42 / 72
親戚を集めてのホームパーティ
しおりを挟む
「今日は皆さま、お集まりいただきましてありがとうございます。曾祖父、母から引き継ぎましてオレリアン公爵となっておりました、シン=オレリアンです。長らく、隣国のグラス王国におりましたので、こうして皆様にお会いできてうれしいです。これからはこちらに骨をうずめますので、よろしくお願いいたします。」
オレンジ色のドレスシャツが優雅に。白い細身のパンツが美しい。
ストロベリーブロンドの髪は一つに結ばれ、オレンジのリボンで結ばれている。
その傍らにはストロベリー色のシャツを着たロイ殿下。
隣国で苦しい生活をしていた親族の子。
それでいながら、この国で学校を卒業し、公爵家の切り盛りもしていた優秀な子が帰って来た。
当時の事故を知る、葬儀に出席した面々は、立派に成長したシンに涙を零す。
傍らにいる元ヴェール伯爵のおじいさまも、見守っている。
ヴェールのおじいさまは、集まった親族に謝罪と感謝を述べているようだ。
おじいさまは何も悪くない。
叔父様だって、馬鹿なだけで、そこまでのことをするつもりはなかったのだから。
「立派よ、シン。」
ストロベリーブロンドのおばあ様。アリア=アクアリウム前公爵夫人。
おじいさまはもう、亡くなってしまっていた。
そばには長男で現公爵のバス伯父様が、赤毛の夫人を連れて現れた。
16歳になる男の子がボニット。
14歳の女の子がララリア。
「シン様、お妃さまになられるんでしょう?私もシン様のように将来美人になれるかしら。」
「僕が美人かどうかは分からないけど、ララリア様はすごく美人になると思うよ。」
そういうと、キャア!とララリアは頬を染めた。
それから、アリアおばあ様の父方の実家、、、と縁者は思ったより多い。
僕とロイの結婚式に向こうの家族は呼ぶつもりはない。
ケンブリッジ王太子とその婚約者の令嬢くらいは陛下の代わりに出席されるかもしれないけど。
こうして、親戚が一堂に集まって、僕には居場所ができたんだな、と嬉しい気持ちになった。
「シン。」
私からプレゼントがあるんだ。
案内された庭に、濃い紫色の花。
昔、お母様が庭に植えていた。思い出の花。桔梗。
「花言葉は永遠の愛。君に。」
嬉しいな。
オレンジ色のドレスシャツが優雅に。白い細身のパンツが美しい。
ストロベリーブロンドの髪は一つに結ばれ、オレンジのリボンで結ばれている。
その傍らにはストロベリー色のシャツを着たロイ殿下。
隣国で苦しい生活をしていた親族の子。
それでいながら、この国で学校を卒業し、公爵家の切り盛りもしていた優秀な子が帰って来た。
当時の事故を知る、葬儀に出席した面々は、立派に成長したシンに涙を零す。
傍らにいる元ヴェール伯爵のおじいさまも、見守っている。
ヴェールのおじいさまは、集まった親族に謝罪と感謝を述べているようだ。
おじいさまは何も悪くない。
叔父様だって、馬鹿なだけで、そこまでのことをするつもりはなかったのだから。
「立派よ、シン。」
ストロベリーブロンドのおばあ様。アリア=アクアリウム前公爵夫人。
おじいさまはもう、亡くなってしまっていた。
そばには長男で現公爵のバス伯父様が、赤毛の夫人を連れて現れた。
16歳になる男の子がボニット。
14歳の女の子がララリア。
「シン様、お妃さまになられるんでしょう?私もシン様のように将来美人になれるかしら。」
「僕が美人かどうかは分からないけど、ララリア様はすごく美人になると思うよ。」
そういうと、キャア!とララリアは頬を染めた。
それから、アリアおばあ様の父方の実家、、、と縁者は思ったより多い。
僕とロイの結婚式に向こうの家族は呼ぶつもりはない。
ケンブリッジ王太子とその婚約者の令嬢くらいは陛下の代わりに出席されるかもしれないけど。
こうして、親戚が一堂に集まって、僕には居場所ができたんだな、と嬉しい気持ちになった。
「シン。」
私からプレゼントがあるんだ。
案内された庭に、濃い紫色の花。
昔、お母様が庭に植えていた。思い出の花。桔梗。
「花言葉は永遠の愛。君に。」
嬉しいな。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,413
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる