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49 有罪! そして処罰は?
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カントから帰ってすぐ、俊也はとある人物の前で正座を強制された。
「いろいろ言いたいことがあるの。どれからにする?」
とある人物は、冷ややかな声でそう言った。
「どれって、数? 年齢?」
俊也は思い当たることがあり過ぎて、詳しく応えられなかった。
「まずは数からいこうか。
プリンが口を滑らせたの。『お嫁さんたちが』とプリンは言った。
ハサミで脅したら、全部ゲロした。『たち』って複数を表わす言葉だよね?」
「ぬいぐるみでも、脅迫はよくないよ……」
「あ~ん、なんだって?」
「なんでもございません」
「十人だってさ。しかも四人も妊娠させてる。
何か言うことは?」
「申し訳ありません。すべて俺の不徳の致すところです」
ついに俊也は手を付き、フローリングに額をつけた。
「おかしいとは思ったんだよね。サイズの違う服やテイクアウトの発注数。
巫女を雇ったから?
あんたは正月の神主か!
どうして黙ってた?」
「言えると思う? ルラ一人でもあれだったし」
「朝陽ちゃん、もういいよ。こんな人だから仕方ないと思う」
俊也は女神を見た。冷酷な検察官の隣で座るもう一人の妹を。
「カナちゃん、ありがとう」
「誰が頭を上げていいと言った!」
検察官は非情の言葉を投げつける。俊也は再び極限土下座。
「十人でも許し難し。
今日連れ込んだ二人は何?
サッカーでも一人余っちゃうよ」
「リザーブは……」
「やかましいわ! 今の言い方、嫁にする気満々ということでしょ?」
なるほど、その通りだと俊也は思う。少なくともイレブンは、全員フィールド内に囲いこむつもりだった。
あの元まかない兵は、まだ決心がつかなかった。あまりにもすれてないから。
母親の許しはあるものの、ちょっと誘うだけでも石化しそうだ。プチ整形すら拒否したそうだし。
もちろん、信也はそれでいいと思っている。
だけど、イザベルとブルーを見て、全員アンを囲んでいるのはどういうわけだ?
というより、どこを整形したいわけ?
イザベルとブルーは、コンプレックスの原因を、解消したかった気持ちはわかる。
他の嫁はどこを直せばいいのか見当もつかない。
「今にやけたな! 何を考えている!」
えっ、土下座しているのにどうしてわかる?
「驚いたようだな。長い付き合いだ。気配でわかる」
すげ~……。ずいぶん鋭いところがあること、わかってはいたが、これほどすごいとは思わなかった。
「もう一つ。私とほぼ変わらない、いたいけな児童の体を弄んでるだろ?
それが一番許せない!」
「ごもっともです。ですが、二人とも三十歳超えてます」
「うるさい、うるさい、うるさ~い!
三で割ってみろ!」
「はは~、仰せの通りでございます。体は朝陽殿より……」
「何が言いたいわけ? 私だって前より、ちょっぴりふくらんでるんだから」
「はは~、確かにちょっぴりふくらんだと拝察いたしました。
今日連れて帰ったアンの魔法を受ければ、もう少しなんとかなるかもしれません」
俊也は追及を逃れるため、卑怯な手段をほのめかした。
「えっ……。マジで?」
やっぱりね……。うまくごまかせるかも。俊也は内心ほくそ笑む。
「アンは骨格を変えて、脂肪を移動させる魔法を心得ております。
現に本人は、全く別人の顔に変化しました。
なんでも、母親の顔を選んだそうです。
ブルーとイザベルが、みんなに驚かれたのは、アンが施したプチ整形の結果です」
「顔はとりあえずいい。脂肪の方」
カナは朝陽の脇をこづいた。
「朝陽、ごまかされてるよ。処罰の……」
カナは、なにやらこそこそと、朝陽に語りかけた。
俊也の作戦は、もろくも崩れ去った。
「判決を申し渡す。もろもろの容疑、全部有罪!
刑罰。
カナちゃんを女にしろ!」
えっ……。俊也は思わずカナの顔を見つめた。思いつめたようなカナは、俊也をにらんだ。
「刑罰に従わないなら、一生許さない!」
俊也は途方に暮れた。妹認定しているカナちゃんを、女にしていいものだろうか?
「本音を言ってよ! 私を抱きたいの? 抱きたくないの?」
カナの目からは涙があふれていた。
「妹とのセックスが実現する。法的にも遺伝学上的にも問題ない。
俺の気持ち的にも問題はほとんどない。
ただ、俺が絶頂に達したら、こんなことになっちゃう」
俊也は立ち上がり、パソコンを持ってきて、電源を入れた。ウインド×ズテンの立ち上がる間がもどかしい。
俊也は写真ファイルを開いた。そして、ある意味勇者に変身した自分? の姿を呼び出す。
「これは猫又ナイト2、猫又ナイトの戦闘形態だ。
危険はもちろんないけど、おっかないだろ?」
カナは画面を食い入るように見つめた。そして言った。
「他の人、誰も怖がらないよね?
私だって怖くない。
どんな形になったって、お兄ちゃんだもの。
いいえ、私の大好きな俊也さんだもん」
そうか、そこまで俺のことを……。俊也は腹を固めた。
「ルラに話をつけてくる。ここで待ってて」
俊也はすっくと立った……、こてっ……。
立とうとして、こけちゃいました。足がしびれていて。
かっこわる~!
一種の「ざまあ」ですよね?
さあ、みなさん、ごいっしょに!
爆発しろ!
俊也はルラに状況を報告。ルラは科学の人だった。一つだけ条件を付けて認めた。つまり、カナの魔力量の変化を確かめる。それだけだった。
俊也の強烈な儀式を終えたら、ゼロであろう人間が、いくらか魔力を得るかもしれない。
ぬいぐるみだって魔力を持ったのだから。
しかも、プリンはナイトに抱かれて寝るたび、魔力が薄い環境で上昇しているようだ。
猫又ナイトがそう漏らしていたから間違いない。
カナはルラをにらむように見据え、実験を了承した。
カナはシャワーを借りていた。驚いたことに、シャワーやトイレは、完全に現代日本仕様だった。バスタブは違っているようだが。
聞けば、魔法であっという間に、お湯が貯められるという。
いわば、あちらの現代技術と、こちらの魔法技術のいいとこ取り。少なくとも、この館内で生活の不便さは感じないだろう。
あちらの世界に帰らないわけだ。ましてや、十人の美女・美少女「巫女」が、毎晩よりどりみどり。
二人増えそうな気配だし。自分が男でも、帰りたくならないだろう。
は~……。抱いて、なんて言っちゃったけど。完敗、だよね?
どう考えても。
私もあちら基準なら、そこそこいけてる方だと思う。告られたことも、何度かあったし。
だけどね……。この館の巫女レベルは、一桁違ってる。
あの三人とは、二桁違ってるかも。
老化の問題もある。私はすぐにおばちゃん、おばあちゃんになっちゃう。
頭が冷えたカナは、完全に意気消沈していた。
「あ~、カナちゃん、俺も入って、いいかな!」
俊也の声が聞こえた。
つまり、混浴? カナは動揺した。きっと巫女たちとも毎晩混浴している。
大和なでしこボディーが、欧米だよボディーに、勝てるわけないじゃん!
でも、女の意地だ! 大和なでしこボディーには、それなりの魅力はある!
……あるはず?
あって、いいよね?
「どうぞ!」
カナは勇気を振り絞って了承した。
俊也が浴室に入ってきた。もちろんすっぽんぽん。そして……。想像していたより、怖く見えなかった。
お腹にくっつきそうなほど、ギンギンになっているパオーン。
あれって、期待してると解釈していい? いいんだよね!
カナは、なんだかほっとした。頭の中のごく一部で思う。きっと処女が、初めてあれを見た、感想じゃないだろうけど。
「いろいろ言いたいことがあるの。どれからにする?」
とある人物は、冷ややかな声でそう言った。
「どれって、数? 年齢?」
俊也は思い当たることがあり過ぎて、詳しく応えられなかった。
「まずは数からいこうか。
プリンが口を滑らせたの。『お嫁さんたちが』とプリンは言った。
ハサミで脅したら、全部ゲロした。『たち』って複数を表わす言葉だよね?」
「ぬいぐるみでも、脅迫はよくないよ……」
「あ~ん、なんだって?」
「なんでもございません」
「十人だってさ。しかも四人も妊娠させてる。
何か言うことは?」
「申し訳ありません。すべて俺の不徳の致すところです」
ついに俊也は手を付き、フローリングに額をつけた。
「おかしいとは思ったんだよね。サイズの違う服やテイクアウトの発注数。
巫女を雇ったから?
あんたは正月の神主か!
どうして黙ってた?」
「言えると思う? ルラ一人でもあれだったし」
「朝陽ちゃん、もういいよ。こんな人だから仕方ないと思う」
俊也は女神を見た。冷酷な検察官の隣で座るもう一人の妹を。
「カナちゃん、ありがとう」
「誰が頭を上げていいと言った!」
検察官は非情の言葉を投げつける。俊也は再び極限土下座。
「十人でも許し難し。
今日連れ込んだ二人は何?
サッカーでも一人余っちゃうよ」
「リザーブは……」
「やかましいわ! 今の言い方、嫁にする気満々ということでしょ?」
なるほど、その通りだと俊也は思う。少なくともイレブンは、全員フィールド内に囲いこむつもりだった。
あの元まかない兵は、まだ決心がつかなかった。あまりにもすれてないから。
母親の許しはあるものの、ちょっと誘うだけでも石化しそうだ。プチ整形すら拒否したそうだし。
もちろん、信也はそれでいいと思っている。
だけど、イザベルとブルーを見て、全員アンを囲んでいるのはどういうわけだ?
というより、どこを整形したいわけ?
イザベルとブルーは、コンプレックスの原因を、解消したかった気持ちはわかる。
他の嫁はどこを直せばいいのか見当もつかない。
「今にやけたな! 何を考えている!」
えっ、土下座しているのにどうしてわかる?
「驚いたようだな。長い付き合いだ。気配でわかる」
すげ~……。ずいぶん鋭いところがあること、わかってはいたが、これほどすごいとは思わなかった。
「もう一つ。私とほぼ変わらない、いたいけな児童の体を弄んでるだろ?
それが一番許せない!」
「ごもっともです。ですが、二人とも三十歳超えてます」
「うるさい、うるさい、うるさ~い!
三で割ってみろ!」
「はは~、仰せの通りでございます。体は朝陽殿より……」
「何が言いたいわけ? 私だって前より、ちょっぴりふくらんでるんだから」
「はは~、確かにちょっぴりふくらんだと拝察いたしました。
今日連れて帰ったアンの魔法を受ければ、もう少しなんとかなるかもしれません」
俊也は追及を逃れるため、卑怯な手段をほのめかした。
「えっ……。マジで?」
やっぱりね……。うまくごまかせるかも。俊也は内心ほくそ笑む。
「アンは骨格を変えて、脂肪を移動させる魔法を心得ております。
現に本人は、全く別人の顔に変化しました。
なんでも、母親の顔を選んだそうです。
ブルーとイザベルが、みんなに驚かれたのは、アンが施したプチ整形の結果です」
「顔はとりあえずいい。脂肪の方」
カナは朝陽の脇をこづいた。
「朝陽、ごまかされてるよ。処罰の……」
カナは、なにやらこそこそと、朝陽に語りかけた。
俊也の作戦は、もろくも崩れ去った。
「判決を申し渡す。もろもろの容疑、全部有罪!
刑罰。
カナちゃんを女にしろ!」
えっ……。俊也は思わずカナの顔を見つめた。思いつめたようなカナは、俊也をにらんだ。
「刑罰に従わないなら、一生許さない!」
俊也は途方に暮れた。妹認定しているカナちゃんを、女にしていいものだろうか?
「本音を言ってよ! 私を抱きたいの? 抱きたくないの?」
カナの目からは涙があふれていた。
「妹とのセックスが実現する。法的にも遺伝学上的にも問題ない。
俺の気持ち的にも問題はほとんどない。
ただ、俺が絶頂に達したら、こんなことになっちゃう」
俊也は立ち上がり、パソコンを持ってきて、電源を入れた。ウインド×ズテンの立ち上がる間がもどかしい。
俊也は写真ファイルを開いた。そして、ある意味勇者に変身した自分? の姿を呼び出す。
「これは猫又ナイト2、猫又ナイトの戦闘形態だ。
危険はもちろんないけど、おっかないだろ?」
カナは画面を食い入るように見つめた。そして言った。
「他の人、誰も怖がらないよね?
私だって怖くない。
どんな形になったって、お兄ちゃんだもの。
いいえ、私の大好きな俊也さんだもん」
そうか、そこまで俺のことを……。俊也は腹を固めた。
「ルラに話をつけてくる。ここで待ってて」
俊也はすっくと立った……、こてっ……。
立とうとして、こけちゃいました。足がしびれていて。
かっこわる~!
一種の「ざまあ」ですよね?
さあ、みなさん、ごいっしょに!
爆発しろ!
俊也はルラに状況を報告。ルラは科学の人だった。一つだけ条件を付けて認めた。つまり、カナの魔力量の変化を確かめる。それだけだった。
俊也の強烈な儀式を終えたら、ゼロであろう人間が、いくらか魔力を得るかもしれない。
ぬいぐるみだって魔力を持ったのだから。
しかも、プリンはナイトに抱かれて寝るたび、魔力が薄い環境で上昇しているようだ。
猫又ナイトがそう漏らしていたから間違いない。
カナはルラをにらむように見据え、実験を了承した。
カナはシャワーを借りていた。驚いたことに、シャワーやトイレは、完全に現代日本仕様だった。バスタブは違っているようだが。
聞けば、魔法であっという間に、お湯が貯められるという。
いわば、あちらの現代技術と、こちらの魔法技術のいいとこ取り。少なくとも、この館内で生活の不便さは感じないだろう。
あちらの世界に帰らないわけだ。ましてや、十人の美女・美少女「巫女」が、毎晩よりどりみどり。
二人増えそうな気配だし。自分が男でも、帰りたくならないだろう。
は~……。抱いて、なんて言っちゃったけど。完敗、だよね?
どう考えても。
私もあちら基準なら、そこそこいけてる方だと思う。告られたことも、何度かあったし。
だけどね……。この館の巫女レベルは、一桁違ってる。
あの三人とは、二桁違ってるかも。
老化の問題もある。私はすぐにおばちゃん、おばあちゃんになっちゃう。
頭が冷えたカナは、完全に意気消沈していた。
「あ~、カナちゃん、俺も入って、いいかな!」
俊也の声が聞こえた。
つまり、混浴? カナは動揺した。きっと巫女たちとも毎晩混浴している。
大和なでしこボディーが、欧米だよボディーに、勝てるわけないじゃん!
でも、女の意地だ! 大和なでしこボディーには、それなりの魅力はある!
……あるはず?
あって、いいよね?
「どうぞ!」
カナは勇気を振り絞って了承した。
俊也が浴室に入ってきた。もちろんすっぽんぽん。そして……。想像していたより、怖く見えなかった。
お腹にくっつきそうなほど、ギンギンになっているパオーン。
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