転生?召喚?ー勇者(クズ)を屠る者ー

夜夢

文字の大きさ
23 / 123
第2章 領地開発の章

14 ダンジョンへ

しおりを挟む
    ガゼルは王都のギルドを訪れていた。

「よう、コニー。」

「ガゼル様!地下闘技場はどうなりました?」

(しっ!皆に聞かれるだろう!2階に行くぞ?) 

(あ、す、すみません!)

    ガゼルはコニーを連れ、シャインの部屋へと向かった。

「ふう…全く…。誰か地下闘技場を知っている奴がいたらどうするんだ。」

「す、すみませんでしたぁ!つい気が早って…。」

    ガゼル達はシャインの部屋の前に着いた。

「シャイン、入るぞ。」

    ノック無しで部屋に入るガゼル。中にはベッドでボーっとしているシャインがいた。

「まぁ、いいや。で、コニー。勇者だが、きっちり殺してきたぞ。」

「流石ガゼル様です!期待通りですね♪」

「ま、とるに足らんクズだったな。でだ、そろそろ次の勇者を調べる為にダンジョンに向かいたいのだが、まだ国の兵はダンジョンに居るのか?」

「はい。しかし、もう1ヶ月近く居ますので、そろそろ勇者達も引き上げるかもしれません。」

「何?ではダンジョンコアが破壊されそうな位攻略が進んでいるのか?」

「いえ……。これは冒険者達の中の噂なのですが、国は勇者達を捨てる気らしいです。何でも1ヶ月近く鍛えても中層位までしか進めない勇者に見切りをつけ、ダンジョンで殺そうとしているらしいですよ。」

    仲間割れか?まぁ何にしてもダンジョンに急いだ方が良さそうだ。

「コニー、シャインの名前で依頼書を作れ。クエストはダンジョンのモンスター調査だ。俺はあそこでぼ~っとしている奴に渇を入れてくるわ。」

「は~い。いいなぁ…。」

    コニーは机に向かい、クエスト書類を作り始めた。ガゼルはベッドで半分寝ているシャインの股に渇を入れた。

「ひゃはぁぁぁぁっ!?あ、が、ガゼル様?」

「やっと起きたか。そんな格好で寝てると襲われるぞ、こんな風になっ!」

「んきゅぅぅぅぅっ♪寧ろして欲しかったと言うか…待ってた♪」

「…にゃろう。タヌキ寝入りか。お仕置きだ、このまま孕ませてやる!」

「あぁん♪それ、ご褒美だよぉ♪」

    ガゼルはコニーが書類を作り終えるまでシャインに何度か射精していた。書類を作り終えたコニーが膨れながらガゼルにそれを渡した。

「…帰ったら私の番ですからね?ちゃんと帰ってきてくださいね?」

「ああ。おら、シャイン。ラストだ、そこで受け止めなっ!」

「あっあっあっ!ま、また…♪い、逝っくぅぅぅっ♪」

「ふうっ…。さて、行くか。じゃあコニー、何日か留守にする。帰ったら報告するから、待ってろよ?」

「はぁい。いってらっしゃい。」

    ガゼルは服を整え、ギルドを後にした。

「ここからダンジョンまでは歩いて1日…全力で走るか。ふっ!!」

    ガゼルは王都の門を潜ると、ダンジョンに向かい全力で疾走した。ガゼルは1日かかる道程を数時間で走破した。因みに、早すぎて誰にも姿は捉えられる事はない。

    息も切らさず、ガゼルはダンジョンに到着し、入り口を見た。入り口には兵が2人立っており、鉄の門まで作り、入り口を塞いでいた。ガゼルは全く戸惑いもせずに門へと近付いていく。近付いていくガゼルを止めようと、兵が槍を構え、ガゼルに向けた。

「止まれ!何者だ!このダンジョンは今立ち入り禁止である!立ち去るが良い。」

「立ち入り禁止?誰の権限でそんな事を言っている?俺はちゃんと冒険者ギルドから依頼を受けて来たんだ。これが依頼書だ。」

    と、ガゼルは兵に依頼書を見せた。

「た、確かに…。だが、このダンジョンは今国が…」

「何か?この国は冒険者ギルドの依頼なんか無視しても良いと?これはギルドに報告しないとな。ま、そんな事が知れたら、国からギルドは消え、冒険者も居なくなるだろうが…。俺の知った事じゃないな。後、依頼失敗の違約金をお前等に請求するから。じゃあ、邪魔したな。」

    と、ガゼルは振り返り立ち去ろうとした。

「ま、待て!それはこ、困る!」

    ガゼルはクスリと笑った後、真面目な表情で振り返った。

「入れないならそうなるだろうよ。困ると言われてもな。俺は正式に依頼を受けて来たんだ。邪魔をした先に請求するのは当然だろ?立ち入り禁止なら仕方ないとでも言うと思ったか?」

「~っ!い、今上に確認してくるから!そこで待て。」

「俺は気が短いからな。なるべく早く頼むわ。」

    兵士は若干イラつきながら、詰所へと向かった。暫く待っていると、兵士が兵士長らしき人物を連れて戻って来た。

「お前か、中に入りたいとか言ってる奴は。依頼は何だ?」

「依頼は中のモンスターの分布と量の確認だ。スタンビートが起きないか調べるのが依頼だ。」

「…分かった。中で見た事は言い触らさないと誓うなら入っても良い。」

「ギルドには報告するが?」

「それは依頼内容についてだけだろ。中で我々がしている事は他言無用だ。もし、言い触らしたら国家反逆罪で貴様を逮捕する。」

「何してるか知らんが、依頼以外には興味が無い。言わないと誓おう。」

「よし。では通ってよし。」

    兵士は門を開いた。

「じゃあ、入るぜ?」

「さっさと調べて帰れよ!」

    こうして、ガゼルは見事ダンジョンの中へと侵入する事が出来たのであった。
しおりを挟む
感想 52

あなたにおすすめの小説

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様

コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」  ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。  幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。  早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると―― 「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」  やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。  一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、 「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」  悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。  なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?  でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。  というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として

たぬきち25番
ファンタジー
流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。 だが――気が付くと時間が巻き戻っていた。 一度目では騙されて振られた。 さらに自分の力不足で全てを失った。 だが過去を知っている今、もうみじめな思いはしたくない。 ※他サイト様にも公開しております。 ※※皆様、ありがとう! HOTランキング1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※ ※※皆様、ありがとう! 完結ランキング(ファンタジー・SF部門)1位に!!読んで下さって本当にありがとうございます!!※※

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

処理中です...