1,060 / 1,109
見てない知らない
しおりを挟む
「五割には届いてないって感じだな」
「うっ」
俺、シュラはそれなりに仕留めることが出来た。
攻撃の回数と仕留めた数を計算すると、九割は越えている。
普段から細剣を使っているセルシアはその身体能力もあって、一応五割を越えていた。
ただ、その他の面子の成功率は五割以下。
「~~~~~~~っ……対象が小さいから、モンスターであればもっと大きい……というのは、言い訳になってしまいますわよね」
「そうなるな。モンスターならもっと体が大きいってのは間違いないだろうけど、その分そこら辺の魚よりも基本的に速い筈だ。それと、相手がモンスターならより一撃で仕留めた方が良い」
「……すぅーーーーー、ふぅーーーーーー……これでは、まだまだですわね」
「…………ラガス君、何かこう……アドバイスとかあったりするかな」
「漁師じゃないからあれですけど、そうですね…………狙ったタイミングで仕留められるのが一番ですけど、魚がどの方向に動こうとしてるのか見極めてから攻撃を放った方が良いかもしれませんね」
殺気を向けられたからといって、普通の魚は直ぐに動こうとはしない。
ただ攻撃が、自身の命を脅かす行動が迫ればさずがに動く。
その際、体の向きが分かってれば、動く方向もなんとなく解る……はず。
「そっか。逃げる方向さえ分かれば、連続で攻撃して仕留めることも出来る…………出来るかな?」
「扱う武器にもよりますけど、出来なくはないと思いますよ」
ルナリアさんの言う通り、そこは扱う武器次第だ。
「それで、休憩したらまた潜るのか?」
「当然、ですわ!!!」
現在、仕留めた魚たちを捌いて視て、昼食にしている。
別に昼以降も潜るのは構わないと思うけど…………心配したところで仕方ないって話か。
「構わないけど、限界だと思ったらさっさと上がれよ」
「っ……解ってますわ」
「なら良いけど」
正直なところ、モンスターと戦ってた訳じゃないのに、俺も結構疲れてる。
なんでって疑問に思うのはナンセンスというか、当たり前のことなんだろうな。
そういえば、体は疲れてるからあれだろうけど、この眠気は……状態異常に入ったりするのか?
それなら、やりようはある……かもしれないな。
「? ラガス、何か、思い付いた、の?」
「大した事じゃないよ。ただ、今後活用出来るかもしれないってだけの話だよ」
本格的に滞在するつもりじゃないけど、どこかで造れるようになっておいた方が良いかもな。
「よし、行きますわよ!!!」
「…………」
「? どうしましたの」
「いや、なんでもない」
いつも以上に疲れてたのか、本当に何匹もの魚を捌いて提供した。
勿論俺も食べてはいるから腹は減ってない。
ただ……当たり前と言えば当たり前のことなんだけど、大量に食べればマッチョなタイプ、スリムな体系の持ち主であっても、腹は膨れる。
そのため、イーリスの奴も……水着の上に腹が乗っかる感じになってた。
別に食い終わったばかりだから、当たりなのは解ってるけど………………ダメだダメだ、これ以上考えるのは止めよう。
メリルあたりにバレたら、普通に説教を食らいそうだ。
「また獲りに行くのは良いけど、疲れ過ぎて沈むのだけは止めてくれよ」
「解ってますわ!!」
……とりあえず全員頷いてくれたので、再び入水。
ん~~~~……冷たいより、暖かいのは非常に嬉しい。
海水浴にはぴったりな温度なんだけど、今ばかりは少し冷たいぐらいが嬉しい。
その方が目が覚めるのになと思いつつ、イーリスたちの分を考え、午前中と同じく魚をレイピアで仕留めていく。
一時間、二時間……三時間と経ち、イーリスたちの成功率も徐々に上がって来たころ、メリルが驚いた表情を浮かべながら、ある方向を指さす。
その方向には……人魚、と呼ぶにはあまりにも怪物味が強い姿のモンスター、マーマンがこちらに近づいてきた。
「うっ」
俺、シュラはそれなりに仕留めることが出来た。
攻撃の回数と仕留めた数を計算すると、九割は越えている。
普段から細剣を使っているセルシアはその身体能力もあって、一応五割を越えていた。
ただ、その他の面子の成功率は五割以下。
「~~~~~~~っ……対象が小さいから、モンスターであればもっと大きい……というのは、言い訳になってしまいますわよね」
「そうなるな。モンスターならもっと体が大きいってのは間違いないだろうけど、その分そこら辺の魚よりも基本的に速い筈だ。それと、相手がモンスターならより一撃で仕留めた方が良い」
「……すぅーーーーー、ふぅーーーーーー……これでは、まだまだですわね」
「…………ラガス君、何かこう……アドバイスとかあったりするかな」
「漁師じゃないからあれですけど、そうですね…………狙ったタイミングで仕留められるのが一番ですけど、魚がどの方向に動こうとしてるのか見極めてから攻撃を放った方が良いかもしれませんね」
殺気を向けられたからといって、普通の魚は直ぐに動こうとはしない。
ただ攻撃が、自身の命を脅かす行動が迫ればさずがに動く。
その際、体の向きが分かってれば、動く方向もなんとなく解る……はず。
「そっか。逃げる方向さえ分かれば、連続で攻撃して仕留めることも出来る…………出来るかな?」
「扱う武器にもよりますけど、出来なくはないと思いますよ」
ルナリアさんの言う通り、そこは扱う武器次第だ。
「それで、休憩したらまた潜るのか?」
「当然、ですわ!!!」
現在、仕留めた魚たちを捌いて視て、昼食にしている。
別に昼以降も潜るのは構わないと思うけど…………心配したところで仕方ないって話か。
「構わないけど、限界だと思ったらさっさと上がれよ」
「っ……解ってますわ」
「なら良いけど」
正直なところ、モンスターと戦ってた訳じゃないのに、俺も結構疲れてる。
なんでって疑問に思うのはナンセンスというか、当たり前のことなんだろうな。
そういえば、体は疲れてるからあれだろうけど、この眠気は……状態異常に入ったりするのか?
それなら、やりようはある……かもしれないな。
「? ラガス、何か、思い付いた、の?」
「大した事じゃないよ。ただ、今後活用出来るかもしれないってだけの話だよ」
本格的に滞在するつもりじゃないけど、どこかで造れるようになっておいた方が良いかもな。
「よし、行きますわよ!!!」
「…………」
「? どうしましたの」
「いや、なんでもない」
いつも以上に疲れてたのか、本当に何匹もの魚を捌いて提供した。
勿論俺も食べてはいるから腹は減ってない。
ただ……当たり前と言えば当たり前のことなんだけど、大量に食べればマッチョなタイプ、スリムな体系の持ち主であっても、腹は膨れる。
そのため、イーリスの奴も……水着の上に腹が乗っかる感じになってた。
別に食い終わったばかりだから、当たりなのは解ってるけど………………ダメだダメだ、これ以上考えるのは止めよう。
メリルあたりにバレたら、普通に説教を食らいそうだ。
「また獲りに行くのは良いけど、疲れ過ぎて沈むのだけは止めてくれよ」
「解ってますわ!!」
……とりあえず全員頷いてくれたので、再び入水。
ん~~~~……冷たいより、暖かいのは非常に嬉しい。
海水浴にはぴったりな温度なんだけど、今ばかりは少し冷たいぐらいが嬉しい。
その方が目が覚めるのになと思いつつ、イーリスたちの分を考え、午前中と同じく魚をレイピアで仕留めていく。
一時間、二時間……三時間と経ち、イーリスたちの成功率も徐々に上がって来たころ、メリルが驚いた表情を浮かべながら、ある方向を指さす。
その方向には……人魚、と呼ぶにはあまりにも怪物味が強い姿のモンスター、マーマンがこちらに近づいてきた。
85
あなたにおすすめの小説
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~
タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。
時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま!
「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」
ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは――
公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!?
おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。
「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」
精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!
お子ちゃま勇者に「美味しくないから追放!」された薬師、田舎でバフ飯屋を開く
風
ファンタジー
現代日本から転生した味覚オタクの薬師ユージンは、幼い勇者パーティの“保護者枠”として命を守るため口うるさくしていたが、「薬が苦い」「うるさい」と追放される。
田舎ミズナ村で薬膳小料理屋「くすり香」を開いた彼の“バフ飯”は冒険者を覚醒させ、村を救い、王都の薬利権すら揺らす。
一方、追放した子どもたちはユージンの真意を知って大泣きするが、彼は戻らない──自分の人生を取り戻すために。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる