万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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学べるだけ

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「……シュラの奴、いつまで戦い続けるつもりでしょうか」

「ん~~……後数分ぐらいは戦い続けるんじゃないか?」

合計で五分以上。
一体の敵にかける時間としては、一応長い方か?

「合計で五分以上、ですか…………私も参戦して、直ぐに終わらせてもよろしいでしょうか」

「止めとけ止めとけ。そんな事したら、絶対に後でマジの喧嘩になるぞ。まぁ別に良いじゃん。まだレグディスたちの解体が終わってない訳だしさ」

全員解体のアビリティは持ってるだろうけど、オークの死体が三体もあるなら、そう簡単に終わらない。

まだシュラがあのステロイドリザードマンと戦っていても全く問題無い。

「そうかもしれませんが……大丈夫でしょうか」

……メリルが心配するのは、確かに解る。

観れば観るほど、普通のリザードマンではないと感じる。

人間の徒手格闘を武器とする相手との戦闘に順応するのが本当に早い。
加えて、シュラが行う効率的な拳、脚を使った攻撃を真似し始め……既に、自分のものにしてるか?

あれはどう視ても、Bランククラスのモンスターだ。
狼竜眼で視た結果、Cランクではあるけど、間違いなくBランクモンスターほどの強さを持ってる。

パワーがあって、それなりに防御力があって……あの敏捷性を考えたら、前回戦ったトロールよりも一枚上手。
ファイルトロールぐらいの強さがあると言っても過言じゃないな。

「まぁ、問題無いんじゃないか? あのステロイドリザードマンの成長速度は確かに驚きが過ぎるって感じの早さだけど、それでも対人経験はシュラの方が何倍、何十倍何百倍も積んできてる」

あの体を見る限り、ステロイドリザードマンもそれなりに人間、同じモンスターと戦ってきたんだろうけど、それでも経験数はシュラの方が圧倒的に上だ。

「それに、あのステロイドリザードマンの身体能力が半端じゃないのは解るけど、それは本気になったシュラも同じだろ」

「…………そうですね。そもそも鬼火を使っていない」

「ついでに言うとあのバカ……ちょっと熱くなり過ぎてるのか、魔力しか纏ってない」

「っ!! 言われてみれば…………本当にバカですね」

「……多分、だけど、今のシュラ、なら……それでも戦えると、思ってるんじゃ、ない、かな?」

あぁ~~、なるほど。
そういう可能性もあるか。

学園を卒業してからまだ数年も経ってないけど、それなりに強いモンスターと戦ってきた。
これまでの戦いを考えれば、確実にレベルアップしてる。

「一理ありますが、シュラがそこまで考えて戦っているでしょうか」

「それは……ちょっと、解らない、かな」

……どっちもあり得そうだな。

けど、そういった可能性も含めて……どう転んでも、この戦いでシュラがあのステロイドリザードマンに負けることはない。

成長速度は本当にびっくりするほど凄いが、それでも学べるだけ。
身体能力の差が埋まる訳じゃない。

それに、あの体格差だと確かにシュラの方が食らうダメージは大きいかもしれないけど、体積はステロイドリザードマンの方が大きい。
シュラが放つ攻撃の殆どが当たることを考えれば…………やっぱり、どう考えてもシュラが負けるイメージは浮かばない。

「ハッハッハッ!!!!!! どうしたぁあああああ!!!!! まだまだ、そんなもんじゃねぇだろッ!!!!!」

「ッ!!!???」

とはいえ、俺も正直鬼火は使うと思ってたんだが……どうやら、使わずに終わりそうだな。

「ぬぅあああああッ!!!!!」

「ジャガっ!!!??? シャ、ァ……ァ」

「ふぅ、ふぅ、ふぅ…………はっはっは、終わっちまったか。まっ、しゃあねぇか」

最後に放たれたステロイドリザードマンのラッシュを掻い潜り、右拳を心臓部に叩きこまれた。

その一撃でそのまま胸部を貫くことはなかったけど肉、骨を越えてそのまま心臓にまでダメージが入り、そのまま破壊したってところか。

「お待たせしました! ラガスさん!!!!」

「別に待ってないよ。良い戦いを見せて貰った。そいつも俺らが解体するから、ちょっと休んでろ」

見張はルーフェイスに任せて、俺達もさっさと解体しないとな。
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