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【本編最終話】エピローグ~それから5年後
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「おかたま!」
銀色の髪が光輝いて、青い瞳の幼子が執務室のドアを開けた。
触ると、ぷくぷくと柔らかい。
まるで昔の僕みたいに。
「どうしたの?シリウス。」
「おとたまがまだけんはだめだっていうの…。」
「シリウスは剣を習いたいの?」
2歳になるシリウスは、普通の子どもよりは発育がいいと思うけれど、それでもまだ早いと思うんだけど。
「おとたまがかっこいいの!ぼくもおとたまみたいにかっこよくなるぅ!」
「う~ん。確かにシュナイダーはかっこいいけど。」
「……シリウス!お母さまに泣きついてもダメなものはだめだぞ!剣を持つ前にまずは基礎的な体力からだって言っただろう!」
「えぇ、めんどくさいしきついからやら!じみだし!おもしろくない!」
「お父様もお母さまも仕事してるだろう?めんどくさくない、きつくもない仕事などない。だけど、仕事をすることでみんなが幸せになれる。仕事をしなかったら、みんなが困ることになる。シリウスが毎日おいしいごはんを食べられるのは、ごはんの材料を作ってくれる人たちがいるからだ。…………シリウスは、めんどくさいからといってほうっておけるのか?」
「…………うぅ。」
「それに、基礎を身につければ、怪我をしなくなる。結局、基礎がしっかりしていれば強くなれるんだ。」
「わかった。ぼく、きそがんばる。」
「ある程度基礎が身についたら、小さな剣を用意してやろう。」
「はぁい!」
シュナイダーは子育て上手だ。
2人を見送って、僕は仕事をする。
僕はクローバー王国の王様だ。
去年、ブレーキ陛下の18歳の誕生日に、ハピネスお兄様とブレーキ陛下は結婚式を挙げた。
ハピネスお兄様はあまり変わらない。
ブレーキ陛下は18歳になって、見違えるほど逞しい青年になった。
ぐんと身長が伸びて、ハピネスお兄様もスラっとしてるけど、お兄様より頭2つ分、身長が高いうえに、鍛えているから筋肉質で。
優しい顔立ちの少年王は、誰からも頼られる、強く、賢い立派な王だ。
お兄様とブレーキ陛下の年齢差カップルの恋愛は、ご婦人に大人気で、二人の絵姿は世界中に買い求められている。
スズナ王国にもファンがいるみたいで、ルシェル殿下が気にくわないとぶーたれていた。
そんな二人の間には、さっそく第1子となる王子が生まれたばかり。
お兄様の年齢的に出産できないんじゃないか、と側妃を希望する人も多かったらしいけど、黙らせた形だ。
たぶん、第二子もすぐできるんだろう。
手を休めて、お腹に触れる。
ぱんぱんに膨らんだお腹は、第二子がいるから。
(あの子が剣を習いたかったのは、兄弟を守りたいというのもあるのかもね。)
「あぁ!ばぁばだぁ!」
「シリウスくん!きちゃったぁ~。リバイブお兄ちゃんも一緒よぉ!」
「やったあ!にぃにぃあそぼう!」
廊下から声が聞こえる。
カチャリとあけたら、リリー伯母様がリバイブを連れてきたみたい。
しっかりと手を繋いで、居間へ向かう二人が微笑ましい。
「全く困ったお母さまだ。すまない。」
「ルシェル様はまだまだ独身だろうから、仕方ないんじゃない?」
唇が近くなる。
肩を寄せられて…。
ふふ、僕、シュナイダーと結婚できて本当に良かった。
ずっとずっと、一緒にいてね。
銀色の髪が光輝いて、青い瞳の幼子が執務室のドアを開けた。
触ると、ぷくぷくと柔らかい。
まるで昔の僕みたいに。
「どうしたの?シリウス。」
「おとたまがまだけんはだめだっていうの…。」
「シリウスは剣を習いたいの?」
2歳になるシリウスは、普通の子どもよりは発育がいいと思うけれど、それでもまだ早いと思うんだけど。
「おとたまがかっこいいの!ぼくもおとたまみたいにかっこよくなるぅ!」
「う~ん。確かにシュナイダーはかっこいいけど。」
「……シリウス!お母さまに泣きついてもダメなものはだめだぞ!剣を持つ前にまずは基礎的な体力からだって言っただろう!」
「えぇ、めんどくさいしきついからやら!じみだし!おもしろくない!」
「お父様もお母さまも仕事してるだろう?めんどくさくない、きつくもない仕事などない。だけど、仕事をすることでみんなが幸せになれる。仕事をしなかったら、みんなが困ることになる。シリウスが毎日おいしいごはんを食べられるのは、ごはんの材料を作ってくれる人たちがいるからだ。…………シリウスは、めんどくさいからといってほうっておけるのか?」
「…………うぅ。」
「それに、基礎を身につければ、怪我をしなくなる。結局、基礎がしっかりしていれば強くなれるんだ。」
「わかった。ぼく、きそがんばる。」
「ある程度基礎が身についたら、小さな剣を用意してやろう。」
「はぁい!」
シュナイダーは子育て上手だ。
2人を見送って、僕は仕事をする。
僕はクローバー王国の王様だ。
去年、ブレーキ陛下の18歳の誕生日に、ハピネスお兄様とブレーキ陛下は結婚式を挙げた。
ハピネスお兄様はあまり変わらない。
ブレーキ陛下は18歳になって、見違えるほど逞しい青年になった。
ぐんと身長が伸びて、ハピネスお兄様もスラっとしてるけど、お兄様より頭2つ分、身長が高いうえに、鍛えているから筋肉質で。
優しい顔立ちの少年王は、誰からも頼られる、強く、賢い立派な王だ。
お兄様とブレーキ陛下の年齢差カップルの恋愛は、ご婦人に大人気で、二人の絵姿は世界中に買い求められている。
スズナ王国にもファンがいるみたいで、ルシェル殿下が気にくわないとぶーたれていた。
そんな二人の間には、さっそく第1子となる王子が生まれたばかり。
お兄様の年齢的に出産できないんじゃないか、と側妃を希望する人も多かったらしいけど、黙らせた形だ。
たぶん、第二子もすぐできるんだろう。
手を休めて、お腹に触れる。
ぱんぱんに膨らんだお腹は、第二子がいるから。
(あの子が剣を習いたかったのは、兄弟を守りたいというのもあるのかもね。)
「あぁ!ばぁばだぁ!」
「シリウスくん!きちゃったぁ~。リバイブお兄ちゃんも一緒よぉ!」
「やったあ!にぃにぃあそぼう!」
廊下から声が聞こえる。
カチャリとあけたら、リリー伯母様がリバイブを連れてきたみたい。
しっかりと手を繋いで、居間へ向かう二人が微笑ましい。
「全く困ったお母さまだ。すまない。」
「ルシェル様はまだまだ独身だろうから、仕方ないんじゃない?」
唇が近くなる。
肩を寄せられて…。
ふふ、僕、シュナイダーと結婚できて本当に良かった。
ずっとずっと、一緒にいてね。
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