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ますます解らない
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「ここが何階なのか知れたら良いんだが…………まぁ、無理だよな」
狼竜眼の鑑定効果を使ってそこら辺の壁などを調べてみたが、何階なのかといった情報は得られなかった。
「バットエコロケーションも使ってみるか」
獣魔法、バットエコロケーションを使って調べて階層の形などを調べてみるも……周辺の構造とかはある程度把握出来たけど、さすがに地下遺跡全体の構造までは解らない。
「…………セルシア。どうした方が良いと思う? ここから動かないというのもありだ」
ルーフェイスがいるから、俺たちの匂いを辿ってここまで辿り着くことは出来なくはない筈だ。
山とかで遭難した際、その場から動かない方が良いって言うしな…………だったよな?
もう十数年前の記憶だから、あんまり自信無いけど、間違ってはないはず。
「逆に、動いて上に向かう階段を調べて登ってくのもありだ」
確かに二人だけで行動するのもリスクは高いけど、ぶっちゃけそれは傍にルーフェイスがいないという点を考えれば、結局野営の際には危険が伴う。
地下遺跡の大きさが完全に把握出来てない以上、メリルたちが一日以内に俺たちを見つけてくれるとは限らない。
「……走ると、危険、だから。ゆっくり、ゆっくり移動、するのが良いと、思う」
「ふふ、そうだな。どこにクソ面倒なトラップがあるか解らないからな」
狼竜眼の鑑定を使い続ければ一応見つけられないこともないが、ずっと使い続けていると、奇襲を仕掛けられた際、対応が難しい。
さて、それじゃあもう一回バットエコロケーションを使っておくか。
「…………………………セルシア。ここは、俺たちが思ってる以上に、凄いところだな」
「? そんなに、凄い、の?」
「あぁ……とりあえず、上の階層に続く階段が見つかった。あっちだ」
さっきは適当にバットエコロケーションを使ったが、今回本気で使ってみると……現在俺たちがいる階が、バカみたいに広い場所だってことが解った。
さすがにダンジョンの階層には劣ると思うが、それでも驚くのは無茶な注文だと思ってしまうほど広い。
あと、部屋の広さ的に……大広間? みたいな部屋もあった。
この地下遺跡、もしかしたら……巨大な巨大な城、なのか?
だとしたら、あまりにも広く、大き過ぎる。
というか、仮に本当に城だとしたら、なんでこの遺跡の地上は未開拓地なんだ?
「………………」
「ラガス。眉間に、シワが、寄ってる。考え、事?」
「っ、まぁ……ちょっとな」
「どんな、事?」
「…………セルシアは、この地下遺跡が王都にある王城の何倍……下手したら数十倍の大きさがあるって言ったら、信じるか?」
「王城、の、数十倍……数十倍………………?????」
うん、そういう顔になるよな。
ぶっちゃけ、俺も何言ってんだって思う。
そんな遺跡があるなんて話、俺も聞いたことがない。
でも……前世では、海の都、アトランティスがあるなんて話があった。
何百年、何千年と経てば、地殻変動? とか起きて、大きな大きな街が地中に呑まれてしまう可能性は、ゼロではないのかもしれない。
「…………ラガス。ここ、何階、だっけ」
「それが解らなくて困ってるんだよ」
「そうだった、ね………………やっぱり、ここ……ダンジョン?」
転移トラップまである事を考えれば、ダンジョンと思わなくないけど……でも、そうか。元々バカデカい王城? なら、なんでその中にモンスターがって話だよな。
「……でもさ、セルシア。残念なことに、宝箱がないんだぜ」
「それは、確かに、残念」
「だろ。それに、ボス部屋にボスモンスターもいないんだ」
「ん~~~~……よく、解らないね」
結局のところ、そうだよな~~~。
なんか、知れば知るほど、どういう場所なのか知りたくなるんだけど……考えても考えても、どういう場所なのか解らない。
これ以上考え過ぎたら頭痛くなりそうだし、一旦考えるのは止めるか…………ノーエンカウントで上に上がれなさそうだしな。
狼竜眼の鑑定効果を使ってそこら辺の壁などを調べてみたが、何階なのかといった情報は得られなかった。
「バットエコロケーションも使ってみるか」
獣魔法、バットエコロケーションを使って調べて階層の形などを調べてみるも……周辺の構造とかはある程度把握出来たけど、さすがに地下遺跡全体の構造までは解らない。
「…………セルシア。どうした方が良いと思う? ここから動かないというのもありだ」
ルーフェイスがいるから、俺たちの匂いを辿ってここまで辿り着くことは出来なくはない筈だ。
山とかで遭難した際、その場から動かない方が良いって言うしな…………だったよな?
もう十数年前の記憶だから、あんまり自信無いけど、間違ってはないはず。
「逆に、動いて上に向かう階段を調べて登ってくのもありだ」
確かに二人だけで行動するのもリスクは高いけど、ぶっちゃけそれは傍にルーフェイスがいないという点を考えれば、結局野営の際には危険が伴う。
地下遺跡の大きさが完全に把握出来てない以上、メリルたちが一日以内に俺たちを見つけてくれるとは限らない。
「……走ると、危険、だから。ゆっくり、ゆっくり移動、するのが良いと、思う」
「ふふ、そうだな。どこにクソ面倒なトラップがあるか解らないからな」
狼竜眼の鑑定を使い続ければ一応見つけられないこともないが、ずっと使い続けていると、奇襲を仕掛けられた際、対応が難しい。
さて、それじゃあもう一回バットエコロケーションを使っておくか。
「…………………………セルシア。ここは、俺たちが思ってる以上に、凄いところだな」
「? そんなに、凄い、の?」
「あぁ……とりあえず、上の階層に続く階段が見つかった。あっちだ」
さっきは適当にバットエコロケーションを使ったが、今回本気で使ってみると……現在俺たちがいる階が、バカみたいに広い場所だってことが解った。
さすがにダンジョンの階層には劣ると思うが、それでも驚くのは無茶な注文だと思ってしまうほど広い。
あと、部屋の広さ的に……大広間? みたいな部屋もあった。
この地下遺跡、もしかしたら……巨大な巨大な城、なのか?
だとしたら、あまりにも広く、大き過ぎる。
というか、仮に本当に城だとしたら、なんでこの遺跡の地上は未開拓地なんだ?
「………………」
「ラガス。眉間に、シワが、寄ってる。考え、事?」
「っ、まぁ……ちょっとな」
「どんな、事?」
「…………セルシアは、この地下遺跡が王都にある王城の何倍……下手したら数十倍の大きさがあるって言ったら、信じるか?」
「王城、の、数十倍……数十倍………………?????」
うん、そういう顔になるよな。
ぶっちゃけ、俺も何言ってんだって思う。
そんな遺跡があるなんて話、俺も聞いたことがない。
でも……前世では、海の都、アトランティスがあるなんて話があった。
何百年、何千年と経てば、地殻変動? とか起きて、大きな大きな街が地中に呑まれてしまう可能性は、ゼロではないのかもしれない。
「…………ラガス。ここ、何階、だっけ」
「それが解らなくて困ってるんだよ」
「そうだった、ね………………やっぱり、ここ……ダンジョン?」
転移トラップまである事を考えれば、ダンジョンと思わなくないけど……でも、そうか。元々バカデカい王城? なら、なんでその中にモンスターがって話だよな。
「……でもさ、セルシア。残念なことに、宝箱がないんだぜ」
「それは、確かに、残念」
「だろ。それに、ボス部屋にボスモンスターもいないんだ」
「ん~~~~……よく、解らないね」
結局のところ、そうだよな~~~。
なんか、知れば知るほど、どういう場所なのか知りたくなるんだけど……考えても考えても、どういう場所なのか解らない。
これ以上考え過ぎたら頭痛くなりそうだし、一旦考えるのは止めるか…………ノーエンカウントで上に上がれなさそうだしな。
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