【R18】猫は異世界で昼寝した

nekomata-nyan

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165 プロの技はすさまじい!

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 俊也たちがシュミットから引き上げて一週間が経過。

引き上げるとき、ミストになんの連絡もとらなかったので、どんな形で決着がついたか、俊也は知らない。
ミスト軍は、ほとんど無傷に近いだろう。文句を言ってくるはずはない。

俊也はカントの町や、近郷の農家を回り、薬草契約栽培の交渉に汗を流している。

カントでは顔が売れている、ブルーとアンリを伴っているからか、交渉は順調だった。

唯一の問題点は乗馬。王都から連れてきた名馬なので、俊也でもなんとか乗せていただけるが、足腰と太腿が……。

馬車が入らない場所も多いから、馬しか移動手段がない点が泣き所だ。

ぱっかぱっか、ぱっかぱっか……。

「局長に敬礼!」
 突然背後から、だみ声が聞こえた。

ああ、新撰組の皆さんですか。俊也は馬上から振り返る。

「見回り御苦労さん。
みんな慣れた?」
 エルウィン居残り組が抜けたので、カントで隊士を募集したところ、来るわ来るわ。
五十人の希望者が集まった。

新撰組はリア充への王道という噂が広まったらしい。

面接と戦闘実技で七人に絞り、目下カントSA新撰組は八人の隊士を有する。

エルウィンの居残り隊士も、見習いを含め、八人に膨らんだ。

カントは館のおひざ元だからまだいい。どうして隣町の手当まで出さなければならない?

 まあ、平和ならいいんだけど!

「まだまだと言ったところです。
隊士一同、新撰組の名に恥じぬよう、一層奮励努力する所存であります!」
 古参隊士がガチガチになって応える。

まあね、鬼の副長がにらんでるから。俊也は馬を並べる隣のブルーを見る。

超どや顔でした!

「結構。カノジョさん、元気?」
 俊也は古参隊士の、カノジョさんを思い出す。顔は覚えてないが、雄渾なおっぱいとお尻は明瞭に。

「はっ、大元気で奮励努力……。
元気であります!」
 そうですか。二人で奮励努力ですか。大いに結構。

「俊也さん、明日にでも、お客さんが来るみたいですよ。
西の方から」
 ラブミーテンダーから飛び出した、ライラが手を振りながら言う。

「ライラ、ずっとカントでいられるの?」
「おかげさまで。店にも遊びにきてくださいね。お待ちしてま~す!」

「はいはい。暇ができたらね。じゃ」

 俊也は軽く流して馬を進める。待てよ、転移魔法使ったら楽チンじゃん。

「ブルー、馬を牧場に返しておいて。
飲んだら乗るな、だから」
 俊也は馬を下り、ラブミーテンダーに入った。

ブルーは苦笑して手綱をとり、館を目指した。


「あら、さっそく来てくれたんだ?」
 ライラがまとわりついてくる。うふ……。ライラのおっぱいは、なかなかのものだと俊也は知っている。
喩えるなら温みのあるスライム? 残念ながらこの世界にもスライムはいないので未検証だが。

「まずはビール!」
 ラブミーテンダーに卸す酒類は、強力なコネ筋から、卸値で流してくれるようになった。

静香様々。

酒の集荷係だった父親は、クビにした。

気の毒なので、朝陽への奨学金、という形で家にいくらか入れている。半分は父親の小遣いという約束で。

母親がその約束を守っているかは知らない。

共働きの上、俊也の学費や生活費が不要になったから、ずいぶんゆとりはできたはずだが、俊也の母親はなかなかのシブチンだ。

俊也のケチくささは、その母親に由来している。今度強壮ドリンクを贈ろう。父親の待遇がよくなるかもしれない。


 注文のビールと突き出しが出てきた。ライラはいっそう寄り添い、ビールの酌をする。

「ねえ、後で二階へ行かない?」
 ライラが鼻にかかった声で誘う。

「何か秘密の話でも?」

「そういうわけじゃないけど。
男と女のひ・め・ご・と」

「パス!」

「冷たっ!」
 ライラは苦笑して手酌する。

「なにかと大活躍の俊也さんに」
 ライラがカップを掲げる。

「なにかと謎めいたライラさんに」
 二人はカップをカチンと当て、乾杯する。

「ふ~……。夏場はビール、最高ね。
どうして今まで卸さなかったの?」
 一気飲みしたライラは、口の泡を手でぬぐう。

「重いし高くつくから。
いい卸のルートが見つかってね」
 俊也はカップ半分ほどを飲み干す。

「あ~、確かにウイスキーより重くなるよね。
安心して。
二階の奥の部屋のことなんて、なんにも知らないから」
 ライラは、そう言って意味ありげに笑う。

 つまり、転移魔法で酒類を納入してること、薄々感じているということね?
 ミストの密偵を務めている女だ。気づかないわけないか……。

「わかりました。後で二階へ」
 俊也はライラへのサービスを決めた。きっちり「奥の隠し部屋」の口封じをしなければ。

魔法で封印してあるから、アダムさんとイブさん以外は誰も入れないが、酒類が奥の部屋から運ばれていることを、この店の人間は感づいているはずだ。

ライラ以外は、多分倉庫という認識を持っているだろうけど。

隠し部屋の利用、考えた方がいいようだ。面倒だけど、転移魔法としての利用は避けよう。


 俊也は全裸のライラに、色々とサービスを施す。もちろん口封じのためだからね!
 肉スライムの感触が恋しかったから、だけではない。

 こねこね、くちゅくちゅ……。ぺろぺろ、ずずずず……。くりん、くりん……。
 いい感じに開いてあふれているが、ここまで。

「あ~ん……。今日も入れてくれないんだ?」
 生ごろし状態のライラは腰を揺する。

「ごめん。君もきっとここでいられなくなるよ。
呼び戻されて魔導師部隊に編入。
きっとそうなる」
 俊也は、アフターサービスで指を活躍させながら耳元でささやく。

「そんなに変わるの?」

「魔力があったらね。そんなに変わる」

「そうだよね。貴族の研修生を三人も送るぐらいだから。
ふ~ん……上手。
そこ、そこいい!」
 俊也の口封じ対策は、順当に効果をあげていた。


 ライラは一応満足し、ベッドにねそべった俊也の足に、裸の足を絡める。

「ナームとの戦い、なんか言ってきた?」
 俊也が聞く。

「詳しくは聞いてないけど、ほとんど館の勢力がやっつけたそうじゃない?
ミスト王宮では、大騒ぎになってるよ。
誰がナーム軍をやっつけたんだって。
黙って帰っちゃったのね?
報奨金、うんとふんだくればよかったのに」

「あてにされても困るから。
今回は特別サービス。
研修生のことも公にしたくない。
あっと、奥の倉庫のことは絶対秘密で」
 俊也は目的を思い出し、念を押した。ついでにナイススライムおっぱいに手で敬意を表しながら。

「ふふふ……。もちろんよ。だけど欲がないというか。
ミスト王国、けっこうお金持なのよ。
南大陸との交易も盛んだし」

「みたいだね。研修生の受け入れ費、びっくりするほどはずんでくれた」

「当然でしょ。国や貴族が囲い込んでるから、優秀な魔導師は、お金で買えない。
結局は何人でやっつけたの?」

「直接戦闘に参加したのは五人」

「五人か……。
すごいと言うしかない。
それも『つなぎ』の人の話では、ミストの希望通り手加減した。
かえってやりにくかったでしょ?」

「よくわかるね。その通り。
明日のお客は誰が来るの?」

「あの人よ。私のボス」

「そうか。やっぱりあの人ですか。
油断できない人だ」

「館の人ほどじゃないよ。
またかわいがってもらったこと、話していい?
株が大いに上がるの」

「どうぞ。ライラとは、ひっかかりができちゃった」

「私がかわいがるの、精力がもったいない?」
 ライラは、俊也のパオパオに手をあてる。たちまちパオ~~ン! ジーンズが超窮屈。

「ちょっぴり魔力が上がっちゃうよ。それでもよければ」
 俊也のスケベ魂は、のっぴきならない状況に。プロの技巧、いかがなものか?

「了解。プロの技、教えてあげる」
 ライラは俊也のベルトに手をかけた。

フフ、これで株はますます上昇。ライラは超ご機嫌だった。
俊也さんは大好きだし、一挙両得。

 こきこき、ぺろぺろ、ぺろ~ん、ぺろ~ん、ふんぐ、じゅぼ、じゅぼ……。
 
 すごい! これぞプロの技! 
 くわえられる前から、のっぴきならない状態だった俊也は、あっけなく撃沈した。
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