【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

竜鳴躍

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終章 魔王と勇者

やっと抱きあえた

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毎週交代でデートする約束だったけど、心配で。
母さんに頼んでGPSつけてもらって。
黒服を控えさせていて、本当によかった。

ここは中世的だった前世とは違う。

怪しいだけじゃ何もできない。

ただ、見守るしかないのが辛かった。



あいつは、なんとなく栗栖がアイスを思い出して、花村じゃないと感じていたことを気づいていた。

せっかく信頼されているのだから、もう少し我慢すれば分からなかったのに。


前世が、とは言うけれど。前世とは違う人間なのだから。
生まれ変わる前の約束なんて、絶対に守らなければならないものではないのだから。


「あっ、あ…。ン」


入口に昂りをあてがい、ゆっくり肉を押し開いて中へ進む。


「栗栖、息を吐いて。ゆっくり、だから。」


「あ、あ。あざっ」


目印。

懐かしむように指先が触れる。



「そうだよ。」


君と僕の繋がり。

君が刺した傷。


「今は僕に貫かれて。」

「ああああぁッ!!!」

グッと腰を入れて、中へ全部おさまった。

「バックバージン、もらっちゃった。」


「前よりっ、おっきい…。」

はあ、はあと涙目で頬を染めて見上げてくる。


「同じくらいだよ。栗栖が狭くなったんだ。前より栗栖は小さいから。」


「普通に産まれたら前くらいにはなってた!」

パカパカ、胸を叩かれる。

「男なのに、産めるし! 産めるから書類上女の子になっちゃうし!」

「ごめんね。」

「俺がそれでも受け入れるのは、アイスだからなんだからっ。」


「栗栖。」


うれしい。

腰をゆっくり動かす。


「ああっ。」


だんだん早く、深く。



奥へ熱い白濁を注ぐと、栗栖の小さなおちんちんも震えて、中も痙攣して締め付けた。
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