万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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教えてあげてほしいんだ

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「あの、すいません。ちょっと上の人と話したいんですけど」

「っ、かしこまりました。少々お待ちください」

地下遺跡の探索から戻り、素材を売却した後に手の空いているお偉いさんはいないかと尋ねた。
すると、五分も経たない内に制服の違いからしてお偉いさんって感じの男性が来てくれた。

「お待たせしました。では、お部屋にご案内いたします」

メリルたちは先に宿に帰らせ、後五年も経てばイケおじになるであろうギルド職員の後に付いて行く。

「先に、こちらを」

「??? ……こちらは、どういう事でしょうか」

防音機能付きの個室に入り、俺は直ぐに財布から金貨十枚を取り出し、ギルド職員の男性に渡した。

「相談したいことがあるのですが、それが非常に重要かと言われると、そうだとは断言出来ない事なので」

「な、なるほど…………分かりました。では、半分だけいただきます。それで、ティールさんがギルドに相談したい事というのは、いったいどういった事案でしょうか」

「俺に関する事じゃないんですけど、ハンターとして活動している俺の兄に関することで」

「ティールさんの兄と言うと、アリクさんの事ですね。ギルドといたしましては、ティールさん程ではないですが、同性代のハンターたちと比べても頭二つから三つほど飛び抜けた実力を持ち、臨時の乱戦では咄嗟に指揮を執る対応力もあると聞いており、パーティー単体ではなくハンター全体を見ても今後多くのハンターたちを纏めていく候補として認識しています」

……なんか、思ったよりもギルドからは良い感じに評価されてるんだな。
こんなちゃんとしてる上の職員がこう言うなら、本当にしっかりしてるんだろうな。

「そうなんですね。身内としては、嬉しい限りです。ただ……本人から聞いた話なのですが、今アリクはハンターとして生き辛さを感じているんです」

「生き辛さを、ですか」

「はい………………その、なんだその理由はと思うかもしれませんが、聞いてください」

アリクのパーティー構成から、アリクがどういった連中によく声を掛けられるのか。
アリクはアリクで友人が欲しいが……周囲の諸々の要因が、それを許さない。
どうすれば解決出来るのかと悩んだ末、ギルドには…………といった感じの事を行って欲しい。

といった感じで、色々とぶっちゃけ。
笑われるかもしれないと思いつつも、間違ってはおらず事実であるため、包み隠さず事実を話し、対応策を伝えた。

「なるほど……そういった事が、あったのですね」

「はい。物凄く個人的な頼みなのは解ってます。ただ、平民出身の男性ハンターたちがその辺りの事情を把握することが出来れば、厳つい面をしたハンターが容姿の整った女性ハンターに対してクソみたいな軟派をするという迷惑行動も減ると思うんです」

「……そうですね。彼女たちからすれば、毎回あしらい、上手く流すのも疲れるでしょう…………しっかりと彼らに情報を伝えるのを、ギルドに担ってほしいと……そういう事ですね」

「そうです。ちょっと考えれば、力で無理矢理迫ろうとするのは傍から見れば犯罪だし、顔が良いからって中身が終わってれば迫られる方も不快になるってことぐらい、少し考えれば解る筈なんですよ」

「多くの男性ハンターたちが、その少しを考えられませんからね……」

「なので、歳上の……人生を深く経験してそうなギルド職員さんや、それこそハンターの方でも構いません。相手が配慮していることすら理解出来ない人たちに、リアルを教えてあげてほしいんです」

結構酷い事言ってる自覚はあるが、そうじゃなきゃ配慮してるクレア姉さんたちやアリクみたいな冒険者が傷付くんだ。

お互いの為に、若いハンターたちは知っておくべきなんだ!!!! と、約五分ぐらい必死に語り続けてしまった。
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