【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

新章 溺愛編

だって恥ずかしいんだもん

お姫様抱っこで寝室へ行くと、寝室がすごい模様替えされていた。


照明がピンク。

ランプシェードの飾りはお花の形をしていて、ベッドもお花のように天蓋から薄地の透け感素材のピンクのカーテンが降り、シーツもドレープを描いている。

「どうしたの？これ？」


「気に入った？　せっかくだからと思って…。雰囲気って大事だろう？
お風呂にも、バラを浮かべているよ？」


先に一緒に入ろうか？


と言われたので、こくっと頷いた。



薔薇湯はいいにおいがする。

お風呂上りには、しっとりするように薔薇の香油を塗った。



自分でしようとしたら、アイスに塗られちゃった…！







あの。


あのね。




分かってるんだけど。



今から子どもつくるぞー、やるぞーってするのって。すっごくすっごく恥ずかしい！



アイスはずーっと我慢してたって言ってた。

本当だと思う。

お風呂でもすっごい、すっごいだったもん。


見ないようにしてたけど…。

ずっと大きく膨らんでて…。

お腹につくくらい、張りつめてて…。
固くなってて…。



あれが、今から俺の中に入るんだぁ…って思うと。


てっきり、お風呂でもエッチするのかなぁってちょっと期待してたんだけど、
全部、俺の中に出したいから、ちゃんとベッドでするって。


恥ずかしい…！


恥ずかしい…！！







タオルで拭いて、包まれるようにベッドに運ばれる。


ぽすっと、ベッドに落ちる音がした。


ぎしっと、アイスが来る音がする。


どきどきする。


恥ずかしくて、アイスの顔が見られない。