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本編
暇だからお茶会にでも出てみよう
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足の骨がくっつくまでは、絶対安静で、アイスがかいがいしく世話をしてくれた。
夜もずっと我慢してくれている。
えらい!
…だけど、その分反動が怖い。
ミカエルが時々、騎士団のことを報告しに通ってきてくれている。
事務仕事だけでもと思い、こっちに持ってきてもらって仕事をしているのだ。
今日は、そろそろ解禁だろうからと、なんか「YES」と「NO」が裏表に書かれた枕をお土産に持ってきた。
「やってもいいよのときが「YES」。今日は無理ーってときが「NO」よ。ちゃんと意思表示するのよ!」
わ、わかった。
でも、これいいな。めちゃくちゃ役に立ちそう!これなら、俺も意思表示できそうだ。
「それにしても、お家も綺麗だし、お花も可愛いし、立派に公爵夫人よねぇ。まさか、夫人の才能もあるとは思わなかったわ。まあ、クリスはロマンチストだしね。」
「奉仕活動の方はさあ、ちょっと考えてるんだけど、バザーとか施しとか違くねぇ?ってなんか釈然としなくて。」
「どういうこと?」
「本当に困ってるときは、施しも必要じゃないとは思わないんだけど。やっぱり自立できるように助けるのがホントじゃないかなーって。」
そのうち、領地の教会に遊びに行って、直接話を聞いて来ようと思う。
教会が自分たちでなにか商売出来たらいいよな。
目玉になるものがあれば、観光地にもなるかもしれないし。
孤児とか子どもたちも、適性を見ながら、将来仕事ができるように育ててあげたい。
そういうと、ミカエルはクスリと笑って、
「らしいわね。いいんじゃない?」と言った。
「んで、今は領地のこと考えてるわけ?」
「花いっぱいロマンチック街道化を目指していますが何か。ここらは農業畜産漁業が盛んだからね。下手に都会化するより、程々にして綺麗な景色とおいしいものを売りにしたい!」
「ごはん大事よね!あー、ハデスとそういえば新婚旅行まだだったわぁ。美味しいごはんのあるとこに遠出して、イチャイチャしたいわ! クリスもまだよね?」
「そういえばそうだなー。俺の足治ったらさ、先に二人で行ってきなよ。そしたら俺たちも行こうかな。」
「オッケー、いいとこ探しとくわね。」
…ミカエルも行ってしまった。
まあ、騎士団をハデスに任せてきてるんだから仕方ない。
ひまだ。
やること全部終わらせてしまった。
暇だ暇だ暇だ暇だ暇だ暇だおちつかねええええええええええええええー!
うだうだしてると、家令がノックして入ってきた。
「クリス様、お暇でしたら、お茶会にでも参加してみませんか?」
家令の手には招待状があった。
派閥の右と左。ツートップの家。両方からのお誘い。
差出人は、
グレイス侯爵家。キャサリン=グレイス夫人。
ブライト伯爵家。アレクサンドラ=ブライト夫人。
学園時代の俺の同級生の、当時、学園の高嶺の花と言われた二人からだった。
夜もずっと我慢してくれている。
えらい!
…だけど、その分反動が怖い。
ミカエルが時々、騎士団のことを報告しに通ってきてくれている。
事務仕事だけでもと思い、こっちに持ってきてもらって仕事をしているのだ。
今日は、そろそろ解禁だろうからと、なんか「YES」と「NO」が裏表に書かれた枕をお土産に持ってきた。
「やってもいいよのときが「YES」。今日は無理ーってときが「NO」よ。ちゃんと意思表示するのよ!」
わ、わかった。
でも、これいいな。めちゃくちゃ役に立ちそう!これなら、俺も意思表示できそうだ。
「それにしても、お家も綺麗だし、お花も可愛いし、立派に公爵夫人よねぇ。まさか、夫人の才能もあるとは思わなかったわ。まあ、クリスはロマンチストだしね。」
「奉仕活動の方はさあ、ちょっと考えてるんだけど、バザーとか施しとか違くねぇ?ってなんか釈然としなくて。」
「どういうこと?」
「本当に困ってるときは、施しも必要じゃないとは思わないんだけど。やっぱり自立できるように助けるのがホントじゃないかなーって。」
そのうち、領地の教会に遊びに行って、直接話を聞いて来ようと思う。
教会が自分たちでなにか商売出来たらいいよな。
目玉になるものがあれば、観光地にもなるかもしれないし。
孤児とか子どもたちも、適性を見ながら、将来仕事ができるように育ててあげたい。
そういうと、ミカエルはクスリと笑って、
「らしいわね。いいんじゃない?」と言った。
「んで、今は領地のこと考えてるわけ?」
「花いっぱいロマンチック街道化を目指していますが何か。ここらは農業畜産漁業が盛んだからね。下手に都会化するより、程々にして綺麗な景色とおいしいものを売りにしたい!」
「ごはん大事よね!あー、ハデスとそういえば新婚旅行まだだったわぁ。美味しいごはんのあるとこに遠出して、イチャイチャしたいわ! クリスもまだよね?」
「そういえばそうだなー。俺の足治ったらさ、先に二人で行ってきなよ。そしたら俺たちも行こうかな。」
「オッケー、いいとこ探しとくわね。」
…ミカエルも行ってしまった。
まあ、騎士団をハデスに任せてきてるんだから仕方ない。
ひまだ。
やること全部終わらせてしまった。
暇だ暇だ暇だ暇だ暇だ暇だおちつかねええええええええええええええー!
うだうだしてると、家令がノックして入ってきた。
「クリス様、お暇でしたら、お茶会にでも参加してみませんか?」
家令の手には招待状があった。
派閥の右と左。ツートップの家。両方からのお誘い。
差出人は、
グレイス侯爵家。キャサリン=グレイス夫人。
ブライト伯爵家。アレクサンドラ=ブライト夫人。
学園時代の俺の同級生の、当時、学園の高嶺の花と言われた二人からだった。
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