288 / 1,133
お互いにギアを上げる
斬る、薙ぐ、突く、躱す、防ぐ。
お互いに攻撃と防御に回避を繰り返しながら時間が過ぎていく。
「……ラガス、やっぱり強い、ね。剣術は、一番自信があるんだけど、ね」
「俺のメイン武器は素手と魔弾だけど、武器に関しては長剣が一番自信があるからね」
剣術、短剣術、槍術、斧術。
面白いからという理由だけで訓練を積んでいたら、ある程度の腕には達した。
魔弾に関しては早い段階で極めることが出来たからな。
最近は武器に関しての訓練が殆どだ。
お互いに剣術アビリティの技を放とうと思うが、躱したら決定的な隙が生まれる。
セルシアとある程度熱を持った状態での戦いは楽しいが、そんな大きい隙を見逃すつもりはない。
「それで、まだこのまま斬り合うか? 俺としては全然構わないけど」
「そう、だね。それは楽しい……でも、私強くなったんだ、よ。だから……もっと攻めるね」
「ッ!!!」
これは限りなく殺気に近い闘気だな。
攻撃が更に遠慮くなった。
剣術のみに力を注いでいる同年代じゃなきゃ、この斬撃の雨は躱せないだろ。
「まだまだ、もっと」
「はっはっはッ!!! 良いんじゃないか。そうだな、もっと楽しもう!!!!」
魔闘気を纏い、更に身体能力を強化。
それに対抗するように俺も闘気を纏って身体能力を上げる。
さっきより剣戟のスピードが更に上がる。
もう、一般人にはどう動いているのか見えないんじゃないか?
あぁ……なんか良いな。普段セルシアと喋ってる時も楽しいけど、こうやって剣で言葉を交わすのも楽しいもんだな。
「これにも、付いて来るんだね!」
「今までの人生の中で殆どを訓練に使ってきたからな!!! 悪いけど、戦いという領域では一切負ける気は無い!!」
自分が最強だとは思っていない。ただ、生きた年数が少し違うだけの者には負けるつもりは無い。
というか、これだけの手札があって他人と比べてスタートダッシュが速かったんだ。その築き上げてきた自信が折られるとは思っていない。
「どうした、もう手札は無いか? 出し切ったか? それならそろそろ終わらせるぞ!!!」
「まだまだ、だよ。まだ……終わっていない」
そうか、それならそれを是非見せてくれ。
もっと剣で思いを交わそう!! セルシアの思いを、言葉を見せてくれ!!!!
「ライトニング・ドライブ」
「ッ!!! はやッ!!??」
あっぶな!! 一瞬で俺の横に移動した。
ガード出来たら良かったけど、中々にヤバい。
ライトニング・ドライブ……確かスピードに特化した雷魔法の強化魔法か。
というか、刃に纏う雷までなんか鋭くなってないか?
「どう? まだまだ戦える、でしょ」
「そうだな。まだまだ、もっと斬り合う」
魔闘気を纏い、全力で斬り合いに望む。
確かに速度では少々セルシアの方が上だ。
躱し損ねて剣先が掠ることもある。
でも魔闘気で体を覆っているから殆どダメージは無い。
というか、ここまで良い戦いができるのは久しぶりだ。
心が熱くなる、テンションが上がる。自分の体に熱が籠っていくのが解かる!!
この状況からでも勝てると思う……魔力量では俺の方が上だ。
いずれこの拮抗は崩れる。
俺に擦り傷が増えたとしても、どれも致命傷にはならない。
ただ……それで勝って嬉しいか?
いいや、全く嬉しく無い!!!!
絶対に剣戟で勝つ!!!!
「流石セルシアだ。人にはあんまり使った事は無かったけど……使うよ」
「何を使うのかは分からないけど、負けない」
「それはどうかな? ラビットフット」
「ッ!!??」
先程のお返しとばかり、今度は俺がセルシアの視界から消えて横から斬撃を放つ。
しかしそれに見事セルシアは反応し、ガードに成功する。
もしかしてライトニング・ドライブは反応速度まで上げるのか?
接近戦にはもってこいの魔法だな。
ただ、俺がラビットフットを使った事で速さは互角……いや、ちょっと俺の方が上か?
でもこれでどちらが勝つか観客には分からなくなっただろう。
でも……セルシアのあの目、まだ何かを狙ってる目だ。
何を狙っているのか……それは是非とも知りたいな!!!
お互いに攻撃と防御に回避を繰り返しながら時間が過ぎていく。
「……ラガス、やっぱり強い、ね。剣術は、一番自信があるんだけど、ね」
「俺のメイン武器は素手と魔弾だけど、武器に関しては長剣が一番自信があるからね」
剣術、短剣術、槍術、斧術。
面白いからという理由だけで訓練を積んでいたら、ある程度の腕には達した。
魔弾に関しては早い段階で極めることが出来たからな。
最近は武器に関しての訓練が殆どだ。
お互いに剣術アビリティの技を放とうと思うが、躱したら決定的な隙が生まれる。
セルシアとある程度熱を持った状態での戦いは楽しいが、そんな大きい隙を見逃すつもりはない。
「それで、まだこのまま斬り合うか? 俺としては全然構わないけど」
「そう、だね。それは楽しい……でも、私強くなったんだ、よ。だから……もっと攻めるね」
「ッ!!!」
これは限りなく殺気に近い闘気だな。
攻撃が更に遠慮くなった。
剣術のみに力を注いでいる同年代じゃなきゃ、この斬撃の雨は躱せないだろ。
「まだまだ、もっと」
「はっはっはッ!!! 良いんじゃないか。そうだな、もっと楽しもう!!!!」
魔闘気を纏い、更に身体能力を強化。
それに対抗するように俺も闘気を纏って身体能力を上げる。
さっきより剣戟のスピードが更に上がる。
もう、一般人にはどう動いているのか見えないんじゃないか?
あぁ……なんか良いな。普段セルシアと喋ってる時も楽しいけど、こうやって剣で言葉を交わすのも楽しいもんだな。
「これにも、付いて来るんだね!」
「今までの人生の中で殆どを訓練に使ってきたからな!!! 悪いけど、戦いという領域では一切負ける気は無い!!」
自分が最強だとは思っていない。ただ、生きた年数が少し違うだけの者には負けるつもりは無い。
というか、これだけの手札があって他人と比べてスタートダッシュが速かったんだ。その築き上げてきた自信が折られるとは思っていない。
「どうした、もう手札は無いか? 出し切ったか? それならそろそろ終わらせるぞ!!!」
「まだまだ、だよ。まだ……終わっていない」
そうか、それならそれを是非見せてくれ。
もっと剣で思いを交わそう!! セルシアの思いを、言葉を見せてくれ!!!!
「ライトニング・ドライブ」
「ッ!!! はやッ!!??」
あっぶな!! 一瞬で俺の横に移動した。
ガード出来たら良かったけど、中々にヤバい。
ライトニング・ドライブ……確かスピードに特化した雷魔法の強化魔法か。
というか、刃に纏う雷までなんか鋭くなってないか?
「どう? まだまだ戦える、でしょ」
「そうだな。まだまだ、もっと斬り合う」
魔闘気を纏い、全力で斬り合いに望む。
確かに速度では少々セルシアの方が上だ。
躱し損ねて剣先が掠ることもある。
でも魔闘気で体を覆っているから殆どダメージは無い。
というか、ここまで良い戦いができるのは久しぶりだ。
心が熱くなる、テンションが上がる。自分の体に熱が籠っていくのが解かる!!
この状況からでも勝てると思う……魔力量では俺の方が上だ。
いずれこの拮抗は崩れる。
俺に擦り傷が増えたとしても、どれも致命傷にはならない。
ただ……それで勝って嬉しいか?
いいや、全く嬉しく無い!!!!
絶対に剣戟で勝つ!!!!
「流石セルシアだ。人にはあんまり使った事は無かったけど……使うよ」
「何を使うのかは分からないけど、負けない」
「それはどうかな? ラビットフット」
「ッ!!??」
先程のお返しとばかり、今度は俺がセルシアの視界から消えて横から斬撃を放つ。
しかしそれに見事セルシアは反応し、ガードに成功する。
もしかしてライトニング・ドライブは反応速度まで上げるのか?
接近戦にはもってこいの魔法だな。
ただ、俺がラビットフットを使った事で速さは互角……いや、ちょっと俺の方が上か?
でもこれでどちらが勝つか観客には分からなくなっただろう。
でも……セルシアのあの目、まだ何かを狙ってる目だ。
何を狙っているのか……それは是非とも知りたいな!!!
あなたにおすすめの小説
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈