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4話ー①
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カフェバー「Jazzy」は毎週火曜日が店休日になっている。火曜日は勉がバンド仲間と練習したり演奏しに行ったりする日なのだそうだ。何のバンドかと訊ねるとビッグバンドと勉が苦笑した。苦笑の理由はビッグバンドのような大人数構成の楽団ではこの小さい昭和レトロな店で演奏する訳にはいかないからだ。甥を雇っても十分な稼ぎがあるのでそれで満足なのだと言う。
そして必然的に火曜日は麗のピアノの練習日になる。
十月二十二日。麗はアクションカメラを三脚にセットして店のグランドピアノの横に立てた。映す角度と範囲を調節して、どこから持ってきたのか錆びたパイプ椅子を元からあった椅子の横に並べて座る。麗が左側から、夜空は右側からそれぞれ外側の手を使って鍵盤蓋を押さえた。演奏する楽曲はパルムグレンの「星はまたたく」
初めて二人で連弾をした日から一週間、麗の腕は物凄く上達したという訳ではない。一応の形にはなったという程度。太くて長い指を麗は扱いあぐねる感じで鍵盤を鳴らす。夜は、あんなに繊細で大胆なのに。とそんな事を思ってからいけないいけないと気を引き締める。
夜空は「真ん中のド」に親指を置くというルーティンをやめた。だからと言って何か大きな変化はないけれど、ピアノに対する恐怖心は少し和らいだ気がする。その話を麗にすると「気がするっていうの、大事らしいよ」と気楽な肯定をくれた。感情で曲を奏でられない分、理論でピアノを演奏してきた夜空に対し、麗は程よく大雑把。おかげで彼の肩肘張らない意見は夜空の強張りを上手に解いてくれた。
麗の気配を耳と肌で感じながら、彼が息を吸うと同じように吸って文字通り呼吸を合わせる。
ピアニッシシモのごくごく弱く儚い星の瞬きを表現したオスティナートから導入し、日が沈んで月が昇っていく情景を描くようにクレッシェンドしていく。左手の柔らかく情感たっぷりな麗の和音が鳴ると、夜空は自分が自然と笑顔になってしまう事に気が付いた。
麗のピアノは感情で溢れている。技法は拙く知識も乏しいというのに、彼は心を旋律に乗せるのが驚くほど上手かった。恩師に散々「あなた自身を含む心の声を聞くんだよ」と言われ続けてきた夜空にさえも、麗の感情は真っすぐに飛んでくる。
今にして思えば恩師はあの小さな箱庭から夜空の事を連れ出してくれようとしていた気がする。あなたの見ている小さな世界だけで音を奏でるのはもったいない事だよ、と言っていたのではないか。恩師だけが、怪我をした後でもまたコンサートに出てみないかと誘いの連絡をくれていた。もう少しちゃんと弾けるようになったら、連絡を取ってみようと思う。
夜空を前向きにさせた男は苦手なパートで案の定つっかえた。夜空は仕切り直すように息を吸って手を鍵盤に下ろす。麗もめげずにちゃんとついてくる。
演奏を終えると二人で見つめ合って苦笑した。言葉はないが「やっぱり失敗したな」と二人とも思っている。麗が撮影を止めて、何となく声を出してはいけない気になっていた事に気付いて「麗」と意識的に彼を呼んだ。
「右手の小指、どうかした?」
「うわぁ、分かるんだ」
「麗の打鍵は力強いから強弱のピアノがメゾフォルテになるのに、今日はピアノのままだったから」
「耳が良すぎる! 昨日火傷したんだよ。大した事ないよ。赤くなってるだけ。でもやっぱ押すと痛くて」
麗の水仕事で荒れた手を掴んで小指を見ると爪の横が微かに赤くなっていた。麗の手を顔の高さまで持っていき、赤くなった小指にキスをする。麗の真似だ。彼は痛みに小さく頬を引き上げたがすぐに眉をハの字に垂れさせて口角を持ち上げる。
「今のグッときた。今すぐ夜空を抱きたい。けど」
「けど?」
「今すぐ動画編集もしたい。体が二つ欲しい!」
「麗が二人居たらそれぞれやりたい事の取り合いになりそうだ」
「俺が二人になったら夜空大変だぞー?」
意味を捉えあぐねて首を傾げると「俺と俺に取り合いされて、ぐちゃぐちゃになっちゃうね」と耳元で甘く囁かれた。彼の言葉を借りればグッときた。腰に疼きが走る。
麗が動画編集をするというので許可を貰ってピアノを弾かせてもらう。麗が裏口から住居に行く音を聞きながら、蓋を左手で支え、右手を鍵盤に置く。ドから始まりドで終わる。スケールを弾き切って、夜空は深呼吸をした。
麗が隣に居ない時に弾けるのはこれだけだ。たったの八音弾いただけでも自分の目玉が言う事を聞かなくなって、時計回りに景色が混ざり始める。実はこれでも増えた方なのだ。
先週帰宅した後で夜空は自宅のグランドピアノを弾いてみた。ド、と鳴らしただけでギブアップし、翌日昼食を食べに「Jazzy」へ行って客が捌けたタイミングで店のピアノを弾いてみるとドレミまで鳴らせた。翌朝、一音減ってドレだけに戻っていた。
三歩進んで二歩下がるを繰り返し、本日漸くオクターブを達成したのである。一年間ろくにピアノを鳴らせなかった事を考えれば快挙だと言えた。
蓋を閉じようとしていたところに麗の足音が聞こえた。ノートパソコンを持ってテーブル席の一つに座ってカメラとパソコンを繋いでいる。
「ここで編集するのか?」
「うん。夜空のピアノを聴きながらやろうと思って」
僕のピアノを。口の中で呟いて、椅子に座り直した。
初めての発表会は四歳。母の大学時代の知り合いの講師たちとの合同発表会だったので、聴衆はそれぞれの教室の生徒の親御さんたちばかり二十人ほど。そこから始まり年々増えていった。コンサートとなると会場によっては千を超える事もある。
たった一人の観客のために演奏した事はない。
後ろを振り返ると麗が気付いてパソコンから顔を上げた。大柄な男の顔についた、雀のような目が笑みの形に撓む。ぽん、と背中を押されたような気がする。
左手で蓋をしっかりと押さえながら何なら弾けるかと考えて、ある童謡が頭に思い浮かんだ。
「……花咲く、もーりーのーみーち?」
麗が口ずさみながら不思議そうな声を出した。麗が居る、と思うだけでどうやらいつもよりは長く弾く事が出来るらしい。一番だけ弾き終えてドキドキする胸を押さえて振り返る。
「一気にうちの店が森になった」
ツッコミ待ちの麗には悪いが、彼の真似をして肩を竦め、じっと目を見つめる。「もしかして」と言う麗は既に少しだけ口元が笑顔になる準備を始めている。
「熊って俺の事?」
「最初に会った時にそう感じた」
「毛むくじゃらじゃないんだけどー。この感じで胸毛も腹毛も無いし」
「森の熊は優しい熊だろう」
「それなら納得してあげる」
笑い合う。
それから日が沈み始めるまで思い思いの時間を過ごした。麗と出会ってからはピアノの前に座っている時間は短くなった。前なら焦りを覚えただろうが今はこれで良いと思えるようになった。着実に前に進んでいるという実感があるからだ。
そして必然的に火曜日は麗のピアノの練習日になる。
十月二十二日。麗はアクションカメラを三脚にセットして店のグランドピアノの横に立てた。映す角度と範囲を調節して、どこから持ってきたのか錆びたパイプ椅子を元からあった椅子の横に並べて座る。麗が左側から、夜空は右側からそれぞれ外側の手を使って鍵盤蓋を押さえた。演奏する楽曲はパルムグレンの「星はまたたく」
初めて二人で連弾をした日から一週間、麗の腕は物凄く上達したという訳ではない。一応の形にはなったという程度。太くて長い指を麗は扱いあぐねる感じで鍵盤を鳴らす。夜は、あんなに繊細で大胆なのに。とそんな事を思ってからいけないいけないと気を引き締める。
夜空は「真ん中のド」に親指を置くというルーティンをやめた。だからと言って何か大きな変化はないけれど、ピアノに対する恐怖心は少し和らいだ気がする。その話を麗にすると「気がするっていうの、大事らしいよ」と気楽な肯定をくれた。感情で曲を奏でられない分、理論でピアノを演奏してきた夜空に対し、麗は程よく大雑把。おかげで彼の肩肘張らない意見は夜空の強張りを上手に解いてくれた。
麗の気配を耳と肌で感じながら、彼が息を吸うと同じように吸って文字通り呼吸を合わせる。
ピアニッシシモのごくごく弱く儚い星の瞬きを表現したオスティナートから導入し、日が沈んで月が昇っていく情景を描くようにクレッシェンドしていく。左手の柔らかく情感たっぷりな麗の和音が鳴ると、夜空は自分が自然と笑顔になってしまう事に気が付いた。
麗のピアノは感情で溢れている。技法は拙く知識も乏しいというのに、彼は心を旋律に乗せるのが驚くほど上手かった。恩師に散々「あなた自身を含む心の声を聞くんだよ」と言われ続けてきた夜空にさえも、麗の感情は真っすぐに飛んでくる。
今にして思えば恩師はあの小さな箱庭から夜空の事を連れ出してくれようとしていた気がする。あなたの見ている小さな世界だけで音を奏でるのはもったいない事だよ、と言っていたのではないか。恩師だけが、怪我をした後でもまたコンサートに出てみないかと誘いの連絡をくれていた。もう少しちゃんと弾けるようになったら、連絡を取ってみようと思う。
夜空を前向きにさせた男は苦手なパートで案の定つっかえた。夜空は仕切り直すように息を吸って手を鍵盤に下ろす。麗もめげずにちゃんとついてくる。
演奏を終えると二人で見つめ合って苦笑した。言葉はないが「やっぱり失敗したな」と二人とも思っている。麗が撮影を止めて、何となく声を出してはいけない気になっていた事に気付いて「麗」と意識的に彼を呼んだ。
「右手の小指、どうかした?」
「うわぁ、分かるんだ」
「麗の打鍵は力強いから強弱のピアノがメゾフォルテになるのに、今日はピアノのままだったから」
「耳が良すぎる! 昨日火傷したんだよ。大した事ないよ。赤くなってるだけ。でもやっぱ押すと痛くて」
麗の水仕事で荒れた手を掴んで小指を見ると爪の横が微かに赤くなっていた。麗の手を顔の高さまで持っていき、赤くなった小指にキスをする。麗の真似だ。彼は痛みに小さく頬を引き上げたがすぐに眉をハの字に垂れさせて口角を持ち上げる。
「今のグッときた。今すぐ夜空を抱きたい。けど」
「けど?」
「今すぐ動画編集もしたい。体が二つ欲しい!」
「麗が二人居たらそれぞれやりたい事の取り合いになりそうだ」
「俺が二人になったら夜空大変だぞー?」
意味を捉えあぐねて首を傾げると「俺と俺に取り合いされて、ぐちゃぐちゃになっちゃうね」と耳元で甘く囁かれた。彼の言葉を借りればグッときた。腰に疼きが走る。
麗が動画編集をするというので許可を貰ってピアノを弾かせてもらう。麗が裏口から住居に行く音を聞きながら、蓋を左手で支え、右手を鍵盤に置く。ドから始まりドで終わる。スケールを弾き切って、夜空は深呼吸をした。
麗が隣に居ない時に弾けるのはこれだけだ。たったの八音弾いただけでも自分の目玉が言う事を聞かなくなって、時計回りに景色が混ざり始める。実はこれでも増えた方なのだ。
先週帰宅した後で夜空は自宅のグランドピアノを弾いてみた。ド、と鳴らしただけでギブアップし、翌日昼食を食べに「Jazzy」へ行って客が捌けたタイミングで店のピアノを弾いてみるとドレミまで鳴らせた。翌朝、一音減ってドレだけに戻っていた。
三歩進んで二歩下がるを繰り返し、本日漸くオクターブを達成したのである。一年間ろくにピアノを鳴らせなかった事を考えれば快挙だと言えた。
蓋を閉じようとしていたところに麗の足音が聞こえた。ノートパソコンを持ってテーブル席の一つに座ってカメラとパソコンを繋いでいる。
「ここで編集するのか?」
「うん。夜空のピアノを聴きながらやろうと思って」
僕のピアノを。口の中で呟いて、椅子に座り直した。
初めての発表会は四歳。母の大学時代の知り合いの講師たちとの合同発表会だったので、聴衆はそれぞれの教室の生徒の親御さんたちばかり二十人ほど。そこから始まり年々増えていった。コンサートとなると会場によっては千を超える事もある。
たった一人の観客のために演奏した事はない。
後ろを振り返ると麗が気付いてパソコンから顔を上げた。大柄な男の顔についた、雀のような目が笑みの形に撓む。ぽん、と背中を押されたような気がする。
左手で蓋をしっかりと押さえながら何なら弾けるかと考えて、ある童謡が頭に思い浮かんだ。
「……花咲く、もーりーのーみーち?」
麗が口ずさみながら不思議そうな声を出した。麗が居る、と思うだけでどうやらいつもよりは長く弾く事が出来るらしい。一番だけ弾き終えてドキドキする胸を押さえて振り返る。
「一気にうちの店が森になった」
ツッコミ待ちの麗には悪いが、彼の真似をして肩を竦め、じっと目を見つめる。「もしかして」と言う麗は既に少しだけ口元が笑顔になる準備を始めている。
「熊って俺の事?」
「最初に会った時にそう感じた」
「毛むくじゃらじゃないんだけどー。この感じで胸毛も腹毛も無いし」
「森の熊は優しい熊だろう」
「それなら納得してあげる」
笑い合う。
それから日が沈み始めるまで思い思いの時間を過ごした。麗と出会ってからはピアノの前に座っている時間は短くなった。前なら焦りを覚えただろうが今はこれで良いと思えるようになった。着実に前に進んでいるという実感があるからだ。
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