問が一番手っ取り早かった。
「あの人は、私が知らない、事を……たくさん、教えてくれたのよ!!」
「なる、ほど! 他には、ないの!!」
「だらしない、ところも……か、可愛いのよ!!!!」
「…………?????」
最初の理由は、解らなくもない。
ガルーレは基本的に相手の性格が終わっていなければ、誰とでも仲良くなれる。
そのため、冒険者になってから貴族令息や令嬢ではあるが、アラッドと同じく冒険者として活動している者とも出会い……恋バナをしたこともある。
貴族と平民の感覚は異なる。
もしくは同じ行動に対しても、捉え方が違う。
ただ……その捉え方の違いを教えてくれた相手に対し、これまでとは違う感情を抱く者は……確かにいる。
それは令嬢だけではなく、令息であっても同じである。
(だらしないところも、可愛い?????)
だが、二つ目の理由に関しては全くもって理解出来ない。
いる……そういった人物も、いることにはいる。
これまでガルーレが出会って来た同業者の中で、日常的に昼から酒を呑んでいても、戦闘の時には頼りになる人物はいるが……そういった実力者は、全員がおっさんである。
そのため、ガルーレからすれば友人にはなっても、それ以上の関係にはならない。
(ぎゃ、ギャップ…………そ、そういうとこが魅力……になるの?)
単純に、頭の中に浮かんだ疑問を解消する為に質問したはずが、何故か理解不能な返しをされ、精神アタック? を受けたガルーレだった。
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