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第4章 東の大陸編
03 修行の日々と人魚
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ゆっくりと身体を休めた翌日、アーレスは判決を受けるためミューズの屋敷に向かった。そこでアーレス達を捕縛した守護隊長と守護隊に遭遇した。
「人間、貴様の命も今日までだな」
「あんたは……ああ、俺達を捕まえた人魚だな。相変わらず美しい……」
「当然だ。私達人魚は美の象徴だからな」
「隊長、あの人ガン見してますけど……」
すると守護隊長は部下に言った。
「どうせ死ぬのだ、最後くらい美しいものを見せてやっても良いだろう。これは慈悲だ」
「んっんっんっ!」
「え?」
守護隊長がアーレスから目を離した隙に、アーレスは守護隊の一人を腕に抱え小ぶりな胸を鷲掴みにしていた。
「な、何をしておるかっ!」
「た、隊長ぉぉっ! 助けてぇ……っ! あっ、や、やっぱりまだ助けないでぇぇぇっ!」
「どっちだ!?」
アーレスは隊長の前で部下の口唇を奪い、強く抱きしめた。
「あんたまだ知らないんだな」
「な、何がだ!」
「俺はな、あんたらの長と見張りをしていた人魚を孕ませている」
「な、なんだとっ!? 嘘も大概にしろっ! 我らより魔力の弱い人間が我らを孕ませられるはずがないっ!」
「ならミューズに確かめてみろよ」
「ミューズ様と呼ばんか! 来いっ!」
アーレスは人魚を抱えながら廊下を進む。
「あ、あの……っ、離して下さいっ」
「嫌なのか? ここは硬くなってるが」
「い、いやぁ……っ。初めてなのぉっ」
「初めて……ははっ、そうかそうか。そうだよな、里に男がいないんだもんな~……いたっ!?」
前を見ずに進んでいたら入り口の前で止まっていた守護隊長の胸に体当たりしてしまった。
「き、貴様はぁぁぁぁ……っ!」
「す、すまん。悪気はないんだ」
「良いから離れろ! 長の前に進む!」
「はいはい」
アーレスは守護隊長と守護隊に続きミューズの間に進んだ。
「アーレスか、ようやく来たな」
「ちょっと寝過ごしてな」
《アーレス~!》
「おっと」
部屋に入るなりリヴァイアサンが巻き付いてきた。
《待ってたよ~。早く修行しにいこっ》
「待て待て。まずはミューズの話を聞いてからだ」
《え~》
アーレスに懐くリヴァイアサンを見た守護隊長達は驚きのあまり言葉を失っていた。
「リ、リヴァイアサン様が人間にあんな──!?」
「し、信じられない……。まるで子どものようにはしゃいでおられる……!」
「こほんっ!」
「「「はっ!?」」」
ミューズの咳払いに守護隊長達は我に戻った。
「アーレスよ、これより判決を言い渡す」
「ああ、言ってくれ」
アーレスはミューズの言葉を待つ。ミューズはアーレスを見ながらこう告げた。
「アーレス、そなたに人魚を増やす義務を課す」
「「「「なっ、なんですと!?」」」」
「ふむ」
ミューズは続けてこう言った。
「ただし、嫌がる相手を無理矢理孕ませる事は許さぬ。希望者を孕ませ終えたら領域に侵入した罪を帳消しにし、自由を与えるものとする。異論はある?」
「ないね。最高の判決だ」
そこでアーレスは先ほど抱えていた人魚を見る。
「あんた、今夜俺の家に来いよ。さっきより凄い事しようぜ」
「さ、さっきより……。で、でも隊長が……」
人魚は守護隊長の顔色を窺う。守護隊長は冷静に長の言葉を受け止め、アーレスに言った。
「そいつが行きたいというなら止めはしない。長様の命令なら従うしかないだろう。だが!」
「おん?」
守護隊長はアーレスを指差し叫んだ。
「私は決して人間には抱かれない! それだけは覚えておくがいいっ! 失礼するっ!」
「「「あ、隊長~!」」」
守護隊長は肩を怒らせ部屋を出ていった。
「なんだあれ?」
「あの子は【ララァ】。人間に親を殺されてるの」
「ふ~ん」
「嫌がる相手に手は出さないようにね? 誰もが人間を好きなわけじゃないから」
「あんたもか?」
「……ええ。今も人間は嫌い。けど……あなたは嫌いじゃないわ。それと……リヴァイアサン様をよろしく頼みますよ。こんなに楽しそうなリヴァイアサン様は初めて見ましたので」
そこでリヴァイアサンが再びアーレスに巻き付いてきた。
《お話終わった? 早く僕と遊びに行こっ!》
「おっと、わかったよリヴァイアサン。ミューズ、ちょっとリヴァイアサンと出掛けてくるよ」
「ええ。リヴァイアサン様は精霊なので危険はありません。しかしあなたは……」
アーレスはリヴァイアサンの頭を撫でながらミューズに言った。
「余裕だろ。何せ海では最強のリヴァイアサンがついてるんだからな。な、リヴァイアサン?」
《うんっ! 何かあっても僕がいれば大丈夫! さ、行こうよっ》
「ああ」
そうしてアーレスはリヴァイアサンとともに里から離れた海域へと移動し、一つ目の魔法を習った。
「【タイダルウェイブ】!」
《おぉ~! 一回でできるなんて凄い! 魔力は!?》
「まったく問題ないな。まだまだ連発できそうだ」
《凄いよ! 普通の人間なら一発も撃てないくらい魔力を使うのに》
「ははっ、俺は普通の人間じゃないからな。さ、今日はここまでにして帰ろうか。帰ったら明日は何を教えてくれるか考えといてくれよ?」
《次は私簡単に習得できなさそうな魔法を考えてみるよっ!》
「望むところだ」
アーレスはリヴァイアサンから魔法を習い家に戻る。するとすぐに今朝誘惑した守護隊の人魚がアーレスの家を訪ねてきた。
「約束は夜だったはずだが?」
「あう……。その……一緒にご飯でもと……。だめ……ですか?」
「だめじゃないが……俺は人魚の食べる食事とは違うものを食べてるからな」
「え?」
アーレスが里で暮らす事で一番頭を悩ませた事は海中での食事だった。海中では当然火を使えず、食べる物といったら生の魚か海藻、貝類しかない。そこでアーレスは食事の時だけ地上に転移し、食事を終えると何事もなかったかのように家に戻っていた。
「そ、そうですよね。人間は魚を生で食べたりしませんよね……」
「いや、食べる地域もあると聞いた事はある。東の果てにある島国では魚を捌いて醤油につけて食べる事もあるそうだ」
「そ、そうなんですね~」
「ああ。そもそも人間は海中で食事できないんだ。俺は魔法で身体を空気の層で覆ってるけどな」
そう言い、アーレスは人魚を壁に押し付けた。
「きゃっ」
「俺は食事よりあんたを食いたい。初めてなんだろ? 俺が未知の世界まで導いてやるよ」
「んっ!? ん……んん……」
アーレスは人魚の口唇を奪いゆっくりと顔を離す。人魚はこのキスですでに蕩けていた。
「ベッドが良いか? このままが良いか?」
「ど、どっちでも……んっ」
「じゃあベッドだな。終わったら朝まで一緒に寝ようぜ」
「は……いっ」
それから二人は限界まで愛し合い、抱き合ったまま朝を迎えた。
「アーレスさん……、産んだらまたしてくれますか?」
「もちろんだ。可愛かったぞ【ハーチェ】」
「アーレスさんも……たくましかったですぅ……っ」
アーレスはリヴァイアサンが来るまで人魚とまったり過ごしたのだった。
「人間、貴様の命も今日までだな」
「あんたは……ああ、俺達を捕まえた人魚だな。相変わらず美しい……」
「当然だ。私達人魚は美の象徴だからな」
「隊長、あの人ガン見してますけど……」
すると守護隊長は部下に言った。
「どうせ死ぬのだ、最後くらい美しいものを見せてやっても良いだろう。これは慈悲だ」
「んっんっんっ!」
「え?」
守護隊長がアーレスから目を離した隙に、アーレスは守護隊の一人を腕に抱え小ぶりな胸を鷲掴みにしていた。
「な、何をしておるかっ!」
「た、隊長ぉぉっ! 助けてぇ……っ! あっ、や、やっぱりまだ助けないでぇぇぇっ!」
「どっちだ!?」
アーレスは隊長の前で部下の口唇を奪い、強く抱きしめた。
「あんたまだ知らないんだな」
「な、何がだ!」
「俺はな、あんたらの長と見張りをしていた人魚を孕ませている」
「な、なんだとっ!? 嘘も大概にしろっ! 我らより魔力の弱い人間が我らを孕ませられるはずがないっ!」
「ならミューズに確かめてみろよ」
「ミューズ様と呼ばんか! 来いっ!」
アーレスは人魚を抱えながら廊下を進む。
「あ、あの……っ、離して下さいっ」
「嫌なのか? ここは硬くなってるが」
「い、いやぁ……っ。初めてなのぉっ」
「初めて……ははっ、そうかそうか。そうだよな、里に男がいないんだもんな~……いたっ!?」
前を見ずに進んでいたら入り口の前で止まっていた守護隊長の胸に体当たりしてしまった。
「き、貴様はぁぁぁぁ……っ!」
「す、すまん。悪気はないんだ」
「良いから離れろ! 長の前に進む!」
「はいはい」
アーレスは守護隊長と守護隊に続きミューズの間に進んだ。
「アーレスか、ようやく来たな」
「ちょっと寝過ごしてな」
《アーレス~!》
「おっと」
部屋に入るなりリヴァイアサンが巻き付いてきた。
《待ってたよ~。早く修行しにいこっ》
「待て待て。まずはミューズの話を聞いてからだ」
《え~》
アーレスに懐くリヴァイアサンを見た守護隊長達は驚きのあまり言葉を失っていた。
「リ、リヴァイアサン様が人間にあんな──!?」
「し、信じられない……。まるで子どものようにはしゃいでおられる……!」
「こほんっ!」
「「「はっ!?」」」
ミューズの咳払いに守護隊長達は我に戻った。
「アーレスよ、これより判決を言い渡す」
「ああ、言ってくれ」
アーレスはミューズの言葉を待つ。ミューズはアーレスを見ながらこう告げた。
「アーレス、そなたに人魚を増やす義務を課す」
「「「「なっ、なんですと!?」」」」
「ふむ」
ミューズは続けてこう言った。
「ただし、嫌がる相手を無理矢理孕ませる事は許さぬ。希望者を孕ませ終えたら領域に侵入した罪を帳消しにし、自由を与えるものとする。異論はある?」
「ないね。最高の判決だ」
そこでアーレスは先ほど抱えていた人魚を見る。
「あんた、今夜俺の家に来いよ。さっきより凄い事しようぜ」
「さ、さっきより……。で、でも隊長が……」
人魚は守護隊長の顔色を窺う。守護隊長は冷静に長の言葉を受け止め、アーレスに言った。
「そいつが行きたいというなら止めはしない。長様の命令なら従うしかないだろう。だが!」
「おん?」
守護隊長はアーレスを指差し叫んだ。
「私は決して人間には抱かれない! それだけは覚えておくがいいっ! 失礼するっ!」
「「「あ、隊長~!」」」
守護隊長は肩を怒らせ部屋を出ていった。
「なんだあれ?」
「あの子は【ララァ】。人間に親を殺されてるの」
「ふ~ん」
「嫌がる相手に手は出さないようにね? 誰もが人間を好きなわけじゃないから」
「あんたもか?」
「……ええ。今も人間は嫌い。けど……あなたは嫌いじゃないわ。それと……リヴァイアサン様をよろしく頼みますよ。こんなに楽しそうなリヴァイアサン様は初めて見ましたので」
そこでリヴァイアサンが再びアーレスに巻き付いてきた。
《お話終わった? 早く僕と遊びに行こっ!》
「おっと、わかったよリヴァイアサン。ミューズ、ちょっとリヴァイアサンと出掛けてくるよ」
「ええ。リヴァイアサン様は精霊なので危険はありません。しかしあなたは……」
アーレスはリヴァイアサンの頭を撫でながらミューズに言った。
「余裕だろ。何せ海では最強のリヴァイアサンがついてるんだからな。な、リヴァイアサン?」
《うんっ! 何かあっても僕がいれば大丈夫! さ、行こうよっ》
「ああ」
そうしてアーレスはリヴァイアサンとともに里から離れた海域へと移動し、一つ目の魔法を習った。
「【タイダルウェイブ】!」
《おぉ~! 一回でできるなんて凄い! 魔力は!?》
「まったく問題ないな。まだまだ連発できそうだ」
《凄いよ! 普通の人間なら一発も撃てないくらい魔力を使うのに》
「ははっ、俺は普通の人間じゃないからな。さ、今日はここまでにして帰ろうか。帰ったら明日は何を教えてくれるか考えといてくれよ?」
《次は私簡単に習得できなさそうな魔法を考えてみるよっ!》
「望むところだ」
アーレスはリヴァイアサンから魔法を習い家に戻る。するとすぐに今朝誘惑した守護隊の人魚がアーレスの家を訪ねてきた。
「約束は夜だったはずだが?」
「あう……。その……一緒にご飯でもと……。だめ……ですか?」
「だめじゃないが……俺は人魚の食べる食事とは違うものを食べてるからな」
「え?」
アーレスが里で暮らす事で一番頭を悩ませた事は海中での食事だった。海中では当然火を使えず、食べる物といったら生の魚か海藻、貝類しかない。そこでアーレスは食事の時だけ地上に転移し、食事を終えると何事もなかったかのように家に戻っていた。
「そ、そうですよね。人間は魚を生で食べたりしませんよね……」
「いや、食べる地域もあると聞いた事はある。東の果てにある島国では魚を捌いて醤油につけて食べる事もあるそうだ」
「そ、そうなんですね~」
「ああ。そもそも人間は海中で食事できないんだ。俺は魔法で身体を空気の層で覆ってるけどな」
そう言い、アーレスは人魚を壁に押し付けた。
「きゃっ」
「俺は食事よりあんたを食いたい。初めてなんだろ? 俺が未知の世界まで導いてやるよ」
「んっ!? ん……んん……」
アーレスは人魚の口唇を奪いゆっくりと顔を離す。人魚はこのキスですでに蕩けていた。
「ベッドが良いか? このままが良いか?」
「ど、どっちでも……んっ」
「じゃあベッドだな。終わったら朝まで一緒に寝ようぜ」
「は……いっ」
それから二人は限界まで愛し合い、抱き合ったまま朝を迎えた。
「アーレスさん……、産んだらまたしてくれますか?」
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