万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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全員成長している

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「っし、それじゃあ適当にな」

「うん。適当、に」

エスエールさんと飯を食った翌日、ギルドの訓練場で適当に体を動かしていた。

なんていうか、当たり前といえば当たり前のことだけど、長時間探索していると疲れる。
他のハンターたちと比べて、見張りをほぼルーフェイスに任せてる分、体力の消費は抑えられてるんだろうけど、それでもマジで疲労を感じる。

とはいえ、全く体を動かさないのも良くないというわけで、ハンターギルドの訓練場でセルシアと模擬戦を行っていた。

「……っ…………っ!!! ………………」

「よっ、とと……ッ!! ふぅーーー、危ない危ない」

ここ最近、セルシアが自身があまり表情を表に出さないことを理解してか、そこでフェイントを使ってくる。
対人戦では……というか、日頃共に生活してる俺としては、それが中々虚を突かれてしまう。

対モンスターではあまり効き目がない……いや、そんな事はない、か?

知能が高いモンスターが相手なら、割と引っ掛かるかもしれない、な!!!!

「っ……参った」

細剣の側面短剣で叩いて逸らし、足刀をセルシアの喉元に添えて、終了。

「…………短剣も、上手い」

「褒めてくれるのは嬉しいけど、正直一杯一杯だよ」

嘘ではない。
模擬戦だから強化系のアビリティは使わずに戦ってたんだが、攻撃するとなると普段以上に踏み込まないとダメだから、そこら辺の匙加減がなぁ……。

「そう? ……けど、上手く、戦れてた、よ」

「……それはあれかもな。これまで積み重ねてきた接近戦の経験値のお陰かもな」

刃渡り的には、対刃剣が短剣に近いリーチではあるし、そこら辺を使ってるから、割と慣れてるのかもしれないな。

「よぅ、ラガス、セルシアさん。お前たちも訓練場に来てたのか」

「アリク、クレア姉さんたちも」

五人とも全員揃っており、他に訓練場で模擬戦や鍛錬を行っているハンターたちの視線を集めている。

女性ハンターたちの中には…………アリクに視線を向けてる人もチラホラいるな。

「? どうかしたか、ラガス」

「いや、なんでもないよ」

ただ……この前話を聞いた通り、本当に色々と苦労してるんだなと感じただけ。

「そういえばラガス、あなた達結構下まで降りたんでしょ」

「うん、そうだね」

「それじゃあ、次出発する時はもう一番下まで降りるの?」

「ん~~~~~…………いや、多分一番下までは下りないかな」

ぶっちゃけ、これまで通り戻ってきて二日後には出発だ!!! とかせず、もう五日間ぐらいはのんびりする予定。

「…………もしかしたら、一番最初に降りようと……謎を解き明かそうとは、思っていないのかな」

流石公爵家のご令嬢様。
俺の思考を読むなんて朝飯前か。

「リースさんの言う通り、一番先に降りようとは思ってないっす」

「え~~~!? なんでなんで!! ラガス君たちなら、一番最初に降りれるでしょ!!!」

「頑張れば降りれるとは思いますけど、やっぱりなんだかんだ言って結構体力が消耗しますし、ヤバい時は結構ヤバいので」

「……どんな感じでヤバいの?」

「パワーはAランククラスのゴーレムを討伐した後に、複数のエルダーリッチに襲われたりします」

攻守、妨害をキッチリ分断して行ってくるからこそ……ルーフェイスがいなかったらと思うと、焦りが半端じゃなかったかな。

「うげっ!!! それは確かに結構ヤバヤバだね~~~」

「でしょう。割とそういうのが珍しくないんで、どこかで間違いでも起こったら、本当に危ないんですよ」

ここ最近探索していた階層で、前みたいにうっかり転移トラップを発動したりしたら、かなり絶望的なはず。
だからこそ、細かいところまで探索しようって気も起こらないんだよな~~~。

「だから、ひとまず他のハンターたちが降りるのを待って、その間にシュラとメリルの新しい武器を造ってもらおうって考えてます」

「あそこでバチバチに戦ってる二人の新しい武器か…………つまり、聖騎士に聖剣ってことか」

「はは! まっ、そうなるでしょうね」

これまでの探索で、セルシアも含めて一段階殻を破って魔力量も身体能力も成長してるから、その表現は全然間違ってない。

……まだメリルの方はどういう武器を造ってもらうかは決まってないけど、とにかく完成が楽しみだ。
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