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第361話 共有
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「解体は終ったみてぇだな……んで、フィリップ。なんでお前以外の奴らはちょっと険しい表情してんだ?」
見張から戻ってきたイシュド。
解体をしなければいけない個体が増えるのは面倒だと思い、軽く殺気を放っていたこともあって、ガルフたちの解体を邪魔しようとするモンスターは現れなかった。
「あれだよ。どうすれば自分だけでアサルトワイバーンに勝てるかって考えたけど、全員まともにイメージが浮かばなくて悩んでんだよ」
「へぇ~~~~、良いじゃん良いじゃん。存分に悩めば良いと思うぜ」
「……ちなみに、イシュドならどう倒すんだ」
「アサルトワイバーンなら…………尻尾と使って攻撃してきたらそれを受け止めて、後は掴んでぶん回せば終わりだな」
「……アドレアスの言う通りだったな」
イシュドならどう倒すか。
本人の口から出た言葉は、まさにアドレアスの予想通りの内容だった。
「全くもって参考になりませんわね」
「そりゃお前らが狂戦士じゃねぇからな。職業によって、合う合わねぇがあんだろ」
「だとしても、本当に同じ狂戦士であっても、今しがたあなたが言ったように戦いますの?」
「それは知らん」
ぶった斬ってやろうかこいつ!!!!! と内心、怒りを爆発させるミシェラだが……現時点でそれが不可能だということは嫌と言うほど理解しているためなんとか爆発する怒りを抑えた。
「つっても、狂戦士は身体能力……主にパワーか。それと狂気を活かして戦う職業だから、割と間違ってはねぇと思うけどな」
「攻撃を耐える防御力と、アサルトワイバーンを振り回せる腕力。そして、掴んだら絶対に話さないという狂気……その三つかがるからこそ成立する戦法ということですね」
「はっはっは!! デカパイと違って、よく解ってんじゃねぇの、会長パイセン」
クリスティールの説明通り、イシュドが狂戦士ならそれが出来るという内容を丁寧に説明した場合、その三つがあれば……確かに可能かもしれないと、ミシェラも含めて納得。
「仮に戦力を数値に出来て、対戦相手の方が上だったとしてもこっちが勝つ場合は全然ある。その要因の一つが、その人物が持つ強みだろ」
「俺やガルフなら、手札の多さか」
「私やイブキさんであれば、一撃の貫通力や切れ味といったところか」
「そうそう、そういうこった。キッチリてめぇの強味を理解してりゃあ、格上相手にもどうにか出来るもんだ。戦いは極論、てめぇの強味を押し付け合いだからな」
「……本当にあなたは、そんな性格をしていて確信を突いた事を言いますわね」
「言っとくけど、なんでって理由までは俺も知らねぇからな。まっ、敢えて理由を上げるとするなら……俺とデカパイとで歩んできた人生の差だろうな」
「…………………………そうなのでしょうね」
先程と同じく、怒りは感じた。
それでも、自分とイシュドが歩んできた人生は全く違うという事は、既に解っている。
強くなる事だけを意識し、行動し続けてきた。
同じ言葉をイシュド以外の者が口にしたとしても、イシュド以外の者の発言には信憑性が欠ける。
ミシェラだけではなく、他の物たちも同じ感想を零すと程……レグラ家で生まれ育った者とそうでない者たちにはある意味差がある。
「……ねぇ、イシュド」
「おぅ、どうしたガルフ」
「前にも話したと思うけど、イレギュラーに襲われたからって、自分の弱さを理由にしてイシュドやアリンダ先生たちに頼りたくない…………って言いながらイシュドに尋ねるのも変だと思うんだけど、どうしたら良いかな」
「ふふ、ふっふっふ。尋ねるのは、別に悪い事じゃねぇよ。カッコつけてて自分の力だけでって孤高気取ってる奴より、百倍カッコいいと思うぜ。んで、イレギュラーに襲われても俺らの力に頼らずどうにかしたい、ねぇ……………………あれだろ。完全にガルフたちの力だけでってことだよな」
「うん」
イシュドは……考えた。
これまでイシュドもイレギュラーと呼べる襲撃者たちとぶつかり、全力中の全力を振り絞り、倒してきた。
だが、ただの狂戦士ではないイシュドは、マジックアイテムなどの道具に頼ることに対して、忌避感は特になかった。
ある意味狂戦士以上の狂戦士であるイシュドであっても、出会った瞬間に「あ……さすがにこいつは無理だ」と本能が認めた相手と真正面からぶつかるほど、バカではない。
「………………俺は、ガルフたちほど誰かと一緒に戦う経験がなかったからあんまり説得力はねぇけど、あれだな。とりあえず考えの共有……意識の共有? が出来れば、アサルトワイバーン以上の奴が相手でもなんとかなるんじゃねぇかな」
「フィリップ、意識の共有って長年タッグやパーティーを組んでる連中とかじゃねぇとムズイあれなんじゃねぇのか」
「んな以心伝心みてぇな関係値はいらねぇよ」
「い、いしんでん、しん?」
「大和の言葉で、文字や言葉を使わなくても、互いの心と心で通じ合うという意味です」
何故アラッドが大和の言葉を知っているのか、という事には一旦誰もツッコまず、話しを続けるイシュド。
「説明サンキュ、イブキ。んで、あれだ。別にそこまでの連携度はいらねぇ筈だ。ただ、どうしようもねぇイレギュラーが襲ってきた際……とりま今は俺を除外して七人だから、七人で対応する場合誰がどういった役割を担い、行動するのか最初から決めておくんだよ」
「先程のアサルトワイバーン戦とは違って、という事ですわね」
「そういうこった。さっきのアサルトワイバーン戦の動きや行動が悪かったって意味じゃねぇぞ。ただ、さっきの戦いを振り替えっと……最後の方でガルフが炎の纏ったアサルトワイバーンの突進に対して横からぶん殴っただろ。あれぐらいリスクのある行動を全員が取り続けるんだ」
「……つまり、ガルフ君がアサルトワイバーンを殴り飛ばした後の、アドレアス君やレブト君の様な動きはあまり宜しくないということですね」
「まぁ、そうなるな。全員俺やシドウ先生たちに絶対ぇ頼りたくねぇなら、そこら辺をもっと細かく決めといても良いんじゃねぇか」
そう告げた後、直ぐに探索を行いながらもあれこれ話し合いが行われ……その間、イシュドは殆ど会話に参加せず、ただただ楽しそうに笑みを浮かべていた。
見張から戻ってきたイシュド。
解体をしなければいけない個体が増えるのは面倒だと思い、軽く殺気を放っていたこともあって、ガルフたちの解体を邪魔しようとするモンスターは現れなかった。
「あれだよ。どうすれば自分だけでアサルトワイバーンに勝てるかって考えたけど、全員まともにイメージが浮かばなくて悩んでんだよ」
「へぇ~~~~、良いじゃん良いじゃん。存分に悩めば良いと思うぜ」
「……ちなみに、イシュドならどう倒すんだ」
「アサルトワイバーンなら…………尻尾と使って攻撃してきたらそれを受け止めて、後は掴んでぶん回せば終わりだな」
「……アドレアスの言う通りだったな」
イシュドならどう倒すか。
本人の口から出た言葉は、まさにアドレアスの予想通りの内容だった。
「全くもって参考になりませんわね」
「そりゃお前らが狂戦士じゃねぇからな。職業によって、合う合わねぇがあんだろ」
「だとしても、本当に同じ狂戦士であっても、今しがたあなたが言ったように戦いますの?」
「それは知らん」
ぶった斬ってやろうかこいつ!!!!! と内心、怒りを爆発させるミシェラだが……現時点でそれが不可能だということは嫌と言うほど理解しているためなんとか爆発する怒りを抑えた。
「つっても、狂戦士は身体能力……主にパワーか。それと狂気を活かして戦う職業だから、割と間違ってはねぇと思うけどな」
「攻撃を耐える防御力と、アサルトワイバーンを振り回せる腕力。そして、掴んだら絶対に話さないという狂気……その三つかがるからこそ成立する戦法ということですね」
「はっはっは!! デカパイと違って、よく解ってんじゃねぇの、会長パイセン」
クリスティールの説明通り、イシュドが狂戦士ならそれが出来るという内容を丁寧に説明した場合、その三つがあれば……確かに可能かもしれないと、ミシェラも含めて納得。
「仮に戦力を数値に出来て、対戦相手の方が上だったとしてもこっちが勝つ場合は全然ある。その要因の一つが、その人物が持つ強みだろ」
「俺やガルフなら、手札の多さか」
「私やイブキさんであれば、一撃の貫通力や切れ味といったところか」
「そうそう、そういうこった。キッチリてめぇの強味を理解してりゃあ、格上相手にもどうにか出来るもんだ。戦いは極論、てめぇの強味を押し付け合いだからな」
「……本当にあなたは、そんな性格をしていて確信を突いた事を言いますわね」
「言っとくけど、なんでって理由までは俺も知らねぇからな。まっ、敢えて理由を上げるとするなら……俺とデカパイとで歩んできた人生の差だろうな」
「…………………………そうなのでしょうね」
先程と同じく、怒りは感じた。
それでも、自分とイシュドが歩んできた人生は全く違うという事は、既に解っている。
強くなる事だけを意識し、行動し続けてきた。
同じ言葉をイシュド以外の者が口にしたとしても、イシュド以外の者の発言には信憑性が欠ける。
ミシェラだけではなく、他の物たちも同じ感想を零すと程……レグラ家で生まれ育った者とそうでない者たちにはある意味差がある。
「……ねぇ、イシュド」
「おぅ、どうしたガルフ」
「前にも話したと思うけど、イレギュラーに襲われたからって、自分の弱さを理由にしてイシュドやアリンダ先生たちに頼りたくない…………って言いながらイシュドに尋ねるのも変だと思うんだけど、どうしたら良いかな」
「ふふ、ふっふっふ。尋ねるのは、別に悪い事じゃねぇよ。カッコつけてて自分の力だけでって孤高気取ってる奴より、百倍カッコいいと思うぜ。んで、イレギュラーに襲われても俺らの力に頼らずどうにかしたい、ねぇ……………………あれだろ。完全にガルフたちの力だけでってことだよな」
「うん」
イシュドは……考えた。
これまでイシュドもイレギュラーと呼べる襲撃者たちとぶつかり、全力中の全力を振り絞り、倒してきた。
だが、ただの狂戦士ではないイシュドは、マジックアイテムなどの道具に頼ることに対して、忌避感は特になかった。
ある意味狂戦士以上の狂戦士であるイシュドであっても、出会った瞬間に「あ……さすがにこいつは無理だ」と本能が認めた相手と真正面からぶつかるほど、バカではない。
「………………俺は、ガルフたちほど誰かと一緒に戦う経験がなかったからあんまり説得力はねぇけど、あれだな。とりあえず考えの共有……意識の共有? が出来れば、アサルトワイバーン以上の奴が相手でもなんとかなるんじゃねぇかな」
「フィリップ、意識の共有って長年タッグやパーティーを組んでる連中とかじゃねぇとムズイあれなんじゃねぇのか」
「んな以心伝心みてぇな関係値はいらねぇよ」
「い、いしんでん、しん?」
「大和の言葉で、文字や言葉を使わなくても、互いの心と心で通じ合うという意味です」
何故アラッドが大和の言葉を知っているのか、という事には一旦誰もツッコまず、話しを続けるイシュド。
「説明サンキュ、イブキ。んで、あれだ。別にそこまでの連携度はいらねぇ筈だ。ただ、どうしようもねぇイレギュラーが襲ってきた際……とりま今は俺を除外して七人だから、七人で対応する場合誰がどういった役割を担い、行動するのか最初から決めておくんだよ」
「先程のアサルトワイバーン戦とは違って、という事ですわね」
「そういうこった。さっきのアサルトワイバーン戦の動きや行動が悪かったって意味じゃねぇぞ。ただ、さっきの戦いを振り替えっと……最後の方でガルフが炎の纏ったアサルトワイバーンの突進に対して横からぶん殴っただろ。あれぐらいリスクのある行動を全員が取り続けるんだ」
「……つまり、ガルフ君がアサルトワイバーンを殴り飛ばした後の、アドレアス君やレブト君の様な動きはあまり宜しくないということですね」
「まぁ、そうなるな。全員俺やシドウ先生たちに絶対ぇ頼りたくねぇなら、そこら辺をもっと細かく決めといても良いんじゃねぇか」
そう告げた後、直ぐに探索を行いながらもあれこれ話し合いが行われ……その間、イシュドは殆ど会話に参加せず、ただただ楽しそうに笑みを浮かべていた。
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