万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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要らない記録

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『マスター、怖い顔になってるぞ。どうする? 自分で直接殺しに行くか?』

「・・・・・・正直、自分で殺してやりたい気分だな」

何となく自分でも解る、自身の顔が怖くなってるのが。
ただ……抑えるなってのは無理な話だ。

「でも、感情に任せて動けば俺がトップになった意味が無くなる」

『ということは、今まで通りマスターは動かずということで大丈夫か?』

「あぁ、それで問題無い」

『了解した。ところで、二度襲ってきた相手に関してはどうする?』

そんなしつこい奴らもいるのか?
一回失敗したなら二度と手を出さなければ良いものを……俺は仏じゃないからな。
許すのは一度だけで十分だろ。

「元を辿った結果、その相手が一度目であればそのまま放置で構わないが、同じ相手なら消してくれ」

『はっはっは、それは中々過激だな』

「かもしれない。ただ、それはお前の信念に反するか?」

ギルドの信念は知らないが、ガイはある程度筋の通った依頼しか受けないらしいからな。
まっ、無理なら他の面子にやってもらえば良い話だけど。

『それは問題無い。マスターを狙う輩は全て嫉妬や妬みしか持っていないからな。それで、殺すならばどう殺す?』

随分あっさりしてるな。
でも、殺す内容としては俺やメリル達を狙ってるんだし……死ぬには十分だよな。

「そうだなぁ……一瞬で殺すのは勿体無い。できるなら、俺達に手を出したことを後悔させながら殺してやってくれ。その家の警備とかでそれが難しそうなら、ただ殺すだけで構わない」

『了解した。おっと……一つ確認しておきたい。仮に……王族が手を出して来たらどうする?』

「おいおいおい、この制度は国が認めているんだろ。なのに王族がそれを破ろうとするのか」

『王族だからこそ、自身の力で揉み消せると思ってるかもしれないだろ。もし、そんな相手が来たら……殺すか?』

「……はぁーーーーー、面倒な例だな。一回目は他と同じで見逃して良いが……二回目はその依頼主だけ殺せ」

『良いんだな』

あぁ、構わない。
てか……さすがにそんな事は起こらないだろ。

もしそんな事件が起き、公になったらクーデターが起きるんじゃないか?
とりあえずそんな事は起こらないと願いたいけどな。

「あぁ、俺は神ほど優しく無いんでな。それに……ちゃんとジョーカーはある。一応な」

『マスターがまだ俺達見せていないジョーカー……であれば、中々期待出来そうだな』

そうだな。まだお前らの前では見せていない……というか見せられないと言うのが正しいか。
俺の手元にある訳じゃ無く、そもそも俺の力では無い。

ただ、そういう状況になったらおそらく俺に力を貸してくれる……筈。
てか……普通に国と対立したくないんだけどな。

「というか……そんなに俺達狙う連中って多いのか?」

『多いな』

「随分とハッキリと言うな。一人、もしくはその関係者を狙う依頼主の数は過去最多か?」

『俺の記憶ではおそらくトップだ』

……冗談で言ったつもりだったんだけどな。
男爵家の四男をそんなに虐めんなよって話だ。

俺じゃ無かったら絶対に潰れてるぞ。

『マスターやその関係者を狙いそうな人物も調べているが、そういった奴らも数に含めれば……過去を遡っても、この先の未来でも超えられない数になると思うぞ』

なんだその不名誉な記録は。
どんだけ俺は嫉妬や妬みの感情を向けられてるんだか……普通に嫌だ。

『まぁ、マスターのパートナーの父親が有効的な態度を示しているから、手を出そうと思はない家もあるみたいだがな』

「そうなのか? それは有難いな」

『なんでも自分の為に武器を造てくれる孝行義息子と言っているらしいぞ、マスターは武器も造れるのか?』

「あぁ……まぁ~あれだ、一応な。そうか……ちょっとは安心した」

魔靴に関してはあんまり広めないで欲しいんだが……無理な話か。
いずれ世間にバレるである物なんだし。
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