【R18】猫は異世界で昼寝した

nekomata-nyan

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211 どうにかしないと どうしよう?

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 嫁たちと戯れていた朝陽が、俊也と菜摘に歩み寄ってきた。黒のビキニスタイル。
 
 菜摘にくらべ、多少スリムだが、俊也にはまぶしく見えた。視界の端にとらえたあの真っ白いお尻、女の子から女のお尻に変化しつつある。
 ビキニの胸元も、谷間がはっきりできているし。

「なっちゃん、アニキには、あんまり近づかない方がいいよ。
お気に入り女子、オールウエルカム体質なんだから」
 朝陽は兄に肩を寄せる菜摘に忠告。

「俊也さん、私もお気に入り?」
 菜摘は一層腕をくっつける。

 この小悪魔め! そう感じるものの、俊也はよけられない。

菜摘はアンの小悪魔体質と、似て非なるものがある。
 アンの深層は、他者を拒みながら、反面強烈に求めている。安心して求められる俊也には、思う存分その屈折した欲求をぶつけてくる。

 菜摘の場合は……。自分の反応を楽しんでいるとしか思えない。つまり、気まぐれで刺激をもて遊んでいる感じ?
 相変わらずアブナイ子だ。

「俊也さん、返事は?」
 菜摘は俊也の顔を覗き込んだ。身をよじった拍子に、おっ、πの危険領域が……。

「大のお気に入りだ。
押し倒していい?」
 俊也は菜摘の両肩をつかんだ。

「きゃ~~~! セクハラだ!」
 菜摘は楽しそうに叫んで、俊也から離れていった。

「アニキ……。まあ、適切な処置だとほめておく」
 そう言って、朝陽は俊也の隣に腰を下ろした。
 さすが朝陽。兄と友人のことをよく知っている。我が妹ながら、怖いほど切れる。

「どうやって知った?
海水浴」
 俊也は疑問に思ったことを聞く。

「言わなかった? あちらでネットワークができてるの。
魔法のぬいぐるみたち、魔法陣を通して井戸端会議?
つまり、アニキたちの情報筒抜け」
 俊也はなるほど、と納得。あのぬいぐるみたち、性能が上がりすぎ?
 ひょっとしたら、自我を持ち始めているのかもしれない。

「どうしてなっちゃんまで連れてきた?」

「なっちゃんが暇そうにしてたから。
あの子、ストレスがたまり過ぎたら危ないの。わかってるでしょ?」
 今度も納得するしかない俊也だった。

「ねえ、おっぱいフェチ。
海水浴は色々なおっぱいを、並べて鑑賞したいから?
水泳が大の苦手なくせに、プール、喜んで付き合ってくれてたよね?」
 核心を突かれ、ぐうの音も出ない俊也だった。

「すごいよね……。ルマンダさんとライラさんのおっぱい。
爆乳って、ああいうのを言うんだ?」

「ルマンダはスイカップ、ライラはスライムカップ?」

 俊也の言葉に、朝陽は白い眼を向けて去って行った。

 残された俊也は、人差し指で砂にぐるぐるを描いた。


 お昼時となり、俊也はバーベキュー係の主力として大活躍。助手にはカナとさくら。
 その報酬は、皆様の水着姿。どのおっぱいに、視線を定めたらよいのやら……。壮観!
 
「ほら、焼けすぎるぞ」
 俊也は花を膝で抱く、ルラの取り皿に焼けた肉をとってやる。

「ありがとう。俊也も食べたら?」
 ルラは器用に箸が使えるようになった。ちょうどいい焼き加減の肉をはさみ、パク。

「地球のお肉、どうしてこんなに柔らかいんだろ?」
 ルラが感想を述べる。

「地球というより、日本の牛肉だからだよ。
安い外国産の肉に対抗するには、品質で勝負するしかないんだ。
生産者の努力の結果?
仕上げにビール飲ませるんだって」

「へ~、そうなんだ?」
 
 感動ウス! 俊也は日本の生産者になりかわり、肩を落とす。超高かったんだぞ!

「日本の黒毛牛ブランド、世界一なんです!
松阪牛、近江牛、飛騨牛エトセトラ。
ガイジンさんの舌もうならせてるんです!」
 さくらがどや顔で胸を張る。

「黒毛牛の精子、狙われてるんですって。外国の生産者に。
俊也さんの精子には、かなわないだろうけど」
 なっちゃんが、あっけらかんと言う。

 俊也と朝陽は目を見合わせた。

『朝陽、大丈夫なの? なっちゃん』
 朝陽は肩をすくめて苦笑した。なっちゃん、どうにかしないと……。

 どうしよう?
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