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新章 溺愛編
3人目の子ども
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僕はアリス。
ロメオ王子のいうことが気になるが、あれ以上は聞き出せなかった。
お母さまに、何か問題が起こるのだろうか。
彼は未来を断片的だが垣間見るようだ。
彼の言うように、注意しよう。
そう、思ってたら。
お母さまに3人目ができた。
ロメオが予言した時期と大体あってる。
彼はかなり力が強いのかもしれない。
「てやぁっ!」
「ふんぬ!」
僕は、屋敷の庭でひいおじいさまに剣の手ほどきを受けていた。
庭に面したポーチでは、ザオラルがあくびをしている。
僕とひいおじいさまは戦闘スタイルが似ているらしい。
ひいおじいさまが元気なうちに、吸収しなさいとお母さまに言われた。
ひいおじいさまの剣を振り切り、瞬時に切り返して刃を振り下ろす。
「見事!」
もうそろそろ、私の称号を譲っても良さそうだな。
満面の笑みで頭を撫でられる。
まだまだ、ひいおじいさまには元気でいてもらいたい。
「ひいおじい様、もっともっと長生きしてくださいね。」
「クリスがまた懐妊したのだろう? その子が男の子なら、また剣を教えないといけないし、まだまだ元気でいるぞ。アリスが騎士団に入る日も楽しみにしたいし。」
うん。
僕、頑張るね。
「ザオラル、おいで。」
夜は夕飯のあと、いっしょにお風呂に入って。
抱き合うように眠る。
「ザオラルの羽は気持ちいいな。癒される。もこもこ…。」
「アリス、赤ちゃん嬉しくないの?」
「うれしいよ?うれしいけど、気になることが多すぎるというか…。」
「そういえば、僕ね。少し神獣の姿が大きくなったみたい。アリス一人くらいなら乗せられるかも。」
だから、近いうちにお空のデートをしたいな。
そういいながら、ザオラルは寝てしまった。
寝顔にキスをする。
事件が起きたら、ザオラルに負担がかかることになるんだろうか。
愛しい母も。
愛しいザオラルも。
僕がこの手で守るんだ。
ロメオ王子のいうことが気になるが、あれ以上は聞き出せなかった。
お母さまに、何か問題が起こるのだろうか。
彼は未来を断片的だが垣間見るようだ。
彼の言うように、注意しよう。
そう、思ってたら。
お母さまに3人目ができた。
ロメオが予言した時期と大体あってる。
彼はかなり力が強いのかもしれない。
「てやぁっ!」
「ふんぬ!」
僕は、屋敷の庭でひいおじいさまに剣の手ほどきを受けていた。
庭に面したポーチでは、ザオラルがあくびをしている。
僕とひいおじいさまは戦闘スタイルが似ているらしい。
ひいおじいさまが元気なうちに、吸収しなさいとお母さまに言われた。
ひいおじいさまの剣を振り切り、瞬時に切り返して刃を振り下ろす。
「見事!」
もうそろそろ、私の称号を譲っても良さそうだな。
満面の笑みで頭を撫でられる。
まだまだ、ひいおじいさまには元気でいてもらいたい。
「ひいおじい様、もっともっと長生きしてくださいね。」
「クリスがまた懐妊したのだろう? その子が男の子なら、また剣を教えないといけないし、まだまだ元気でいるぞ。アリスが騎士団に入る日も楽しみにしたいし。」
うん。
僕、頑張るね。
「ザオラル、おいで。」
夜は夕飯のあと、いっしょにお風呂に入って。
抱き合うように眠る。
「ザオラルの羽は気持ちいいな。癒される。もこもこ…。」
「アリス、赤ちゃん嬉しくないの?」
「うれしいよ?うれしいけど、気になることが多すぎるというか…。」
「そういえば、僕ね。少し神獣の姿が大きくなったみたい。アリス一人くらいなら乗せられるかも。」
だから、近いうちにお空のデートをしたいな。
そういいながら、ザオラルは寝てしまった。
寝顔にキスをする。
事件が起きたら、ザオラルに負担がかかることになるんだろうか。
愛しい母も。
愛しいザオラルも。
僕がこの手で守るんだ。
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