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19 猫又式魔法発動に挑戦
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イスタリアの早朝。ルラは朝食を摂り、訓練を始めた。猫又ナイト式の魔法発動を習得するために。
猫又ナイトや2の魔法(妖力?)発動は桁違いに早い。その秘密は、発動後のイメージを強く脳裏に描くことだ。
最初に円を描くのは、共通している。魔力を円内に集中させるためだ。
この世界でのやり方は、光、闇、火、土、水、風、植物の、いずれかの精霊に魔法語で呼びかけながら、それぞれのシンボルを円の中に描く。
そして、具体的な発動形態を魔法語で描く。
単純な魔法なら、それほど手間はかからない。たとえば、前日ルラが使った「ファイア」は、丸の中に火の精霊のシンボルを描く。
そして言霊(ことだま)の力を借り「ファイア」と唱えるだけで、種火程度の火力が生まれる。
ルラほどの実力があれば、一瞬で発動できる。
ところが、同じ「ファイア」でも、攻撃魔法として使おうと思ったら、発動条件を魔法陣に描かなければならない。つまり、威力と範囲だ。
魔法語は実用言語より簡略にできているが、「ファイア」のような基本魔法でも、円、属性、威力、範囲、発声、五つの過程が必要だ。
魔法の技術とは、適切な発動形態をイメージし、できるだけ早く正確に魔法陣を描くことに尽きる。
猫又ナイトは、極端に言えば、イメージを猫スタンプで直接円に埋め込み、発声すれば発動する。つまり、究極の技術だ。
どんなに複雑な魔法でも、正確にイメージさえすれば、基本魔法と同じスピードで発動できるはず。
大規模な攻撃魔法を、実践してもらうわけにいかないが、あの転移魔法だけでもわかる。
ルラが一時間かけて描いた魔法陣を、猫又ナイトは一瞬で完成した。
その技術を習得するのは、決して不可能ではないとルラは思っている。なにせ、魔力(妖力?)の低いぬいぐるみプリンでも、転位出口の魔法陣が描けたのだから。
もし習得できなかったら、魔力と妖力は別物だということになるが、猫又ナイトの話を聞く限り、同一のものだとルラは分析している。
ルラは頭の中で、コップに水が満たされるイメージを描く。魔法の杖で円を描く。円の中心に杖でイメージをぶつける。「ウオーター」と唱える。
し~ん……。テーブルの上のコップに変化なし。
「だめだ……」
ルラはがっかり。もう何度トライしたかわからない。どこがいけないんだろう? ルラはベッドに横たわる。
猫又ナイトや2の魔法(妖力?)発動は桁違いに早い。その秘密は、発動後のイメージを強く脳裏に描くことだ。
最初に円を描くのは、共通している。魔力を円内に集中させるためだ。
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そして、具体的な発動形態を魔法語で描く。
単純な魔法なら、それほど手間はかからない。たとえば、前日ルラが使った「ファイア」は、丸の中に火の精霊のシンボルを描く。
そして言霊(ことだま)の力を借り「ファイア」と唱えるだけで、種火程度の火力が生まれる。
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ところが、同じ「ファイア」でも、攻撃魔法として使おうと思ったら、発動条件を魔法陣に描かなければならない。つまり、威力と範囲だ。
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その技術を習得するのは、決して不可能ではないとルラは思っている。なにせ、魔力(妖力?)の低いぬいぐるみプリンでも、転位出口の魔法陣が描けたのだから。
もし習得できなかったら、魔力と妖力は別物だということになるが、猫又ナイトの話を聞く限り、同一のものだとルラは分析している。
ルラは頭の中で、コップに水が満たされるイメージを描く。魔法の杖で円を描く。円の中心に杖でイメージをぶつける。「ウオーター」と唱える。
し~ん……。テーブルの上のコップに変化なし。
「だめだ……」
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