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娼館の元王子
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ノイマン=レッドキングダムは、今はただの「ノイマン」だ。
どんな冤罪で弟に追いやられたかももう忘れてしまったし、自分を産んだ当時の正妃と父親であった陛下がこの世にいないことは風の噂で聞いたくらい。
向こうは高貴で将来を嘱望されていた王子が娼夫になったということで、喜んでいるだろう。
実際客はとったことはとったのだが、そのすべてが自分の信奉者だったりして、実際のところ抱かれたのは秘密の内縁の夫にだけである。
内縁の夫は、この国に同性同士でも子どもを産めるようにする知識と技術を持っている、クレイソン公爵家の跡取り息子だった。
気が付けばルビー一族がこの国の深くまで根を張っていて、気が付いたときにはじわじわと追い詰められていた。
クレイソン公爵家をはじめ、王族・公爵派の者たちを、どうにか息がかかる前に遠くへ左遷して、避難させるので精いっぱいで、ついに娼館送りにされたときに、かつての仲間たちは助けてくれた。
ここには、主に絶対服従の首輪をはめた奴隷たちがくる。
中には、見知った顔や、知人の令息もいて、やるせない気持ちになってしまうが、自分自身の首にも首輪があり、彼らに客をとらせないというようなことは許されなかった。
特に水揚げの時は主が監視に来るから。
自分の時はどうだったかというと、輪姦されるべきところ夫が彼だけにしてくれたのだが。
その代わり、朝までコースだったけど。
私には神獣の力があるから、せめて、ここに来る性奴隷の子たちの体を浄化して、病気にだけはならないようにし、なるべく優しい客がつくように、生活が辛くならないように、あまり無理はさせないように……そういった命令の範疇外のところで力を尽くした。
年をとって、店を任されてからは余計に配慮しやすくなった。
あの、才気溢れる子は辺境伯にもらわれて、幸せになってほしい。
私の夫の首にも首輪がある。
クレイソンの血筋だが有能な技術者だからだろう。
だが、彼らは知らない。
潰した王族の血筋は潰えていない。
遠縁は派閥とともに避難したし、それに。
私たちには子がいるから。
教会に隠した我が子は、仲間を探している。
きっと、もうすぐその機はやってくるはずた。
反撃の狼煙をあげる機会が。
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特に水揚げの時は主が監視に来るから。
自分の時はどうだったかというと、輪姦されるべきところ夫が彼だけにしてくれたのだが。
その代わり、朝までコースだったけど。
私には神獣の力があるから、せめて、ここに来る性奴隷の子たちの体を浄化して、病気にだけはならないようにし、なるべく優しい客がつくように、生活が辛くならないように、あまり無理はさせないように……そういった命令の範疇外のところで力を尽くした。
年をとって、店を任されてからは余計に配慮しやすくなった。
あの、才気溢れる子は辺境伯にもらわれて、幸せになってほしい。
私の夫の首にも首輪がある。
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だが、彼らは知らない。
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遠縁は派閥とともに避難したし、それに。
私たちには子がいるから。
教会に隠した我が子は、仲間を探している。
きっと、もうすぐその機はやってくるはずた。
反撃の狼煙をあげる機会が。
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