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理不尽には理不尽を
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「……といった事を、やってもらえると……今後、助かると言いますか、嬉しいと言いますか」
「いえ、ティールさんの考えている内容や、利点は解りました。ただ、こちらとしては平民出身のハンターたちが、素直に講習などを受けてくれるかどうか……そこが心配と言いますか」
どうやら、イケおじ手前の職員さんは、本当に俺の考えを理解はしてくれたみたいだな。
とはいえ、その心配に思う気持ちも理解出来る。
「一人、切っ掛けが出来ればなんとかなると思います。それと、おそらく大々的に講習を開くのではなく、こっそり行う方が良いかと」
「女性の同業者たちには知られたくないでしょうからね……バーや裏通りの店の個室などを借りて、行うのが良さそうですね……最初の一人目は、どういった方を狙いましょうか」
「そうですね…………ん~~~~~~……実力はある、もしくは有望株だけど、人間関係が上手くいってない人とかどうでしょう」
実力とコミュニケーション能力は比例しない。
前世で社会人経験はないけど、仕事の能力と出世出来るか否かは別って聞いたことはある。
「なるほど……しかし、そうなると貴族と平民の差などよりも、まずはそういった面を教える講習? になりそうですね」
「どちらにしろ、あまり他人には知られたくない部分だとは思うので、問題はないかと。そこに、今回自分が伝えた内容をサラッと組み込んでいただければ」
まぁ、コミュ障の改善方法を教わったからといって、いきなり改善できるとは限らないとは思うけど、やり方を知ってるのと知らないのとでは雲泥の差があるはず。
「…………個人的には、上手くいくと……平民出身のハンターと、貴族出身のハンターの軋轢が徐々に減っていくと思います。ただ、全体的に見ると、下手な絡み方をする者自体は減らないかと」
「そういった者たちにも講習を受けてほしいとは思います。可能であれば、そういった者の中でも変わる見込みがある人物に受けてほしいですが……最悪、周囲がそういった者たちを本格的に白い眼で見るようになれば、流れは変わると思います」
「流れ……そうでしたね。少し、視野が狭くなっていました。そうなると……広がり方によっては、どこかで講習を大々的に行っても良さそうですね」
まともな人物たちが、バカな絡み方をする人たちを白い眼で見るギルドが増えれば、確かに講習を隠す必要もなくなりそうだな。
「……しかし、どうしても懸念点は残ります」
「こんなの、ハンターじゃないと、いつから俺たちは騎士の真似事をするようになったんだと騒ぎ始めるかもしれないという懸念点ですね」
「えぇ、その通りです。ハンターたちは、ならず者の集まりという感覚がまだ残っているところもありますので」
そうだよな。
そう思われてる部分があって、ハンターたちもそう思われてるからこそ、横暴で乱暴な態度が許されてると思ってるところはありそうだ。
「個人的な考えなのですが、平民出身の彼らは学ぶ機会が得られなかった。そこが、一つの要因になっていると思います」
「彼ら全員に、学園に入学できるチャンスはありませんからね」
「そうですね。だからこそ、ハンターギルドに所属したタイミングで、短期間でもそれがあると今後の人生に良い意味で変化があると思います」
「…………既に、ハンターとして染まっている者は、どう対処しましょうか」
悪い意味で、ハンターとして染まってる者、だよな…………大人になってから勉強したくな~っていうのとはまた違うだろうけど、似た様な感じだよな…………あれこれ頼み込むなら、多少は金を出さないとあれか。
「嫌われ役を買ってくれる上位ランクのハンターがいないか探してみましょう。本当に実行してもらえるなら、俺の方の懐からいくらか出します」
「……理不尽には理不尽をぶつけ、その行為がどれだけ理不尽なのかを伝える、ということですね」
「はい!!」
この後も数十分ほど話し合いを続け、後は更に上の人に任せることにした。
「いえ、ティールさんの考えている内容や、利点は解りました。ただ、こちらとしては平民出身のハンターたちが、素直に講習などを受けてくれるかどうか……そこが心配と言いますか」
どうやら、イケおじ手前の職員さんは、本当に俺の考えを理解はしてくれたみたいだな。
とはいえ、その心配に思う気持ちも理解出来る。
「一人、切っ掛けが出来ればなんとかなると思います。それと、おそらく大々的に講習を開くのではなく、こっそり行う方が良いかと」
「女性の同業者たちには知られたくないでしょうからね……バーや裏通りの店の個室などを借りて、行うのが良さそうですね……最初の一人目は、どういった方を狙いましょうか」
「そうですね…………ん~~~~~~……実力はある、もしくは有望株だけど、人間関係が上手くいってない人とかどうでしょう」
実力とコミュニケーション能力は比例しない。
前世で社会人経験はないけど、仕事の能力と出世出来るか否かは別って聞いたことはある。
「なるほど……しかし、そうなると貴族と平民の差などよりも、まずはそういった面を教える講習? になりそうですね」
「どちらにしろ、あまり他人には知られたくない部分だとは思うので、問題はないかと。そこに、今回自分が伝えた内容をサラッと組み込んでいただければ」
まぁ、コミュ障の改善方法を教わったからといって、いきなり改善できるとは限らないとは思うけど、やり方を知ってるのと知らないのとでは雲泥の差があるはず。
「…………個人的には、上手くいくと……平民出身のハンターと、貴族出身のハンターの軋轢が徐々に減っていくと思います。ただ、全体的に見ると、下手な絡み方をする者自体は減らないかと」
「そういった者たちにも講習を受けてほしいとは思います。可能であれば、そういった者の中でも変わる見込みがある人物に受けてほしいですが……最悪、周囲がそういった者たちを本格的に白い眼で見るようになれば、流れは変わると思います」
「流れ……そうでしたね。少し、視野が狭くなっていました。そうなると……広がり方によっては、どこかで講習を大々的に行っても良さそうですね」
まともな人物たちが、バカな絡み方をする人たちを白い眼で見るギルドが増えれば、確かに講習を隠す必要もなくなりそうだな。
「……しかし、どうしても懸念点は残ります」
「こんなの、ハンターじゃないと、いつから俺たちは騎士の真似事をするようになったんだと騒ぎ始めるかもしれないという懸念点ですね」
「えぇ、その通りです。ハンターたちは、ならず者の集まりという感覚がまだ残っているところもありますので」
そうだよな。
そう思われてる部分があって、ハンターたちもそう思われてるからこそ、横暴で乱暴な態度が許されてると思ってるところはありそうだ。
「個人的な考えなのですが、平民出身の彼らは学ぶ機会が得られなかった。そこが、一つの要因になっていると思います」
「彼ら全員に、学園に入学できるチャンスはありませんからね」
「そうですね。だからこそ、ハンターギルドに所属したタイミングで、短期間でもそれがあると今後の人生に良い意味で変化があると思います」
「…………既に、ハンターとして染まっている者は、どう対処しましょうか」
悪い意味で、ハンターとして染まってる者、だよな…………大人になってから勉強したくな~っていうのとはまた違うだろうけど、似た様な感じだよな…………あれこれ頼み込むなら、多少は金を出さないとあれか。
「嫌われ役を買ってくれる上位ランクのハンターがいないか探してみましょう。本当に実行してもらえるなら、俺の方の懐からいくらか出します」
「……理不尽には理不尽をぶつけ、その行為がどれだけ理不尽なのかを伝える、ということですね」
「はい!!」
この後も数十分ほど話し合いを続け、後は更に上の人に任せることにした。
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