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睡眠療法
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「あっ、あぁつ、あんっ…。気持ちいい?ケヴィン。」
「ああ、キティも気持ちいい?」
キスをしながら抱き合って、中にはいれずにお互いのものを擦りあって高まっていく。
初めてのお泊り。
ずっと、先へ進みたかったのだ。
最後まではしないから、一緒に気持ちよくなりたい。
「あぁあっ!」
お腹の上に二人のものが弾けて、幸せな気持ちで頭がぼーっとなった。
ケヴィンに姫抱きされて、室内のお風呂へ行く。
清められて、寝着に着替え直して、さあ、寝ようかというときに。
こんこん。
「どうしたのかな?」
「私が出るから、キティは横になっていていいよ。」
「…うん。」
開けると、真っ青な顔をしたクリム様がドアの外に立っていた。
「クリム。どうした。そんな顔して。やっぱり、自制は難しいのか?」
「……トロワが魘されて。やっぱり、心の傷になっているようだ。ケヴィン、催眠療法、お前ならできるんじゃないか?抱きしめて、落ち着かせて、寝かしつけてきたが、起きている間は平気な顔をするからなかなかつかめないんだ。助けてくれ。」
「…わかった。キティは休んでいてくれ。いってくる。」
「ううん、俺も行く。」
だって、トロワは俺の仲間で友達だから。
トロワは落ち着いて、寝ているように見える。
ケヴィンは、トロワの頭を撫でて、ベッドの側に椅子をおいて、語り始めた。
「どうして君は、辛いのを我慢するんだ?平気な顔をしていたら、心の底で溜まって、余計につらくなるんだよ。」
「……だって、俺なんかよりボヌールは3年も好きでもない男に抱かれてたんだよ。俺が穢されて辛い、っていったら、ボヌールや娼婦にされて死んでいった仲間たちが穢れているみたいじゃないか…。」
意識はないまま、夢遊病のようにトロワは応えた。
だから、穢れてるなんて。俺が思っちゃダメなんだ。
俺は、あの時だけだもん。
でも、痛くて、悲しくて、もうこんな体で、クリムに合わせる顔がないって。
サンやボヌールたちは平気だけど、男の人にドキッとするんだ。
触れられると、ちょっと怖いんだよ。
今のところクリムに触られても大丈夫だけど、その時が来たら、怖がれずにいられるかな。
不安なんだ…。
眠ったまま、つーっと、涙が流れるのを見た。
「トロワの体の傷は、ニール様が治してくれたけど、酷い状況だった。切れて、内臓まで傷ついて、炎症を起こして熱も出していたから。相当、乱暴にされたはずだ。怖かったはずなんだ。もっと早く、気づいてやればよかった。今からでも癒してあげたい。」
「まずは、今夜はずっと朝まで抱きしめてあげて。そういう時間の積み重ねこそが、癒しになるから。」
「……ああ。」
こんな夜分にありがとう。申し訳なかったね。
トロワ。おやすみなさい。
俺たちは、部屋に戻った。
「ああ、キティも気持ちいい?」
キスをしながら抱き合って、中にはいれずにお互いのものを擦りあって高まっていく。
初めてのお泊り。
ずっと、先へ進みたかったのだ。
最後まではしないから、一緒に気持ちよくなりたい。
「あぁあっ!」
お腹の上に二人のものが弾けて、幸せな気持ちで頭がぼーっとなった。
ケヴィンに姫抱きされて、室内のお風呂へ行く。
清められて、寝着に着替え直して、さあ、寝ようかというときに。
こんこん。
「どうしたのかな?」
「私が出るから、キティは横になっていていいよ。」
「…うん。」
開けると、真っ青な顔をしたクリム様がドアの外に立っていた。
「クリム。どうした。そんな顔して。やっぱり、自制は難しいのか?」
「……トロワが魘されて。やっぱり、心の傷になっているようだ。ケヴィン、催眠療法、お前ならできるんじゃないか?抱きしめて、落ち着かせて、寝かしつけてきたが、起きている間は平気な顔をするからなかなかつかめないんだ。助けてくれ。」
「…わかった。キティは休んでいてくれ。いってくる。」
「ううん、俺も行く。」
だって、トロワは俺の仲間で友達だから。
トロワは落ち着いて、寝ているように見える。
ケヴィンは、トロワの頭を撫でて、ベッドの側に椅子をおいて、語り始めた。
「どうして君は、辛いのを我慢するんだ?平気な顔をしていたら、心の底で溜まって、余計につらくなるんだよ。」
「……だって、俺なんかよりボヌールは3年も好きでもない男に抱かれてたんだよ。俺が穢されて辛い、っていったら、ボヌールや娼婦にされて死んでいった仲間たちが穢れているみたいじゃないか…。」
意識はないまま、夢遊病のようにトロワは応えた。
だから、穢れてるなんて。俺が思っちゃダメなんだ。
俺は、あの時だけだもん。
でも、痛くて、悲しくて、もうこんな体で、クリムに合わせる顔がないって。
サンやボヌールたちは平気だけど、男の人にドキッとするんだ。
触れられると、ちょっと怖いんだよ。
今のところクリムに触られても大丈夫だけど、その時が来たら、怖がれずにいられるかな。
不安なんだ…。
眠ったまま、つーっと、涙が流れるのを見た。
「トロワの体の傷は、ニール様が治してくれたけど、酷い状況だった。切れて、内臓まで傷ついて、炎症を起こして熱も出していたから。相当、乱暴にされたはずだ。怖かったはずなんだ。もっと早く、気づいてやればよかった。今からでも癒してあげたい。」
「まずは、今夜はずっと朝まで抱きしめてあげて。そういう時間の積み重ねこそが、癒しになるから。」
「……ああ。」
こんな夜分にありがとう。申し訳なかったね。
トロワ。おやすみなさい。
俺たちは、部屋に戻った。
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