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137 孫に釣られるなら喜んで
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静香の実家、広い庭が見渡せるリビング。
庭のプールでは、四人の少女が水で戯れていた。静香は苦笑しながら、運んだビールをテーブルに置く。
「お爺さん、まるでスケベジジイののぞきよ。
気持ちはわかるけど、その目つきはやめて」
その老人、静香の祖父朝日野泰造という。モーニングホールディングス社長でもある。
当初静香の話を聞き、泰造は烈火のごとく怒った。わけのわからない猫男と、深い仲になったという。
「子どもができたかもしれない」という静香の言葉で、姿勢はかなり軟化した。
そして、静香が連れてきた美女、美少女を一目見るなり、態度は軟弱化した。
とどめは今日の引率者。つまり、ローラン、ユーノの有名人コンビだ。
いや、もちろん、エンランちゃんとマサラちゃんもいいんだけどね!
泰造は、どうしようもない軟体動物ジジイと化している。
静香はかねてから思っていた。このジジイ、美少女に超弱い。
自分がこの祖父に、溺愛されたのも、それが原因だと知っていた。
難儀なことに、孫の中で女は静香一人だった。
しかも美少女の誉れを、一身に受けるほどの容貌。静香が成長しても、彼の愛情は薄まらなかった。
それがうっとうしくてたまらないから、大学入学と同時に、静香は家を出た。
「社長、引退しちゃおうかな~」
いかにもうれしそうに、老人は静香に視線を向ける。
「私の夫に経営を押し付けるの、あきらめてくれたことは感謝してる。
だけど、会社を休んでまで、覗き趣味を発揮するのはどうかと思うよ。
どうぞ」
静香はグラスを祖父に渡し、酌をする。老人はさもうまそうに一気飲み。
「さすがモーニングビール。キレとコクが違う!」
「これ、ライオンビールだけど」
「うそ~!」
「うそよ」
静香は、わざと隠していたラベルを見せる。
「お前は相変わらずだな。
そうやって絶妙に俺をいじってくる」
絶妙にいじられ、老人はいっそう嬉しそうだった。
孫やあの少女たちの顔を見ていると(もちろん顔だけではないが)経営なんて、どうでもよく思えてくる。
彼が仕事をさぼったのは、生まれてはじめての経験だった。
その孫や、あの少女たちが、全員あの猫男のものだというのも、もはや気にならなくなった。
存在自体で癒されるんだも~ん!
決めた!
来年の春、社長は勇退。会長になって、遊んでもらおう!
「いつまでも遊んでもらえるとは、思ってないでしょうね?
あの子たちは立派に俊也君の嫁なのよ」
グサ!
とたんに打ちしおれる泰造だった。
「エンランちゃんとマサラちゃん、明日から館に帰ると言ってた。
来年の夏を期待して。
他の人も連れてくる」
静香がにっこりとほほ笑んで、ビールを勧めた。
とたんに回復する泰造だった。
「それで…俊也君の車なんだけど。
私の車、五人乗ったらキューキューなの。
みんなを乗せてくるには、ちょっと……」
「俺に任せろ! どんな車がいい?」
静香の狙いは、高級ワンボックスカーを、この老人からせしめることだった。
静香は思う。
車なんて、安いものだよね。あの子たちの水着姿、特等席で拝んでいるのだから。
は~、若いって、いいな。みんな私より、年上だけど。
「あの子たちは、みんな貴族の娘だと聞いたが」
「そうよ。四人とも伯爵家。
つまり、貴族の中では上の下クラスらしい」
「どうして貴族の娘が、そろいもそろって?」
「話せば少し長くなるけど、聞きたい?」
老人はうなずく。静香は特異能力を持った俊也が転移し、クーデターを未遂に終わらせ、湖の館で隠棲するまでのいきさつを語った。
「なるほど……。貴族にとって、魔力というのはそれほど大きいのか」
「アイデンティティー以上のものみたいだね。
貴族の力そのものなの」
「この世界を滅ぼす力、本当にあるのか?」
「簡単よ。転移して原発にでかい魔法を打ち込む。
それを繰り返せばいいだけ。
だけどあの人たちは賢い。
そんな自分たちの力を、一番恐れているのは彼らだから。
俊也君が言ってた。
戦う前に勝つのが戦いの理想。
そのために、圧倒的な力を、彼らは磨き続けている。
私、いい男、選んだでしょ?」
「そうかもしれないな」
泰造は、苦笑して自社のビールを飲んだ。
彼は戦って勝ってきた男だ。勝利の味は、このビールのように、一気に飲み干せば美味だが、よく味わえば苦さは付いて回る。
「お前、専業愛人で収まるつもりか?」
「モーニングフーズの健康食品部門、コネで入れてもらえない?
幹部のお嫁さんたち、有望な製品開発してるらしいよ。
美容から回春まで幅広く。
皇都大学の梅宮準教授と交渉持ってみて。
俊也君の叔父さんなの。
まだどの企業も手を出してないから、出来るだけ早く」
「ほ~。金儲けには全然興味ないと思っていたが」
「こちらでの活動費を稼ぐためよ。弥生さんに負けられない」
「弥生?」
「野本弥生さんよ。一宮一族の。
俊也君たちのパトロンになるため、仕事に復帰した」
「一宮一族! どうして?」
泰造は驚いて聞いた。
「弥生さんの娘さん、巫見の能力があるの。
弥生さんは、俊也君のお嫁さんにするつもり。
理由、わかるでしょ?」
「そうか……。
あの婆さん以来の巫見がな……。
お前、すごい男を選んだな」
「でしょ~?
あっちの世界でも、こっちの世界でも、俊也君は最高の力を持つ、お嫁さん達を手に入れてしまった。
愛人として、みんなのお小遣いぐらい稼がなきゃ」
泰造は完敗したと思った。俊也に。
一宮一族の力を、彼は嫌というほど知っていたから。
そして「巫見」の力を持つ女子は、一族の長として全権を握る立場になる。
間違っても敵対できない。
「で、肝心なあの男は来ないのか?」
「一度抱いただけの女の実家に、あいさつに来る男なんていないでしょ?
できてたら必ず来る。
今度ダメでも、かならずひ孫は作ってみせる。
楽しみにしておいて」
泰造は思う。ひ孫を作ってくれるならよしとしよう。
彼は静香の結婚を半分あきらめていた。
静香が結婚しない最大の原因は、自分にあると、自覚も生まれ始めていた。
ひ孫は絶対女の子希望!
彼の家系は、どういうわけだか男系家族だ。
兄弟、子、孫の中で、唯一の女が静香だった。
「お爺さん、耳寄りな話があるんだけど。
エンランちゃんとマサラちゃんの肖像画、大使館に飾ってある。
シュンヤーダ王国の、デモンストレーション以降、びっくりするほど相場が上がった。
一点一億出すというバイヤーもいたほど。
海外のオークションにかけたら、もっとつける人もきっと出てくる。
私が画廊をやめたのは、投機目的の客が多すぎて嫌になったから」
「つまり、俺に絵を買えと?」
泰造は苦笑して言う。
「このカタログ見て」
静香は用意のカタログを見せる。もちろん、ルマンダの個展を開いたときに作成したものだ。
「これは……。みんなあの男の嫁?」
泰造はカタログに見入った。
「そうよ。エンランちゃんとマサラちゃん、まとめて一億。安い買い物だと思うけど。
どう?」
「買った! ローランちゃんとユーノちゃんも!」
「売った! ローランちゃんは売れてるけど、ユーノちゃんのはある。
そのカタログもおまけで付ける。
カタログだけでも値打ちものよ」
静香は三つ目の目的も果たせた。
庭のプールでは、四人の少女が水で戯れていた。静香は苦笑しながら、運んだビールをテーブルに置く。
「お爺さん、まるでスケベジジイののぞきよ。
気持ちはわかるけど、その目つきはやめて」
その老人、静香の祖父朝日野泰造という。モーニングホールディングス社長でもある。
当初静香の話を聞き、泰造は烈火のごとく怒った。わけのわからない猫男と、深い仲になったという。
「子どもができたかもしれない」という静香の言葉で、姿勢はかなり軟化した。
そして、静香が連れてきた美女、美少女を一目見るなり、態度は軟弱化した。
とどめは今日の引率者。つまり、ローラン、ユーノの有名人コンビだ。
いや、もちろん、エンランちゃんとマサラちゃんもいいんだけどね!
泰造は、どうしようもない軟体動物ジジイと化している。
静香はかねてから思っていた。このジジイ、美少女に超弱い。
自分がこの祖父に、溺愛されたのも、それが原因だと知っていた。
難儀なことに、孫の中で女は静香一人だった。
しかも美少女の誉れを、一身に受けるほどの容貌。静香が成長しても、彼の愛情は薄まらなかった。
それがうっとうしくてたまらないから、大学入学と同時に、静香は家を出た。
「社長、引退しちゃおうかな~」
いかにもうれしそうに、老人は静香に視線を向ける。
「私の夫に経営を押し付けるの、あきらめてくれたことは感謝してる。
だけど、会社を休んでまで、覗き趣味を発揮するのはどうかと思うよ。
どうぞ」
静香はグラスを祖父に渡し、酌をする。老人はさもうまそうに一気飲み。
「さすがモーニングビール。キレとコクが違う!」
「これ、ライオンビールだけど」
「うそ~!」
「うそよ」
静香は、わざと隠していたラベルを見せる。
「お前は相変わらずだな。
そうやって絶妙に俺をいじってくる」
絶妙にいじられ、老人はいっそう嬉しそうだった。
孫やあの少女たちの顔を見ていると(もちろん顔だけではないが)経営なんて、どうでもよく思えてくる。
彼が仕事をさぼったのは、生まれてはじめての経験だった。
その孫や、あの少女たちが、全員あの猫男のものだというのも、もはや気にならなくなった。
存在自体で癒されるんだも~ん!
決めた!
来年の春、社長は勇退。会長になって、遊んでもらおう!
「いつまでも遊んでもらえるとは、思ってないでしょうね?
あの子たちは立派に俊也君の嫁なのよ」
グサ!
とたんに打ちしおれる泰造だった。
「エンランちゃんとマサラちゃん、明日から館に帰ると言ってた。
来年の夏を期待して。
他の人も連れてくる」
静香がにっこりとほほ笑んで、ビールを勧めた。
とたんに回復する泰造だった。
「それで…俊也君の車なんだけど。
私の車、五人乗ったらキューキューなの。
みんなを乗せてくるには、ちょっと……」
「俺に任せろ! どんな車がいい?」
静香の狙いは、高級ワンボックスカーを、この老人からせしめることだった。
静香は思う。
車なんて、安いものだよね。あの子たちの水着姿、特等席で拝んでいるのだから。
は~、若いって、いいな。みんな私より、年上だけど。
「あの子たちは、みんな貴族の娘だと聞いたが」
「そうよ。四人とも伯爵家。
つまり、貴族の中では上の下クラスらしい」
「どうして貴族の娘が、そろいもそろって?」
「話せば少し長くなるけど、聞きたい?」
老人はうなずく。静香は特異能力を持った俊也が転移し、クーデターを未遂に終わらせ、湖の館で隠棲するまでのいきさつを語った。
「なるほど……。貴族にとって、魔力というのはそれほど大きいのか」
「アイデンティティー以上のものみたいだね。
貴族の力そのものなの」
「この世界を滅ぼす力、本当にあるのか?」
「簡単よ。転移して原発にでかい魔法を打ち込む。
それを繰り返せばいいだけ。
だけどあの人たちは賢い。
そんな自分たちの力を、一番恐れているのは彼らだから。
俊也君が言ってた。
戦う前に勝つのが戦いの理想。
そのために、圧倒的な力を、彼らは磨き続けている。
私、いい男、選んだでしょ?」
「そうかもしれないな」
泰造は、苦笑して自社のビールを飲んだ。
彼は戦って勝ってきた男だ。勝利の味は、このビールのように、一気に飲み干せば美味だが、よく味わえば苦さは付いて回る。
「お前、専業愛人で収まるつもりか?」
「モーニングフーズの健康食品部門、コネで入れてもらえない?
幹部のお嫁さんたち、有望な製品開発してるらしいよ。
美容から回春まで幅広く。
皇都大学の梅宮準教授と交渉持ってみて。
俊也君の叔父さんなの。
まだどの企業も手を出してないから、出来るだけ早く」
「ほ~。金儲けには全然興味ないと思っていたが」
「こちらでの活動費を稼ぐためよ。弥生さんに負けられない」
「弥生?」
「野本弥生さんよ。一宮一族の。
俊也君たちのパトロンになるため、仕事に復帰した」
「一宮一族! どうして?」
泰造は驚いて聞いた。
「弥生さんの娘さん、巫見の能力があるの。
弥生さんは、俊也君のお嫁さんにするつもり。
理由、わかるでしょ?」
「そうか……。
あの婆さん以来の巫見がな……。
お前、すごい男を選んだな」
「でしょ~?
あっちの世界でも、こっちの世界でも、俊也君は最高の力を持つ、お嫁さん達を手に入れてしまった。
愛人として、みんなのお小遣いぐらい稼がなきゃ」
泰造は完敗したと思った。俊也に。
一宮一族の力を、彼は嫌というほど知っていたから。
そして「巫見」の力を持つ女子は、一族の長として全権を握る立場になる。
間違っても敵対できない。
「で、肝心なあの男は来ないのか?」
「一度抱いただけの女の実家に、あいさつに来る男なんていないでしょ?
できてたら必ず来る。
今度ダメでも、かならずひ孫は作ってみせる。
楽しみにしておいて」
泰造は思う。ひ孫を作ってくれるならよしとしよう。
彼は静香の結婚を半分あきらめていた。
静香が結婚しない最大の原因は、自分にあると、自覚も生まれ始めていた。
ひ孫は絶対女の子希望!
彼の家系は、どういうわけだか男系家族だ。
兄弟、子、孫の中で、唯一の女が静香だった。
「お爺さん、耳寄りな話があるんだけど。
エンランちゃんとマサラちゃんの肖像画、大使館に飾ってある。
シュンヤーダ王国の、デモンストレーション以降、びっくりするほど相場が上がった。
一点一億出すというバイヤーもいたほど。
海外のオークションにかけたら、もっとつける人もきっと出てくる。
私が画廊をやめたのは、投機目的の客が多すぎて嫌になったから」
「つまり、俺に絵を買えと?」
泰造は苦笑して言う。
「このカタログ見て」
静香は用意のカタログを見せる。もちろん、ルマンダの個展を開いたときに作成したものだ。
「これは……。みんなあの男の嫁?」
泰造はカタログに見入った。
「そうよ。エンランちゃんとマサラちゃん、まとめて一億。安い買い物だと思うけど。
どう?」
「買った! ローランちゃんとユーノちゃんも!」
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