現世で死んだ俺は新たな世界へと生まれ変わる途中で邪神に拐われました。ありがとう! 感謝します邪神様っ!

夜夢

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第6章 ナルニーア大陸編

18 廃墟

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 俺は捕虜収容所からバロン帝国方面へと向かう。もちろん生体反応サーチも忘れない。

「俺の愛するもふもふを穢してくれた罪は野郎の命で償ってもらわなきゃなぁ……? あいつらもまだ子供だからな。取りこぼしくらいあるだろ」

 俺は瓦礫の山と化したバロン帝国上空を飛びながら生存者を探す。

「……やはり生き残りがいたな。どれ、殺りにいきますか」

 俺は地下から這い出してくる生き残りがいる場所の近くに降りた。

「だ、大丈夫だからねみんなっ……! きっと外は……」

 女が地下から出るための鉄製の蓋を開ける。そして絶句した。

「そ……んな……」
「シスター、教会大丈夫~?」
「……なにも……ない……」

 シスターは愕然としながら地下から頭をのぞかせた。

「おっと、これはこれはシスター様か」
「え? きゃっ!!」

 俺は頭だけ出していたシスターの胸ぐらを掴み持ち上げた。

「ぐぅっ……! は、離しなさいっ!」
「お~お~。気が強いこった。離しても良いがよ、その時は後ろにいるガキら……殺すぜ?」
「えっ!?」
「「「「シ、シスター……」」」」

 不安そうに地下から出てきた子供たちを見てシスターが叫ぶ。

「地下に戻って! 早くっ!!」
「う、うんっ!」

 子供たちはシスターの言いつけを守り地下に戻る。そして内側から鍵をかけた。

「これで殺せないでしょっ! 離しなさいっ!」
「はははははっ! 地下に潜らせただけで逃げられたとでも?」
「え?」
「例えば……地面を丸ごと崩して生き埋めにするとかな」

 そう告げ、俺は反対側の手に爆裂魔法を発生させる。

「や、やめてぇぇぇぇっ! それだけはっ……!」
「子供たちを助けたいか?」
「あ、当たり前でしょうっ! 私はシスターであの子たちの親代わりだものっ!」

 俺はシスターを地面に下ろし魔法をキャンセルする。そしてズボンから猛るシンボルを取り出す。

「しゃぶれ。満足したら助けてやるよ」
「うぅぅぅっ……。わ、私はシスターだから経験が……」
「知識はあるだろうが。やれ」
「うぅぅぅぅっ……!」

 シスターは子供たちを守るため俺に屈した。ふっくらとした口唇が先端に触れ、口内へと侵入していく。シスターは未経験ながらも必死に俺に奉仕する。

「だめだだめだ。全然良くない」
「そ、そんなっ……!」
「立って後ろを向け」
「……はい」

 俺はシスターを立たせ後ろを向かせる。そして足を開かせ尻を突き出させた。

「おらっ!」
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!! い、いたっ……!」
「上が使えねーなら下を使うしかねーわな。こっちは良い具合だ。そのまま締めてろよっ!」
「は、早く終わってぇぇぇぇっ!」

 俺はシスターが失神するまで犯し続けた。

「中々堕ちねぇなぁ~。どんだけ子供が大事なんだか。なら奪うしかないわな」

 俺はシスターをその場に放置し、地下へと続く扉を無理矢理こじ開け地下に向かう。

「お腹空いたなぁ……。シスター大丈夫かな……」
「大丈夫だよ、だってシスターは強いもんっ!」
「でもあの男の人……シスターを片手で……」
「やぁやぁ、君たち」
「「「っ!!」」」

 地下には三人の女の子が一ヶ所に固まっていた。

「シ、シスターは?」
「上で寝てるさ。お前たち、シスターを助けたいか?」
「「「え?」」」
「お前たちが俺の言う事を聞くなら全員助けてやるよ。さあ、どうする?」
「「「……」」」

 三人は顔を見合せ話し合う。そして俺に従う道を選択した。そしてしばらくし、シスターが目を覚ます。

「も、もう夕方……? あ、あいつは……はっ!」

 シスターの目にこじ開けられた鉄製の扉が映る。

「あ、あいつぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」

 シスターは怒りに震え地下へと駆ける。そしてそこで変わり果てた子供たちの姿を見る事になる。

「おかわりっ!」
「ああ、いっぱい食えよ」
「私もおかわり~」
「おう、ほらよ」
「……え?」

 あれだけ元気がなく不安そうにしていた子供たちがあろう事か自分を穢した男になつき、食事を採っていた。

「な、何してるのあんたたち……」
「あ、シスターだ」
「おう、気が付いたのか。お前もこっち来て食えよ。昨日から何も食ってないんだって? 地下があるなら食糧くらい貯めておけよな」
「よ、余計なお世話よっ!」
「お兄ちゃん、ここお金なかったから……」
「そうかぁ……可哀想に……。ほら、デザートも食えよ」
「「「食べる~!」」」

 三人の女の子はすっかり俺になついていた。まぁ、しっかりやったがな。

「な、なんで? 私なんのためにヤられたの?」
「そりゃ俺がヤりたかったからだな。しかしまぁ……よくこんな状況で生き残ってたな」
「いったい何があったのかしら……。黒い影が近付いて来たと思ったら一瞬で外壁が崩れたみたいだし……」
「ああ、そりゃ俺の子供たちがやったんだよ」
「え?」

 俺はシスターに言った。

「俺の子たちは亜人とのハーフだ。お前らバロン帝国人は亜人を舐めすぎたんだよ。いつまでも差別し、亜人を良いように使ってきたから俺が天罰を下した」
「そんな……! 亜人を奴隷にしても良いって言ったのは国が……」
「だろうな。だから滅ぼした。国が先導したからと言って従うような畜生どもに生きる資格なんてねぇんだよ。亜人だってこの世界で懸命に生きてるんだ。なぜ人間が亜人より上だと? 誰がそんな事を決めた。確かに世の中は弱肉強食、弱けりゃやられても仕方ねぇ。だが、ブライト王国には俺がついた。もう亜人は虐げられるだけね弱者じゃねぇ。お前ら人間は今までのツケを払わされたんだ」

 シスターは何も言えなくなった。確かに町で亜人を奴隷にし無理矢理働かせている光景を幾度も見てきた。

「だからって……なにも全員殺さなくても……! 中には亜人とは何の関係もなかった人もいたわ!」
「アホか。見てみぬフリは何よりも害悪だ。奴隷にされているのが可哀想だと思うなら何故誰も声をあげない。誰も本気で救おうなんて思ってなかったからだろう。それに……ここバロン帝国は聖神教を国教にしていたらしいじゃないか。それだけでも俺に滅ぼされる運命にあったと言う事だ」
「なら私達はますます関係ないわよ。だって……ここは邪神教の教会だもの」
「なにっ!?」

 俺は席から立ち上がりシスターの両肩に手を置いた。 

「なんだよ! それを早く言えよ!」
「え?」
「俺邪神国国王」
「は、はい?」
「聖神教をぶっ潰したのは俺だっての。イージス大陸の魔王ジェイドとは俺の事よ!」
「魔王……。魔王様っ!? う、嘘でしょ……」

 シスターは俺の正体を知り、呆然とするのであった。
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