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ひぃいいいいい
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どうしようどうしよう
「どうしたんだ?シリウス、顔が真っ青だぞ。」
「あわわぁわ、とっ、とめなく」
過呼吸気味の背中をビーツ様がさすってくれた。
「おちつけ、えっと、」
ビーツ様が自分のジャケットを脱ぎ、くしゃくしゃに丸めて僕の鼻と口にあてる。
「これで口と鼻を覆って。それで深呼吸してみろ。ゆっくり、ゆっくり!」
涎がついちゃうのに。
こんなに丸まったらしわくちゃになっちゃうのに。
この方は陛下の生母様の騎士。
僕は、ミゲル前陛下の子で………。
王子として認められてはいなかったけど。
でも確かにその血筋で。
この方たちに悪いことをいっぱいした人で。
僕だって許されちゃいけないのに。
僕はマイケル殿下も裏切れないし、かといってマイケル殿下が悪いことをしようとするのに協力も出来ない。
マイケル殿下も僕も、何が違うんだろう。
確かにマイケル殿下は思考がゲスだけど。
絶対にあの両親の悪影響だと思うし。
城にいるときは僕を召使のように使ってたから、こういう人だと思ってたけど。
僕が辺境伯家で使用人を始めて、面倒を見られなくなっちゃったら、ちゃんと素直に自分で洗濯や掃除をしてたんだよ。
暇だからっていつの間にか、冒険者ギルドにご飯食べに行くついでに冒険者になって、人のお家の掃除までしてるし…。
僕もう何が何だかわからないんだけど、きっと、根は悪い人じゃないのかもしれないって。
あんなにぶたれたのに何言ってるんだって思うかもしれないけど。
「クルス、さまっ。よこれん……たすけっ。」
短い間、楽しかった。
クルス様に可愛がっていただけて嬉しかった。
僕は母を知らないけど、母親っていたらこんな感じなのかなって…。
「横恋慕?ああ、クルスはモテるから参加者と勘違いされたかな。でも大丈夫。クルスには粘着質な旦那がついてるから。」
えっ……
顔をあげると、マイケルが辺境伯に手を捕まえられてた。
「貴様、私の妻に色目を使ったな!純真無垢で疑うことを知らない私の天使に何を言って連れ出す気だ!」
「ちょっとトーン!このバーベキューの肉の焼き加減のコツについて聞かれただけじゃない!」
「いいや、違う!クルスを連れ出してここでは言えないことをする気だったに違いない!」
「ぎっくぅ!」
「ほら、ぎっくぅって言ってる!ぎっくぅって!声に出る人初めて見た!…それによくみたら、その男、マイケルじゃないか!うちにいたマイケルじゃなくて、うちにいたマイケルの名前が頭の片隅にあった元王妃が名付けがめんどくさくて適当につけた名前の元王子の方のマイケル!」
「うわぁああ!そんないうなぁ!愛されてなかったみたいでかわいそうだろ!私が!あんなんでも親なんだから一応恋慕くらいあったんだぞ!うっふんあっはんばっかりでチッサイ頃から最悪な環境だったけど!」
「ほら、元王子だ!何しに来た!飛んで火にいる夏の虫とはお前のことだ!」
「うっさあい!お前ばっかりそんな美人にパブパブされて!私だってパブみのある年上によしよしされたい!その人は私のママになってくれた人だ!」
「私のクルスは私の妻であり恋人であり母親のような人だ!唯一無二!誰にも渡さん!残念ながら執着心は先祖譲りだ!レッドキングダムの男は一歩間違えばストーカーということで有名なんだぞ!」
「え……、ちょっと、やめなよ。トーン。みんなざわついてるじゃないか。出会え出会えって騎士が来て雰囲気ぶち壊しでしょうが。」
「そうだよ、辺境伯。落ち着いて。どうせアレは無害な方だから。」
「陛下は黙っててください!」
「無害な方って失礼な!こう見えてもわずか1週間たらずでA級ライセンスまで登り詰めたんだぞ!煙突掃除なら一番の腕なんだからな!私にかかればピッカピカのキッラキラだわ!おい、シリウス!お前もそこで見てないで私の加勢をしろよ!」
「ああああああ~~~~~~~~!!!ごめんなさいすみません、成り行きで言い出せなくって!!!!」
「ふははは!驚いたか!シリウスは愛妾の子!私の兄弟であり側近なのだ!私の策通りおめおめと屋敷に引き込みおって!」
「ああ?辺境伯舐めてるのか?愛しい妻に近寄る男の素性くらいすぐに調べましたが?無害だし妻が可愛がってるのでなくなく目をつぶってただけだが??」
「あーっこわーこわーっ!知ってるんだからなー、お前、この人に近寄りそうな―――――――
「黙れ!」
「あ―――――もうっ、うっさい!!!!!とりあえず関係者、ハウス!!!!」
クルスのげんこつで下からアッパーくらった二人は、ずるずると宮殿の中にひきずられていった。
「どうしたんだ?シリウス、顔が真っ青だぞ。」
「あわわぁわ、とっ、とめなく」
過呼吸気味の背中をビーツ様がさすってくれた。
「おちつけ、えっと、」
ビーツ様が自分のジャケットを脱ぎ、くしゃくしゃに丸めて僕の鼻と口にあてる。
「これで口と鼻を覆って。それで深呼吸してみろ。ゆっくり、ゆっくり!」
涎がついちゃうのに。
こんなに丸まったらしわくちゃになっちゃうのに。
この方は陛下の生母様の騎士。
僕は、ミゲル前陛下の子で………。
王子として認められてはいなかったけど。
でも確かにその血筋で。
この方たちに悪いことをいっぱいした人で。
僕だって許されちゃいけないのに。
僕はマイケル殿下も裏切れないし、かといってマイケル殿下が悪いことをしようとするのに協力も出来ない。
マイケル殿下も僕も、何が違うんだろう。
確かにマイケル殿下は思考がゲスだけど。
絶対にあの両親の悪影響だと思うし。
城にいるときは僕を召使のように使ってたから、こういう人だと思ってたけど。
僕が辺境伯家で使用人を始めて、面倒を見られなくなっちゃったら、ちゃんと素直に自分で洗濯や掃除をしてたんだよ。
暇だからっていつの間にか、冒険者ギルドにご飯食べに行くついでに冒険者になって、人のお家の掃除までしてるし…。
僕もう何が何だかわからないんだけど、きっと、根は悪い人じゃないのかもしれないって。
あんなにぶたれたのに何言ってるんだって思うかもしれないけど。
「クルス、さまっ。よこれん……たすけっ。」
短い間、楽しかった。
クルス様に可愛がっていただけて嬉しかった。
僕は母を知らないけど、母親っていたらこんな感じなのかなって…。
「横恋慕?ああ、クルスはモテるから参加者と勘違いされたかな。でも大丈夫。クルスには粘着質な旦那がついてるから。」
えっ……
顔をあげると、マイケルが辺境伯に手を捕まえられてた。
「貴様、私の妻に色目を使ったな!純真無垢で疑うことを知らない私の天使に何を言って連れ出す気だ!」
「ちょっとトーン!このバーベキューの肉の焼き加減のコツについて聞かれただけじゃない!」
「いいや、違う!クルスを連れ出してここでは言えないことをする気だったに違いない!」
「ぎっくぅ!」
「ほら、ぎっくぅって言ってる!ぎっくぅって!声に出る人初めて見た!…それによくみたら、その男、マイケルじゃないか!うちにいたマイケルじゃなくて、うちにいたマイケルの名前が頭の片隅にあった元王妃が名付けがめんどくさくて適当につけた名前の元王子の方のマイケル!」
「うわぁああ!そんないうなぁ!愛されてなかったみたいでかわいそうだろ!私が!あんなんでも親なんだから一応恋慕くらいあったんだぞ!うっふんあっはんばっかりでチッサイ頃から最悪な環境だったけど!」
「ほら、元王子だ!何しに来た!飛んで火にいる夏の虫とはお前のことだ!」
「うっさあい!お前ばっかりそんな美人にパブパブされて!私だってパブみのある年上によしよしされたい!その人は私のママになってくれた人だ!」
「私のクルスは私の妻であり恋人であり母親のような人だ!唯一無二!誰にも渡さん!残念ながら執着心は先祖譲りだ!レッドキングダムの男は一歩間違えばストーカーということで有名なんだぞ!」
「え……、ちょっと、やめなよ。トーン。みんなざわついてるじゃないか。出会え出会えって騎士が来て雰囲気ぶち壊しでしょうが。」
「そうだよ、辺境伯。落ち着いて。どうせアレは無害な方だから。」
「陛下は黙っててください!」
「無害な方って失礼な!こう見えてもわずか1週間たらずでA級ライセンスまで登り詰めたんだぞ!煙突掃除なら一番の腕なんだからな!私にかかればピッカピカのキッラキラだわ!おい、シリウス!お前もそこで見てないで私の加勢をしろよ!」
「ああああああ~~~~~~~~!!!ごめんなさいすみません、成り行きで言い出せなくって!!!!」
「ふははは!驚いたか!シリウスは愛妾の子!私の兄弟であり側近なのだ!私の策通りおめおめと屋敷に引き込みおって!」
「ああ?辺境伯舐めてるのか?愛しい妻に近寄る男の素性くらいすぐに調べましたが?無害だし妻が可愛がってるのでなくなく目をつぶってただけだが??」
「あーっこわーこわーっ!知ってるんだからなー、お前、この人に近寄りそうな―――――――
「黙れ!」
「あ―――――もうっ、うっさい!!!!!とりあえず関係者、ハウス!!!!」
クルスのげんこつで下からアッパーくらった二人は、ずるずると宮殿の中にひきずられていった。
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