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第6章 ナルニーア大陸編
16 ギャング団
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目の前には愚かにも俺に喧嘩を売ってきた烏が鳥肌を晒して正座させられていた。
「で?」
「「「「「す、すいませんでした……!」」」」」
カラスたちは正座からの土下座にシフトチェンジする。
「んじゃこれからお前らの頭は俺な」
「え? ギャングになるので?」
「おう。俺がお前らを導いてやんよ。新しい団の名前は【Evil Crow】俺の邪とお前らのカラスからとった」
俺は烏たちのむしった羽を元に戻してやった。
「な、治った!?」
「んじゃ活動内容を説明すんぞ」
俺は真新しい羽を確認している烏たちに新しいギャング団の活動内容を説明する。
「まず、盗みは禁止だ。欲しい物があったら俺に言え」
「は、はい!」
「次に食糧だ。俺が毎日食糧を用意してやる。お前らはそれをスラムの住人に配る事。オーケー?」
「は、はいっ!」
「じゃあ次な。次は掟だ。ここに堕ちて来た奴らはちゃんと受け入れろ。スラムまで堕ちてくるような奴らは最底辺だ。どこかで受け入れてやらなきゃ生きていけねぇ。わかるな?」
「もちろんです!」
「よし。じゃあ最後だ。最後はお前ら今すぐ他の町や村に飛べ」
「「「「「え?」」」」」
俺は烏たちに言った。
「俺は今からスラムの地下に巨大アジトを作る。そこに国中から貧しい者や生きる力のない者を集めて暮らさせる。そしてゆくゆくはそいつらが国を守る戦士になるんだ。お前ら、この国が好きなんだろ? 人間にこき使われるのは嫌だよな?」
「あ、あんたも人間なんだけど……」
「俺は人間だがお前たちを対等に見ている。差別したり奪ったりしねぇよ。バロン帝国のボケ共と一緒にすんな」
「は、はぁ……」
「おら行け! こうしている間にも失われていく命があるかもしれねぇんだ。国が動けねぇなら俺達が動く。バロン帝国を潰したら俺達は英雄だ。今まで蔑まされてきたお前らが一躍ヒーローになれんだぜ? 心踊るだろうが」
「「「「「ヒーロー……!」」」」」
烏たちはすぐさま翼を広げ国中へと散開していった。
「これで良し。地上にアジトを作ると町の住人に気付かれるからな。ヒーローは陰で動く。だからこそ格好いいのだ。さて、アジトを作りに行きますかね」
俺は烏たちのアジトに入り地下空洞を作る。広さはドーム百個分。そこにマンションやら人工太陽を設置し、外と変わらない環境を作る。
「女たちはこのマンションな。ここで俺の子を産んでもらう」
「はいっ!」
「……素直だな」
女の一人が言った。
「だって……すごく上手いんでしょ? あの三人から聞いたもの」
「くくっ、そうか。じゃあ事が片付いたら抱いてやろう。良い子で待ってな」
「「「「はいっ!」」」」
それから地下に畑を作る。人工太陽に栄養をたっぷり含んだ土を用意し、男と子供たちに渡した。
「お前たちの仕事は野菜の育成と収穫だ。この畑は作物が一週間で育つ。休んでる暇はねぇぞ?」
「畑をもらえるなんて……!」
「出来た野菜はみんなでシェアするように。いいな?」
「「「「はいっ!」」」」
そして最後に女の子供だ。
「ジェイド様……私たちは何を……」
「お前たちはこれから毎日俺に愛でられるのが仕事だ。俺の屋敷で孕めるようになるまで暮らしてもらう。さあ、行こうか」
「「「「ドキドキ……」」」」
この日、全ての少女が俺のモノで女になった。日中は女を孕ませに行き、夜は少女たちと遊ぶ。ここにジェイドの天国が完成した。
「頭、西方面から連れてきやした!」
「ああ、じゃあ女はマンションに、男と男の子供は畑、女の子供は俺の屋敷だ。他の奴らにも伝えておけ」
「うぃっす!」
各地から力のない者たちが王都の地下へと集められていく。今まで世捨て人だった者たちは生き返ったように働きだした。
そして女たちは……。
「ジェイド様、何故かもう産まれそうなんですけど……」
「ああ。ベッドに【時間加速】を付与しているからな。寝てるだけで成長するんだよ。産まれたらベビーベッドに移すんだ。一週間くらいで十歳くらいまで育つ。そしたら子供達を俺の所に連れてきてくれ」
「は、はぁ……」
俺は地下に作った屋敷で新しく来た女の子達を抱きながら子供の成長を待つ。
そして一週間後。俺の屋敷の前に五十人くらいの子供たちが集められた。
「よ~し、じゃあ訓練を始めるぞ~。お前たちは俺の子だ。上限レベルは五千近くになっている。だが鍛えなきゃいくら俺の子でも強くはなれん。お前たちにはこれから俺が作ったダンジョンに入ってもらう。なに、死にはしないから安心して魔物をぶっ飛ばしてこい」
「「「「はいっ、お父さんっ!」」」」
「レベル上限まで育ったらいっぱい遊んでやるからな~。みんなを守るためにも頑張ってこいよ」
「「「「はいっ!」」」」
俺はこの地下にも安心安全な修練のためのダンジョンを作った。ライカには悪いが俺の子とライカじゃ強さがまるで別物。俺は子供たちにも取得経験値万倍を付与し、生後一週間でダンジョンに放り込んだ。
「平和になったらゆっくり遊んでやるから今は耐えてくれよな、我が子らよ……」
これを数ヶ月かけて繰り返し、現在地下にはレベル五千の亜人が一万人近く揃っている。
「お前たちは強いっ! さあ、亜人を虐めるバロン帝国を潰しに行くぞ! 全部終わったらいっぱい遊んでやるからな~」
「「「「「はいっ! お父さんっ!!」」」」」
こうして無敵で無邪気な戦闘狂に育った子供達を引き連れ、俺は国境へと向かうのであった。
「で?」
「「「「「す、すいませんでした……!」」」」」
カラスたちは正座からの土下座にシフトチェンジする。
「んじゃこれからお前らの頭は俺な」
「え? ギャングになるので?」
「おう。俺がお前らを導いてやんよ。新しい団の名前は【Evil Crow】俺の邪とお前らのカラスからとった」
俺は烏たちのむしった羽を元に戻してやった。
「な、治った!?」
「んじゃ活動内容を説明すんぞ」
俺は真新しい羽を確認している烏たちに新しいギャング団の活動内容を説明する。
「まず、盗みは禁止だ。欲しい物があったら俺に言え」
「は、はい!」
「次に食糧だ。俺が毎日食糧を用意してやる。お前らはそれをスラムの住人に配る事。オーケー?」
「は、はいっ!」
「じゃあ次な。次は掟だ。ここに堕ちて来た奴らはちゃんと受け入れろ。スラムまで堕ちてくるような奴らは最底辺だ。どこかで受け入れてやらなきゃ生きていけねぇ。わかるな?」
「もちろんです!」
「よし。じゃあ最後だ。最後はお前ら今すぐ他の町や村に飛べ」
「「「「「え?」」」」」
俺は烏たちに言った。
「俺は今からスラムの地下に巨大アジトを作る。そこに国中から貧しい者や生きる力のない者を集めて暮らさせる。そしてゆくゆくはそいつらが国を守る戦士になるんだ。お前ら、この国が好きなんだろ? 人間にこき使われるのは嫌だよな?」
「あ、あんたも人間なんだけど……」
「俺は人間だがお前たちを対等に見ている。差別したり奪ったりしねぇよ。バロン帝国のボケ共と一緒にすんな」
「は、はぁ……」
「おら行け! こうしている間にも失われていく命があるかもしれねぇんだ。国が動けねぇなら俺達が動く。バロン帝国を潰したら俺達は英雄だ。今まで蔑まされてきたお前らが一躍ヒーローになれんだぜ? 心踊るだろうが」
「「「「「ヒーロー……!」」」」」
烏たちはすぐさま翼を広げ国中へと散開していった。
「これで良し。地上にアジトを作ると町の住人に気付かれるからな。ヒーローは陰で動く。だからこそ格好いいのだ。さて、アジトを作りに行きますかね」
俺は烏たちのアジトに入り地下空洞を作る。広さはドーム百個分。そこにマンションやら人工太陽を設置し、外と変わらない環境を作る。
「女たちはこのマンションな。ここで俺の子を産んでもらう」
「はいっ!」
「……素直だな」
女の一人が言った。
「だって……すごく上手いんでしょ? あの三人から聞いたもの」
「くくっ、そうか。じゃあ事が片付いたら抱いてやろう。良い子で待ってな」
「「「「はいっ!」」」」
それから地下に畑を作る。人工太陽に栄養をたっぷり含んだ土を用意し、男と子供たちに渡した。
「お前たちの仕事は野菜の育成と収穫だ。この畑は作物が一週間で育つ。休んでる暇はねぇぞ?」
「畑をもらえるなんて……!」
「出来た野菜はみんなでシェアするように。いいな?」
「「「「はいっ!」」」」
そして最後に女の子供だ。
「ジェイド様……私たちは何を……」
「お前たちはこれから毎日俺に愛でられるのが仕事だ。俺の屋敷で孕めるようになるまで暮らしてもらう。さあ、行こうか」
「「「「ドキドキ……」」」」
この日、全ての少女が俺のモノで女になった。日中は女を孕ませに行き、夜は少女たちと遊ぶ。ここにジェイドの天国が完成した。
「頭、西方面から連れてきやした!」
「ああ、じゃあ女はマンションに、男と男の子供は畑、女の子供は俺の屋敷だ。他の奴らにも伝えておけ」
「うぃっす!」
各地から力のない者たちが王都の地下へと集められていく。今まで世捨て人だった者たちは生き返ったように働きだした。
そして女たちは……。
「ジェイド様、何故かもう産まれそうなんですけど……」
「ああ。ベッドに【時間加速】を付与しているからな。寝てるだけで成長するんだよ。産まれたらベビーベッドに移すんだ。一週間くらいで十歳くらいまで育つ。そしたら子供達を俺の所に連れてきてくれ」
「は、はぁ……」
俺は地下に作った屋敷で新しく来た女の子達を抱きながら子供の成長を待つ。
そして一週間後。俺の屋敷の前に五十人くらいの子供たちが集められた。
「よ~し、じゃあ訓練を始めるぞ~。お前たちは俺の子だ。上限レベルは五千近くになっている。だが鍛えなきゃいくら俺の子でも強くはなれん。お前たちにはこれから俺が作ったダンジョンに入ってもらう。なに、死にはしないから安心して魔物をぶっ飛ばしてこい」
「「「「はいっ、お父さんっ!」」」」
「レベル上限まで育ったらいっぱい遊んでやるからな~。みんなを守るためにも頑張ってこいよ」
「「「「はいっ!」」」」
俺はこの地下にも安心安全な修練のためのダンジョンを作った。ライカには悪いが俺の子とライカじゃ強さがまるで別物。俺は子供たちにも取得経験値万倍を付与し、生後一週間でダンジョンに放り込んだ。
「平和になったらゆっくり遊んでやるから今は耐えてくれよな、我が子らよ……」
これを数ヶ月かけて繰り返し、現在地下にはレベル五千の亜人が一万人近く揃っている。
「お前たちは強いっ! さあ、亜人を虐めるバロン帝国を潰しに行くぞ! 全部終わったらいっぱい遊んでやるからな~」
「「「「「はいっ! お父さんっ!!」」」」」
こうして無敵で無邪気な戦闘狂に育った子供達を引き連れ、俺は国境へと向かうのであった。
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