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第1章 再誕
16 三騎士は双騎士に
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アジトへと戻り、俺は焼け焦げた服を着替えつつ、モーリーに紅騎士フレイを消してきた事を告げた。それを聞いたモーリーはいつもの様に歓喜にうち震え、俺を持ち上げる。
「さすまおっ! さすまおですぞぉぉぉぉっ!」
「略すなボケ」
そこにリーシャがやってくる。
「凄いね~。僕より強かったフレイと戦って服が焦げただけなんてさ~」
「あ、こら。服を捲るな」
リーシャは着替えた服を捲り、背中をペタペタと撫で回す。
「傷一つないね~。フレイはどう殺ったの?」
「あん?」
俺は二人に経緯を話した。
「おぉぉぉ……、狂ってますな!」
「へぇ~、顎先を狙うとそうなるんだ~」
「ああ。他にもっと酷いやり方もあるんだけどな。この世界じゃ皆スキルで戦うだろ? あまり使う機会もなくてなぁ」
「そだね。誰も肉弾戦なんてしないからね」
「まったく。便利なのは良いが腕が鈍っちまうわ」
そう溜め息を吐く俺にモーリーが告げる。
「あ、魔王様。報告を忘れておりました。先日新たな邪神教徒数千名がこのアジトにやってまいりまして」
「ほう? やっときたのか」
「ええ。ですが少々問題が……」
「問題? なんだよ」
モーリーは親指と人差し指で輪っかを作り気落ちした表情でこう言った。
「一度に数千も増えたもので……、教団の運営資金がその……」
「なんだ、金がないのか」
「はい。それでですね……。魔王様にも働いていただけないかなぁ~と……」
「あぁん!? 俺に殺し以外の仕事させようってのか!? 良い度胸じゃねぇか……」
「ち、違います違いますっ! 殺る事はいつも通りですっ!」
「あぁぁ? なんだそりゃ」
モーリーの説明が始まった。俺はベッドの上に胡座を組んで座り、そこにリーシャを乗せて撫でていた。
「はい、魔王様には冒険者となっていただけないかと思いまして……」
「あん? 冒険者だ?」
「はい。魔王様は北の森に入っても大丈夫なくらい強いですよね?」
「余裕だな」
「はい。ですので、魔王様には冒険者となり、魔物の素材を集めて来て欲しいのです。この町には冒険者組合と呼ばれる組織があり、そこの組合員になると正規の値段で魔物の素材を買い取ってもらえるのですよ」
「組合員じゃなかったら?」
「半額ですね」
「ぼったくりじゃねぇか」
なんだその組織は。若干イラつくな。
「冒険者には誰でもなれますが、北の森に入っても無事な冒険者なんてこの町にはおりません。なので魔王様には今まで通り北の森で魔物を狩りつつも、その素材を売って教団の運営資金に回して欲しいのです」
「って事は素材が採れる殺し方をしなきゃならんのか。ダルいな」
「そう言わずに! 資金があればもっと信者を増やせるのです! もし邪神様が降臨なされたとしても、その時信者の数が少なかったら落胆されてしまうかもしれませんっ!」
あいつが落胆する……か。それは心苦しいな。
「わかったよ。やれば良いんだろ。その組合の場所教えろよ」
「あ、ありがとうございますっ!! 場所は……」
冒険者組合の場所は酒場の隣だった。どうりでイカつい奴らが多かったわけだ。酒場にいた客は冒険者だったのか。
「ジェイド~、行く前に僕と遊ぼうよ~」
「ははは、仕方ないな。モーリー、あっち行け」
「はっ! では冒険者の件、お願いいたします」
モーリーが退室した後、俺はリーシャと半日ほど遊んでから地上に出た。リーシャの奴は最近自分から誘ってくるようになった。可愛い奴だ。
「……ここだな。冒険者か、面倒だが金のためだ」
俺は木製の扉を押し開き建物の中に入った。そしてそのまま真っ直ぐカウンターに向かう。
「冒険者になりたい」
「はい、冒険者志望ですね。ではこちらの用紙にあちらの席で必要事項を記入してお持ち下さい」
渡された紙には氏名、年齢、職業、趣味、特技、長所、短所、志望理由を書く欄があった。
「履歴書かっ!?」
その叫び声に周囲の奴らが訝しそうにこちらを窺っている。
「んんっ……、失礼」
俺は再び紙に向かう。
「適当で良いか。素材さえ買い取ってもらえれば十分だからな」
全ての項目を適当に埋め、俺は受付に用紙を提出した。受付はそれに目を通し、笑顔でもう一枚紙を渡してきた。
「真面目にお願いします」
「はぁ? 真面目に書いたぞ」
「ふざけてるんですか? 何ですかこの長所、強い。短所、強すぎて相手がいないって!?」
「事実だ。仕方ないだろ」
受付は呆れながらさらに続ける。
「志望理由の金が欲しいから……はまぁ良いですよ。そんな人ばかりですし。けど……趣味、少女観察。特技、セックスってなんなんですか!? 冒険者に関係ないでしょこれ!? 大体自分で上手いって言ってる男に上手い人なんて……」
「なら試すか?」
二時間後。服装を乱し、顔を赤くした受付の女が俺の腕に抱きつき個室から出てきた。
「す、凄かった……」
「だろ。俺は真面目に書いたんだぜ? なのに嘘だなんて酷い話だ」
「ご、ごめんなさい。し、書類は通しますから! あ、あとお詫びに登録料も私が持ちます! なので……またしてもらえませんか?」
「それで良い。登録頼むわ」
「は、はいっ! ではあちらで少々お待ち下さいませ、ジェイドさんっ」
こうして俺は邪神教団の運営資金を稼ぐために冒険者となるのであった。
「さすまおっ! さすまおですぞぉぉぉぉっ!」
「略すなボケ」
そこにリーシャがやってくる。
「凄いね~。僕より強かったフレイと戦って服が焦げただけなんてさ~」
「あ、こら。服を捲るな」
リーシャは着替えた服を捲り、背中をペタペタと撫で回す。
「傷一つないね~。フレイはどう殺ったの?」
「あん?」
俺は二人に経緯を話した。
「おぉぉぉ……、狂ってますな!」
「へぇ~、顎先を狙うとそうなるんだ~」
「ああ。他にもっと酷いやり方もあるんだけどな。この世界じゃ皆スキルで戦うだろ? あまり使う機会もなくてなぁ」
「そだね。誰も肉弾戦なんてしないからね」
「まったく。便利なのは良いが腕が鈍っちまうわ」
そう溜め息を吐く俺にモーリーが告げる。
「あ、魔王様。報告を忘れておりました。先日新たな邪神教徒数千名がこのアジトにやってまいりまして」
「ほう? やっときたのか」
「ええ。ですが少々問題が……」
「問題? なんだよ」
モーリーは親指と人差し指で輪っかを作り気落ちした表情でこう言った。
「一度に数千も増えたもので……、教団の運営資金がその……」
「なんだ、金がないのか」
「はい。それでですね……。魔王様にも働いていただけないかなぁ~と……」
「あぁん!? 俺に殺し以外の仕事させようってのか!? 良い度胸じゃねぇか……」
「ち、違います違いますっ! 殺る事はいつも通りですっ!」
「あぁぁ? なんだそりゃ」
モーリーの説明が始まった。俺はベッドの上に胡座を組んで座り、そこにリーシャを乗せて撫でていた。
「はい、魔王様には冒険者となっていただけないかと思いまして……」
「あん? 冒険者だ?」
「はい。魔王様は北の森に入っても大丈夫なくらい強いですよね?」
「余裕だな」
「はい。ですので、魔王様には冒険者となり、魔物の素材を集めて来て欲しいのです。この町には冒険者組合と呼ばれる組織があり、そこの組合員になると正規の値段で魔物の素材を買い取ってもらえるのですよ」
「組合員じゃなかったら?」
「半額ですね」
「ぼったくりじゃねぇか」
なんだその組織は。若干イラつくな。
「冒険者には誰でもなれますが、北の森に入っても無事な冒険者なんてこの町にはおりません。なので魔王様には今まで通り北の森で魔物を狩りつつも、その素材を売って教団の運営資金に回して欲しいのです」
「って事は素材が採れる殺し方をしなきゃならんのか。ダルいな」
「そう言わずに! 資金があればもっと信者を増やせるのです! もし邪神様が降臨なされたとしても、その時信者の数が少なかったら落胆されてしまうかもしれませんっ!」
あいつが落胆する……か。それは心苦しいな。
「わかったよ。やれば良いんだろ。その組合の場所教えろよ」
「あ、ありがとうございますっ!! 場所は……」
冒険者組合の場所は酒場の隣だった。どうりでイカつい奴らが多かったわけだ。酒場にいた客は冒険者だったのか。
「ジェイド~、行く前に僕と遊ぼうよ~」
「ははは、仕方ないな。モーリー、あっち行け」
「はっ! では冒険者の件、お願いいたします」
モーリーが退室した後、俺はリーシャと半日ほど遊んでから地上に出た。リーシャの奴は最近自分から誘ってくるようになった。可愛い奴だ。
「……ここだな。冒険者か、面倒だが金のためだ」
俺は木製の扉を押し開き建物の中に入った。そしてそのまま真っ直ぐカウンターに向かう。
「冒険者になりたい」
「はい、冒険者志望ですね。ではこちらの用紙にあちらの席で必要事項を記入してお持ち下さい」
渡された紙には氏名、年齢、職業、趣味、特技、長所、短所、志望理由を書く欄があった。
「履歴書かっ!?」
その叫び声に周囲の奴らが訝しそうにこちらを窺っている。
「んんっ……、失礼」
俺は再び紙に向かう。
「適当で良いか。素材さえ買い取ってもらえれば十分だからな」
全ての項目を適当に埋め、俺は受付に用紙を提出した。受付はそれに目を通し、笑顔でもう一枚紙を渡してきた。
「真面目にお願いします」
「はぁ? 真面目に書いたぞ」
「ふざけてるんですか? 何ですかこの長所、強い。短所、強すぎて相手がいないって!?」
「事実だ。仕方ないだろ」
受付は呆れながらさらに続ける。
「志望理由の金が欲しいから……はまぁ良いですよ。そんな人ばかりですし。けど……趣味、少女観察。特技、セックスってなんなんですか!? 冒険者に関係ないでしょこれ!? 大体自分で上手いって言ってる男に上手い人なんて……」
「なら試すか?」
二時間後。服装を乱し、顔を赤くした受付の女が俺の腕に抱きつき個室から出てきた。
「す、凄かった……」
「だろ。俺は真面目に書いたんだぜ? なのに嘘だなんて酷い話だ」
「ご、ごめんなさい。し、書類は通しますから! あ、あとお詫びに登録料も私が持ちます! なので……またしてもらえませんか?」
「それで良い。登録頼むわ」
「は、はいっ! ではあちらで少々お待ち下さいませ、ジェイドさんっ」
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