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二話
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ーカゼアザミー
彼らは男女混合の5人組で全国各地を回っている最近人気の小さな楽団だ。彼らが主に扱う曲はクラシック。好奇心や怖いもの見たさのような観客もいるが、素直に彼等の音楽に感動をしているリピーターもかなり多い。
『カゼアザミのみなさんです!よろしくお願いしまーす!』
明るく女子アナウンサーが話しかける。
『ええと左から紹介をさせていただきますね!ヴァイオリン奏者の町崎 冬香さん。ファゴット奏者の伊乃畑 春咲さん。ピアニストの野々瀬 夏一さん。同じくピアニストの四季 集志さん。そして作曲家でいらっしゃる桧山 秋希子さんです!』
「私たちもすっかり有名になっちゃいましたねぇ…」
今、紅茶を並べれたテーブルを囲むように椅子に座り、テレビを見ている彼等は人気のクラシック楽団。カゼアザミのメンバー。今彼等は町崎の家へと来ているのだった。
「ほんと伊乃畑氏、仮面を外さへんかったよな。」はぁ…とため息をつきつつ桧山が言う。画面には狐の仮面を被った伊乃畑が映っていた。するとつられるように
「おかげさまで謎のイケメンキャラ。ミステリアスなイケメンとして定評ありですもんね~伊乃畑さん。」と町崎もいうのだった。
「だってさ、自分の顔嫌いなんだもん。目が見えないんだし。だから目の焦点もあってないし。なんでイケメンキャラが定着するのか意味わかんない。」
顔を伏せ、はぁ、とため息をつく。
「僕はそれを気にする伊乃畑が変だと思うけどね。イケメンなの事実なんだし。」と四季が言う。
「何言ってんの四季。バカじゃないの。」と伊乃畑が反論をするがそれに対抗するように
「あとはー、声とかだろうねぇ」と野々瀬がいうのだった。
「ふ、雰囲気イケメンwww」と町崎が言うと、
「もうみんなしてさ…」とまた顔を伏せる。
『彼等が人気のその理由とは!』
CMを挟み、先ほどのインタビュー場面ではなくスタジオが映る。そこは街の雑踏と声を写すかのようにどよめいていた。
『彼等はですね、演奏の曲の合間にジョークに富んだトークと即興の演奏で盛り上げるんですよねぇ。それこそが!中々ない現代には刺激的でしょうねぇ。』
下手な詐欺師よりも胡散臭いナントカ専門家がペラペラと言葉巧みに喋る。
そのために集まったわけではないのだが、5人はその番組をのんびりと見ていたのだった。
彼らは男女混合の5人組で全国各地を回っている最近人気の小さな楽団だ。彼らが主に扱う曲はクラシック。好奇心や怖いもの見たさのような観客もいるが、素直に彼等の音楽に感動をしているリピーターもかなり多い。
『カゼアザミのみなさんです!よろしくお願いしまーす!』
明るく女子アナウンサーが話しかける。
『ええと左から紹介をさせていただきますね!ヴァイオリン奏者の町崎 冬香さん。ファゴット奏者の伊乃畑 春咲さん。ピアニストの野々瀬 夏一さん。同じくピアニストの四季 集志さん。そして作曲家でいらっしゃる桧山 秋希子さんです!』
「私たちもすっかり有名になっちゃいましたねぇ…」
今、紅茶を並べれたテーブルを囲むように椅子に座り、テレビを見ている彼等は人気のクラシック楽団。カゼアザミのメンバー。今彼等は町崎の家へと来ているのだった。
「ほんと伊乃畑氏、仮面を外さへんかったよな。」はぁ…とため息をつきつつ桧山が言う。画面には狐の仮面を被った伊乃畑が映っていた。するとつられるように
「おかげさまで謎のイケメンキャラ。ミステリアスなイケメンとして定評ありですもんね~伊乃畑さん。」と町崎もいうのだった。
「だってさ、自分の顔嫌いなんだもん。目が見えないんだし。だから目の焦点もあってないし。なんでイケメンキャラが定着するのか意味わかんない。」
顔を伏せ、はぁ、とため息をつく。
「僕はそれを気にする伊乃畑が変だと思うけどね。イケメンなの事実なんだし。」と四季が言う。
「何言ってんの四季。バカじゃないの。」と伊乃畑が反論をするがそれに対抗するように
「あとはー、声とかだろうねぇ」と野々瀬がいうのだった。
「ふ、雰囲気イケメンwww」と町崎が言うと、
「もうみんなしてさ…」とまた顔を伏せる。
『彼等が人気のその理由とは!』
CMを挟み、先ほどのインタビュー場面ではなくスタジオが映る。そこは街の雑踏と声を写すかのようにどよめいていた。
『彼等はですね、演奏の曲の合間にジョークに富んだトークと即興の演奏で盛り上げるんですよねぇ。それこそが!中々ない現代には刺激的でしょうねぇ。』
下手な詐欺師よりも胡散臭いナントカ専門家がペラペラと言葉巧みに喋る。
そのために集まったわけではないのだが、5人はその番組をのんびりと見ていたのだった。
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