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僕の王子様
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「ブルリアン殿下。シャイニー王国からの外遊団の一行について、『つあー』なるものをやっている『あいどる』の中に、聖女がいたとかで、ルビー王国は毎日祭りのようです。」
「なんでもあの不毛の大地を緑豊かに変え、悪女らの陰謀により傷つけられた者たちや悪王により不当に処分を受けた者たちを癒したとか。」
「欠損さえ回復させてみせたそうです。何もなかった頃にまで時を戻したかのように。」
「悪王も悪女も断罪され、新しい国王には王姉のマルグリット様が、新しい王太子にはマチルダ様が就任し、王は処刑、悪女らは半年間四方八方天井まで『鏡』で覆われた特別室にて身動きが一切できない状態で過ごさせた後処刑するとか。よく分かりませんが…。」
「そうか。元々マルグリット様もマチルダ様も女性であることを残念に思われていたからな。これからルビー王国は真の意味で発展していくことだろう。」
雪に閉ざされたサファイア王国の、青い宮殿にて、青い髪に雪のように白い肌をした麗しき王子は報告を受けて、ため息をついた。
なんで自分は婚約破棄してしまったのだろう。
男爵家出身の“聖女”マフィとは、学生時代に出会った。
無邪気な姿に癒され、いつのまにか婚約者の公爵令嬢を窮屈に思うようになり、婚約解消してしまった。
今では元婚約者は弟の婚約者として城に上がっている。
弟と仲睦まじい姿を見ていると、酷い頭痛に襲われるんだ。
それに、マフィは確かにすごい回復魔法や特別な魔法をいくつか使えるけど、新たに現れたリリーという聖女と比べると、本当に『聖女』と呼べるものなのか。
すごい治癒士、すごい魔法使い、といった程度ではないのだろうか。
今までは比較対象がいなかったから考えたこともなかったが、女神の遣いとまでいえるのか、疑問になってきた。
王妃教育が進まないマフィ。
もしかしたら私の王太子位は廃位され、新しい王太子には弟がつくのかもしれない。
しかしそんな悩みも、マフィを見ると全て忘れてしまうのだ。
頭がマフィ一色になってしまう。
どうしてこうなってしまったのだろう。
「歓迎のセレモニーと国交の調停式は到着の翌日だったか。」
「はい。何分、シャイニー王国は高所にあり、海と面しておりませんので、アクアリウム王国でも海産物をご所望だったそうです。我が国にも雪山を抜けた北の地に豊かな漁場がありますので、喜ばれることでしょう。雪国ならではのおもてなしが好まれそうですので、温泉のある宿でまずはごゆっくりしていただこうかと。」
「ふむ。とすれば、『あいどる』のコンサートが先か。他国の聖女であるが、お会いするのが楽しみだ。」
「殿下、これを機に…。さすれば、殿下のお立場も…。僭越ながらあの聖女では…。」
「いうな。素晴らしい婚約者との縁を捨ててまで選んだのだ。今更、新たにより力の強そうな聖女が現れたからといって、もう私は後戻りはできないのだ。弟も優秀だ、私はそれでいいと思っている。」
「殿下…。あの聖女はコランダム公爵令嬢と婚約『破棄』して冤罪をかけてでも処罰するように言ってきたのですよ?そこを解消で治めたのは、私は殿下の精神力だと思っています。怪しいではないですか、私は魅了の力を疑っています!」
神官の血を濃く引くコランダム公爵令嬢—元婚約者の兄が、訴えるのを手で制した。
その聖女が来る気配がする。
「ブルーっ!私以外の聖女が来ても、私のことを一番に愛してくれなくちゃ、嫌なんだからねっ!」
「あ、あぁ…。」
霞む頭で、側近に手を振り、下がらせた。
わかってる。
この女は聖女ではない。
どちらかといえば魔物だ。
だが、魅入られた以上、どうにもできない。
せめて私の身で弟と彼女、新しい幸せを守れたらそれでいい。
「あの、リリーとかいう新しい聖女は平民ですっ。それに、誰にでも股を開く阿婆擦れなんですよ!」
君は彼女のことも阿婆擦れ呼ばわりしていたよね。
「ルビー王国の王子様ともすーぐそういう仲になっちゃってぇ…。だから、浮気しちゃだめですよ!」
マフィの唇と瞳が、薄く弧を描く。
「うーん、いい会場だね!」
サファイア王国に来て早々、ジュエルは竜車を停めて会場になる国立のオペラハウスに来た。
装いはもこもこ。
「ああ、可愛い。尊い。もこもこコート。はぁ。」
「ケイン、そう思うならちゃんと言いなさいよ?」
「アナベル。それが出来れば苦労しない。」
「私はお前だから託したんだぞ。そこの王太子サマには負けるんじゃないぞ。」
「いうねぇ。」
「ねえーっ、ちょっとだけリハーサルしない?ステージの広さが今までで一番大きいから、フォーメーションと立ち位置確認したいんだ。」
えいっ、と魔法がかかり、みんなで女の子に変身してしまう。
「わわ、コートが破けるっ、シャツが破けるっ。」
ケインは慌てて胸元を緩めた。
まだ暗かったオペラハウスに魔法の灯りが灯る。
たたっ、と一人でステージの中央に上った瞬間。
「!?」
シュルっと、太い蔦がジュエルの両手首、両足首、胴と一瞬で巻き付いて攫っていった。
「しまった!ジュ……リリーを離せッ!」
「ケイ、あの魔法はルビー王国の王族だと思う。あのくそ元国王は捕らえられたが、アレの息子はいなかっただろう!」
「嵐……っ。…一生の不覚っ。」
ステージに拳を落とす。それどころじゃない。一刻も早く。反省は後でいい。
「誰?僕を攫って…。こんなことをしてもむ……
ここは客席。広くて立派な真っ赤なソファ。舞台を見下ろす丁度中央の席だから、貴賓席に違いない。
あたりを見回したところで、体の異変に気が付いた。
痺れ。
魔力が荒れている。
魔力を練って魔法を使おうとしても、この状態では無理かもしれない…。
「うふふ、気が付いた?君はお転婆さんだから、こうしたほうがいいって。聖女様が。フフッ、いいでしょ。私の蔦には痺れ毒と魔法を阻害する毒が含まれてるんだよ。体に害はないけどね!こういうの、好きな性癖なんだってね?君も私が好きだったんでしょ?運命の人。」
ゆらっと、現れたのは、確か、ルビー王国の王太子だった男。
「………なにを」
「さあ、一つになろうね~、僕は王子様できみは平民だから、既成事実がないと、結婚できないんだ~。」
うわぁ、気持ち悪い!やだっ
ソファの上で後ずさるが、体が動かない。
本当に怖いと声も出なくなるんだ。
嫌だ!嫌だ!
体の上にのしかかってくる。
服のボタンを外さないで!
「…い、いや たすけて」
ケイン!
ああ、どうしよう。
頭の中がケインでいっぱい。
僕、ケインが好きだったんだ。
僕の相手はこいつじゃない。
されるならケインがいい。
ケインじゃなきゃ嫌だ。
コイツに奪われたくない。
どごぉおおおおおお!
「ひでぶっ!」
扉をぶち破って現れたケインが、こいつをぶっ飛ばした。
来てくれてありがとう、ぼくのおうじさま。
「なんでもあの不毛の大地を緑豊かに変え、悪女らの陰謀により傷つけられた者たちや悪王により不当に処分を受けた者たちを癒したとか。」
「欠損さえ回復させてみせたそうです。何もなかった頃にまで時を戻したかのように。」
「悪王も悪女も断罪され、新しい国王には王姉のマルグリット様が、新しい王太子にはマチルダ様が就任し、王は処刑、悪女らは半年間四方八方天井まで『鏡』で覆われた特別室にて身動きが一切できない状態で過ごさせた後処刑するとか。よく分かりませんが…。」
「そうか。元々マルグリット様もマチルダ様も女性であることを残念に思われていたからな。これからルビー王国は真の意味で発展していくことだろう。」
雪に閉ざされたサファイア王国の、青い宮殿にて、青い髪に雪のように白い肌をした麗しき王子は報告を受けて、ため息をついた。
なんで自分は婚約破棄してしまったのだろう。
男爵家出身の“聖女”マフィとは、学生時代に出会った。
無邪気な姿に癒され、いつのまにか婚約者の公爵令嬢を窮屈に思うようになり、婚約解消してしまった。
今では元婚約者は弟の婚約者として城に上がっている。
弟と仲睦まじい姿を見ていると、酷い頭痛に襲われるんだ。
それに、マフィは確かにすごい回復魔法や特別な魔法をいくつか使えるけど、新たに現れたリリーという聖女と比べると、本当に『聖女』と呼べるものなのか。
すごい治癒士、すごい魔法使い、といった程度ではないのだろうか。
今までは比較対象がいなかったから考えたこともなかったが、女神の遣いとまでいえるのか、疑問になってきた。
王妃教育が進まないマフィ。
もしかしたら私の王太子位は廃位され、新しい王太子には弟がつくのかもしれない。
しかしそんな悩みも、マフィを見ると全て忘れてしまうのだ。
頭がマフィ一色になってしまう。
どうしてこうなってしまったのだろう。
「歓迎のセレモニーと国交の調停式は到着の翌日だったか。」
「はい。何分、シャイニー王国は高所にあり、海と面しておりませんので、アクアリウム王国でも海産物をご所望だったそうです。我が国にも雪山を抜けた北の地に豊かな漁場がありますので、喜ばれることでしょう。雪国ならではのおもてなしが好まれそうですので、温泉のある宿でまずはごゆっくりしていただこうかと。」
「ふむ。とすれば、『あいどる』のコンサートが先か。他国の聖女であるが、お会いするのが楽しみだ。」
「殿下、これを機に…。さすれば、殿下のお立場も…。僭越ながらあの聖女では…。」
「いうな。素晴らしい婚約者との縁を捨ててまで選んだのだ。今更、新たにより力の強そうな聖女が現れたからといって、もう私は後戻りはできないのだ。弟も優秀だ、私はそれでいいと思っている。」
「殿下…。あの聖女はコランダム公爵令嬢と婚約『破棄』して冤罪をかけてでも処罰するように言ってきたのですよ?そこを解消で治めたのは、私は殿下の精神力だと思っています。怪しいではないですか、私は魅了の力を疑っています!」
神官の血を濃く引くコランダム公爵令嬢—元婚約者の兄が、訴えるのを手で制した。
その聖女が来る気配がする。
「ブルーっ!私以外の聖女が来ても、私のことを一番に愛してくれなくちゃ、嫌なんだからねっ!」
「あ、あぁ…。」
霞む頭で、側近に手を振り、下がらせた。
わかってる。
この女は聖女ではない。
どちらかといえば魔物だ。
だが、魅入られた以上、どうにもできない。
せめて私の身で弟と彼女、新しい幸せを守れたらそれでいい。
「あの、リリーとかいう新しい聖女は平民ですっ。それに、誰にでも股を開く阿婆擦れなんですよ!」
君は彼女のことも阿婆擦れ呼ばわりしていたよね。
「ルビー王国の王子様ともすーぐそういう仲になっちゃってぇ…。だから、浮気しちゃだめですよ!」
マフィの唇と瞳が、薄く弧を描く。
「うーん、いい会場だね!」
サファイア王国に来て早々、ジュエルは竜車を停めて会場になる国立のオペラハウスに来た。
装いはもこもこ。
「ああ、可愛い。尊い。もこもこコート。はぁ。」
「ケイン、そう思うならちゃんと言いなさいよ?」
「アナベル。それが出来れば苦労しない。」
「私はお前だから託したんだぞ。そこの王太子サマには負けるんじゃないぞ。」
「いうねぇ。」
「ねえーっ、ちょっとだけリハーサルしない?ステージの広さが今までで一番大きいから、フォーメーションと立ち位置確認したいんだ。」
えいっ、と魔法がかかり、みんなで女の子に変身してしまう。
「わわ、コートが破けるっ、シャツが破けるっ。」
ケインは慌てて胸元を緩めた。
まだ暗かったオペラハウスに魔法の灯りが灯る。
たたっ、と一人でステージの中央に上った瞬間。
「!?」
シュルっと、太い蔦がジュエルの両手首、両足首、胴と一瞬で巻き付いて攫っていった。
「しまった!ジュ……リリーを離せッ!」
「ケイ、あの魔法はルビー王国の王族だと思う。あのくそ元国王は捕らえられたが、アレの息子はいなかっただろう!」
「嵐……っ。…一生の不覚っ。」
ステージに拳を落とす。それどころじゃない。一刻も早く。反省は後でいい。
「誰?僕を攫って…。こんなことをしてもむ……
ここは客席。広くて立派な真っ赤なソファ。舞台を見下ろす丁度中央の席だから、貴賓席に違いない。
あたりを見回したところで、体の異変に気が付いた。
痺れ。
魔力が荒れている。
魔力を練って魔法を使おうとしても、この状態では無理かもしれない…。
「うふふ、気が付いた?君はお転婆さんだから、こうしたほうがいいって。聖女様が。フフッ、いいでしょ。私の蔦には痺れ毒と魔法を阻害する毒が含まれてるんだよ。体に害はないけどね!こういうの、好きな性癖なんだってね?君も私が好きだったんでしょ?運命の人。」
ゆらっと、現れたのは、確か、ルビー王国の王太子だった男。
「………なにを」
「さあ、一つになろうね~、僕は王子様できみは平民だから、既成事実がないと、結婚できないんだ~。」
うわぁ、気持ち悪い!やだっ
ソファの上で後ずさるが、体が動かない。
本当に怖いと声も出なくなるんだ。
嫌だ!嫌だ!
体の上にのしかかってくる。
服のボタンを外さないで!
「…い、いや たすけて」
ケイン!
ああ、どうしよう。
頭の中がケインでいっぱい。
僕、ケインが好きだったんだ。
僕の相手はこいつじゃない。
されるならケインがいい。
ケインじゃなきゃ嫌だ。
コイツに奪われたくない。
どごぉおおおおおお!
「ひでぶっ!」
扉をぶち破って現れたケインが、こいつをぶっ飛ばした。
来てくれてありがとう、ぼくのおうじさま。
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