ギャルゲーの世界に転生した俺はヒロインからモブまで全てを愛す!

夜夢

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第39話 さらなる特典

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 集落で大量の女を手に入れ戻った空間で再びファンファーレが鳴り響いた。

【おめでとうございます。総攻略人数が三百人に到達いたしました。これにより新たな特典を付与いたします】

 主人公は腕組みをして続きを待った。 

【まず、百名突破の特典として次回ゲーム選択権を付与いたします。これは今までのランダムだった行き先を自分で選択出来るようになる権利です】
「ほ~う、それは凄いな」
【次に、二百名突破の特典として、能力引き継ぎを付与いたします。これはゲーム内で得た能力を田中様の本体にインストールされる事になります】
「本体に? つまり……魔法があるゲームに行ったら魔法が使えるようになんのか!?」

 特典はさらに続く。

【最終に、三百名突破の特典として、全てのキャラは妊娠したら解放される強制解放モードを付与いたします。特典は以上となります。では引き続きゲームをお楽しみ下さいませ】

 主人公はフリーズしていた。

「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇい! 最初からこの特典寄越せや! 裏ルート探すとかマジめんどかったからな!? なのに次からは孕ませたら解放!? どうなってんだ!?」

 この特典には裏があった。

 ──ここは神界──

「まずい……。どんどん人口が減ってきてる! あの愚か者たち……戦争を始めやがった!」

 神の管理する世界では現在世界中で全ての民を巻き込んでの世界大戦が勃発していた。そのせいで瞬く間に世界の人口は減り、神は自身を維持するのも困難な状態になりかけていた。

「早く……、早く全てのゲームを攻略してくれっ……田中っ! このままでは私が消えてしまうっ!」

 そしてそんな事になっているとは全く知りもしない主人公はずらりと並ぶ選択画面から次のゲームを選んでいた。

「う~ん……。いざ選べと言われると悩むな。ここは一つこの身体にスキルを叩き込むためにもこれにしとこうかな。ポチっとな」

 主人公は自らゲームを選択し、再びゲームの世界へと向かった。

「……くくくくっ……ふはははははっ! 狙い通り!」

 主人公が選んだゲームは長編のゲームだ。そのタイトルは【チート!? いえ仕様です~転生無双~】だった。

 このゲームは現世で死んだ主人公が神からチート能力を授かり、転生した世界でやりたい放題するという最近流行のゲームだ。

「既視感を感じるが俺はチートなんてもらっちゃいねぇしな。これでまずはチート能力をゲットしてやるぜ」

 主人公は新たなゲームへとダイブするのであった。

 物語は主人公が転生し十歳になった頃からスタートする。そこまではテンプレなのでオールスキップだ。

「ナイト! 何回言ったらわかるのっ!」

 主人公は母親に叱られていた。ここは小さな農村。主人公はそこに転生し早十年、精通してからと言うもの、毎日女の子に悪戯しては母親に説教をくらっていた。

「あなたがしてる事は大変な事なのよ? 赤ちゃんできたらどうするの!」
「大丈夫だよ母さん。だって俺が抱いた皆はまだ生理きてないからね!」
「いばって言うことかぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 そしてついに母親はキレた。

「ナイトももう十歳。明日から王都にある学院に行きなさい。ちなみに寮制度だから卒業するまでは学院から出られないからね?」
「はぁっ!? いやだし!」
「残念、もう決まった事なの。みなさ~ん」
「「「「はいっ!」」」」

 家の扉が豪快に開け放たれ、外から屈強な兵士達が入って来ては主人公を縛り上げ拘束した。

「では愚息をよろしくお願いいたします」
「ははは、お任せ下さい。あ、ではこちらに拇印を」
「はいはい」

 チラリと見えたそれには売買契約書と書かれていた。

「てめっ……息子売んのか!?」
「家計が苦しいのは誰のせいだと? あなたが悪戯する度に我が家は謝罪で火の車よ! 最後くらい孝行しなさい!」
「な、なんて親だ!」
「さあ兵士さま、どうぞ連れていって下さい」

 こうして主人公は悪戯が過ぎたため母親に売られ、王都にある騎士養成学院へと送られる事となった。
 騎士養成学院には貴族コース、庶民コース、掃き溜めコースがある。主人公が送られるのはもちろん掃き溜めコースだ。ちなみに、コースにより寮のグレードが変わる。貴族は豪華な個室、庶民は二人部屋。そして掃き溜めコースは一人部屋だがボロボロの小屋だ。
 この時点まで主人公はスキルを隠し通した。

「着いたぞ、今日からこの小屋がお前の家だ。良い暮らしをしたきゃ結果を残す事だな」

 主人公は縄を解かれ小屋の前に捨てられた。学院のシステムやらルールは移動中に聞かされた。授業は来週から始まるらしい。

「お、新入りかい?」
「ん?」

 主人公がボロ小屋に入ろうとしたら後ろから声が掛かった。 声の主は女の子。歳は同じ十歳くらい。そしてちょっと見た目は盗賊くさかった。

「あたしはナーニャ。よろしくな」
「俺はナイトだ。立ち話もなんだし入るか?」
「お、あたしと仲良くしたいのか? ははっ、他の奴らはびびっちまってすぐ小屋に消えちまったんだけどさ。あんたは違うみたいだね?」
「まぁな」

 それから二時間……。

「あっあぁぁぁぁぁぁぁっ♪ もう止めっ……」
「まだまだだ! お前は今日から俺のモンだからなっ! ここで豪華な暮らしを送らせてやんよっ!」
「豪華な暮らし? んっ……ボロ小屋でか?」
「まぁ後で説明してやんよ。だからとりあえず今はやらせろ。もっかい行くぞおらっ!」
「や、やりすぎぃぃぃぃぃっ!」

 主人公はナーニャと深夜までやり続けた。

「全く……、好き勝手膣内に射精しやがって……! 水場もねぇのにどうすんだよ!? ドロドロになっちまったじゃん! これ朝になったらカピカピになっちまうだろぉ……」
「なんでそんな事知ってんだよ? 膜はあったし未経験者だろお前」
「……商売がら親父達がやってたからな。お察しの通りあたしは盗賊の子だ。親父たちが悪事で稼いだ金であたしはここに来た。目的は時期騎士になる奴らの実地調査だ。それと、そんな奴らと仲良くなって安全に仕事するための布石だ。なのにこんな……。悪党より悪党だな!」
「溜まってんだよ。こちとら親に売られたんだ。道中はむさ苦しい兵士だけだったしよ。そりゃ女をみたらやりたくなっちまうだろ?」
「だからってやりすぎだっ……おい……なにして……んはぁぁぁぁぁぁっ♪」

 主人公は再びナーニャの膣内へとモノをぶちこんだ。

「や、止めろってば! どんだけやりゃ気が済むんだよぉぉぉっ!」
「そりゃお前の膣内にいるこいつに聞けよ」
「んぅぅぅぅっ♪ こらぁっ、膣内で跳ねるなぁぁぁっ♪」

 結局到着初日はナーニャを抱きまくって終わった。

「さて、じゃあそろそろ力を見せるとしよう」 

 ナーニャは股から大量の白濁液を逆流させつつ、失神するのであった。 

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