万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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まずはそこから

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SIDE ラガス

「……マジで言ってんのか?」

「マジで言ってますわ」

あと二日ぐらいでイーリスたちはパイラーデスから去る。

そこで、イーリスから一度ぐらい海中に生息するモンスターたちと戦っておきたいと告げられた。

イーリスの実力が解ってないわけじゃない。
リランさんたちも……模擬戦を行ったのは水中のみだけど、ちゃんと地上戦ではある程度強いのはなんとなく解る。

ただ、水中戦じゃそうもいかないってのは解ってる筈だ。
ぶっちゃけな話、魔弾を使わずに戦うとなると、俺だってまだ上手く戦える自信はない。

「確かに遊泳のアビリティを体得することは出来ましたわ。でも、一度も水中に生息するモンスターとの戦闘経験が無ければ、いざという時の経験にならない」

「あぁ~~~~…………チッ! 理に適ってはいるな」

「……ラガス、あなたねぇ……もう少し隠しなさいよ」

「悪かったな。ただ、今後も隠せないだろうと先に言っとく」

多少なりとも中身は成長してるみたいだけど、最初の印象はそう簡単に変わらない。

……いや、あれか。
ここで俺が対応を変えないと、それはそれで俺も成長してないってなるのか………………けど、理に適いつつも、面倒で危険のある頼みなんだよな~~~。

「ふぅーーーーーー………………あれだ、いきなりモンスターと戦るのは止めとけ。まず、泳ぐ魚を百発百中で仕留められるようになれ」

「っ……私たちを殺せる力はなくとも、水中が庭である存在を仕留められるようになれと」

「そういうこった。ぶっちゃけた話をするとな、何かあった場合地上と違って、なんとか出来ると断言は出来ねぇ」

「………………そう、ね」

「なんだ、文句は言わないのか?」

「あなたが私よりも、私たちよりも強いのは重々承知してますわ。だからこそ、その言葉が傲慢だと思わないわよ」

イーリスの言葉にリランさんたちも頷く。

そこまで理解? してくれてるのは、まぁ有難い。

「そうか。理解してくれてる様でなによりだよ。それじゃあ、方法はそれぞれのやり方で構わないから、魚を仕留められるようになってくれ」

話は纏まり、朝食を食べ終えた後、早速海へと向かった。





「っし、行くぞ」

水着に着替えてストレッチを終え、海へダイブ。

場所はビーチではない。
ビーチにも魚はいなくはないけど、食用にはならないような小さな魚ばかりなので、別の場所へ移動。

因みに、ルーフェイスは留守番……ではなく、一応翼を展開して俺達の真上を飛んでもらう。

ルーフェイスは海に潜れないけど、斬撃波を放てば海中モンスターに叩き込むことは不可能ではない。

………………てか、今のところそこまでそんなにバカンスを楽しめてないよな。
遊泳のアビリティはどこかで体得したいと思ってはいたけど…………まぁ、久しぶりに……学友? と会えたことは、喜ぶべきことか。

そんな事を考えながら泳いでると、直ぐに丁度良さそうな魚を発見。

全員武器を構えてはいるが、魚たちは逃げ出そうとしない。
因みに、ただ魚を仕留めるだけなので、今は普段から使用しない細剣、レイピアを持っている。

狙いを定め……突き刺す!!!!

放った刺突は、幸いにも一撃で魚を仕留めることが出来た。
ただ、狙いとはズレた。
仕留められたのは、ただとりあえず体を貫くことが出来たから、といったところか。

やっぱり魔弾を使った方が楽に仕留められるな…………いやいや、ダメだダメだ。
魔弾の弾幕を潜り抜けて迫ってくるモンスターもいるはず。
得物使って倒せるようにならないと。

そんなこんなで、昼手前ぐらいまでなんとか水生モンスターと遭遇せずに狩り続けることが出来た。

「そろそろ上がるぞ~~~」

陸に上がる頃には、全員ふらふら状態。

ひとまず、成果はどんなもんかと見せ合う事にした。
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