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世界侵略
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「アクア。」
「ななな。」
無理矢理、パピィと兄たちの膝に交互に乗せられて、手づから皆に朝食を食べさせられていたら、アポロ王子がきた。
相変わらずの威圧………。
「なんで他の男の膝に乗ってるんだ。」
イライラしているようだ。
目つきが据わっている。
黒髪に緑の瞳。
黒豹を思わせる容姿。
しなやかな筋肉のついた美形だが、こんなんじゃモテないだろう。
「俺だって不本意なんです。あなたが前髪をあげるから、みんな魅了にかかってこんな変になっちゃったんじゃないですか。それに、国を併合せずにそのまま守っていただいたのはありがたいですけど………。なんで先触れなくいらっしゃるのですか?」
アクアたん可愛いお顔、こんにちはしようねえ、と言って、王命で前髪切られたから、魅了しっぱなしだし!
「口をとがらせてぷりぷり怒っても怖くないな。まあいいじゃないか。」
よくない!
「魅了だって、暫くすれば慣れて解除されるから、心配するな。」
解除されても、好きは好きなままだけど。
「はい、アクアたん、あーん。」
陛下にスプーンでオムレツを食べさせられる。
おいしいのに、おいしくない。
家族が殺されそうだから言わないけど、風呂だって皆に『アクアたんのおちんちん、ピンクでちっさくて可愛いねぇ。パクってしたくなっちゃう。お尻もピーチみたい!』って、隅々洗われたんだぞ?! 素手で!!
「………それで。本日のご用件は?」
「アクア。ワールドツアーだ。私と世界を制するぞ。」
ヒェッ!
「ななな。」
無理矢理、パピィと兄たちの膝に交互に乗せられて、手づから皆に朝食を食べさせられていたら、アポロ王子がきた。
相変わらずの威圧………。
「なんで他の男の膝に乗ってるんだ。」
イライラしているようだ。
目つきが据わっている。
黒髪に緑の瞳。
黒豹を思わせる容姿。
しなやかな筋肉のついた美形だが、こんなんじゃモテないだろう。
「俺だって不本意なんです。あなたが前髪をあげるから、みんな魅了にかかってこんな変になっちゃったんじゃないですか。それに、国を併合せずにそのまま守っていただいたのはありがたいですけど………。なんで先触れなくいらっしゃるのですか?」
アクアたん可愛いお顔、こんにちはしようねえ、と言って、王命で前髪切られたから、魅了しっぱなしだし!
「口をとがらせてぷりぷり怒っても怖くないな。まあいいじゃないか。」
よくない!
「魅了だって、暫くすれば慣れて解除されるから、心配するな。」
解除されても、好きは好きなままだけど。
「はい、アクアたん、あーん。」
陛下にスプーンでオムレツを食べさせられる。
おいしいのに、おいしくない。
家族が殺されそうだから言わないけど、風呂だって皆に『アクアたんのおちんちん、ピンクでちっさくて可愛いねぇ。パクってしたくなっちゃう。お尻もピーチみたい!』って、隅々洗われたんだぞ?! 素手で!!
「………それで。本日のご用件は?」
「アクア。ワールドツアーだ。私と世界を制するぞ。」
ヒェッ!
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