111 / 493
第111話 鎖は、本当に鎖なのか
しおりを挟む
「よ~~~し、んじゃ行くぞ~」
約束の日の朝、朝食を食べ終えたイシュドたちは直ぐに街を出てモンスターが生息する場所へと向かった。
「イシュド、この辺りに生息するモンスターは、どれも好戦的で他の地域に生息する同じモンスターよりも、少し強いのだったな」
「そうだな。俺は子供の頃から、それが普通だったけど、どうやらそうみたいだな」
イシュドはいつも通りであるが、ガルフたちには大なり小なり緊張感が走っていた。
それを少しでも和らげようと、会話を続ける二人。
「では、ここから離れて初めてモンスターと戦った時は、随分と落胆しただろう」
「そんな大げさにがっかりしたわけじゃねぇけど、なんで違うんだ? って疑問には思ったな、っと。早速客が来たみてぇだな」
モンスターといえばという定番のモンスター、ゴブリン。
数は五体と少し多く、その移動速度からガルフたちは事前にイシュドから説明を受けていた内容について、直ぐに納得。
そして……事前に決めていた通り、ガルフとダスティン、ミシェラが同時に飛び出した。
(ん~~~~……まっ、そうなるだろうな)
他の地域とは、少し違う部分がある。
とはいえ、それでも上位種でもないゴブリンに手こずる三人ではなく、瞬殺。
あっけなく終わりはしたが、ガルフたちの顔に油断という言葉はなかった。
「確かに、これまで戦ってきたゴブリンと比べて、身体能力は全体的に高かったですわね」
「そうですね。ただ……これまでも何度も戦ってきたモンスターなので、自分が強くなれたのか否か、まだ分かりませんね」
「ふむ、同感だ」
ガルフとダスティンは武器を抜くことはなく、その拳と脚だけで倒してしまった。
中には魔力を纏うことが出来たゴブリンもいることを考えると、まさに圧倒的と言える結果だった。
「安心しろ。進んでいけば、直ぐに手頃なモンスターと遭遇できるぞ」
イシュドのこの言葉に嘘はなく、十分後にはまた新しいモンスターが襲撃してきた。
「フィリップ、気を抜いてはダメですよ」
「はいはい、解ってますよ~~」
「良い組み合わせ、といったところでしょうか」
次に遭遇したモンスターは一種類だけではなく、コボルトの上位種とグレーウルフのコンビが複数。
二体ともDランクモンスターであり、コンビネーションも抜群。
ただ、味方の動きに合わせて動くといった点に関してはフィリップたちも負けておらず、先程のガルフたちよりも時間はかかったものの、三人共傷を負うことなく圧勝してみせた。
「……ふふ、なんだか感慨深いですね」
「なんすか、俺の顔を見てそんなこと言って」
「あなたの昔を知ってる私としては、こうして共にモンスターと戦うことなど、もうないのだと思っていたのですよ」
「あぁ……それは確かにそうっすね」
昔からの知り合いということもあり、クリスティールは何かとフィリップのことを
気に掛けていた。
「…………」
そんな二人のやり取りを、超つまらなさそうな顔で見ている人物がいた。
(へぇ~~~。なんか、初めて出会った時と比べれば、ちょっとは我慢出来るようになったか?)
二人のやり取りに嫉妬する人物といえば、やはり金髪縦ロールデカパイこと、ミシェラ。
クリスティールと仲良く話す異性に嫉妬するのは相変わらずだが、それでもそれを言葉に出さないだけ、成長したと言える。
「それにしても、私たち以外の気配も多いというのに、短時間で遭遇することを考えると……やはり、恐ろしさを感じますね」
「はっはっは!! 事前に言っただろ、会長パイセン。モンスターの発生状況が異常なんだよ……そういった環境だけなら、確かに恐ろしい辺境なんだよ。だから、冒険者達は連日街を出て森に……更に進んで密林に入ってモンスターを狩る。んで、実家に仕えてる騎士や魔術師たちも自主的に狩りに向かう」
領主に仕える兵士や騎士たちは、基本的に連日街周辺に出向き、モンスターを相手に戦うことは、そう多くない。
勿論、モンスターとの戦闘経験は非常に重要だが、結果として冒険者の食い扶持を奪うことに繋がってしまう。
だが……ここでは、その常識が意味をなさない。
「理由が解ってないとなると、イシュドが学園を卒業した後は実家に戻ると宣言しているのにも納得ですね」
「……会長パイセン、もしかして俺は別の道の方が合ってると思ってる感じ?」
「そうですね。イシュド君の自由奔放さを考えると、冒険者という職業が一番合っているのではと」
「冒険者ねぇ~~~。ありっちゃありなんだけど、俺みたいな奴が冒険者になったら、他の奴らから思いっきり煙たがれそうじゃね?」
この言葉に、クリスティールたちだけではなく、ヴァルツやリュネまで速攻で頷いた。
「イシュドは、売られた喧嘩を全部買うっしょ」
「はっはっは! 爆買いすることになるだろうな」
生まれた故郷で冒険者として活動するのであればまだしも、それではわざわざ冒険者として活動する意味があまりない。
しかし別の街で活動している冒険者たちとなると……激闘祭のエキシビションマッチでイシュドが各学年の優勝者三人を纏めて相手し、圧勝したという話を耳にしていても……その光景を、実際に見たわけではない。
あの特別試合をその眼で観たものであれば、流石あのレグラ家の血筋だと思うが……実際に観ていないものであれば、どうせ噂に尾ひれ背びれがついた話だと、殆ど信じようとはしない。
そんな者たちがイシュドにダル絡みをしようものなら……血の噴水がギルド内で舞い散る。
「実際、興味はあるぜ? でもな、俺は基本的に強い奴と戦ったり、未知に挑むことにしか興味がねぇ」
「飯は?」
「それこそ、別の国……大陸に行かねぇとって話になるだろ」
「それもそっか」
「そう考えっと、偶にどっか行くのは悪くねぇけど、やっぱ基本的にはここで戦って戦って……そんな人生を送るだろうな」
顔に、悲壮感……寂しさなどは、全くない。
ただ……クリスティールは、イシュドがレグラ家が背負う何かに縛られているように感じた。
(……彼が満足しているなら、それで良いのでしょう。私も、とやかく言えるほど立場ではありませんからね)
クリスティール自身も、貴族という立場に縛られている自覚はあったため、偉そうに語ることはなく……次の襲撃者に意識を集中させた。
約束の日の朝、朝食を食べ終えたイシュドたちは直ぐに街を出てモンスターが生息する場所へと向かった。
「イシュド、この辺りに生息するモンスターは、どれも好戦的で他の地域に生息する同じモンスターよりも、少し強いのだったな」
「そうだな。俺は子供の頃から、それが普通だったけど、どうやらそうみたいだな」
イシュドはいつも通りであるが、ガルフたちには大なり小なり緊張感が走っていた。
それを少しでも和らげようと、会話を続ける二人。
「では、ここから離れて初めてモンスターと戦った時は、随分と落胆しただろう」
「そんな大げさにがっかりしたわけじゃねぇけど、なんで違うんだ? って疑問には思ったな、っと。早速客が来たみてぇだな」
モンスターといえばという定番のモンスター、ゴブリン。
数は五体と少し多く、その移動速度からガルフたちは事前にイシュドから説明を受けていた内容について、直ぐに納得。
そして……事前に決めていた通り、ガルフとダスティン、ミシェラが同時に飛び出した。
(ん~~~~……まっ、そうなるだろうな)
他の地域とは、少し違う部分がある。
とはいえ、それでも上位種でもないゴブリンに手こずる三人ではなく、瞬殺。
あっけなく終わりはしたが、ガルフたちの顔に油断という言葉はなかった。
「確かに、これまで戦ってきたゴブリンと比べて、身体能力は全体的に高かったですわね」
「そうですね。ただ……これまでも何度も戦ってきたモンスターなので、自分が強くなれたのか否か、まだ分かりませんね」
「ふむ、同感だ」
ガルフとダスティンは武器を抜くことはなく、その拳と脚だけで倒してしまった。
中には魔力を纏うことが出来たゴブリンもいることを考えると、まさに圧倒的と言える結果だった。
「安心しろ。進んでいけば、直ぐに手頃なモンスターと遭遇できるぞ」
イシュドのこの言葉に嘘はなく、十分後にはまた新しいモンスターが襲撃してきた。
「フィリップ、気を抜いてはダメですよ」
「はいはい、解ってますよ~~」
「良い組み合わせ、といったところでしょうか」
次に遭遇したモンスターは一種類だけではなく、コボルトの上位種とグレーウルフのコンビが複数。
二体ともDランクモンスターであり、コンビネーションも抜群。
ただ、味方の動きに合わせて動くといった点に関してはフィリップたちも負けておらず、先程のガルフたちよりも時間はかかったものの、三人共傷を負うことなく圧勝してみせた。
「……ふふ、なんだか感慨深いですね」
「なんすか、俺の顔を見てそんなこと言って」
「あなたの昔を知ってる私としては、こうして共にモンスターと戦うことなど、もうないのだと思っていたのですよ」
「あぁ……それは確かにそうっすね」
昔からの知り合いということもあり、クリスティールは何かとフィリップのことを
気に掛けていた。
「…………」
そんな二人のやり取りを、超つまらなさそうな顔で見ている人物がいた。
(へぇ~~~。なんか、初めて出会った時と比べれば、ちょっとは我慢出来るようになったか?)
二人のやり取りに嫉妬する人物といえば、やはり金髪縦ロールデカパイこと、ミシェラ。
クリスティールと仲良く話す異性に嫉妬するのは相変わらずだが、それでもそれを言葉に出さないだけ、成長したと言える。
「それにしても、私たち以外の気配も多いというのに、短時間で遭遇することを考えると……やはり、恐ろしさを感じますね」
「はっはっは!! 事前に言っただろ、会長パイセン。モンスターの発生状況が異常なんだよ……そういった環境だけなら、確かに恐ろしい辺境なんだよ。だから、冒険者達は連日街を出て森に……更に進んで密林に入ってモンスターを狩る。んで、実家に仕えてる騎士や魔術師たちも自主的に狩りに向かう」
領主に仕える兵士や騎士たちは、基本的に連日街周辺に出向き、モンスターを相手に戦うことは、そう多くない。
勿論、モンスターとの戦闘経験は非常に重要だが、結果として冒険者の食い扶持を奪うことに繋がってしまう。
だが……ここでは、その常識が意味をなさない。
「理由が解ってないとなると、イシュドが学園を卒業した後は実家に戻ると宣言しているのにも納得ですね」
「……会長パイセン、もしかして俺は別の道の方が合ってると思ってる感じ?」
「そうですね。イシュド君の自由奔放さを考えると、冒険者という職業が一番合っているのではと」
「冒険者ねぇ~~~。ありっちゃありなんだけど、俺みたいな奴が冒険者になったら、他の奴らから思いっきり煙たがれそうじゃね?」
この言葉に、クリスティールたちだけではなく、ヴァルツやリュネまで速攻で頷いた。
「イシュドは、売られた喧嘩を全部買うっしょ」
「はっはっは! 爆買いすることになるだろうな」
生まれた故郷で冒険者として活動するのであればまだしも、それではわざわざ冒険者として活動する意味があまりない。
しかし別の街で活動している冒険者たちとなると……激闘祭のエキシビションマッチでイシュドが各学年の優勝者三人を纏めて相手し、圧勝したという話を耳にしていても……その光景を、実際に見たわけではない。
あの特別試合をその眼で観たものであれば、流石あのレグラ家の血筋だと思うが……実際に観ていないものであれば、どうせ噂に尾ひれ背びれがついた話だと、殆ど信じようとはしない。
そんな者たちがイシュドにダル絡みをしようものなら……血の噴水がギルド内で舞い散る。
「実際、興味はあるぜ? でもな、俺は基本的に強い奴と戦ったり、未知に挑むことにしか興味がねぇ」
「飯は?」
「それこそ、別の国……大陸に行かねぇとって話になるだろ」
「それもそっか」
「そう考えっと、偶にどっか行くのは悪くねぇけど、やっぱ基本的にはここで戦って戦って……そんな人生を送るだろうな」
顔に、悲壮感……寂しさなどは、全くない。
ただ……クリスティールは、イシュドがレグラ家が背負う何かに縛られているように感じた。
(……彼が満足しているなら、それで良いのでしょう。私も、とやかく言えるほど立場ではありませんからね)
クリスティール自身も、貴族という立場に縛られている自覚はあったため、偉そうに語ることはなく……次の襲撃者に意識を集中させた。
481
あなたにおすすめの小説
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる