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第60話 箱庭の存在理由
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激闘の末見事アースドラゴンに勝利した二人はゆっくりと身体を休めた後にアースドラゴンから話を聞いた。
《さて、まずは何から知りたい》
「ここはレイに任せるなの」
「わかった。じゃあ僕からいくつか質問していくよ」
レイは一つずつ確認する事にした。
「最初はやっぱりスキル箱庭についてかな。アースドラゴンは僕以外でもこのスキルを持っていた人を知ってるんだよね?」
《うむ。千年前だがな》
「それはやっぱり人間?」
《それは違うな。人間よ、お主は千年前この星で何があったかわかるか?》
「い、いや。さすがにそんな古い時代の話は知らないよ」
アースドラゴンはゆっくりと語り始めた。
《ではまずそこから語るとしよう。千年前、まだ魔獣がおとなしかった時代の話だ》
アースドラゴンいわく、千年前は全て種族が争い一つ起こさず平和な時代が続いていたそうだ。
そんなある日、空から岩が雨のように降り注ぎ世界は一年もの間闇に包まれたそうだ。
その長く続いた闇は人々の心と身体を蝕み、僅かな食糧を巡り世界中で争いが起きるようになったのだとか。
この争いにおいて世界を制した種族がいた。その種族こそが現在も世界中で争いを起こしている魔族だ。
それまでおとなしかった魔族が争いを起こすようになった原因が空から大量の岩と共に舞い降りた魔王だ。魔王は魔族を支配下に置き、魔獣を従え世界から魔族と魔獣以外の命を消し去ろうとした。
「魔王は最初から星にいたんじゃなかったのか」
《うむ。そのドワーフは寝ているようだが続けるぞ?》
「……すみません」
リリーは難しい話が苦手らしく激闘の疲れもあってか眠りに落ちていた。
魔王率いる魔族軍の力は魔王出現前よりはるかに強く、凶暴性も増していた。だが他種族もおとなしく死を待つわけでもなく、他種族は力を合わせ魔王率いる魔族軍と終わりのない争いに突入していった。
そんな中で他種族の中において特に力を持った種族がいた。それが竜種だ。竜種は世界の均衡を保つ存在であり、世界が争いに包まれた際正常に戻す役割がある。
「まさか……箱庭の所有者って……」
《うむ。その者こそ我ら竜種の先頭に立つ者【全竜】よ》
「マスタードラゴン……」
《全竜は傷付いた者を箱庭の中で癒やし、戦えぬ者に食糧を生産させていった。箱庭の中は失われた平和で満たされ、少しずつ消えた命も戻っていった》
「なるほど」
全竜は現在のレイと同じ事をしていたようだ。
《しかし魔族もバカではない。いつまでも終わらぬ戦の原因が竜種による徹底抗戦だと察し、箱庭を知らぬ他種族と取引をした。争いの原因は竜種にあり、竜種を滅した種族を生かすと唆したのだ》
「なんて悪辣な……!」
《我らは全竜に従い孤立してもなお戦いを続けた。そして魔王との戦いで全竜が死に、箱庭は失われたのだ》
レイはアースドラゴンに質問した。
「待ってくれ。魔王は死んだの?」
《死んだ。しかし魔王は特別な力を有していた》
「特別な力?」
《うむ。その力こそがスキル【転生】であり、今も魔王が生きている理由だ》
「転生って。それじゃ何回倒しても争いは終わらないじゃないか」
《うむ。しかし解決方法はあった》
「え?」
アースドラゴンがレイを指さした。
「僕?」
《この状況を変えられる力こそが箱庭なのだ》
「箱庭で……。いや、無理だよ。箱庭の中に犯罪者や悪意ある者は入らないんだ」
《それはまだ箱庭の真の力を覚醒させておらんからだ。全竜も覚醒させようと頑張ったが何せ命の総数が少なかった時代だ、覚醒には至らなかった》
「もしかして発展ボーナス?」
《うむ。箱庭を発展させていき何者でも取り込める力を覚醒させ、魔王を箱庭の世界に隔離する。それこそが唯一魔王を倒す手段なのだ》
アースドラゴンの話を聞いたレイは悩んだ。
「全竜でも無理だったのに僕にできるわけない」
《やらねば再び世界は闇に包まれるだろう。今の魔王はまだ転生したばかりで力を取り戻す前だ。あと百年もすれば魔王は完全に力を取り戻し再び侵攻を激化させるだろう。百年の内に箱庭の力を覚醒させ魔王を隔離する事でしか世界に平和は取り戻せんのだ》
「僕のスキルが世界を救うだなんて……。で、できるわけないっ! まだ箱庭には八千人しかいないのに」
《少ないな。全竜は二億人まで集めたが覚醒には至らなかった》
「二億って!? 無理に決まってる!」
《ふっ、大丈夫だ》
「え?」
アースドラゴンはレイに向かい首を伸ばした。
《我ら竜もお主に力を貸そう。世界を周り竜種を集めよ。そして同時に魔獣も集めていくのだ》
「魔獣を?」
《そうだ。魔獣は際限なく増える上に魔族側だからな。奴らの戦力を半減させつつこちらの力を蓄えるには最適だ。そしてお主が全ての竜種を集めた末には人の身でありながら全竜に並び立つ者となるだろう。やれそうな気がせんか?》
「そ、そうか! 竜を箱庭に招けば竜の力を使える!」
《ようやく箱庭を持つ者が現れた。さあ、千年に渡る戦に終止符を打ちに行こうではないか》
「……わかった、やるよ。この箱庭の力で世界を救ってみせる! 力を貸してくれアースドラゴン!」
《うむ。では箱庭に入らせてもらうぞ。そこで次なる竜の居場所を教えよう》
こうしてアースドラゴンから話を聞いたレイは箱庭の存在が鍵であると知り、眠ったままのリリーを背負いアースドラゴンと共に箱庭の中へと入るのだった。
《さて、まずは何から知りたい》
「ここはレイに任せるなの」
「わかった。じゃあ僕からいくつか質問していくよ」
レイは一つずつ確認する事にした。
「最初はやっぱりスキル箱庭についてかな。アースドラゴンは僕以外でもこのスキルを持っていた人を知ってるんだよね?」
《うむ。千年前だがな》
「それはやっぱり人間?」
《それは違うな。人間よ、お主は千年前この星で何があったかわかるか?》
「い、いや。さすがにそんな古い時代の話は知らないよ」
アースドラゴンはゆっくりと語り始めた。
《ではまずそこから語るとしよう。千年前、まだ魔獣がおとなしかった時代の話だ》
アースドラゴンいわく、千年前は全て種族が争い一つ起こさず平和な時代が続いていたそうだ。
そんなある日、空から岩が雨のように降り注ぎ世界は一年もの間闇に包まれたそうだ。
その長く続いた闇は人々の心と身体を蝕み、僅かな食糧を巡り世界中で争いが起きるようになったのだとか。
この争いにおいて世界を制した種族がいた。その種族こそが現在も世界中で争いを起こしている魔族だ。
それまでおとなしかった魔族が争いを起こすようになった原因が空から大量の岩と共に舞い降りた魔王だ。魔王は魔族を支配下に置き、魔獣を従え世界から魔族と魔獣以外の命を消し去ろうとした。
「魔王は最初から星にいたんじゃなかったのか」
《うむ。そのドワーフは寝ているようだが続けるぞ?》
「……すみません」
リリーは難しい話が苦手らしく激闘の疲れもあってか眠りに落ちていた。
魔王率いる魔族軍の力は魔王出現前よりはるかに強く、凶暴性も増していた。だが他種族もおとなしく死を待つわけでもなく、他種族は力を合わせ魔王率いる魔族軍と終わりのない争いに突入していった。
そんな中で他種族の中において特に力を持った種族がいた。それが竜種だ。竜種は世界の均衡を保つ存在であり、世界が争いに包まれた際正常に戻す役割がある。
「まさか……箱庭の所有者って……」
《うむ。その者こそ我ら竜種の先頭に立つ者【全竜】よ》
「マスタードラゴン……」
《全竜は傷付いた者を箱庭の中で癒やし、戦えぬ者に食糧を生産させていった。箱庭の中は失われた平和で満たされ、少しずつ消えた命も戻っていった》
「なるほど」
全竜は現在のレイと同じ事をしていたようだ。
《しかし魔族もバカではない。いつまでも終わらぬ戦の原因が竜種による徹底抗戦だと察し、箱庭を知らぬ他種族と取引をした。争いの原因は竜種にあり、竜種を滅した種族を生かすと唆したのだ》
「なんて悪辣な……!」
《我らは全竜に従い孤立してもなお戦いを続けた。そして魔王との戦いで全竜が死に、箱庭は失われたのだ》
レイはアースドラゴンに質問した。
「待ってくれ。魔王は死んだの?」
《死んだ。しかし魔王は特別な力を有していた》
「特別な力?」
《うむ。その力こそがスキル【転生】であり、今も魔王が生きている理由だ》
「転生って。それじゃ何回倒しても争いは終わらないじゃないか」
《うむ。しかし解決方法はあった》
「え?」
アースドラゴンがレイを指さした。
「僕?」
《この状況を変えられる力こそが箱庭なのだ》
「箱庭で……。いや、無理だよ。箱庭の中に犯罪者や悪意ある者は入らないんだ」
《それはまだ箱庭の真の力を覚醒させておらんからだ。全竜も覚醒させようと頑張ったが何せ命の総数が少なかった時代だ、覚醒には至らなかった》
「もしかして発展ボーナス?」
《うむ。箱庭を発展させていき何者でも取り込める力を覚醒させ、魔王を箱庭の世界に隔離する。それこそが唯一魔王を倒す手段なのだ》
アースドラゴンの話を聞いたレイは悩んだ。
「全竜でも無理だったのに僕にできるわけない」
《やらねば再び世界は闇に包まれるだろう。今の魔王はまだ転生したばかりで力を取り戻す前だ。あと百年もすれば魔王は完全に力を取り戻し再び侵攻を激化させるだろう。百年の内に箱庭の力を覚醒させ魔王を隔離する事でしか世界に平和は取り戻せんのだ》
「僕のスキルが世界を救うだなんて……。で、できるわけないっ! まだ箱庭には八千人しかいないのに」
《少ないな。全竜は二億人まで集めたが覚醒には至らなかった》
「二億って!? 無理に決まってる!」
《ふっ、大丈夫だ》
「え?」
アースドラゴンはレイに向かい首を伸ばした。
《我ら竜もお主に力を貸そう。世界を周り竜種を集めよ。そして同時に魔獣も集めていくのだ》
「魔獣を?」
《そうだ。魔獣は際限なく増える上に魔族側だからな。奴らの戦力を半減させつつこちらの力を蓄えるには最適だ。そしてお主が全ての竜種を集めた末には人の身でありながら全竜に並び立つ者となるだろう。やれそうな気がせんか?》
「そ、そうか! 竜を箱庭に招けば竜の力を使える!」
《ようやく箱庭を持つ者が現れた。さあ、千年に渡る戦に終止符を打ちに行こうではないか》
「……わかった、やるよ。この箱庭の力で世界を救ってみせる! 力を貸してくれアースドラゴン!」
《うむ。では箱庭に入らせてもらうぞ。そこで次なる竜の居場所を教えよう》
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