天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~

仮実谷 望

文字の大きさ
42 / 55

42話 マナちゃんは賢者だけど渋谷ダンジョンでがんばる

しおりを挟む
 飛鳥川真奈(あすかがわまな)は探索士をやっている。マナはこの年で高校一年生なのに16歳なのに賢者をしている。

 なおソロで……最近まで勇者御一行のパーティに入っていたが一身上の都合で脱退した。

 それはなんとまあ女子からセクハラを受けたのだ……なんという理由であるか。男子ならわかるけど女子からセクハラを受けてやめるなんて……でもあの……私ノーマルなんで無理です!! と断ってしまった。

 なお絶賛パーティを組んでくれる人を募集中なのだが何故か誰も組んでくれない。ただまあオタクっぽい人たちはたまに組んでくれるんだが私についてこれないのかすぐに辞めてしまう。

 マナは優雅にモンスターを屠る。スライムとかは生理的に無理だったが炎魔法で焼き尽くせばなんとか倒すことが出来るので楽だった。

 賢者なので自分がダメージを受けたら回復魔法で回復できるので死ぬことはなかった。

 マナちゃんは健気な娘だ。親から探索士になるには学業が疎かになってはダメだと釘を刺されました。現在高校一年生だが学業はまあまあだテストで得意の英語は毎回85点以上取るが苦手な数学はこの前の夏休み前の期末テストは58点だった。まあ赤点じゃないだけマシである。他の科目は普通の点数で70点台であるからまあまあ優秀である。そんな普通の娘であるマナちゃんはダンジョンでオークを屠る。

「デストローイ!!」

 結構乱暴な女の子かもしれないとこっそり覗いているストーカーの重防盾士(ブロッカー)の木平正一(きひらせいいち)君は見ていた。

 彼はマナちゃんのクラスメイトの隣の席のセイイチ君だ。

 何故か会話を殆どしたことがない。だがセイイチ君はマナちゃんと友達になりたいと思っている。

 だからパーティを組んでみたいんだけど……と話しかけようと渋谷ダンジョンの前で待っていたが話しかけられず撃沈という過去を持っている。

 だが待って欲しい……そんな彼にもチャンスを与えようと神は言っている。
 セイイチ君はついにマナちゃんに声をかけた? おっとーーー!? 声が小さくて聞こえないだと!? なんという不覚! マナちゃんはこいつどっかで見たことあるなと思いだそうとしている。

「あれっあんた隣の席の……うわっきっも……」

「ごめんなさい……ついついてっきて…………………………」

「ごめんあんたが探索士だなんて気が付かなくて……きっもは流石に酷いよね」

 マナちゃんはついストーカーかなんかだと勘違いしていたがまごうことなくストーカーだセイイチ君は……もちろん本人には自覚が無い。

 なんかよくわからんがブロッカーならいいかということでセイイチ君をパーティにいれてしまったマナちゃんは歩くことモンスターを屠る屠るやっちゃうですな感じで爆破! 滅炎、焼却、水圧敵破壊、感電、投石、暗黒物質でモンスターを倒しまくっていた。

 なおハイゴブリンとかホブゴブリンの棍棒による攻撃とかを受けまくっているセイイチ君はなんとかなるけどな~とマナちゃんはそこまでというかホブとかハイはまだ弱い。

 危険なのはキングぐらいでまだ倒すのにはソロだときついけど、オメガファイヤとかギガサンダーとかならまあ余裕だ。

 残念なのは魔法が使えない知性の低いゴブリンとかより魔法が使えるメイジとかウィザード系のモンスターが強い。
 リトルウィザードと魔法対戦をしたがなかなかの魔法だ初期のレベルの時だがヤバかったような気がする。

 なお昨日の稼ぎは30万円だ。高校生の稼ぎとしてはなかなかの物だ。だが家に入れているなお税金は今のところ探索士は1年は税金フリーなのだ。なんとも太っ腹な政府なのだ。

 セイイチ君はゆっくりと優しくマナちゃんの様子を窺う。大丈夫かなと危険は無いのかなと体調のチェックをする。

 マナちゃんは流石にストーカーっぽいと気づいたのか……でも口には出さないでなんとなくキモガらないで気を付ける。

 セイイチ君は確かに下心もある。彼女にしてキスとかしたいと思っているエッチなこととかもしたいと思っている。おっぱいとか触らして欲しいと思っている。マナちゃんの胸はそこまで大きくないが。でもたぶん良い感じの柔らかさだと思っている。よし押し倒そう。マナちゃんは流石にヤバいと危険を察知したのか。セイイチ君に風弾を当てる。

 後ろから抱き着こうとしたセイイチ君はノックアウトだ。何をやっているんだこいつらはと言いたい。


 なおセイイチ君は謝っていた。マナちゃんもやりすぎたと反省していた。

 なんかイライラするなと思いたくなるほどよくわからんパーティだなと思いたくなるじれったさだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界帰還者の気苦労無双録~チートスキルまで手に入れたのに幼馴染のお世話でダンジョン攻略が捗らない~

虎柄トラ
ファンタジー
 下校帰りに不慮の事故に遭い命を落とした桜川凪は、女神から開口一番に異世界転生しないかと勧誘を受ける。  意味が分からず凪が聞き返すと、女神は涙ながらに異世界の現状について語り出す。  女神が管理する世界ではいま魔族と人類とで戦争をしているが、このままだと人類が負けて世界は滅亡してしまう。  敗色濃厚なその理由は、魔族側には魔王がいるのに対して、人類側には勇者がいないからだという。  剣と魔法が存在するファンタジー世界は大好物だが、そんな物騒な世界で勇者になんてなりたくない凪は断るが、女神は聞き入れようとしない。  一歩も引かない女神に対して凪は、「魔王を倒せたら、俺を元の身体で元いた世界に帰還転生させろ」と交換条件を提示する。  快諾した女神と契約を交わし転生した凪は、見事に魔王を打ち倒して元の世界に帰還するが――。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

風魔法を誤解していませんか? 〜混ぜるな危険!見向きもされない風魔法は、無限の可能性を秘めていました〜

大沢ピヨ氏
ファンタジー
地味で不遇な風魔法──でも、使い方しだいで!? どこにでもいる男子高校生が、意識高い系お嬢様に巻き込まれ、毎日ダンジョン通いで魔法検証&お小遣い稼ぎ! 目指せ収入UP。 検証と実験で、風と火が火花を散らす!? 青春と魔法と通帳残高、ぜんぶ大事。 風魔法、実は“混ぜるな危険…

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~

犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。 塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。 弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。 けれども違ったのだ。 この世の中、強い奴ほど才能がなかった。 これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。 見抜いて、育てる。 育てて、恩を売って、いい暮らしをする。 誰もが知らない才能を見抜け。 そしてこの世界を生き残れ。 なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。 更新不定期

じいちゃんが昔作ってくれた刀を異世界に持って行ったら、聖剣の五倍の威力がありました。現実世界ではダメ人間でしたが、異世界では本気出します。

彼方
ファンタジー
三十歳、無職の俺、影山絢斗は、深夜にコンビニに向かったところ、交通事故で死亡した。しかし、天上世界で神と邂逅し、取引をした結果、異世界に飛ばされることになった。条件を満たせば、命をよみがえらせてくれるらしい。あまり生き返ることに興味はなかったが、一度は死んだ命だと思い、とりあえず異世界を楽しんでみることにした。お守り代わりに持ってきた、今は亡きじいちゃん作の木刀を振ってみたところ、すごい技が飛び出した。武器屋の店主に見せたら世界最強とされる聖剣の五倍の威力があることがわかった。俺は今度こそじいちゃんが期待してくれていたような人間になることを決め、努力を開始する。

勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~

名無し
ファンタジー
 突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。  自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。  もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。  だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。  グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。  人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。

処理中です...