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結婚のお願い
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どきどき。
今日は結婚のお許しをもらいにカカオがお家に来る日。
なんだか侯爵家が戦争するみたいな気迫に満ち溢れているのだけど…。
どこの世界もお父さんに結婚のお許しをお願いするときってこんなものなのかな。
俺はサイドの髪をかわいく三つ編みに編み込んで、後ろをリボンで飾ってる。
蜂蜜色の優しい色のジャケットに巻きスカートがついたパンツを穿いて、おめかしさん。
「クレイバー公爵様夫妻と公爵令息様がお見えになりました。」
侍従が呼びに来たっ!
「ふんすふんす!おにいさまにふさわしいかボクが見極めてやるのです!」
ローズ…?
「もし失格だったらどうするのかな?」
「お尻の穴にうでをつっこんでがたがたいわせてやるです!」
えっ こわ!
「そうだ、そのとおり!」
「ちょっとお母様、いつの間にあんないけない言葉を覚えてしまったの…??」
「最近パイレーツモノにはまっているみたいなの…。まさか悪役の方にはまるなんて思ってなかったわ。」
応接間に、公爵夫妻、カカオ、そしてお父様お母様おじい様おばあ様ローズと俺が向き合う。
なんていう圧迫面接。
「リリアンさんと結婚させてください!」
「うちが親戚でこれまで家族同然の付き合いだったから、すぐオッケーもらえると思ってたら間違いだよ?可愛いうちの長男を、まだ学園も卒業していないのに嫁がせようなんて。カカオ君がそういう男だとは思わなかった!がっかりしたよ。」
「それは申し開きもありません。私は自分で思っていたより、嫉妬深くて狭量な男だったようです…。ですが!リリアンを守るためにも、18歳になるまで待たず、結婚したいのです!」
「それは護衛を増やせばいいのでは?何故君と結婚しなければならないんだい?」
「聖女を独り占めする気か!そう言っている国もあります…。リリアンはそうでなくても魅力的。私とリリアンが運命の番と知っていて、構わずリリアンをものにせんと動いている輩が多い。婚約では弱い。結婚したいです!」
「リリアンはまだ学園に通いたいのではないかな?」
「通ってもらいます!」
「君が教師なのに?外では教え子と生徒、内では夫夫。随分背徳な香りがするねぇ。」
「グレイシャス!落ち着きなさい!」
「お父様もお母様も反対ですよね?」
「リリアンの意向をまず聞くべきじゃないか?」
「そうね、リリアン、どうしたい?」
えっと… 俺は…
「およめさんになりたい…」
その後のお父様の凹みっぷりと嘆きっぷりは本当に申し訳なかった。
だけど、最終的には16歳の誕生日に結婚することが許された。
カカオは俺の卒業までは教師を続け、だけど、定期的に外交の仕事につくことになった。
そのお仕事に俺もついていく。
聖女の力を必要なところに届けられたらいいよね。
結婚はやまっちゃった♡
学生結婚だなんて……なんか、ドラマみたい…。
今日は結婚のお許しをもらいにカカオがお家に来る日。
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