11 / 97
第0章
010
しおりを挟む
体を包む浮遊感に、直後に襲う重力に少女――ミントは思わずクロノの腕にしがみ付いてしまったが、彼の腕がしっかりと体を支えてくれたおかげで、それほど恐怖はなかった。
先程告げられた「死なすつもりはない」と「信用してほしい」の言葉が鮮明に蘇る。
幼い頃から友人に、紋章術の使い手は例外なく一般人とはかけ離れた存在だ、と聞かされてきた。仕事上で仕方なくじゃなければ知り合いにもなりたくない、とまで言っていたことは今でも記憶に残っている。
だけどこの少年は、少女の想像と似ても似つかない。かけ離れすぎていた。
先入観の妄想があまりにも人外すぎたのかもしれない。……確かに常識外れな部分の方が目立つけれど、安月給に文句を零したり、徹夜明けで疲れていたり、冗談も言うし、何よりも様々な色を見せる表情。
目の前にいる金髪の紋章術の使い手は、自分たちと何も変わらないように思う。
「頼む、風を……っ」
風に掻き消されながらも、微かに聞こえた声。
ミントは慌ててクロノを見る。
手伝ってくれ、と言われたのを思い出した。
彼が言うのはおそらく、彼女自身を何度も助けた不思議な力のことだろう。理由はわからないけれど、確かに何度もミントの窮地を救ってくれた〝それ〟は、駆け抜ける〝風の力〟だ。
彼の言葉に応えるべく、ミントは胸の中で声を掛ける。
――力を、貸して下さい。
握った手から風が漏れた。
足元から吹き上がる風によって、体を襲う重力が消える感覚。
再び感じる体の浮遊。次の瞬間、ひやりと周囲の空気が冷えた気がした。
腕にミントを引っ付けたままのクロノが、空中で踏み込む足に力を込めた。意識せずとも風が二人の行く道を開き、その間を少年は少女を半ば引きずるような形で駆ける。
空を歩いてるんだ、とミントが他人事のように驚いていた瞬間。
頭の奥で声が響く。
『名前を、呼んで……』
「名前……?」
不意に友人の言葉が蘇る。
彼女は、自分たちは生きた魔導具だと言った。もうこの体は自分だけのものではないと。
そう言えば、とミントはずっと昔に教えられた言葉を思い出す。
人智を超えた力、紋章術。
それは、かつて精霊によって人々にもたらされた未知の力の、成れの果て。精霊から与えられた力はいつしか、それを制御する紋様なしでは扱うことすら出来なくなっていた。それはつまり、未知の力の源である精霊もまた、紋章によって制御出来るということでもある。
その記憶が正しいのならば。おそらく、きっと今の声は〝風の力を持つ精霊〟のものなのかもしれない。そして彼が求めている「結社に迫るための手段」なのだろう。またそれは「少女自身を守る術」でもある。
何故精霊がミントを助けてくれるのかは、――まだ思い出せない。
「何? どうしたの?」
クロノの声が聞こえた。
彼の目線は前を見たまま、こちらに向けられることはない。
だけどミントは何も答えられず、ただ首を振ることしか出来なかった。
彼にこのことを伝えるわけにはいかない。これは、彼女自身の問題なのだ。
それに……、とミントの胸中に別の不安が浮かぶ。
もし、少年が精霊を手に入れるために少女に殺意を向けたら?
ありえない話ではない。彼の目的は結社に迫って何かの情報を得ることだ、ミントを助けることではない。それは本人の口から確認している。クロノが、目的のために必要な手段がミントではなく、彼女が持つ精霊なのだと知ったら。少年は少女を躊躇いなく殺すだろう、クロノならきっと迷わない。使い手の住む世界は――彼が生きている世界は、そんな場所だ。
――自分の身を守るために、わたしを助けてくれた人を騙すなんて。
少女の心を覆う、何とも言えない鬱蒼とした気持ち。
その気分を掻き消すかのように、不意に体が空を切る感覚が消えて足が地に触れる。
どうやら無事に宙を渡れたようだ。
良かった、とミントは安堵の息をついた。
着地と同時に彼女の体を支えていた腕が離れる。
ハッと顔を上げた少女の視線の先、クロノは来た道を振り返っていた。彼の深紅の瞳は結社を見ている。追手を警戒しているのかもしれない。
しばらくして、彼はどこか安堵の表情を浮かべてミントに視線を向けた。
風に舞った金糸の髪を、真っ直ぐこちらに向けられるクロノのスカーレット色を、眩しげに見つめながらミントは思う。
きっと彼なら、騙したんじゃなくて言わなかっただけだと平然と言ってのけるのだろうと。
そんな彼女の心中を知らない少年は、あっけらかんと告げる。
「……で。名前だっけ?」
彼の言葉に、ミントの顔が強張る。
まさか精霊のことが気付かれたのかと、少女は続く言葉に不安を隠せないでいた。
彼女のあからさまな動揺に、彼は気付いているだろう。
けれど少年は、呆れたようにため息を一つ吐いてから、口を開く。
「こっち側では〝黒羽〟って呼ばれてる」
彼はミントが言った名前を勘違いしたようだ。……それが、本当に彼の勘違いなのかはわからないけれど。疑い慣れてない少女の頭はそこまで回らない。
ミントはほっと胸を撫で下ろし、改めて、黒羽と呼ばれる金髪の使い手を見上げる。
「えっと……。それじゃあ、何て呼べば……?」
「そうだよな、うん、そうなるよな」
一般人相手に暗号を教えても意味ないよな、と彼は呆れたように言葉を続ける。
わかってて言ったのだろうか、だとしたらやっぱり変な人だ。
くすりと小さく笑みを零すミント。いつの間にかに、疑心暗鬼になりそうだった気持ちはどこかに消えていた。
少女が警戒を解いたのを確認してから、彼は言い捨てるように続ける。
「俺はクロノ」
クロノ。告げられたその名前を、口の中で何度も呟く。
彼の名前を聞いた時に一瞬だけ風がざわめいた気がした。
ビルの屋上に吹く冷風に目を細めて、彼女は言葉を返す。
「わたしはミントです」
少しだけ、ほんの少しだけクロノの目付きが柔らかくなった……気がした。
彼の口が小さく開き、何かを告げようとする。
そして、まるでその瞬間を狙っていたかのように、屋上のドアが乱暴に開いた。
「――やっぱり、ここに来ていたようね」
耳に届いたのは、どこかで聞き覚えのある声。
ミントが振り返るよりも先に、クロノが彼女を庇うように前に出た。
先程告げられた「死なすつもりはない」と「信用してほしい」の言葉が鮮明に蘇る。
幼い頃から友人に、紋章術の使い手は例外なく一般人とはかけ離れた存在だ、と聞かされてきた。仕事上で仕方なくじゃなければ知り合いにもなりたくない、とまで言っていたことは今でも記憶に残っている。
だけどこの少年は、少女の想像と似ても似つかない。かけ離れすぎていた。
先入観の妄想があまりにも人外すぎたのかもしれない。……確かに常識外れな部分の方が目立つけれど、安月給に文句を零したり、徹夜明けで疲れていたり、冗談も言うし、何よりも様々な色を見せる表情。
目の前にいる金髪の紋章術の使い手は、自分たちと何も変わらないように思う。
「頼む、風を……っ」
風に掻き消されながらも、微かに聞こえた声。
ミントは慌ててクロノを見る。
手伝ってくれ、と言われたのを思い出した。
彼が言うのはおそらく、彼女自身を何度も助けた不思議な力のことだろう。理由はわからないけれど、確かに何度もミントの窮地を救ってくれた〝それ〟は、駆け抜ける〝風の力〟だ。
彼の言葉に応えるべく、ミントは胸の中で声を掛ける。
――力を、貸して下さい。
握った手から風が漏れた。
足元から吹き上がる風によって、体を襲う重力が消える感覚。
再び感じる体の浮遊。次の瞬間、ひやりと周囲の空気が冷えた気がした。
腕にミントを引っ付けたままのクロノが、空中で踏み込む足に力を込めた。意識せずとも風が二人の行く道を開き、その間を少年は少女を半ば引きずるような形で駆ける。
空を歩いてるんだ、とミントが他人事のように驚いていた瞬間。
頭の奥で声が響く。
『名前を、呼んで……』
「名前……?」
不意に友人の言葉が蘇る。
彼女は、自分たちは生きた魔導具だと言った。もうこの体は自分だけのものではないと。
そう言えば、とミントはずっと昔に教えられた言葉を思い出す。
人智を超えた力、紋章術。
それは、かつて精霊によって人々にもたらされた未知の力の、成れの果て。精霊から与えられた力はいつしか、それを制御する紋様なしでは扱うことすら出来なくなっていた。それはつまり、未知の力の源である精霊もまた、紋章によって制御出来るということでもある。
その記憶が正しいのならば。おそらく、きっと今の声は〝風の力を持つ精霊〟のものなのかもしれない。そして彼が求めている「結社に迫るための手段」なのだろう。またそれは「少女自身を守る術」でもある。
何故精霊がミントを助けてくれるのかは、――まだ思い出せない。
「何? どうしたの?」
クロノの声が聞こえた。
彼の目線は前を見たまま、こちらに向けられることはない。
だけどミントは何も答えられず、ただ首を振ることしか出来なかった。
彼にこのことを伝えるわけにはいかない。これは、彼女自身の問題なのだ。
それに……、とミントの胸中に別の不安が浮かぶ。
もし、少年が精霊を手に入れるために少女に殺意を向けたら?
ありえない話ではない。彼の目的は結社に迫って何かの情報を得ることだ、ミントを助けることではない。それは本人の口から確認している。クロノが、目的のために必要な手段がミントではなく、彼女が持つ精霊なのだと知ったら。少年は少女を躊躇いなく殺すだろう、クロノならきっと迷わない。使い手の住む世界は――彼が生きている世界は、そんな場所だ。
――自分の身を守るために、わたしを助けてくれた人を騙すなんて。
少女の心を覆う、何とも言えない鬱蒼とした気持ち。
その気分を掻き消すかのように、不意に体が空を切る感覚が消えて足が地に触れる。
どうやら無事に宙を渡れたようだ。
良かった、とミントは安堵の息をついた。
着地と同時に彼女の体を支えていた腕が離れる。
ハッと顔を上げた少女の視線の先、クロノは来た道を振り返っていた。彼の深紅の瞳は結社を見ている。追手を警戒しているのかもしれない。
しばらくして、彼はどこか安堵の表情を浮かべてミントに視線を向けた。
風に舞った金糸の髪を、真っ直ぐこちらに向けられるクロノのスカーレット色を、眩しげに見つめながらミントは思う。
きっと彼なら、騙したんじゃなくて言わなかっただけだと平然と言ってのけるのだろうと。
そんな彼女の心中を知らない少年は、あっけらかんと告げる。
「……で。名前だっけ?」
彼の言葉に、ミントの顔が強張る。
まさか精霊のことが気付かれたのかと、少女は続く言葉に不安を隠せないでいた。
彼女のあからさまな動揺に、彼は気付いているだろう。
けれど少年は、呆れたようにため息を一つ吐いてから、口を開く。
「こっち側では〝黒羽〟って呼ばれてる」
彼はミントが言った名前を勘違いしたようだ。……それが、本当に彼の勘違いなのかはわからないけれど。疑い慣れてない少女の頭はそこまで回らない。
ミントはほっと胸を撫で下ろし、改めて、黒羽と呼ばれる金髪の使い手を見上げる。
「えっと……。それじゃあ、何て呼べば……?」
「そうだよな、うん、そうなるよな」
一般人相手に暗号を教えても意味ないよな、と彼は呆れたように言葉を続ける。
わかってて言ったのだろうか、だとしたらやっぱり変な人だ。
くすりと小さく笑みを零すミント。いつの間にかに、疑心暗鬼になりそうだった気持ちはどこかに消えていた。
少女が警戒を解いたのを確認してから、彼は言い捨てるように続ける。
「俺はクロノ」
クロノ。告げられたその名前を、口の中で何度も呟く。
彼の名前を聞いた時に一瞬だけ風がざわめいた気がした。
ビルの屋上に吹く冷風に目を細めて、彼女は言葉を返す。
「わたしはミントです」
少しだけ、ほんの少しだけクロノの目付きが柔らかくなった……気がした。
彼の口が小さく開き、何かを告げようとする。
そして、まるでその瞬間を狙っていたかのように、屋上のドアが乱暴に開いた。
「――やっぱり、ここに来ていたようね」
耳に届いたのは、どこかで聞き覚えのある声。
ミントが振り返るよりも先に、クロノが彼女を庇うように前に出た。
0
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
〖完結〗終着駅のパッセージ
苺迷音
恋愛
分厚い眼鏡と、ひっつめた髪を毛糸帽で覆う女性・カレン。
彼女はとある想いを胸に北へ向かう蒸気機関車に乗っていた。
王都から離れてゆく車窓を眺めながら、カレンは夫と婚姻してから三年という長い時間を振り返る。
その間、夫が帰宅したのは数えるほどだった。
※ご覧いただけましたらとても嬉しいです。よろしくお願いいたします。
さようならの定型文~身勝手なあなたへ
宵森みなと
恋愛
「好きな女がいる。君とは“白い結婚”を——」
――それは、夢にまで見た結婚式の初夜。
額に誓いのキスを受けた“その夜”、彼はそう言った。
涙すら出なかった。
なぜなら私は、その直前に“前世の記憶”を思い出したから。
……よりによって、元・男の人生を。
夫には白い結婚宣言、恋も砕け、初夜で絶望と救済で、目覚めたのは皮肉にも、“現実”と“前世”の自分だった。
「さようなら」
だって、もう誰かに振り回されるなんて嫌。
慰謝料もらって悠々自適なシングルライフ。
別居、自立して、左団扇の人生送ってみせますわ。
だけど元・夫も、従兄も、世間も――私を放ってはくれないみたい?
「……何それ、私の人生、まだ波乱あるの?」
はい、あります。盛りだくさんで。
元・男、今・女。
“白い結婚からの離縁”から始まる、人生劇場ここに開幕。
-----『白い結婚の行方』シリーズ -----
『白い結婚の行方』の物語が始まる、前のお話です。
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる