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千二百四十八話 ひとまず抑える
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「「「「「「「「「「うぉおおおおおおおおッ!!!!!」」」」」」」」」」
アルバース王国の戦闘者たちが熱く猛る中、同じくゴリディア帝国の戦闘者たちも闘志を燃やし、猛り、己の力をぶつける。
ゴリディア帝国はゴリディア帝国で大将となる人物の演説を受けて士気は上がっていた。
戦る気がない者など一人もいない。
戦争に臨む準備は万端だった。
それは間違いないのだが……不運な事に、先制攻撃を受けてしまった。
ばかデカい鋼鉄の斬撃波宙で砕けたものの、それ以外の遠距離攻撃が降り注ぎ、最低でも十人以上の死者が出た。
それだけでも動揺が走り、炎に水を差す。
そこで……明らかに自分たちよりも燃え上がり方が上なアルバース王国の戦闘者たちが迫りくる。
「ぐっ!!!!」
「がはッ!!!???」
「んだよ、これッ!!!」
先制攻撃を受けたのは、仕方ない。
戦いに関してまだルーキーの域を出ていない者たちはまだしも、ケツに殻が付いていない者たちであれば、心を落ち着かせて対応することが可能。
「怖気づくなッ!!!!!!! 引けば、一気に飲み込まれてしまうぞっ!!!!!!」
「てめぇらぁああああ!!!!! 気合いでアルバース王国の連中に負けんじゃねぇぞッ!!!!!!」
気合、気迫で負けてしまえばどうなるか……リーダーを務める者たちはそれを良く解っており、即座に士気の回復に努める。
一時的に持ち直しはするも、最初に流れを掴んだのはアルバース王国。
(ふぅーーー……戦るぞ)
ディーナも同士たちに続き、ゴリディア帝国の戦闘者と刃を交える。
「ぐっ!!!!!」
「っ!!」
「はがっ!!!!!?????」
二つ、三つと刃を交え……終了。
ディーナはこれからまだまだ続くであろう戦闘に備え、魔力の消耗を抑えている。
対して最初に刃を交えた兵士は……一応素人の域は越えていたが、ディーナとは基本スペックが違った。
強化スキルを使用し、魔力で強化もしていたものの、薙刀によって刃を弾かれ……ズバッと切断されてしまった。
「ふっ、疾ッ!!!!」
対して……クラートは、スキルのみを発動していた。
装備している武器はグリフォンの素材をメインとしたものであり、クラート自身平均以上の身体能力を有しており、そこに風の加速が上乗せされる。
ディーナのように全く魔力を消費せずとはいかないが、それでも上手く節約し……それでいて、集中力を高めた状態で的確に対応し、斬り捨てていく。
「……っ、っと……ふん」
「なっ!? がっ!!??」
「この、おわっ!!!???」
オルフェンもクラートと同じく上手く体力、魔力を消費しながら仲間二人に迫る敵を牽制していた。
まだ戦争が始まって数分も経っていないが、オルフェンはゴリディア帝国の雑兵たちの実力をある程度把握していた。
(やっぱり、俺はこうしてた方が、良さそうだ)
オルフェンも二人に負けない実力を有しており、しっかりとした切り札も有している。
だが、現状……二人が敵を倒しやすく手助けをする方が良いと判断。
ディーナは勿論の事、クラートも本来はBランク以上の冒険者が有するロングソードを使っており、武器の上からでもそのまま斬り割いている。
雑兵が相手であれば、基本的に二人だけで対応出来る。
そのため、彼は二人のサポート……一応自身に迫ってくる相手には迎撃も行い、二人に迫る遠距離攻撃などを使い捨てのナイフなども利用して弾き飛ばす。
(とりあえず、少しは……この状態が続く、かな)
オルフェンは冒険者。
ただ仕方なく戦争に参加したのではなく、確かな意志を、闘志を持って参加している。
しかし……今回の戦争が、初日で終わるとは限らない。
寧ろ、初日で終わるとは思えない。
だからこそ、最初から目立つわけにはいかない。
薙刀という珍しい武器を使っている鬼人族の美人という、戦場でも目立ちそうな同業者と組んでいる時点で無理かもしれないが……それが、割とそうではないと解り、ホッと一安心するオルフェン。
「せやぁああああああ!!!!」
「っ、刃ッ!!!」
「がっ!!!!????」
「ぬぁああああああッ!!!!!!」
「ふぅーーー、ハッ!!!」
ディーナがその気になれば、薙刀に魔力を纏わせて広範囲の斬撃波を放ち、雑兵を纏めてぶった斬ることも出来る。
彼女は、一般的な戦闘者からすれば理不尽とも思える攻撃を、行動を行う事が出来る……そういった存在である。
だが、事前に話していた通り、最初からそういった行動は取らない。
迫る兵士を斬り殺し、斧を振り上げる冒険者をクラートが切り払い、雑兵の脚にオルフェンが使い捨てのナイフを投げ、動きを止める。
現実に迫る相手を一人、また一人と仕留めていく。
幸いにも三人で行動しており、優れた感知力を持つオルフェンがいることで、死角からの攻撃も問題無い。
なにより、周りには同じアルバース王国側の戦闘者として戦う同士たちがいる。
そのお陰で、数分、五分……十分、十五分と経っても、彼女たちの戦場には戦いながらも絶対にこの人物だけは警戒す続けなければならない、といった強敵が現れることはなかった。
彼女たちを知る者であれば……どうして、そこまで目立たず戦い続けられるのか、と思うだろう。
いくら戦力の一部を抑えていたところで、ディーナの傍にはどうしても目立つ相棒がいる。
理由は……至極単純であった。
「「「「「「っ!!!!!!」」」」」」
翼を持つ虎が、別の戦場で暴れているからである。
アルバース王国の戦闘者たちが熱く猛る中、同じくゴリディア帝国の戦闘者たちも闘志を燃やし、猛り、己の力をぶつける。
ゴリディア帝国はゴリディア帝国で大将となる人物の演説を受けて士気は上がっていた。
戦る気がない者など一人もいない。
戦争に臨む準備は万端だった。
それは間違いないのだが……不運な事に、先制攻撃を受けてしまった。
ばかデカい鋼鉄の斬撃波宙で砕けたものの、それ以外の遠距離攻撃が降り注ぎ、最低でも十人以上の死者が出た。
それだけでも動揺が走り、炎に水を差す。
そこで……明らかに自分たちよりも燃え上がり方が上なアルバース王国の戦闘者たちが迫りくる。
「ぐっ!!!!」
「がはッ!!!???」
「んだよ、これッ!!!」
先制攻撃を受けたのは、仕方ない。
戦いに関してまだルーキーの域を出ていない者たちはまだしも、ケツに殻が付いていない者たちであれば、心を落ち着かせて対応することが可能。
「怖気づくなッ!!!!!!! 引けば、一気に飲み込まれてしまうぞっ!!!!!!」
「てめぇらぁああああ!!!!! 気合いでアルバース王国の連中に負けんじゃねぇぞッ!!!!!!」
気合、気迫で負けてしまえばどうなるか……リーダーを務める者たちはそれを良く解っており、即座に士気の回復に努める。
一時的に持ち直しはするも、最初に流れを掴んだのはアルバース王国。
(ふぅーーー……戦るぞ)
ディーナも同士たちに続き、ゴリディア帝国の戦闘者と刃を交える。
「ぐっ!!!!!」
「っ!!」
「はがっ!!!!!?????」
二つ、三つと刃を交え……終了。
ディーナはこれからまだまだ続くであろう戦闘に備え、魔力の消耗を抑えている。
対して最初に刃を交えた兵士は……一応素人の域は越えていたが、ディーナとは基本スペックが違った。
強化スキルを使用し、魔力で強化もしていたものの、薙刀によって刃を弾かれ……ズバッと切断されてしまった。
「ふっ、疾ッ!!!!」
対して……クラートは、スキルのみを発動していた。
装備している武器はグリフォンの素材をメインとしたものであり、クラート自身平均以上の身体能力を有しており、そこに風の加速が上乗せされる。
ディーナのように全く魔力を消費せずとはいかないが、それでも上手く節約し……それでいて、集中力を高めた状態で的確に対応し、斬り捨てていく。
「……っ、っと……ふん」
「なっ!? がっ!!??」
「この、おわっ!!!???」
オルフェンもクラートと同じく上手く体力、魔力を消費しながら仲間二人に迫る敵を牽制していた。
まだ戦争が始まって数分も経っていないが、オルフェンはゴリディア帝国の雑兵たちの実力をある程度把握していた。
(やっぱり、俺はこうしてた方が、良さそうだ)
オルフェンも二人に負けない実力を有しており、しっかりとした切り札も有している。
だが、現状……二人が敵を倒しやすく手助けをする方が良いと判断。
ディーナは勿論の事、クラートも本来はBランク以上の冒険者が有するロングソードを使っており、武器の上からでもそのまま斬り割いている。
雑兵が相手であれば、基本的に二人だけで対応出来る。
そのため、彼は二人のサポート……一応自身に迫ってくる相手には迎撃も行い、二人に迫る遠距離攻撃などを使い捨てのナイフなども利用して弾き飛ばす。
(とりあえず、少しは……この状態が続く、かな)
オルフェンは冒険者。
ただ仕方なく戦争に参加したのではなく、確かな意志を、闘志を持って参加している。
しかし……今回の戦争が、初日で終わるとは限らない。
寧ろ、初日で終わるとは思えない。
だからこそ、最初から目立つわけにはいかない。
薙刀という珍しい武器を使っている鬼人族の美人という、戦場でも目立ちそうな同業者と組んでいる時点で無理かもしれないが……それが、割とそうではないと解り、ホッと一安心するオルフェン。
「せやぁああああああ!!!!」
「っ、刃ッ!!!」
「がっ!!!!????」
「ぬぁああああああッ!!!!!!」
「ふぅーーー、ハッ!!!」
ディーナがその気になれば、薙刀に魔力を纏わせて広範囲の斬撃波を放ち、雑兵を纏めてぶった斬ることも出来る。
彼女は、一般的な戦闘者からすれば理不尽とも思える攻撃を、行動を行う事が出来る……そういった存在である。
だが、事前に話していた通り、最初からそういった行動は取らない。
迫る兵士を斬り殺し、斧を振り上げる冒険者をクラートが切り払い、雑兵の脚にオルフェンが使い捨てのナイフを投げ、動きを止める。
現実に迫る相手を一人、また一人と仕留めていく。
幸いにも三人で行動しており、優れた感知力を持つオルフェンがいることで、死角からの攻撃も問題無い。
なにより、周りには同じアルバース王国側の戦闘者として戦う同士たちがいる。
そのお陰で、数分、五分……十分、十五分と経っても、彼女たちの戦場には戦いながらも絶対にこの人物だけは警戒す続けなければならない、といった強敵が現れることはなかった。
彼女たちを知る者であれば……どうして、そこまで目立たず戦い続けられるのか、と思うだろう。
いくら戦力の一部を抑えていたところで、ディーナの傍にはどうしても目立つ相棒がいる。
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