229 / 230
229 ご隠居様の世直し事始め?
しおりを挟む
イスタルトの御隠居様は、王家に伝わる魔法の杖を携え、とある酒場の前に立った。
その酒場は、ゲルト一家の親分が営み、二階はいわば一家の事務所だ。
ご隠居様は、背後に五人の美少女を従えている。即位以来、超暇になった御隠居様は、側近に内緒で自ら出馬。
俊也は最新式の式を使った影武者を使うつもりだったが、その影武者式は、現在王の身代わりを王宮で務めている。
「クールウエイブ!」
御隠居様は正当魔法の手順に従い、酒場に向けて魔法を放つ。
「我が王、もう少し修行をなさいませ。
威力はそこそこですが、範囲指定が甘うございます」
エレンが苦笑して指摘。ご隠居様が放った魔法は、酒場の両隣りまで冷気に包んでしまった。
「ウグ……」
御隠居様は、渋面を作る。
「ヒートウエイブ!」
エレンはご近所迷惑を考え、酒場両隣りの冷気を打ち消す。
急激な温度変化で、局所的に霧が発生。
なんか殴り込みの雰囲気出てきた。ご隠居様は機嫌を直す。
「もっとガンガン冷やせ」
御隠居様はエレンに命じる。
「はい。凍死寸前まで追い込みましょう。クールウエイブ!」
エレンはピンポイントで魔法を放つ。
お~! 霜が降りてる!
御隠居様は感動。
ちなみに、この酒場は、亜熱帯キャンベルの町中にある。その魔法は、じみ~だが、嫌がらせとしては超効果的だ。
二階事務所では…
「寒っ! どうなってやがる!」
ゲルト親分は、薄い毛布で体を包んだ。もっと厚着をしたいのだが、上着は持っていない。
「あんた、どうにかしてよ!」
親分の妻は、ヒステリックに叫ぶ。
「おい! 誰かいるか!
外の様子を見て来い!」
親分は廊下で見張っているはずの子分に命じる。
「へい!」
子分は寒さに震えながら下へ駆け下りる。窓は真っ白に曇って、外の様子は見えない。
真昼間、開店前のがらんとした薄暗い酒場は、いっそう寒々しく感じられた。
子分がドアを開けると、目の前に剣が突き出された。
「親分に伝えろ。
イスタルト王がカチコミにきた」
クレオは嗜虐的に笑い、ヒュンヒュンヒュンと剣を振るった。
子分の頭頂部は、きれいな円形禿げとなった。
エレンは、超気分よさそうなご隠居様を見ながら思う。
ご隠居様、「世直し旅に出る」なんて言い出さないだろうか?
俊也が王即位に際し、プレゼントした、テレビとブルーレイは、暇を持て余す王の、大きな楽しみとなっている。
勧善懲悪の単純なコンテンツは、イスタルト後宮で人気沸騰中。昭和レトロな時代劇も、人気コンテンツの一つ。
「ひゃ~! 親分、大変です!
イスタルト王が、カチコミかけてきました!」
パニックになった子分は、二階へ駆け上がった。
数分後、寒さと恐怖で顔をひきつらせた親分が、酒場から出てきた。
「てめ~ら、誰だ?
ただで済むと思っているのか?」
親分はカチコミのメンバーが、中年男一人と、他は少女であることにほっとして、とたんに元気を取り戻した。
冷静に考えたら、イスタルト王が、こんなところに来るわけがない。
「さっきイスタルト王と名乗ったはずだが?」
御隠居は澄まして応える。
「ふざけんじゃねぇ!
王様が娘っ子連れて、殴り込みにくるか?
先生、やっちまってください!」
親分はイスタルトから流れてきた、用心棒魔魔法使いを呼ぶ。
「フフフ、ずいぶんきれいな娘ばかりだな…、って、エレン?
それに…リラーナ王!
じゃ!」
魔法使いは泡を食って逃げようとした。彼は元貴族の次男であり、魔法学校の生徒でもあった。
ドスッ!
グファッ……。
アンリがすばやくあて身をくらわせる。
「エレンさん、こいつ、知ってるんですか?」
アンリが、気絶した魔法使いの頭を持ち上げる。
「なんか見たことあるような…、あ、魔法学校に、こんなのがいた気がする。
名前は忘れたけど、たしか落第して、実家から追い出されたと聞いた。
ふ~ん、こんなのでも、ヤクザの用心棒ぐらいは務まるのか」
エレンは用心棒魔法使いに、リカバーの魔法をかける。
「魔法学校の落第生だったよね?
一応イスタリアの魔法学校に在籍してたのに、ヤクザの用心棒なんて、恥ずかしくない?」
「恥ずかしいに決まってるだろうが!
だけど、どうやって生きていけばいいんだ?
落ちこぼれの貴族の気持ちなんて、あんたらエリートにはわからないだろ?」
魔法使いは、逆ギレ気味にふてくされた。
「うん、わかんない。
だけどさ、生まれる前に貴族社会からはぐれても、たくましく生きてきた女の子も知ってる。
小さいころからたった一人で、しかも他人に迷惑をかけないで。
あんた、そんなこの子の前で、開き直れる?」
エレンはアンを目で促す。
「王立の魔法学校に入学できるなら、初級魔法ぐらい使えるんだろ?
文字も書けるはずだし、帳簿の計算程度ならできるはず。
それならどこでも使ってもらえる。
ろくな魔法も使えず、読み書きもできない。
そんな庶民も見てきただろ?
要するに、あんたは楽な生き方に、逃げただけだよ」
アンは足裏で、用心棒のお腹をぐりぐり。
こんなやついじめても、つまんないけど……。
ゲルト親分は、少しずつ足を動かす。
カチコミグループの注意が、用心棒に集中している。今がチャンス!
全力で走った。
「ちょっと待たんかい!」
クレオがジャンプして、親分の前へシュタン。
足払いで親分を、ひっくり返す。
「子分は預かってる。
お前の雇い主は、イスタルト王の商いを妨害しようとした。
どうなるかわかってんだろうな?
そう雇い主に伝えろ。
あ、そうそう。キャンベル商会と仲よし貴族たち、首を洗って待ってろ。
それも伝えろ」
クレオはそう言い捨て、仲間の元へ帰った。
ゲルト親分は立ち上がり、全力で逃げ出した。
アルス王国のお家騒動も、近い将来丸く収まるだろう。
タクトにも手を広げる?
イスタルト内の世直し旅もおもしろそうだ。
なんかいっそう楽しくなってきたぞ!
御隠居様の憂鬱は、晴れそうだった。
「我が王、旅に出るなら、次からは、私もいっしょにと、おっしゃってました。
お妃さまが」
エレンが澄まして言う。
「ばらしたのか!」
御隠居様はぎくり。
「お妃さまとは、ツーカーの仲ですから。
筒抜けだとお考えください」
御隠居様は、ちょっぴり憂鬱になった。
ご隠居様は、内心旅のアバンチュールを期待していた。
彼には、館謹製の強壮ドリンクという、頼もしい味方があったから。
その酒場は、ゲルト一家の親分が営み、二階はいわば一家の事務所だ。
ご隠居様は、背後に五人の美少女を従えている。即位以来、超暇になった御隠居様は、側近に内緒で自ら出馬。
俊也は最新式の式を使った影武者を使うつもりだったが、その影武者式は、現在王の身代わりを王宮で務めている。
「クールウエイブ!」
御隠居様は正当魔法の手順に従い、酒場に向けて魔法を放つ。
「我が王、もう少し修行をなさいませ。
威力はそこそこですが、範囲指定が甘うございます」
エレンが苦笑して指摘。ご隠居様が放った魔法は、酒場の両隣りまで冷気に包んでしまった。
「ウグ……」
御隠居様は、渋面を作る。
「ヒートウエイブ!」
エレンはご近所迷惑を考え、酒場両隣りの冷気を打ち消す。
急激な温度変化で、局所的に霧が発生。
なんか殴り込みの雰囲気出てきた。ご隠居様は機嫌を直す。
「もっとガンガン冷やせ」
御隠居様はエレンに命じる。
「はい。凍死寸前まで追い込みましょう。クールウエイブ!」
エレンはピンポイントで魔法を放つ。
お~! 霜が降りてる!
御隠居様は感動。
ちなみに、この酒場は、亜熱帯キャンベルの町中にある。その魔法は、じみ~だが、嫌がらせとしては超効果的だ。
二階事務所では…
「寒っ! どうなってやがる!」
ゲルト親分は、薄い毛布で体を包んだ。もっと厚着をしたいのだが、上着は持っていない。
「あんた、どうにかしてよ!」
親分の妻は、ヒステリックに叫ぶ。
「おい! 誰かいるか!
外の様子を見て来い!」
親分は廊下で見張っているはずの子分に命じる。
「へい!」
子分は寒さに震えながら下へ駆け下りる。窓は真っ白に曇って、外の様子は見えない。
真昼間、開店前のがらんとした薄暗い酒場は、いっそう寒々しく感じられた。
子分がドアを開けると、目の前に剣が突き出された。
「親分に伝えろ。
イスタルト王がカチコミにきた」
クレオは嗜虐的に笑い、ヒュンヒュンヒュンと剣を振るった。
子分の頭頂部は、きれいな円形禿げとなった。
エレンは、超気分よさそうなご隠居様を見ながら思う。
ご隠居様、「世直し旅に出る」なんて言い出さないだろうか?
俊也が王即位に際し、プレゼントした、テレビとブルーレイは、暇を持て余す王の、大きな楽しみとなっている。
勧善懲悪の単純なコンテンツは、イスタルト後宮で人気沸騰中。昭和レトロな時代劇も、人気コンテンツの一つ。
「ひゃ~! 親分、大変です!
イスタルト王が、カチコミかけてきました!」
パニックになった子分は、二階へ駆け上がった。
数分後、寒さと恐怖で顔をひきつらせた親分が、酒場から出てきた。
「てめ~ら、誰だ?
ただで済むと思っているのか?」
親分はカチコミのメンバーが、中年男一人と、他は少女であることにほっとして、とたんに元気を取り戻した。
冷静に考えたら、イスタルト王が、こんなところに来るわけがない。
「さっきイスタルト王と名乗ったはずだが?」
御隠居は澄まして応える。
「ふざけんじゃねぇ!
王様が娘っ子連れて、殴り込みにくるか?
先生、やっちまってください!」
親分はイスタルトから流れてきた、用心棒魔魔法使いを呼ぶ。
「フフフ、ずいぶんきれいな娘ばかりだな…、って、エレン?
それに…リラーナ王!
じゃ!」
魔法使いは泡を食って逃げようとした。彼は元貴族の次男であり、魔法学校の生徒でもあった。
ドスッ!
グファッ……。
アンリがすばやくあて身をくらわせる。
「エレンさん、こいつ、知ってるんですか?」
アンリが、気絶した魔法使いの頭を持ち上げる。
「なんか見たことあるような…、あ、魔法学校に、こんなのがいた気がする。
名前は忘れたけど、たしか落第して、実家から追い出されたと聞いた。
ふ~ん、こんなのでも、ヤクザの用心棒ぐらいは務まるのか」
エレンは用心棒魔法使いに、リカバーの魔法をかける。
「魔法学校の落第生だったよね?
一応イスタリアの魔法学校に在籍してたのに、ヤクザの用心棒なんて、恥ずかしくない?」
「恥ずかしいに決まってるだろうが!
だけど、どうやって生きていけばいいんだ?
落ちこぼれの貴族の気持ちなんて、あんたらエリートにはわからないだろ?」
魔法使いは、逆ギレ気味にふてくされた。
「うん、わかんない。
だけどさ、生まれる前に貴族社会からはぐれても、たくましく生きてきた女の子も知ってる。
小さいころからたった一人で、しかも他人に迷惑をかけないで。
あんた、そんなこの子の前で、開き直れる?」
エレンはアンを目で促す。
「王立の魔法学校に入学できるなら、初級魔法ぐらい使えるんだろ?
文字も書けるはずだし、帳簿の計算程度ならできるはず。
それならどこでも使ってもらえる。
ろくな魔法も使えず、読み書きもできない。
そんな庶民も見てきただろ?
要するに、あんたは楽な生き方に、逃げただけだよ」
アンは足裏で、用心棒のお腹をぐりぐり。
こんなやついじめても、つまんないけど……。
ゲルト親分は、少しずつ足を動かす。
カチコミグループの注意が、用心棒に集中している。今がチャンス!
全力で走った。
「ちょっと待たんかい!」
クレオがジャンプして、親分の前へシュタン。
足払いで親分を、ひっくり返す。
「子分は預かってる。
お前の雇い主は、イスタルト王の商いを妨害しようとした。
どうなるかわかってんだろうな?
そう雇い主に伝えろ。
あ、そうそう。キャンベル商会と仲よし貴族たち、首を洗って待ってろ。
それも伝えろ」
クレオはそう言い捨て、仲間の元へ帰った。
ゲルト親分は立ち上がり、全力で逃げ出した。
アルス王国のお家騒動も、近い将来丸く収まるだろう。
タクトにも手を広げる?
イスタルト内の世直し旅もおもしろそうだ。
なんかいっそう楽しくなってきたぞ!
御隠居様の憂鬱は、晴れそうだった。
「我が王、旅に出るなら、次からは、私もいっしょにと、おっしゃってました。
お妃さまが」
エレンが澄まして言う。
「ばらしたのか!」
御隠居様はぎくり。
「お妃さまとは、ツーカーの仲ですから。
筒抜けだとお考えください」
御隠居様は、ちょっぴり憂鬱になった。
ご隠居様は、内心旅のアバンチュールを期待していた。
彼には、館謹製の強壮ドリンクという、頼もしい味方があったから。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる